JPS61101559A - ホトクロミック材料及びホトクロミック被膜 - Google Patents
ホトクロミック材料及びホトクロミック被膜Info
- Publication number
- JPS61101559A JPS61101559A JP22441584A JP22441584A JPS61101559A JP S61101559 A JPS61101559 A JP S61101559A JP 22441584 A JP22441584 A JP 22441584A JP 22441584 A JP22441584 A JP 22441584A JP S61101559 A JPS61101559 A JP S61101559A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photochromic
- film
- spiropyran
- photochromic material
- cases
- Prior art date
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- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、スピロピラン類に属する新規なホトクロミン
ク材料に関する。
ク材料に関する。
従来例の構成とその問題点
ホトクロミック物質とは、光の照射により、色の変化を
伴なう化学構造の変化を可逆的に行ない得る性質(ホト
クロミズム)を有する物質のことである。最近、ホトク
ロミック物質の色変化を情報記憶に用いる試みが行なわ
れている。しかしながら、従来のホトクロミック物質は
、色変化を起こしても、短時間の保存中に退色し元の構
造に戻ってしまうため、情報記憶の目的では実用化がな
されていなかった。
伴なう化学構造の変化を可逆的に行ない得る性質(ホト
クロミズム)を有する物質のことである。最近、ホトク
ロミック物質の色変化を情報記憶に用いる試みが行なわ
れている。しかしながら、従来のホトクロミック物質は
、色変化を起こしても、短時間の保存中に退色し元の構
造に戻ってしまうため、情報記憶の目的では実用化がな
されていなかった。
発明の目的
本発明は、色変化を起こした後も長期保存による退色が
なく、良好な情報記憶媒体の材料となるホトクロミック
材料を提供することを目的とする。
なく、良好な情報記憶媒体の材料となるホトクロミック
材料を提供することを目的とする。
発明の構成
で表わされる。
式中R1,およびR2は−CnH2n+1(n≧1)望
ましくはR1=12=−CH3,R3はCnH2n+1
(n≧10)望ましくは26≧n≧14.xは存在しな
いかあるいは−CnH2nOCO−、−CnH2nCo
o+。
ましくはR1=12=−CH3,R3はCnH2n+1
(n≧10)望ましくは26≧n≧14.xは存在しな
いかあるいは−CnH2nOCO−、−CnH2nCo
o+。
−CHNHCO−、−CH2CONH−又は 2n
−CnH2nQ 、 (n≧0)、望ましくは−CH
20CO−。
20CO−。
−CH2COO−、−CH2COOH−又は−CH2C
OO−。
OO−。
R4はCnH2n+1(n≧1.望ましくはn≧10)
である。
である。
上式で表わされる新規スピロピラン化合物は、色変化後
の退色が著しく少ない良好なホトクロミズムを示し、さ
らにLB膜を構成することにより、一層退色の少ないホ
トクロミック特性を示す。
の退色が著しく少ない良好なホトクロミズムを示し、さ
らにLB膜を構成することにより、一層退色の少ないホ
トクロミック特性を示す。
本発明において最も1要な点はR3およびR4のアルキ
ル基の長さにある。
ル基の長さにある。
スピロピランは一般に異なる波長をもつ2種の光hνと
hν′によって 以 下 余 白 で表わされる開環−閉環反応を行なう。従来のスピロピ
ランの着色体が早く退色するのは、閉環反応が容易に起
こりすぎたためである。この点に着目して、R3および
R4に長鎖アルキル基を導入し閉環反応の立体障害によ
る抑制を図ることにより着色体の安定化を達成した点が
本発明の特徴である。
hν′によって 以 下 余 白 で表わされる開環−閉環反応を行なう。従来のスピロピ
ランの着色体が早く退色するのは、閉環反応が容易に起
こりすぎたためである。この点に着目して、R3および
R4に長鎖アルキル基を導入し閉環反応の立体障害によ
る抑制を図ることにより着色体の安定化を達成した点が
本発明の特徴である。
なお、そのような抑制効果を実用的に十分な程度得るた
めには、R3の炭素数が10以上であることが必要であ
る。
めには、R3の炭素数が10以上であることが必要であ
る。
また、R3およびR4の長さはLB膜を構成する際にも
重要な要素である。LB膜を構成する特性は、R3とR
4それぞれの長さに相関している。
重要な要素である。LB膜を構成する特性は、R3とR
4それぞれの長さに相関している。
発明者らは、R3とR4の長さに検討を加えた結果、R
3は炭素数10以上(望ましくは14〜25)、R4は
炭素数1以上(望ましくは10以上)の物質が良好なL
B膜を構成可能であり、物質自体の安定性とLB膜を構
成したことによる安定化が達成されることを見いだ゛し
た。
3は炭素数10以上(望ましくは14〜25)、R4は
炭素数1以上(望ましくは10以上)の物質が良好なL
B膜を構成可能であり、物質自体の安定性とLB膜を構
成したことによる安定化が達成されることを見いだ゛し
た。
実施例の説明
以下、第1の実施例として表記の化合物の代表的な合成
方法を示す。
方法を示す。
(a) 2、.3 、3−)リメチルインドレニン0
.5モルとヨードオクタデカン(C18H3□I)0.
5モルをクロロホルム中で30時間リフラックスした後
、ジエチルエーテルで洗滌し赤色固体(1−オクタデシ
ル−2,3,3−トリメチルインドレニウムヨーシト)
を得た。
.5モルとヨードオクタデカン(C18H3□I)0.
5モルをクロロホルム中で30時間リフラックスした後
、ジエチルエーテルで洗滌し赤色固体(1−オクタデシ
ル−2,3,3−トリメチルインドレニウムヨーシト)
を得た。
これを濃KOH水溶液で処理した後、ジエチルエーテル
で抽出後乾燥すると、赤色液体(1−オクタデシル−3
,3/−ジメチル−2−メチレンインドリン)を得た。
で抽出後乾燥すると、赤色液体(1−オクタデシル−3
,3/−ジメチル−2−メチレンインドリン)を得た。
(b) s−ニトロサリチルアルデヒド0.6モルを
クロロメチルメチルエーテル12に溶解し、氷冷しなが
ら、粉砕した塩化アルミニウム2.5モルを加え、80
時間のりフラックス後、溶液に氷を加えた。溶けだ氷の
中に茶色の沈澱が析出したのでこれをn−ヘキサン10
2を用いて再結晶したら、針状無色結晶(3−クロロメ
チル−6−二トロサリチルアルデヒド)を得た。
クロロメチルメチルエーテル12に溶解し、氷冷しなが
ら、粉砕した塩化アルミニウム2.5モルを加え、80
時間のりフラックス後、溶液に氷を加えた。溶けだ氷の
中に茶色の沈澱が析出したのでこれをn−ヘキサン10
2を用いて再結晶したら、針状無色結晶(3−クロロメ
チル−6−二トロサリチルアルデヒド)を得た。
(C) (b)で合成した3−クロロメチル−5−ニ
トロサリチルアルデヒド0.1モルと、ステアリン酸銀
(C17)(35C○OAg)0.15%ルを混合し、
トルエン中で40時間リフラックスした後、熱い溶液を
ろ過し、3液を冷却して白色結晶(3−ステアロイロキ
シメチル−6−ニトロサリチルアルデヒド)を得た。
トロサリチルアルデヒド0.1モルと、ステアリン酸銀
(C17)(35C○OAg)0.15%ルを混合し、
トルエン中で40時間リフラックスした後、熱い溶液を
ろ過し、3液を冷却して白色結晶(3−ステアロイロキ
シメチル−6−ニトロサリチルアルデヒド)を得た。
(ψ (、)及び(ロ)で各々合成した1−オクタデシ
ル−3,3’−ジメチル−2−メチレンインドリンおよ
び3−ステアロイロキシメチル−6−ニトロサリチルア
ルデヒドそれぞれO,OSモルずつを、メチルエチルケ
トン中で20時間リフラックスした後、生成物をカラム
(担体シリカゲル。
ル−3,3’−ジメチル−2−メチレンインドリンおよ
び3−ステアロイロキシメチル−6−ニトロサリチルア
ルデヒドそれぞれO,OSモルずつを、メチルエチルケ
トン中で20時間リフラックスした後、生成物をカラム
(担体シリカゲル。
溶媒はCCn4/CHCj!3=10/3)でM製して
本発明の効果を調べるために、下式で表わされる最も代
表的と思われる公知のスピロピラン(SPl) 2種のスピロピランをいずれも1X10mol/2のエ
タノール溶液とし、260〜350 nmの波長をもつ
紫外線を16分照射すると、本発明のものは青色SP1
は赤紫に着色した。この時点の吸光度を規準として、暗
室中に保存し吸光度が半分に減るまでの時間を測定する
と、SPlば5時間、本発明物質は100時間以上であ
った。
本発明の効果を調べるために、下式で表わされる最も代
表的と思われる公知のスピロピラン(SPl) 2種のスピロピランをいずれも1X10mol/2のエ
タノール溶液とし、260〜350 nmの波長をもつ
紫外線を16分照射すると、本発明のものは青色SP1
は赤紫に着色した。この時点の吸光度を規準として、暗
室中に保存し吸光度が半分に減るまでの時間を測定する
と、SPlば5時間、本発明物質は100時間以上であ
った。
次に第2の実施例の説明を行なう。
第1の実施例のスピロピランの5X10−’m o−1
/1ベンゼ/溶液lX10m1を面積800crlの清
浄な水面に滴下した。ぺ/ゼ/溶液は展開して、気水界
面におけるスピロピラ/の単分子膜を形成した。スピロ
ピラン単分子膜の表面圧(π)を測定しながら、撥水性
のパーで水面を掃いて、単分子膜を圧縮した。この操作
における1分子あたりの占有面(A/分子)と表面圧(
dyne/cm )の関係を図に示す。図は本発明のス
ピロピランが良好な単分子膜を形成していることを示唆
している。
/1ベンゼ/溶液lX10m1を面積800crlの清
浄な水面に滴下した。ぺ/ゼ/溶液は展開して、気水界
面におけるスピロピラ/の単分子膜を形成した。スピロ
ピラン単分子膜の表面圧(π)を測定しながら、撥水性
のパーで水面を掃いて、単分子膜を圧縮した。この操作
における1分子あたりの占有面(A/分子)と表面圧(
dyne/cm )の関係を図に示す。図は本発明のス
ピロピランが良好な単分子膜を形成していることを示唆
している。
スピロピラン単分子膜の表面圧を2odyne/6rK
保ちながら表面をトリメチルクロルシランで疎水化した
石英ガラス板を鉛直方向に上下して、水中に浸せきおよ
び引き上げを行なったところ、スピロピラン単分子膜が
気水界面から石英板表面に移動した。この操作を10回
反復することにより、石英板上に表裏針40層の単分子
累積膜が形成された。この単分子累積膜を用いて、第1
の実施例と同様の退色寿命の比較実験を行なったところ
、1000時間以上の長寿命を達成した。また、SPl
を用いて同様な方法で単分子膜の形成を試だが、SPl
は全く単分子膜は形成しなかった。
保ちながら表面をトリメチルクロルシランで疎水化した
石英ガラス板を鉛直方向に上下して、水中に浸せきおよ
び引き上げを行なったところ、スピロピラン単分子膜が
気水界面から石英板表面に移動した。この操作を10回
反復することにより、石英板上に表裏針40層の単分子
累積膜が形成された。この単分子累積膜を用いて、第1
の実施例と同様の退色寿命の比較実験を行なったところ
、1000時間以上の長寿命を達成した。また、SPl
を用いて同様な方法で単分子膜の形成を試だが、SPl
は全く単分子膜は形成しなかった。
発明の効果
本発明によれば退色寿命の著しく長いホトクロミック色
素が実現される。
素が実現される。
【図面の簡単な説明】
図は本発明のホトクロミック材料の一実施例におけるス
ピロピランの表面圧と分子占有面積との関係を示すグラ
フである。
ピロピランの表面圧と分子占有面積との関係を示すグラ
フである。
Claims (2)
- (1)下記一般式で示される化合物からなるホトクロミ
ック材料。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでR_1およびR_2は−C_nH_2_n_+_
1(n≧1)で示されるアルキル基、R_3は−C_n
H_2_n_+_1(n≧10)、Xは存在しないかあ
るいは、−C_nH_2_nOCO−、−C_nH_2
_nCOO−、−C_nH_2_nNHCO−、−C_
nH_2_nCONH−、又は−C_nH_2_nO−
(いずれもn≧0)で示される結合部、R_4はC_n
H_2_n、(n≧1)(なお全てについてnは整数)
を表わす。 - (2)下記一般式で示される化合物からなるホトクロミ
ック材料の単分子累積膜からなるホトクロミック被膜。 ▲数式、化学式、表等があります▼ ここでR_1およびR_2は−C_nH_2_n_+_
1(n≧1)で示されるアルキル基、R_3は−C_n
H_2_n_+_1(n≧10)、Xは存在しないかあ
るいは、−C_nH_2_nOCO−、−C_nH_2
_nCOO−、−C_nH_2_nNHCO−、−C_
nH_2_nCONH−、又は−C_nH_2_nO−
(いずれもn≧0)で示される結合部、R_4はC_n
H_2_n、(n≧1)(なお全てについてnは整数)
を表わす。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22441584A JPS61101559A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | ホトクロミック材料及びホトクロミック被膜 |
EP85113359A EP0179436B1 (en) | 1984-10-25 | 1985-10-22 | Optical recording medium |
DE8585113359T DE3582778D1 (de) | 1984-10-25 | 1985-10-22 | Optisches aufzeichnungsmedium. |
US07/094,032 US4794068A (en) | 1984-10-25 | 1987-08-31 | Optical recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22441584A JPS61101559A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | ホトクロミック材料及びホトクロミック被膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61101559A true JPS61101559A (ja) | 1986-05-20 |
JPH0365840B2 JPH0365840B2 (ja) | 1991-10-15 |
Family
ID=16813413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22441584A Granted JPS61101559A (ja) | 1984-10-25 | 1984-10-25 | ホトクロミック材料及びホトクロミック被膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61101559A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63221192A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-14 | Sony Corp | フオトクロミツクフイルム |
JPH04145191A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フォトクロミック材料および光学記録媒体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759956A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-10 | Sony Corp | Photosensitive composition having photochromism |
-
1984
- 1984-10-25 JP JP22441584A patent/JPS61101559A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5759956A (en) * | 1980-09-29 | 1982-04-10 | Sony Corp | Photosensitive composition having photochromism |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63221192A (ja) * | 1987-03-10 | 1988-09-14 | Sony Corp | フオトクロミツクフイルム |
JPH04145191A (ja) * | 1990-10-05 | 1992-05-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | フォトクロミック材料および光学記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365840B2 (ja) | 1991-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |