JPS6099571A - 液圧式万力装置 - Google Patents

液圧式万力装置

Info

Publication number
JPS6099571A
JPS6099571A JP20663583A JP20663583A JPS6099571A JP S6099571 A JPS6099571 A JP S6099571A JP 20663583 A JP20663583 A JP 20663583A JP 20663583 A JP20663583 A JP 20663583A JP S6099571 A JPS6099571 A JP S6099571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating shaft
spindle
coupling mechanism
transmission
transmission member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20663583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6341711B2 (ja
Inventor
孝男 堀江
大洞 和美
正一 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nabeya Iron and Tool Works Ltd
Nabeya Co Ltd
Original Assignee
Nabeya Iron and Tool Works Ltd
Nabeya Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nabeya Iron and Tool Works Ltd, Nabeya Co Ltd filed Critical Nabeya Iron and Tool Works Ltd
Priority to JP20663583A priority Critical patent/JPS6099571A/ja
Publication of JPS6099571A publication Critical patent/JPS6099571A/ja
Publication of JPS6341711B2 publication Critical patent/JPS6341711B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明ば、固定ジョーと可動ジョーとの間にワーク(
挟持物品)をクランプする万力装置に係り、特に液圧を
介してワークを強固にクランプし得る液圧式万力装置に
関するものである。
従来、一般の万力装置においては、ハンドル操作ニヨっ
てスピンドルを回すと、そのスピンドルと可動ジョーと
の間に設けられたねし機構の作用によって可動ジョーが
固定ジョーに接近移動させられ、以て該可動ジョーと固
定ジョーとの間に所定の物品(ワーク)が挟み込まれる
ように構成されている。
ところで、このクランプされたワークに対して所定の作
業を行うに際して、該ワークに大きな荷重か加わる場合
には、その作業内容に応じて、ワークに対するクランプ
力を大きくする必要が生ずる。而して、スピンドルと可
動ショーとの間に設けられたねじ機構を介してワークを
綿め伺けるようにした上記従来の装置においては、ソー
ク締付けのために大きな操作力を必要とし、その締伺作
業が重労働となっているのである。しかも、この装置で
は、ワークが充分なりランプ力(綿イ・]力)のちとに
クランプされたか、どうかを確認することが出来ないた
めに、クランプ力が不足したまま作業が行なわてしまう
場合が生しる。そして、その場合には、作業中にワーク
が脱落してしまうというトラブルが生じ易く、特にワー
クに精密加工を施しているような場合には、そのような
ワークの脱落によって、ワークが傷ついたり、加工精度
が:■1<なったりする等の問題も惹起されるごとにな
る。
このため、近年、充分なりランプ力を得るために、ワー
クを液圧に基づいてクランプするようにした液圧式の万
力装置が開発されている。ところが、この液圧式の万力
装置は、加えられた操作力を液圧の作用に基づいて倍力
する倍力機構を用いているため、大きなりランプ力は得
られるものの、可動ジョーの移動ストロークを充分に大
きくとることが困難になると言う問題を生じる。
また、かかる液圧式の万力装置は、ポンプ等、外部の液
圧源にて所定の液圧を発生せしめ、そしてこの液圧をボ
ース等の配管を通じて装置内部へと導くようにされてい
るため、必然的にコストアンプを招くことば勿論、それ
らの配管が作業の邪魔となって、作業性が悪化せしめら
れ、また配管接続部が多いことから、それら接続部で液
漏れを生じて、クランプ力が急激に低下し、これによっ
てワークを装置から脱落させてしまう恐れも有していた
のである。
本発明は、このような事情を背景として為されたもので
あり、その目的とするとごろは、大きなりランプ力を発
生させ得ること、及び可動ジョーの移動ストロークを大
き(とり得ることという相反する二つの要請を同時に充
足し、且つ作業性が良好で、液漏れを生じ難い、安価な
液圧式万力装置を提供することにある。
そして、この目的を達成するために、本発明に係る液圧
式万力装置は、(a)+iij記スピシスピンドルさせ
若しくは平行移動させるための回転(榮作力が加えられ
る回転軸と、(b)前記スピンドルに対して相対回転不
能に且つ軸方向への移動がi’4J能な状態で、該スピ
ンドルと前記回転軸との間に設けられた連結機構と、(
C)該連結1ハ;構と前記回転軸との間に設けられたね
し機構と、(d)該ねじ機構とは別に該連結機構と該回
転軸との間に設けられ、該回転軸の回転力を該連結機構
に伝達すると共に、該連結機構の回転負荷が所定の大き
さとなっ゛(からは回転力の伝達を遮断するクラ・7チ
手段と、Ce)前記連結機構性しくはこれと一体に軸方
向に移動する部材に密閉状態に形成された液圧室と、該
液圧室に臨む加圧面を有し、前記クラッチ手段の回転力
遮断作用によって前記回転軸が前記ねし機構の作用によ
って前記連結機構に対して相対的に前進させられる時、
該回転軸と共に移動し゛ζ前記加圧面を前記液圧室の側
に前進させる第一ピストンと、該液圧室に臨み、前記加
圧面より面積の大きい受圧面を有して該受圧面に作用す
る液圧に基づいて前記スピンドルを作用方向に押し出す
第二ピストンとを備えた液圧式倍力機構とを含むことを
特徴とするものである。
このような万力装置においては、固定ジョーと可動ジョ
ーとが、それらの間に配置されたワークを挾み込むに至
っていない時、つまりスピンドル及び連結機構の回転負
荷が小さい時には、クラッチ手段が回転軸の回転力を連
結機構に伝えるために、その連結機構に相対回転不能に
連結されたスピンドルが回転軸と共に回転させられる。
したがって、可動ジョーは、この可動ジョーとスピンド
ルとの間に設けられたねじ機構の作用によって前進移動
させられ、固定ジョーとの間に上記ワークを挟め込む。
可動ジョーが、固定ジョーとの間にワークを挟め込むに
至ると、スピンドル及び連結機構に回転負荷がかかるが
、この回転負荷が一定の大きさになると、クラッチ手段
が、回転軸から連結機構への回転力の伝達を遮断する。
回転力の伝達が遮断されると回転軸は、以後独立して回
転させられ、この回転軸と連結機構との間に設けられた
ねじ機構の作用で、連結機構に対して相対的に前進移動
させられる。回転軸が前進移動さ・Uられると、第一ピ
ストンが共に前進させられて、11ν圧室゛の液圧を増
大させ、その液圧室に臨む第二ピストンを前進移動させ
る。第二ピストンの受圧面の面積は第一ピストンの加圧
面の面積よりも大きくされているから、その液圧室の液
圧を介して力の伝達がなされる際に倍力作用が光111
)され、したがって第二ピストンは強い力でスピンドル
を、さらに可動ジョーを前進方向に押し出す。このため
、可動ジョーと固定ジョーとの間には強いクランプ力が
発生させられるのである。
このように、上記装置においては、可動ジョーがワーク
をクランプする位置に至るまでは、回転軸に加えられる
操作力が、クラッチ手段及び連結機構を介して、そのま
まスピンドルに伝達される一方、可動ジョーがワークを
クランプする位置に至ってからは、回転軸に加えられる
操作力は、液圧式倍力機構を介してスピンドルに伝達さ
れる。
なお、操作力が倍力機構を介してスピンドルに伝達され
る段階では、可動ジョーはすでに固定ジョーとの間にワ
ークをクランプしているため、可動ジョーが僅かに前進
させられるだけで大きなりランプ力が発生せしめられる
。即ぢこの段階での可動ジョーの移動ストロークはごく
僅がですむのである。このように、かかる装置において
は、可動ジョーにおける全移動ストロークの大部分にお
いて、回転軸に加えられる操作力は、待に倍力されるこ
となくそのままスピンドルに伝達され、大きなりランプ
力が必要となったとごろで、初めて、操作力が倍力機構
を介してスピンドルに伝達されるのである。このため、
上記装置は、可動ジョーの移動ストロークを太き(とる
ことも、大きなりランプ力を発生させることもできるの
である。
しかも、かかる装置においCは、クラッチ手段及び連結
機構を経由する力の伝達経路と、液圧式倍力機構を経由
する伝達経路との切換えが、連結部材に作用する回転負
荷に基づいて自動的に為されるようになっているため、
ハンドルを掛は換えたり、所定の切換機構を設のでおい
てその切換機構を操作したりする等の面倒な作業番、1
、−切必要としないのである。
また、上記装置は、その他、液圧導入のための配管を必
要としないために、これら配管が障害となって作業がし
難くなったり、配管接続部からの液漏れが生してクラン
プ力不足を来したりすることがない等、従来の装置にお
いて生じていた不具合は、悉<解消されるに至ったので
ある。
このような、本発明の特徴をより一層明確にするため、
以下、その実施例を図面に基づいて詳しく説明する。
まず、第F図において、10ば、長手形状を有する本体
で、その上側に、固定ジョー■2と可動ジョー14とが
配設されている。そして、かかる固定ジョー12は、ボ
ルト16によって本体10に固定され、また可動ジョー
14ば、移動ブロック18によって、第1図において左
右方向に移動させられるようになっている。可動ジョー
14の内部には、凹所20が形成されていて、この凹所
20内に移動ブロック18の一部が突入させられている
。その突入させられた一部は、後端が可動ジョー14の
雌ねじ孔にねじ込まれたビン22に当接せしめられる一
方、前部に設けられたボール部24が、凹所20の傾斜
壁部26に形成された半球状の大円に収められている。
そして、これにより、可動ジョー14が固定ジョー12
との間においてワークを挟持して締め付ける時、かかる
可動ジ=1−14の傾斜壁部26に対して、下方への押
圧力を作用せしめ、以て可動ジョー14が本体10から
浮き上がらないようにされているのである。
また、移動ブロック18の下側部分には、これを縦方向
に貫通ずる雌ねじ孔28が形成されており、この雌ねじ
孔28に、軸方向に移動可能に設Ljられたスピンドル
30が嵌め込まれている。スピンドル30は、その大径
部32に形成された雄ねじ部において、雌ねじ孔28に
螺合されており、このスピンドル30の回転によって、
移動ブロック18と可動ジョー14とが前進、後退させ
られるようになっている。
スピンドル30の後方(第1図、第2図中右方)には、
スピンドル30を回転操作し或いは軸方向にスライド操
作するための回転軸34が配置されており、この回転軸
34とスピンドル30とを、第一円筒部材36、第二円
筒部+、13B、スリーブ40及びロックリング42な
どで構成される連結機構44にて連結している。
第一円筒部材36は底部46を有し、その底部46の両
側が円筒部48.50とされて、その一方の円筒部48
が、本体10の軸受部51に形成された嵌合孔に回転可
能に嵌合されている。円筒部48の端部には、軸方向に
突出する係合用の突出部52が形成されており、この突
出部52が、スピンドル30の後端の大径部54に形成
された係合溝56に係合させられている。すなわち、第
−円筒部月36は、スピンドル30と一体回転する状態
で且つ軸方向に相対移動し得る状態で、スピン下ル30
に連結されているのである。なお、第一円筒部材36か
ら軸方向に離間したスピンドル30は、スピンドル大径
部54のばね室58の内部に収容された皿ばね60によ
って、原位置、つまり第一円筒部材36の端面に当接す
る位置に戻される。皿ばね60は、一端がばね室58の
底面に、また他端が第一円筒部材36にねじ込まれたボ
ルト62の頭部裏面に当接させられており、スピンドル
30を後退方向(図中右方向)に4=J勢している。
第一円筒部材36の他方の円筒部50は、外周側に雄ね
じ部が、また内周側に雌ねし部が形成されており、この
雌ねじ部に第二円筒部+A38の小径のねじ部64が螺
合され、またこの小径ねじ部64に、回り止め部材とし
てのロックリング42が螺合されている。ロックリング
42ば、その軸方向の各一端がそれぞれ第一円筒部+J
36及び第二円筒部材38に当接させられて、それらを
互いに反対方向に押圧しており、これによって、第−円
筒部月36と第二円筒部材38との間の相対回転を阻止
している。
一方、円筒部50の外側の雄ねじ部にはスリーブ40が
螺合されており、このスリーブ40は、第一円筒部材3
6に形成された大径のフランジ部65と共に、本体10
の軸受部51を前後両側から挟め込んでおり、以て第一
円筒部4:(’ 36の軸方向へ−の移動を阻止してい
る。なお、(iG、68は、スラストワッシャである。
第二円筒部材38の後方側の端部と前記回転軸34との
間には、伝達部材70が配設されており、回転軸34に
加えられた操作力が、この伝達部材70を介して第二円
筒部4L38へと伝達されるようになっている。伝達部
材70ば、第一円筒部438に嵌合される小径の嵌合部
72と、大径の係合部74とを有する円筒形状の部材で
、その内周面が、回転軸34に、軸方向及び円周方向に
相対移動出来る状態で嵌合されている。係合部74は、
第5図および第6図に示されるように、軸方向に延びる
係合溝76を有しており、この係合溝76の前方側(図
中左側)の一部が、第5図に示されるように、第二円筒
部材38の後端部に形成された突出部78(第3図、第
4図参照)に係合させられ、これによって伝達部材70
と第一円筒部438とが一体的に回転させられるように
なっている。保合溝76と突出部78との係合は、伝達
部材70が図中右方に移動させられることによって外さ
れるが、伝達部材70は、コイルスプリング80によっ
て図中左方へと付勢されており、従って通常は係合溝7
6と突出部78とは係合した状態となっている。コイル
スプリング80は、その一端が第二円筒部材38に突設
されたボルト820頭部裏面に、また他端が伝達部vJ
70に当接さゼられ、伝達部材70が図中右方に移動さ
−1られたとき弾性変形させられる。
一方、伝達部材70の嵌合部72の1ji僅+j1部に
は、切欠部(カム部)84が形成されており、このカム
部84内部Qこ、回転軸34に設り−られた断面円形の
ピン86が嵌り込んでいる。カム部84は、その一部が
、ピン86の回転りL跡に交叉するカム面88とされて
おり、ピン86が回転させられる時、伝達部)rA70
が後方(図中右方)へ押されるようになっている。すな
わち、カム面88は、ピン86の回転方向前進側に進む
につれて、ピン86の回転tilt跡に接近するような
面として形成されているのである。
伝達部jrA70を介して回転軸34に連結された第二
−円筒部月38の後端部には、その連結部を覆うカバー
90が配設されている。カバー90ば、第2図、第7図
及び第8図に示されるように、台底円筒形状のf:15
材て、開口側が第二回iI?j部+A33(に嵌合され
、第二円筒部側38に形成された溝と、この溝に嵌り込
むベアリング兼用のボール92とによって、第二円筒部
材38から離脱するのが防止されている。カバー90は
、第二円筒部材38に対して相対回転することが可能で
あり、外周部に回転操作力を加えるための操作部94が
設りられている。このカバー90には、ばね96によっ
て(」勢されたボール98を一部突入させるための係合
孔100が設けられている。係合孔100及びボール9
8は、カバー90を回転操作した時の節度感を与えるた
めのものである。一方、カバー90の底部には、前記伝
達部材70の保合溝76に入り込むロック用の突起10
2が複数個設りられている。突起102は、伝達部材7
0の後退移動を許容したり、禁止したりするためのもの
で、突起102が係合/yj76と同じ位相角度に位置
する時、伝達部材70の後退移動が許容され、また異な
った位相角度に位置する時、伝達部材70の後退移動が
禁止される。突起102が係合溝76と同じ位相角度に
位置する時には、突起102が係合溝76に入り込むこ
とによって、伝達部材70の後退移動を許容し、異なっ
た位相角度に位置する時には、伝達部材70の後端面に
当接して、その後退を阻止するのである。突起102の
位置は、カバー90を回転1榮作することによって調整
することが出来る。
1);J副回転φ+I+34の前進(]11庁;!1部
は1.j;)じ部104とされて、このねじ部104が
、第二円筒部月38の内周側のねし部39に螺合される
と共に、後退側の端部が断面六角形状の操作部106と
され、ここに六角穴をOjnえたハンドルをJJレノる
ごとによって、回転軸134を回転1榮作し得るように
なっCいる。なお、非クランプ時における回転軸34の
、カバー90から突き出した部分には、回転軸34の前
進量を測るための円環aloaが一定間隔で設Gノられ
ている。
回−転軸34のねじ部104には、軸方向に延びる断面
円形の穴110が形成され、この穴110に、棒状を為
す小径の第一ピストン112が突入させられている。第
一ピストン112は、1111記第−円筒部平436の
底部46によって支持されると共に、その後1+i4が
、スラストワッシャ114を介して穴110の底部に当
接させられており、回転軸34の前進に伴って前方へと
押し出されるようになっている。
第一ピストン112の前方には、第二ピストン116が
配置されており、これら第一ピストン112、第二ピス
トン116及び第一円筒部+A36の内壁面によって、
油圧室118が形成されている。第二ピストン116の
受圧面120の面積ば、第一ピストン112の加圧面1
22の面積よりも大きくされており、第一ピストン11
2におりる前進力が倍力されて、第二ピストン116に
伝達されるようになっている。第二ピストン116は、
後退側の嵌合部124と中央の胴部126と前進側のね
じ部128とからなっており、嵌合部124において、
第一円筒部14’ 36の内周面に摺動可能に嵌合され
ている。胴部126には皿ばね130が嵌装されており
、第二ピストン116に作用する力は、この皿ばね13
0、更にはその前方に配置されたカラー132を介して
、前記スピンドル30に伝達される。皿ばね132ば、
ねじ部128に螺合されたアジャストナノl−134を
操作することによって一定量の予荷重が加えられており
、第二ピストン116に作用する力がこの子(;;J重
よりも大きくなった時に、圧縮方向に弾性変形させられ
る。
なお、嵌合部124には、第一ピストン112を突入さ
せるための凹所136が形成されている。
また、第2図において、138は、エア抜き孔を寒くた
めのプラグであり、140.l/12は、シール用のO
−リングである。
次に、このような構成の万力装置の作動を説明する。ま
ず、固定ジョー■2と可動ジー+−14との間に、挟持
されるべき所定のワークを!r’l:き、回転軸34の
後端操作部106にハンドル144 (第1′図参!(
(りを掛けて、これを回転さ−Uる。回転軸34の回転
力は、ピン86及び力12部84を介して伝達部材70
へと伝達され、史には第二円筒部材38、第−円筒部月
36等からなる連結[34構44、スピンドル30へと
伝達されて、スピンドル30が回転軸34と同じ方向に
回転させられる。
スピンドル30が回市云さ−U゛られると、スピンドル
30と移動ブロック18との間に設けられたねし機構の
送り作用で、回転軸14が第1図中左方に1jij進移
動さ・lられて、固定ジョー■2との間にワークを挟み
込む。
可動ジョー14が、固定ジョー12との間にワークを挟
み込むと、スピンドル30、更には連結機構44、伝達
部材70の回転負荷が大きくなり、そしてこれが一定の
大きさに達すると、前記カム部84において伝達部材7
0を後退方+irx に押す力が、コイルスプリング8
0の付勢力に打ち勝つに至り、伝達部材70が後方へと
移動させられる。
すなわち、第9図に示されるように、ピン86が伝達部
材70の前端面上に乗り上げた状態となるのである。な
お、この時、カバー90の突起102は、非ロツク位置
、つまり伝達部材70の係合溝76と同じ位相角度位置
にあり、伝達部+、!70の後退に伴って保合溝76の
内部に入り込む。ピン86が伝達部材70の前端面に乗
り上げた状態になると、伝達部材70は、最早、回転軸
34に加えられる回転操作力を連結機構44に伝達し得
す、したがって以後は回転軸34のみが独立して回転さ
せられる。すなわち、この伝達部材70、更にはスピン
ドル80、ポルl−82、ピン8G、カム部84等か、
回転力の伝達作用とル1人11ji作用とを為ずクラッ
チ146を構成しCいるのである。
このような状態において、回転軸34に引続き回転操作
力か加えられると、回転軸34は、回転軸34及び第二
円部部+)f38のねし部104.39の送り作月ト(
、連結機構44に対して和;k・l的に前進さ−Uられ
る。これと共に第一ピストン112が前方に押し出され
て、油圧室118の油圧を高め、その油圧を第二ピスト
ン116に作用さ〜已る。
そして、ごの口、5に、前述した倍力作用が行なわれる
のである。油圧の作用を受りた第二ピストン116は、
皿ばね130を介してスピン1−ル30に力を伝達し、
これを前進方向に平行移動させる。
このスピンドル30の前進移動によって、iIJ動シコ
ー14が、固定ジョー12の側に、L/)接近さ−lら
れ、以てワークに対するクランシカを強めるのである。
ワークに対する所定の処理か為された後において、その
ワークに刻するクランプを1つ1°除するには、回転軸
34の操作部に嵌め込んだハンドル144を、前述した
のとは逆方向に回転させれば良い。
その時の作動も、また、前述したのとは逆となる。
すなわち、回転軸34を逆方向に回転さゼると、ねじ部
104.39の作用で回転軸34が後退方向に戻され、
これと共に第一ピストン112が、油圧室118の油圧
によって同じ方向に戻される。
これによって、油圧室118の油圧が弱(なるから、第
二ビスI・ン116及びスピンドル30、更には可動シ
ョー14か、ワークに列するクランプ作用の反力及び皿
ばね60のイ(]勢力によって後退力1iiJ に戻さ
れる。そして、回転軸34上のピン8Gが、伝達部材7
0のカム部84に対応する位置に至ると、ピン86が再
びカム部84に嵌り込め、ここにおいて回転i1i+1
+ 34の回転力か伝達部4A70を介して連結機構4
4に伝達される状態となる。
これによって、回転軸34の回転力はそのままスピンド
ル30へと伝達され、従って以後、可動ジョー14ばス
ピンドル30と移動ブロック18との間に設&Jられた
ねじ機構の作用によって、後退方向へと戻される。なお
、ピン8らかカム部84に嵌り込んだ時点においては、
ワークに対するクランプ力は弱くなっており、従ってス
ピンドル30及び連結機構44の回転負荷も小さくなっ
ているから、回転軸34の回転力は、伝達部170を介
して、それら連結機構44及びスピンドル3゜に円滑に
伝達される。
このように、上記油圧式の万力装置においては、可動ジ
ョー14がワークをクランプする位置に至るまで、すな
わち強いクランプ力を発生させる必要のない範囲におい
ては、回Φr軸34に加えられる回転操作力は、伝達部
月70及び連結機構44を介して、そのままスピンドル
3oに伝えられ、従ってスピンドル30及び可動ジョー
14ば、スピンドル30と移動ブIコック18との間の
ねし機構の作J旧C1前進方向に大きく移動させられる
一方において、大きなりランプ力を光η−さゼる必要が
生した場合には、回転軸34に加えられる操作力は、倍
力機構を介し−で、スピンドル30及び可動ジゴー14
へと伝えられ、ワークが強い力で綿め伺りられるのであ
る。
従って、このような装置においては、可動ジョー14の
移動ストロークを大きくとることも、また強いクランプ
力を発生させることも、共に可能なのであり、しかも回
転軸34に加えられる操作力の伝達経路が自動的に切り
換えられるため、切換えのための機構部を別途設けて、
これを操作したりする必要がなく、何等作業上の面倒も
ないのである。
なお、この装置は、万一油圧室118において油漏れが
生じた場合、或いは大きなりランプ力を発生させる必要
のないような場合において、従来の機械式の万力装置と
同じように、スピンドル30に対する回転操作のみによ
って、ワークをクランプするようにすることも出来る。
そのための操作は、カバー90を一定角度回転させるこ
とによって行なわれる。ずなわぢ、カバー90を回転さ
せて、第10図に示されるように、その底部に形成され
た突起102を、伝徨部材70の後0111面に対面す
る状態としておりば、伝達部+、J’70ば、後退方向
への移動が阻止された状態となるから、回転軸34に加
えられるlff1作力は、常にこの伝達部材70及び連
結機構44を介し゛Cスピン1ル30へと伝えられ、従
って可動ジョー14は、當に、スピンドル30と移動ブ
ワソク18との間に設りられたねし機構の作用によって
のみ、前進させられることとなるのである。
前述の説明から明らかなように、」二記装置における油
圧室118は、密閉された空間に作動油が封入されて形
成されたものであっ゛(、油圧を導入するための配管を
必要としていない。このため、上記装置においては、そ
れらの配で(°部分が邪魔となって、作業がし難くなる
といったことばなく、またそれらの配管の接続部分にお
いて、油漏れを生じるということもない。装置内部にお
りるシール性の確保は比較的容易であるから、上記装置
は、全体として、油漏れを生じつ11(い構造となって
いるのであり、しかも万一油漏れを生した場合において
も、皿ばね130がクランプ力を貯えるアキュムレータ
としての機能を有しているために、油漏れによって、ク
ランプ力が直ぢに低下するごとはないのである。それ故
、作業中にワークが脱落する危険性は著しく少なくなっ
ており、従ってワークの脱落に伴うワークの損傷、或い
はワークに対する加工精度の低下等の不具合を惹起する
こともないのである。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は、
その他の異なった形態で実施することが可能である。
例えば、上記実施例において、回転軸34及び伝達部材
70に設けられたピン86及びカム部84は、これらを
互いに反対の側に設けることも可能であり、またクラッ
チ手段も、連結機構の回転負荷が一定の大きさ以上にな
った時に、回転軸から連結機構への回転力の伝達を遮1
1ji シ得るその他のクラッチ手段で置換するごも可
能なのである。
さらに、液圧室は、上記連結機構の他、これと共に軸方
rijt に移動させられる部材に設番]られていても
良いのである。
その他、−々例示することは省略するが、本発明は、そ
の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づ
き種々なる変形を加えて実施することか可能なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である油圧j、(万力装置を
一部切欠いて示す正面図であり、第2図はその装置にお
ける要部断面図である。第3図及び第4図はそれぞれ第
2図における第二円A11i部制の縦断面図及び側面図
である。第5図及び第6図はそれぞれ第2図における伝
達部材の側面は1及び正面図である。第7図及び第8図
はそれぞれ第2図におりるカバーの縦断面図及び正面図
である。第9図及び第1O図はそれぞれ第1図及び第2
図に示す装置の異なった作動状態を示ず要部1IJi而
図である。 10:本体 12:固定シミI− ■4:可動ショー 28:雌ねじ孔 30;スピンドル 32:大径部 34:回転軸 39:ねじ部 44:連結機構 52:突出部 56:係合溝 64:ねじ部 70:伝達部斗A 76;係合溝 78:突出部 80:、:?イルスプリング84:カム
部 86:ピン 88:カム面 90;カバー(ロック部材)102:突
起 112:第一ピストン 116:第二ピストン 118:油圧室 120:受圧面 122:加圧面 130:皿ばね 146:クラッチ 出願人 株式会社ナヘヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 固定ジョーと、該固定ジョーに対して接近、離
    隔可能な可動ジョーと、該可動ジョーに係合して該可動
    ジョーを移動させるスピンドルとをイjし、該可動ジョ
    ーと前記固定ジコーとの間に所定の物品をクランプする
    ようにした万力装置において、 1iif記スピンドルを回転させ若しくは平行移動させ
    るための回転操作力が加えられる回転軸と、前記スピン
    ドルに対して相対回転不能且つ軸方向への移動が可能な
    状態で、該スピンドルと1):J配回転軸との間に設け
    られた連結機構と、該連結機構と前記回転軸との間に設
    けられたねし機構と、 該ねし機構とは別に該連結機構と該回転軸との間に設り
    られ、該回転軸の回転力を該連結機構に伝達すると共に
    、該連結機構の回転負荷が所定の大きさとなってからは
    回転力の伝達を遮断するクラッチ手段と、 前記連結機構若しくはこれと一体に軸方向に移動する部
    材に密閉状態に形成された液圧室と、該液圧室に臨む加
    圧面を有し、前記クラッチ手段の回転力遮断作用によっ
    て前記回転軸が前記ねし機構の作用によって前記連結機
    構に対して相対的に前進させられるとき、該回転軸と共
    に移動して前記加圧面を前記液圧室の側に前進させる第
    一ピストンと、該液圧室に臨み、前記加圧面より面積の
    大きい受圧面を有して該受圧面に作用する液圧に基づい
    て前記スピンドルを作用方向に押し出す第二ピストンと
    を備えた液圧式倍力機構とを、 含むことを特徴とする液圧式万力装置。
  2. (2)前記クラッチ手段が、前記回転軸に対して相対回
    転可能に且つ軸方向に相対移りj可能な状態で該回転軸
    に嵌合され、且つ前記連結機構に対向する側に該連結機
    構に対して相対回転不能に保合する係合部を備えた伝達
    部月と、該伝達部月を前記係合部が前記連結機構に係合
    する側にイ1勢する係合ばね部材と、前記回転軸と伝達
    部材との間に設けられたカム機構とをイ4し、且つ該カ
    ム機構は前記伝達部材の回転負イii工が小さい時には
    前記回転軸の回転力を該伝達部材にそのまま伝達する一
    方、該回転負荷が一定の大きさとなったときにカム作用
    で該伝達部材を前記係合ばね部材の付勢力に抗して軸方
    向に後退移動させることにより前記回転軸から前記伝達
    部材への回転力の伝達を遮断するものである特許請求−
    の範囲第1項記載の液圧式万力装置。
  3. (3)前記カム機構が、前記回転軸に設けられ、該回転
    軸の半径方向外側に突出するピンと、前記伝達部Hに設
    りられ、該ピンの回転軌跡に交叉するカム面とを有し、
    且つ該カム面が該ピンの回転に伴って前記伝達部材を後
    退方向に押し出す向きに形成されている特許請求の範囲
    第2項記載の液圧式万力装置。
  4. (4)前記クラッチ手段が、前記伝達部材の後退方向へ
    の移動を阻止する作用位置と、後退方向への移動を許容
    する非作用位置との間で移動可能に設けられたロック部
    祠を含んている特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れ
    かに記載の液圧式万力装置。
  5. (5)前記第二ピストンと前記スピンドルとの間に伝達
    ばね部材が配置されており、該第二ピストンに作用する
    前記液圧室の液圧が該伝達ばね部材を介して前記スピン
    ドルに伝達されるようになっている特許請求の範囲第1
    項乃至第4項の何れかに記載の液圧式万力装置。
JP20663583A 1983-11-02 1983-11-02 液圧式万力装置 Granted JPS6099571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20663583A JPS6099571A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 液圧式万力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20663583A JPS6099571A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 液圧式万力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6099571A true JPS6099571A (ja) 1985-06-03
JPS6341711B2 JPS6341711B2 (ja) 1988-08-18

Family

ID=16526625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20663583A Granted JPS6099571A (ja) 1983-11-02 1983-11-02 液圧式万力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6099571A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62203770A (ja) * 1986-03-03 1987-09-08 株式会社 ナベヤ 縦型万力装置
JPS62251083A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 株式会社 ナベヤ 電動・液圧併用型万力装置
JPS62172563U (ja) * 1986-04-21 1987-11-02
JPS62255072A (ja) * 1986-04-28 1987-11-06 株式会社 ナベヤ 万力装置
JPS62178069U (ja) * 1986-04-28 1987-11-12
JP2005103646A (ja) * 2003-08-12 2005-04-21 Nabeya Iron & Tool Works Ltd 液圧式バイス

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62203770A (ja) * 1986-03-03 1987-09-08 株式会社 ナベヤ 縦型万力装置
JPH046504B2 (ja) * 1986-03-03 1992-02-06 Nabeya Iron & Tool Works
JPS62172563U (ja) * 1986-04-21 1987-11-02
JPS62251083A (ja) * 1986-04-24 1987-10-31 株式会社 ナベヤ 電動・液圧併用型万力装置
JPS62255072A (ja) * 1986-04-28 1987-11-06 株式会社 ナベヤ 万力装置
JPS62178069U (ja) * 1986-04-28 1987-11-12
JP2005103646A (ja) * 2003-08-12 2005-04-21 Nabeya Iron & Tool Works Ltd 液圧式バイス
JP4493303B2 (ja) * 2003-08-12 2010-06-30 株式会社ナベヤ 液圧式バイス

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6341711B2 (ja) 1988-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4708548A (en) Releasable coupling
JPH09174314A (ja) 流体用ロータリジョイントを一体化したチャック
JP2009090422A (ja) 工作機械における回転割出し装置
CA2043874A1 (en) Keyless chuck
GB1579917A (en) Machine tool with a rotatable spindle and a tool holder
US4313252A (en) Arrangement for automatically changing clamping jaws of the chuck of a machine tool
JPS6099571A (ja) 液圧式万力装置
US4094521A (en) Collet chuck
US3069181A (en) Chuck
JPS6043243B2 (ja) 流体作動チヤツク
JP2003145326A (ja) フローティングチャック構造
JPH02218505A (ja) バイト基部ホールダの皿ばね加圧式チヤツク棒のチヤツクを解除する方法と装置
JP3011903B2 (ja) 機械的な増力器を有する締め付け装置
US4852428A (en) Indexing device
JPS5915762B2 (ja) 機力式中空チヤツク
JPH0116598B2 (ja)
JPH0347963B2 (ja)
JP2002219657A (ja) バイス
WO2020249551A1 (en) Clamping device for tool holder
JPS63260707A (ja) 工作機用自動ケレ−装置
JPH0351042Y2 (ja)
JPS6023921B2 (ja) チヤツク
JPS5930628A (ja) クランプ装置
JP2537811Y2 (ja) クランプ装置
JPH0536609Y2 (ja)