JPS608982B2 - 板ガラスを急冷強化する装置 - Google Patents

板ガラスを急冷強化する装置

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JPS608982B2
JPS608982B2 JP52084590A JP8459077A JPS608982B2 JP S608982 B2 JPS608982 B2 JP S608982B2 JP 52084590 A JP52084590 A JP 52084590A JP 8459077 A JP8459077 A JP 8459077A JP S608982 B2 JPS608982 B2 JP S608982B2
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JP
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elongated
glass
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module
pressure chamber
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JP52084590A
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ジヨ−ジ・ベンジヤミン・シ−ルズ
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PPG Industries Inc
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PPG Industries Inc
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Publication date
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  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は板ガラスの急冷強化に、かつ更に明細には、送
られる板ガラスがガス床上に支えられて同板ガラスの主
表面が固体部材と接触しないようになっている炉のすぐ
下流の冷却操作個所へ板ガラスを送って通しつつ急冷す
る際の高温板ガラスを冷却することに係る。
この冷却にはガラスの板またはリボンに対して熱交換関
係にかつ(または)支持関係にガスを供給するための装
置が必要である。支持装置はたとえガラスが変形温度に
された時でも、板ガラスの主表面に損傷またはその他で
制御不可能な変形を生じさせることなしに、ガラスを板
またはリボンの形で取扱かうのに特に適合する。原製品
とは異なる特性及び用途を有する最終製品を形成するの
に、曲げ、急冷、焼戻しまたは被覆する製造方法及びこ
うした方法の組合せによってガラスを製造する際に必要
なのは、板ガラスの主表面または輪郭が固体部材と接触
して生ずる変形応力によって変えられる温度よりも高い
温度に板ガラスを加熱することである。
ガラスを強化することが所望される場合に、更に必要な
のは板ガラスをこうした変形温度からガラスの焼戻し範
囲よりも低い温度に急冷することである。こうした強化
の有効性は板ガラスの表面から熱の除去される速度を板
ガラスの厚さの中心に較べて増すことによって改善され
る。既述の方法を包含する効率の高い板ガラス製造には
処理を受ける板ガラスが熱いうちに送られることが必要
である。
板ガラスを高い温度に於いて送ることが必要であれば、
処理を受ける板ガラスの主表面は同ガラスが高い温度に
ある間に同ガラスの主表面が支持兼送り装置と物理的に
接触するために望ましくなく変形または損傷されること
になる。板ガラスは高い温度に於いて固体部材と同ガラ
スの主表面が物理的に接触するために変形しかつ損傷す
る欠点を克服するのにガス床上に支えられている。板ガ
ラスは水平に対して小さい角度に傾けられて支えられか
つ回転駆動円板の外周と同ガラスの下方辺緑の係合させ
られることによって送られてこれらのガス床へ通される
。ガラスの表面を急冷する試みには、送られる板ガラス
の上下両王表面よりも上及び下に配置されたモジュール
の対向両列間のすき間を通る板ガラスの運動方向に直角
な横方向に板ガラスの寸法全体に亘つて不均等な圧力分
布状態にして常温ガスを送るための前記モジュールの開
発が含まれている。
不均等速度で冷却されれば、時にはQ線と呼ばれる光学
的不均等性を生じさせる不均等な応力分布状態が発生さ
せられることになる。Q線の出現を最低限にするための
一方法は送られる板ガラスの幅全体に亘つて連続して延
びている狭い、好ましくは1ミリメートルよりも狭い細
長いスロットを通して空気を吹付けることとされている
気付かれるのは狭いスロットの全長に沿って均等な幅を
維持するのが困難なことであり、在来の方法は狭いスロ
ットの壁を分離するのにかつスロットの幅の均等性を維
持するのに薄い網を使用していた。網の存在はスロット
を通る空気の自由な流れを妨げ、かつそれ故に、ガラス
表面への途中に狭いスロットを通って流れるガス流がガ
ラス表面に衝突するために熱伝導率を制限した。在来モ
ジュールを中空にすること及び熱交換率を放射によって
高めるのに、中空にされたモジュール内の中空通路へ通
して熱交換液体を流すことが必要になった。この解決策
は液体供給装置を取扱かう問題を惹き起した。ガラスが
急冷されなければならない時には、板ガラスの運動方向
に直角な横方向に板ガラスの幅全体に亘つて不均等な圧
力分布状態の発生するのを避けるのに、吹付けられて衝
突する空気の如き冷却煤質をガス床の中央部分から容易
に放出させるための大きい逸出面積が設けられなければ
ならない。
このような圧力分布状態はガラスの中心の方へ増しかつ
ガラスに2種の準安定状態、即ち一方の状態は同状態に
於いて板ガラスの中央が上方へ弓形になる状態と他方の
状態は同状態に於いて板ガラスの中央が下方へ弓形にな
る状態とのうちの一方の状態を生じさせる。ガラスがガ
ス支え上に支えられた時に、ガス床の厚さは、既に存在
するガス床と進入して来るガス流が混合するのではなく
てガラスの表面に同ガス流のできるだけ有効に衝突する
のを可能ならしめるのに、できるだけ薄く維持される。
従って、ガラスが既述された準安定状態のために弓形に
なる時には、ガラスを十分に強化する応力分布をガラス
の厚さ全体に亘つて生じさせるだけ十分に急速にガラス
を冷却するのに必要なガス状冷却媒質を供給するモジュ
ールの上下両列間にはガラスの送られるのに十分な余裕
がなく、従ってガラスは少くとも部分的に急冷強化され
る。ガスを除去するための細長いスロットと圧力ガスを
供給するための薄く細長いスロットを相互に挿間させて
具えた装置では、支持表面のうちの細長いスロットによ
って占められる部分が実質的に10%を超えないように
するのが有利であると考えられていた。
幅全体に亘つて延びている細長いスロットはガラスに準
安定状態を生じさせる状態を克服する傾向を持っている
けれども、10%よりも実質的に大きくないように全ス
ロット面積を制限すれば、冷却用に供給されるガスが移
動する板ガラスと熱交換することのできる率は、スロッ
ト及びガラスの表面との間を通る流量が冷却煤質の除去
用に設けられた制限された面積によって必然的に制限さ
れなければならないので制限されることになる。板ガラ
スの焼戻し範囲を超えて同ガラスを加熱し、かつ次いで
同ガラスの内部がまだ熱いうちに同ガラスの表面を同ガ
ラスのひずみ温度よりも低い温度に急冷しかつ板ガラス
全体が同ガラスのひずみ温度よりも低い温度に冷却する
まで急冷を続けることによって急冷強化されれば、板ガ
ラスには引張応力を受けた内部を包囲して圧縮応力の表
皮ができることになる。
このように応力が分布されれば、板ガラスは急冷強化さ
れない板ガラスよりも遥かに強くされ、従って急冷強化
されたガラスが物体をふくつつけられた時に粉砕するお
それは急冷強化されないガラスよりも少し、。更にまた
、いまいまではないが外力が急冷強化されたガラスを破
断せしめるだけ十分に大きい時に、急冷強化されたガラ
スは比較的滑らかな破面にされ比較的小さい多数の破片
になって砕けて、こうした破片は急冷強化されないガラ
スの破断した結果として緑が比較的ぎざぎざになってい
る比較的大きい破片よりも危険が遥かに少し、。次に在
来方法を説明すれば、ミューニア (meunier)氏等の米国特許第3,607,19
8号には、剛固な表面と接触せずに空気圧によって支え
られた板ガラス及び同様なりボンを、同板の運動通路に
沿って静動両ガス圧力城の交互に作られることによって
動かすための方法及び装置が記載されている。
各上記圧力域は実質的に板ガラスの幅全体に及んでいる
。相平行しかつIJボンの幅全体に百つて実質的に連続
して延びている多数の第1スロット、及び多数の第1ス
ロットを通して供給された空気を排出するための多数の
排出スロットを通して常温空気が圧力下に供給される。
1対の加圧スロットが各順次両排出スロット間に配置さ
れている。
対の加圧スロット間の距離は各加圧スロットとそれに隣
接する排出スロットとの間の距離よりも大である。これ
らのスロットによって占められる面積は支持床の板ガラ
スに面する全表面の10%よりも実質的に大きくはない
。加圧スロットは幅が好ましくは0.4ミリメートルと
0.7ミリメートルとの間にあって1ミリメートルより
も大きい必要が無く、かつ排出スロットは幅が1.5ミ
リメートルと2ミリメートルとの間にある。ミューニア
氏等の前掲特許は板ガラスを焼戻すように設計されてい
る。従って、たとえ支持ガスが炉内へ多少逆流しても、
焼戻し処理を妨げるほど、またはガラスの急冷強化され
る場合にそうであるようにガラスを破断せしめるほど広
範囲には及ばない。この特許には、同特許の装置がガラ
スを急冷強化するのにも暁戻すのにも使用されることが
できと記載されているけれども、それには空気冷却を放
射冷却によって補うのに、中空通路がスロットを設けら
れたモジュールハウジングにかつ同中空通路を流れ通‐
る液体が必要である。
ミューニア氏等の装置では孔の割合の小さいことがガス
送風のみを使用することによる急冷強化に同装置を実用
不可能にする。ガス供給装置を補うのに水供給装置を必
要とすることはミューニァ氏等の装置を使用するのに不
便にする。ミューニア氏等の装置では排出されたガスが
再循環させられる。このように再循環させられればガス
が再循環中に冷却されるのではなければ、板ガラスを冷
却するのに供給されるガスの効率は低下する。更にまた
、30センチメートル程度またはもっと広い幅を有する
板ガラスを処理する際に、困難なのは対向する板ガラス
の表面に面してスロットの設けられた壁を有するモジュ
ールを補強することなしに、均等な幅の中断されない連
続したスロットを板ガラスの幅全体に亘つて維持するこ
とである。
補強は、もしもミューニア氏等の装置に於ける如く金網
の形をしているならば、スロットを通るガスの流れの連
続性及び均等性を壊す。もしも補強がモジュールの壁を
スロットの設けられた壁の下で相互に連結する剛固な部
材であるならば、それらの部材はスロットの設けられた
壁にあるスロットに近づけられて、それらの音B材がガ
スの流れの連続性及び均等性を中断する均等な幅を確保
するようにされなければならない。ガスの流れの如何な
る実質的不均等性でもガラスにQ線を生じさせるのに十
分な程度の不均等冷却を、特に炉の出口に近接して設置
されたモジュールから与える。モジュール構造のスロッ
トに補強または保隔線がなければ、細長いスロットは、
たとえ冷却煤質の均等な流れが補強によって中断されな
い場合にでも、不均等な幅になって、冷却煤質の供給を
不均等ならしめる。
それ故に、板ガラス熱処理技術はミューニア氏等の特許
によって提供されるのとは異りかつそれに勝る改良を表
わす処理方法を必要にした。ピーピージーインダストリ
イズインコーポレーテッドのベルギー国特許第787,
88ぴ号‘こは、相距てられた列のモジュールを有して
板ガラスを急冷強化するための方法及び装置が記載され
ており、前記モジュールのガラスに面する壁には曲線通
路内に冷却煤質の流れを移動するようにさせる一連の平
行弓形羽根が設けられて、その結果、炉から出る板ガラ
スの移動方向にかつ同ガラスの運動通路の下流方向に比
較的大きい分運動を有するガス流がもたらされて、上記
運動通路に於いてガス流が板ガラスに衝突するようにな
っている。
冷却流体の流れを下流に向ける主目的は上流方向へ冷却
ガスが流れて炉の出口部分へはいるのを避けるにある。
上流へ流れて炉の出口部分へはいる冷却ガスの如何なる
流れでも炉の出口部分を冷却しかつ板ガラスが急冷強化
に十分な熱を出すのを阻みかつ板ガラスを不均等な温度
にして炉から出さしめるおそれもある。その結果として
、不十分に加熱された板ガラスは炉の出口の下流に於い
て冷却ガスの流れに曝された時に割れる傾向を持つこと
になる。モシュールの相隣接する両列間のすき間の有効
排出面積を調節する装置が設けられている。
異なる有効排出面積が異なる板ガラス厚さに対して最も
有利である。上記ベルギー国特許の急冷強化装置は板ガ
ラスの主表面の方へ流れる冷却ガスの流れの方向をそれ
ぞれの表面に垂直な方向からそれぞれの表面に対して斜
めの方向まで次第に変える弓形羽根を各々に設けられた
正方形モジュールから成っている。
冷却煤質に対する運動通路が弓形に鱈曲していれば、冷
却媒質の流れにある程度の乱流が生ずることがある。層
流はガラスの表面を急冷する際に乱流よりも有効である
。モジュールは処理される板ガラスの厚さに応じて6.
35ミリメートル(1/4インチ)から19.05ミリ
メートル(3/4インチ)までの範囲の間隔に相距てら
れて幅25.4ミリメートル(1インチ)の列にして配
置されている。この特許は隣接両羽根間に形成されるス
ロットの幅に就いては触れていない。然し、図面は各ス
ロットが実質的な幅を有していることを示しているよう
に見える。このような幅のスロットを通して所与の容積
率で供給されるガス流はもっと薄いスロットを通して供
給されるガス流よりも低い速度を有している。従って、
隣接両弓形羽根間の広い弓形スロットへ常温流体を通す
ことによる冷却はある程度改良されなければならない。
フランス国特許第2,024,397号には、冷却操作
個所を通るガラスの移動通路を画定している平面に対し
て斜めに、ガラスの移動通路に垂直な線に沿って延びて
いるスロットに次いで斜めに配置されたスロットを通る
かまたは対向するガラス表面の方へ急袷煤質を向けるモ
ジュール列を通るかの何れかの方向に急冷煤質を通すた
めの斜め通路を具えてスロットのあるノズルのシートを
有する板ガラス急冷装置が記載されている。
板ガラスが冷却操作個所を通るのに従って、急冷煤質が
同板ガラスの相反する両王表面に衝突してから、板ガラ
スの平面に平行なかつ板ガラスの移動通路に直角な横方
向に急冷煤質を除去するための通路が設けられている。
急袷煤質を除去するための通路はそれぞれのガラス表面
の付近から急袷嫌質の自由に除去されるのを抑制する限
られた開□を有している。これらの限られた通路の存在
すること及び板ガラスの移動通路に平行な送風の分運動
に垂直な方向に急冷煤質の送風を転向させなければなら
ないことは前記フランス国特許の装置を、急冷煤質が板
ガラスの表面を冷却し終ってから同表面から急袷煤質を
除去するのに所望されるよりも有効でなくする。板ガラ
スは各板ガラスの辺緑と係合するローラ円板、または板
ガラスの支えられた主表面と係合するローラによって送
られ、かつ急冷媒質を除去するための排出通路に対する
境界にもなる。ワイルド(wMe)氏の米国特許第3,
395,943号には、板ガラスの表面の下にガス支え
を維持するのにガスの流れを使用すること及び露出ごれ
た外周へ向けられ板ガラスの横方向に力を発揮すること
のできる補助ガス流が記載されている。
これらの補助ガス流のうちの一部は板ガラスを前進させ
るのに後辺緑へ向けられかつその他のガス流は板ガラス
の側方位置を維持するのに横方向に向けられる。イギリ
ス国特許第773,469餅こは、急冷操作個所を通る
運搬中、やっとこによってつかまれている板ガラスを急
冷するための装置が記載されている。
常温急冷煤質が斜めスロットを通して供給され、前記ス
ロットは空気送風を炉の出口から斜めに板ガラスの移動
方向の下流へ向ける。前記スロットは対向する板ガラス
の表面に衝突して、板ガラスがばたつきかつノズルを通
して板ガラスの表面に当てるための空気を供給する対向
送風ヘッドに衝突する傾向を総べて減らす下向き分運動
を空気送風に与えるように配向されている。以上に列挙
された特許全部があるにもかかわらず、在来方法によっ
て得られることができるのよりも勝れた光学的性質と併
せて高いテンパ−値を有する薄い板ガラスを製造するこ
とが依然として必要であった。
本発明はこうした所望される結果を得るのに、選択され
た在来方法の特徴の新たな組合せを提供する。次に本発
明の概要が説明される。
本発明は下記特徴の少くとも二三を新規に組合せて有す
るガラス急冷強化装置を提供する。
その装置は長手方向に相距てられた多数のモジュールを
有する細長い床を炉の出口のすぐ下流に有しており、前
記モジュールには重要な冷却力を具えるのに十分なかつ
板ガラスの主表面に垂直な分運動のほかに、炉から遠ざ
かる分運動と、同時に、板ガラスを摩擦駆動によって推
進して冷却操作個所へ通す多数の回転駆動円板に板ガラ
スの辺緑を押付けるのに板ガラスの運動通路に直角な横
方向の他の分連動とを有する急冷煤質の薄くて短い層流
を出すように傾けられた薄いスロットが設けられている
。ガス供給床の面積の少くとも20%はガス状急冷蝶質
が移動している板ガラスに衝突し終ってから同煤質をで
きるだけ効率的に除去するように十分な排出通路をモジ
ュール間に設けるのに同床の幅全体に亘つて開放されて
いる。供給される急冷流体の流れの通る個々のスロット
形通路は少くとも約0.2ミリメートル(0.010イ
ンチ)の、かつ0.8ミリメートル(1′32インチ)
を超えないほぼ均等な幅を有し、かっこの流れ供給通路
の合計面積は床の面積の約6%を超えない。本発明の特
定実施例に於いて、モジュールは炉の出口のすぐ下流の
モジュールが板ガラスの主表面に垂直な方向に対して比
較的大きい角度に傾けられて壁の厚さに貫通する薄いス
ロットを設けられたそれぞれの有孔壁を有するように、
かつ更に下流に配置されたモジュールが板ガラスの表面
に垂直な平面に対して更に小さい角度に傾けられて壁の
厚さに貫通する薄いスロットを設けられたそれぞれの有
孔壁を有するように配置されている。
従って、急冷煤質は層流にされて向けられて、同層流の
力の比較的小さい割合が、炉の出口では比較的高温のガ
ラスがひずみを最も受け易いがその出口付近で加熱軟化
されたガラスの表面に垂直に向けられる分力に与えられ
ると同時に前記層流の力の比較的大きい割合が炉の出口
から下流方向に離れる板ガラスの運動方向の分力に与え
られる。それにもかかわらず、板ガラスの主表面に垂直
に加えられる分力はガス状急冷煤質の流れを横ぎつて移
動する板ガラスの主表面を著るしく冷却するのに十分で
ある。少し傾けられたスロットを有し炉の出口の更に下
流に配置されたモジュールを通して供給される急袷煤質
は板ガラスの移動方向に更に小さい分力を与えると同時
に冷却操作個所に於いてガラスの表面が同表面に衝突す
る一層強い送風に耐えるだけ十分に冷却によって硬化さ
れる帯城にあるガラスの表面に更に大きい分力を与える
。中間程度に傾けられた送風はガラスに垂直に加えられ
る送風よりも炉の出口付近で加えられる煩斜送風の下流
流れに弱い抵抗を与える。この配置はガラスの冷却速度
を高めつつ炉の出口から送風を除去する助けになる。冷
却操作個所に於いて板ガラスの表面が更に硬くなる下流
帯域に於いて、ガラス急袷モジュールはモジュールの長
手方向に延びておりかつガラスの表面に垂直に向けられ
たスロットを設けられても構わない。
急冷媒質がガラスの表面に垂直な方向に衝突すれば、傾
斜方向に衝突するよりも大きい熱交換率をガス状急冷煤
質の与えられた流量に対して与える。然し、急冷煤質が
上流へ流れて炉へはいる結果を来たしかつガラスの表面
に垂直な高率の衝突と、板ガラスの表面に垂直に向けら
れる分力の大きさを少し犠牲にしてこの問題を避ける傾
斜方向の流れとの間に折衷案が作られる。本発明の他の
特徴は、ガラスに面する有孔壁に額斜貫通する薄いスロ
ットをモジュールの長さに沿って設けて、モジュールの
有孔壁を支えている両壁を相互に連結する補強の必要、
またはスロット内にあってスロットの均等な幅を維持す
る助けになる絹の必要を避けるようにすることである。
このような補強は急冷煤質の流れパターンを板ガラスの
主表面までの途中で中断し、かつもしも同流れパターン
が局部的に中断されなかったとしたら得られることにな
る冷却パターンの均等性を破壊する。そのほかに、傾斜
スロットはモジュールの壁が急冷煤質の自由な流れを中
断する内部補強または絹を必要とせずにスロットの均等
な幅を維持するだけ十分に剛固であるように限られた長
さを有している。薄いスロットを使用すれば、板ガラス
の主表面に於いて急冷煤質の与えられた流量を使用して
高い熱伝達係数を促進する一連の高速空気噴射が可能に
なる。
傾斜スロットはモジュールの有孔壁に対して、各モジュ
ールの隣接両スロットが細長い床の長さに沿って相互に
一部重複するように配置される。従って、板ガラスの移
動通路に直角な横方向の各板ガラス増分は同増分が前記
通路の前記モジュールの各々と整合する部分を穣ぎるに
従って、傾斜スロットを通して与えられる多数の傾斜送
風をさえぎる。この配置はスロットの幅の均等性を確保
するための費用が長いスロットよりも大きいから急冷煤
質の自由な流れを妨げる装置を必要とせずに横方向増分
から横方向増分まで実質的に均等な冷却を与える。ガラ
スの移動通路に沿ってスロットが一部重複していれば、
ガラスの表面はQ線の発現を最低限にするだけ十分均等
に冷却されることになる。本発明の特定実施例に於いて
、各モジュールは同モジュールの関連圧力室に取付けら
れまたは取外されるのを容易にされる装置を設けられて
いる。
異なる厚さ及び(または)幅の板ガラスを処理するため
に異なるモジュール配置が必要なことがある。生産時間
の損失を最低限にしてモジュール形態を便宜に変えるの
が本発明の重要な特徴である。本発明の特定実施例に於
いて、圧力室は群にして配置されて、各群が共通圧力室
と蓮適している。
ガス状急冷煤質を圧力下に各共通圧力室へ供給する装置
が、各共通圧力室に対する供給装置内に配置されて圧力
を制御するための装置と併せて設けられて、各共通圧力
室に加えられるガス状急冷煤質の圧力がその他の各共通
圧力室に対する圧力と無関係に制御されることができる
ようになっている。細長い室の形をした二三の個別圧力
室が各共通圧力室から板ガラス急冷装置の冷却操作個所
を横ぎって張出している。共通圧力室の総べてが装置の
片側に配置されて、装置の反対側へ必要な時に操作員の
近づくのを可能ならしめるようになっている。冷却操作
個所に於いて板ガラス表面が硬くなった位置を越えた帯
域に配置される下流側共通圧力室には通過するガラスに
面するモジュールではなくてノズル形閉口を有する細長
い圧力室が設けられても構わない。
ノズル形開〇にはモジュールにあるスロットよりも遥か
に広い閉口を有する細長いスロット形開□またはモジュ
ールのスロットの幅よりも遥かに大きい直径を有する丸
い開□または何れかの形の広い開□の組合せが包含され
ても構わない。急冷煤質が細長い圧力室の片側から冷却
操作個所の長さに直角な横方向に圧力下に供給されるか
ら、板ガラスの対向表面に個々のモジュールを通して供
給されるガス状急袷嫌質に対して所望される圧力パター
ンを与える二三の特徴が含まれる。
これらの特徴には、細長い圧力室の断面がそれぞれの共
通圧力室から遠ざかる方向に減るように、細長い圧力室
の各々に同室の取付けられるモジュールの有孔壁と反対
側に傾斜壁を設けること、及び(または)細長い圧力室
の各々に同室の長さの異なる部分へ供給されるガス状急
冷煤質の比を変える少くとも1枚の誓曲そらせ板を設け
ること、及び(または)少くともあるモジュールの有孔
壁の方へ向かうガス状急冷媒質の運動通路内に多孔質部
村を設けて、同多孔質部材が関連モジュールの有孔壁の
長さに沿って急冷煤質の所望される流れパターンを与え
るように構成配置されることが含まれる。本発明は本発
明の例示実施例の説明を参照すれば一層よく理解される
ことになる。
例示実施例は急冷強化させるだけ十分急速に高温板ガラ
スを冷却するのに空気の如きガス状急冷媒質を使用する
急冷強化装置に関するけれども、理解されるのは本発明
の目的に対して“ガス状”なる用語が蒸気、ガスの混合
体、ガスと蒸気の混合体、昇華可能材料及びガスと昇華
可能材料の混合物を包含することである。実際には、本
発明と併用されるのに適当な急冷媒質は急冷媒質に必要
な冷却効果の少くとも一部を与えることのできる蒸発熱
または昇華熱を出す材料を混合されても構わない。ガラ
スの表面へ向けられた時に同表面と化学的に反応して同
表面を弱くする材料しか急袷煤質として便用されるのに
適当な材料から除外されない。本発明を説明する際に“
強イピなる用語は1965年10月に刊行されたISA
紀要(Transaction)第5巻第4号所載のア
ール・ダブリュー・アンセビン(R.W.Ahsevi
n)氏の論文“ガラスの表面応力の非破壊性測定(Th
e NondestrutiveMeasuremen
tofSumaceStress inGlass)”
に記載されているDSR屈折計によって測定されて少く
とも約340キログラム毎平方メートル(10,000
ポンド毎平方ィンチ)の表面圧縮応力を有する応力状態
を板ガラスに生じさせることを意味するつもりである。
次に例示実施例が説明される。
添付図面を参照すれば、本発明を探り入れている装置の
例示実施例はジョージ・ダブリュー・・ッソン(戊or
geW.Misson)氏に認可された米国特許第3,
300,29び号‘こ記載されている型式のガス炉床式
炉10を有している。
こうしたガス炉床式炉には、剛固な物体と接触したら板
ガラスの主表面が損傷されることになる温度よりも低い
温度に於いて板ガラスが支持城へ導入される。次いで板
ガラスは支持ガス床12にある孔を通して供給されるガ
スによって主に支えられつつ、変形温度よりも高い温度
に加熱され、かつ同板ガラスは炉を去った後に、ガス支
えから取出される前に変形温度よりも低い温度に冷却さ
れる。板ガラスがこのように処理される時に、熱は支持
ガス床を通る高温ガスによって供給されるのが適例であ
り、かつ炉10の中の加熱器によって供給される放射熱
によって補われる。上記加熱器は通例では放射電熱器で
あるけれども、ガス加熱器が採用されても構わない。板
ガラスは、急冷強化に十分な温度に加熱されてから、十
分速やかに冷却されて強化されるのが通例である。典型
的なガス炉床操作に従って支持ガス床12は、同床の上
面が水平に対して(15度よりも小さい)斜角、適例で
は約5度に傾けられて同床の長さに直角な横方向に延び
ているように、床12を支える鉛直方向調節可能ジャッ
キ(図示せず)上に支えられ、かつ板ガラスは水平に対
してこのように預けられた関係にされて支持ガス床12
のガス支え上に支えられつつ、異なる駆動軸15上に各
々装架された複数の回転する均等直径駆動円板14と接
触して摩擦によって駆動されるそれぞれの下辺緑を有し
ている。
駆動軸15は、駆動円板14が板ガラスの移動方向に平
行に延びている共通接線を有するように、ガス床12の
長手方向寸法に平行な線に沿って整合させられている。
ガス炉床式炉10の先は冷却操作個所16であり、そこ
の片側には板ガラスを推進してガス炉床式炉10へ通す
駆動円板と整合させられて回転する補助駆動円板14が
配置されている。この冷却操作個所には、一連の細長い
下方圧力室20と直接に対向して長手方向に相距てられ
た対応する複数の細長い上方圧力室18があって、前者
は第3図に示されている配向されて床12の続きを形成
するように床12と整合させられて配置されている。圧
力室18及び2川ま、不均等な高さを有しかつ冷却操作
個所16の長さに直角な横方向に相互に平行に延びてい
る狭くて細長い指の形をしている。高い方の端は冷却操
作個所の回転駆動円板14によって占められている側と
は反対の側に配置されかつそれぞれの上方及び下方共通
圧力室22及び24にそれぞれ合体している。上方共通
圧力室22の各々は一連の可孫な上方供給導管26を介
して送風機装置(図示せず)へ蓮適している。下方共通
圧力室24は可操な下方供給導管28を介して送風機装
置(図示せず)へ蓮通されている。適当な圧力制御が供
給導管26及び28の途中の調節可能弁(図示せず)に
よって与えられる。図示装置は5個ずつの相対向する上
方共通圧力室22及び下方共通圧力室24を有している
各共通圧力室は2条の可操な供給導管を通して、加圧さ
れた空気を供給される。第1の上方及び下方両共通圧力
室がそれぞれ個別に制御されかつ約25個ずつの細長い
圧力室と運通している2帯域ずつに再分されていること
を除けば、各共通圧力室には約5の固ずつの細長い上方
圧力室及び下方圧力室がある。然し、的確な数は装置の
設計に応じて変えられることができる。細長い上方圧力
室18及び細長い下方圧力室20の各々はモジュール3
2及び34にそれぞれ取付けられている(第3図)。
各モジュールは同モジュールの取付けられたモジュール
に面する開放側を有しかつ両端を閉じられている。各上
方モジュール32は有孔下方壁36を有しかつ各で方モ
ジュール34は有孔上方壁38を有し、従って圧力下に
供給されたガスが有孔壁36及び38の厚さに貫通する
狭いスロットへ通されるようになっている。上流側モジ
ュールのこれらスロットは、常温空気が細長い圧力室1
8及び20へ圧力下に供給された時に、炉10の出口か
ら遠ざかるガラス板に対する運動の下流方向の分力を常
温ガスに与えるように傾けられている。そのほかに、こ
れらのスロットは板ガラスを運動通路に直角な下方へ押
してそれぞれの下辺緑を各板ガラスの質量のみによって
与えられることになるよりも少し強く駆動円板14の内
側共通接線と摩擦係合させるのに分力が与えられるよう
な角度に斜めに有孔壁36及び38を貫通している。こ
の特徴を具えるのに、各モジュールの有孔壁に対するス
ロットは冷却操作個所16の第1部分では、上方圧力室
18と下方圧力室20との間を移動する板ガラスの相反
する両面に面するそれぞれのモジュールのスロットを設
けられた壁に懐けられて貫通し、従って、下方モジュー
ル34の有孔上方壁38がそれぞれの上面を第5A図に
示されている如く斜めに横ぎつて配置ごれた狭く細長い
スロットを設けられるようになっている。この斜めに横
ぎる角度は板ガラスの移動軸線に対して20乃至70度
にされることができる。然し、第5A図は移動通路に対
して45度に傾けられたスロットを示している。上方モ
ジュール32の有孔下方壁36は下方モジュール34の
有孔壁38に貫通する斜めのスロットの鏡像になるよう
に傾けられたスロットを設けられたそれぞれの下面を有
している。壁36及び38にあるこのように斜めにされ
た表面スロットは板ガラスの移動通路に直角な横方向の
分運動を与え、この分運動は冷却操作個所16を通る板
ガラスの均等な運動を確実にすることに就いて板ガラス
と回転する駆動円板14との間に十分な摩擦力を確保す
る。第4A図、第4B図、第4C図第6図及び第7図は
如何にしてスロットが第1帯城に沿う種々の位置に於い
て板ガラスの移動通路の方向にモジュールの有孔壁の厚
さを通って斜めに向けられるかを示している。
炉の出口に近いスロットは常温急冷煤質が上流に炉10
へ流入する機会を最低限にするのに前方へ最大角度に傾
けられて延びている。中間位置に於いて、スロットはも
っと小さい角度に傾けられて延びており、また第1帯域
の下流側位置に於いてかつ第2帯城全体に亘ってスロッ
トはガラスの主表面に垂直に壁の厚さに貫通している。
猿斜がこのように組合わされれば、急冷煤質が上流へ流
れて炉を冷やす機会を少くすることと最4・表面ひずみ
に調和する非常に効率の高いガラス表面冷却とが組合わ
されることができる。下方モジュール34の有孔壁38
の上面は炉10の中のガス床12の上面と整合させられ
ている。従って、板ガラスは近似的に同じ傾斜平面内に
炉10及び冷却操作個所16を通る運動可能に支えられ
てそれぞれの主下面が高温炉内の高温ガスのガス床上に
かつ冷却操作個所16内の常温ガス状急冷媒質、通例で
は加圧された空気の支持床上に支えられている。下方圧
力室20及び下方共通圧力室24は支持構造体40‘こ
対して相対的に鉛直に調節可能である。
上方共通圧力室22及びそれぞれの細長い上方圧力室1
8の各々はピストン装置42を介して支持構造体40‘
こピボット止めされている。ピストン装置42は同装置
の上端を支持構造体40の剛固な上部構造体44に、か
つ下端を片持はりハウジング46にピボット止めされ、
前記ハウジングには関連上方共通圧力室22が取付けら
れている。各片持ばりハウジング46は支持構造体40
によって担持されたピボットロツト48にピボット止め
されている。ピストン装置42は、冷却操作個所16を
検査することまたは同所にある種の手入貝0ち修理を施
すことが必要な時に何時でも、下方圧力室20から上方
圧力室18を分離するのに、冷却操作個所16の長手方
向に延びているそれぞれのピボットロッド48を中心と
して片持はりハウジング46を揺動させるのに有用であ
る。ピボットロッド48は冷却操作個所16の長手方向
に延びている側、即ち可孫上方供給導管26及び可榛下
方供給導管28を有する急冷煤質送出し装置によっても
占められる側に配置される。こうすれば、ピストン装置
が関連上方共通圧力室を同室と対向する下方共通圧力室
からそれぞれ分離するように作動させられた時に、上方
圧力室18と下方圧力室20との間の空間へ近づくのに
十分な空間が操作員に対して残される。処理される板ガ
ラスの厚さ、それぞれの炉を通して送られる速度、及び
ガラスに所望される急冷に係るその他の因子如何によっ
ては異なる構造のモジュール及び異なる配置のモジュー
ル組合せが必要なことがある。
例えば、モジュールの有孔壁にあるスロットの長さ、幅
、相腹てられる距離、及び配向は生産される生産諸部分
の配置状態の変えられるに従って変わらなければならな
いことがある。従って、望ましいのは、細長い各圧力室
に取付けられるモジュールを必要な時に容易に変えるの
を可能にすることである。各モジュールの各端には対応
する細長い圧力室によって担持された対応ラッグ(lu
g)52と合うようになっている端ラッグ50が孔をあ
げられて設けられている。
両ラツグは容易に相互のボルト止めされる。適正に取付
けられた時に各モジュールは、同モジュールの対応する
細長い圧力室へ圧力下に供給されるガス状急冷煤質が対
応するモジュールの有孔壁にある狭いスロットを通して
送出されるように同モジュールへ通されるように対応圧
力室と蓮通して正確に俵合する。両モジュールの有孔壁
は、装置が厚さ2.286ミリメートル(90ミル)の
板ガラスを処理する時に、相対向する紙のモジュールの
有孔壁の対向表面間に高さ3.81ミリメートル(15
0ミル)の間隔を設けるのに相互に離される。
本発明の特定実施例に於いて、モジュールは隣接両モジ
ュール間の間隔を12.7ミリメートル(1/2インチ
)にされて幅が25.4ミリメートル(1インチ)であ
る最初のモジュールは回転する駆動円板14の駆動軸1
5の整合線に平行に冷却操作個所16を通る板ガラスの
移動軸線に対して45度角に向けられたそれぞれのスロ
ットを有している。最初の3対のモジュールはそれぞれ
の有孔壁の厚さを第4A図及び第6図に示されているよ
うに45度角に於いて前方へ通る配向にされている。
次の5対の相対向するモジュールは第5B図に示されて
いるように冷却操作個所16を通過するガラスの軸線に
対して45度角に延びているような配向にされたそれぞ
れのスロットを有している。然し、対向両モジュールの
有孔壁の厚さに貫通するスロットの勾配は板ガラスの対
向表面への垂線に対して小さい角度にされている。第4
B図及び第7図に示されている典型的実施例に於いてこ
の角度は7.5度である。第1帯城の更に下流側、に於
いてかつ板ガラスがそれぞれの表面を冷却によって十分
に硬化されて有している第2帯域全体に亘って、対向両
モジュ−ルの有孔壁にあるス。
ットは板ガラスの移動軸線に垂直に延びていると、かつ
板ガラスの対向主表面に垂直な方向に壁の厚さを通って
延びていると図示されている。冷却操作個所16のこの
位置に於いてモジュールは同モジュールの有孔壁から延
びている両壁を相互に連結してスロットの均等な幅を確
保する内部補強を設けられても構わない。こうした内部
補強の周囲でガスの均等な流れが妨害されることは第5
C図に示されているこれらのモジュールにガラスの到達
する時までにガラスの表面が十分に硬くなっているので
、ガラスの光学特性に重大な悪影響を及ぼさない。以上
に説明された配置にされれば、炉10の出口を去る板ガ
ラスは炉の出口のすぐ下流側で板ガラスの移動方向に比
較的大きい分力を伴なつて向けられる比較的冷たいガス
状急冷媒質を吹付けられることによって冷却され、かっ
この配向角度は板ガラスの移動方向に4・さくされて遂
には第1帯城の下流側部分に配置されたモジュールを通
して放出されるガス状急冷煤質に対して完全に無くされ
る。第2帯城の下流側の補助共通圧力室は比較的大きい
開口を有する管ステムまたはスロット形ノズルの如き在
来構造のノズルの列へ個別に制御された圧力下に空気を
供給する。
これらの補助共通圧力室は、ガラスが第1対の相対向す
る共通圧力室の第1及び第2両帯城を通過するに従って
急冷が達成されるような取捌き温度までガラスを冷却す
るのに設けられている。急冷煤質は細長い圧力質へ冷却
操作個所の片側から供給されるから、細長い圧力室構造
体にはモジュールの有孔壁36及び38にあるス。
ツトへ流入する急冷媒質を等しくする付帯特徴が組入れ
られる。これらの構造特徴には細長い上方圧力室18の
各々の中、及び細長い下方圧力室20の各々の中の適所
に固定された1個またはもっと多数の弓形そらせ板54
が含まれる。弓形そらせ板54はそれぞれのモジュール
に面する表面を中低に鱈曲されている。そのほかに、相
対向する細長い圧力室18及び細長い下方圧力室20の
断面積はそれぞれの細長い圧力室18及び20それぞれ
に対して遠隔斜壁55を設けることによって、それぞれ
の上方及び下方両共通圧力室22及び24とそれぞれ達
適している比較的高い端、及びそれぞれの回転駆動円板
14に隣接している反対端から減っている。遠隔斜壁5
5は細長い圧力室に対するそれぞれのモジュールから関
連共通圧力室に隣接する端に於いて最大距離にされるよ
うな、かつ細長い圧力室の駆動円板14に近い反対端の
方へ次方に減る距離を有するような構造配置にされてい
る。冷却操作個所16の幅全体に亘る急冷媒質の流れ状
態を制御するのに使用される他の特徴には、多孔質部材
60を使用することが含まれる。
多孔質部材6川ま網または多孔板または(第8図に於け
る如く)比較的大きい孔62を共通圧力室に近い一端に
かつ比較的4・さし、孔64を反対端に、または(第9
図に於ける如く)多孔質部材の共通圧力室に近い方の端
部に多くかつ多孔質部材の反対端部に少〈配置された均
等な大きさの孔66を有する多孔費構造のみそ形部村の
形またはその他の如何なる形でも所望される形にされて
構わない。多孔質部材60はモジュール32及び34に
設けられた網受けみそ内に、第4A図、第4B図及び第
4C図に明瞭に示されているようにちようと鉄まる隔遣
されたフラジ68を有して、好ましくはみぞ形を有しか
っぱねのような材料で造られる。従って、細長い上方及
び下方両圧力室18及び20へ供給された空気またはそ
の他の急冷煤質は多孔質部村60の長さに沿う不均等多
孔度による進入ガス状急袷媒質の不均等ろ過と併せて弓
形そうせ板54及び遠隔斜壁55によってそうされて、
所望される如何なる流れ状態の急冷煤質の流れをでも、
冷却操作個所を通過している板ガラスの各表面に与える
。多孔質部村は各個のモジュールへ共通圧力室から供給
されるガス状急冷煤質の流量を他に依存せずに制御する
付帯目的に役立つように使用されても構わない。
こうすれば操作員はガス状急冷媒質の流量を冷却操作個
所16に於いてガス床の長さに沿って調節することがで
きる。必要な個所に、下方モジュール34はくぼまされ
た外部69を有している。
これらのくぼまされた外部6−9は回転する駆動円板1
4に対してすき間を設けて、対向両モジュール間をガラ
ス板の通過する時にガラス板の辺緑に駆動円板の近づく
のを可能ならしめるような構造配置にされている。本発
明の特定実施例に於いて、スロットは約0.51ミリメ
ートル(20ミル)の均等な幅を有しているけれども、
約0.25ミリメートル(10ミル)から約0.8ミリ
メートル(1/32インチ)までの範囲内のスロット幅
は容認可能である。モジュールは両側壁に対して約3.
2ミリメートル(1/8インチ)の、かつ有孔壁に対し
て約4.8ミリメートル(3/16インチ)の壁厚さを
有している。
有孔壁の板ガラスに面する表面に於いて、スロットは相
互に平行であり、かつモジュールの(ガラスの移動軸線
に直角な横方向の)長さに沿って相互から約6.35ミ
リメートル(1/4インチ)距てられている。炉の出口
に近いモジュールは前記軸線に対して斜めに延びている
。冷却操作個所内の更に下流側に於いて、モジュールの
有孔壁は約0.38ミリメートル(15ミル)の幅を各
々有して「モジュールの右孔壁の前記軸線に垂直な長さ
に沿って連続して延びている4条のスロットを有してい
る。上に説明された寸法及び配置は既述された種々のパ
ラメータに左右される限度内である程度改変される。
冷却操作個所内の更に下流側のモジュ−ルのスロットの
数及び配置が図示されている通りの数及び配置と違って
も構わないことも理解される。然し、好ましいのは、下
流側モジュール当りに3乃至5条のスロットを有するこ
とである。典型的配置のスロットはモジュールの有孔壁
の幅全体に亘って相互に等距離に距てられて約0.53
ミリメートル(21ミル)、約5.3ミリメートル(2
1ミル)、約0.38ミリメートル(15ミル)、約0
.53ミリメートル(21ミル)及び約0.53ミリメ
ートル(21ミル)の幅を順次にそれぞれ有する5条の
スロットである。冷却操作個所16の上流側部分にあっ
て斜めに延びているスロットの幅及び間隔も、処理され
る板ガラスの厚さに応じてある程度変えられても構わな
い。要するに、薄い板ガラスに対しては厚い板ガラスに
対するよりも高い冷却速度が必要であり、従って、薄い
板ガラスを急袷するのには厚い板ガラスに対するよりも
薄くて更に近〈距てられた多数のスロットか概して必要
である。下方共通圧力室24と係合して、同室の位置及
び向きを炉10の中の床12と冷却操作個所16の細長
い下方床との整合可能に調節するのにジャッキ70が設
けられている。上方共通圧力室22には、前記上方共通
圧力室22を上げ下げして、上方モジュールの壁36が
下方モジュールの壁38の上方に同壁と平行に距てられ
る鉛直距離を制御するのに調節装置が設けられている。
この距離は処理される板ガラスの厚さに伴なつて変わる
。本発明に準拠する装置の例示実施例に対する典型的な
操作パラメータ及びそれらのパラメータから得られる結
果が次に説明される。同装置には45度に傾けられてモ
ジュールの壁の厚さに貫通するようにされて相対向する
3対のモジュールの列、次いで7.5度に傾けられるよ
うにされて相対向する5対のモジュールの列、及び各々
が幅約0.51ミリメートル(20ミル)の4条のスロ
ットを有して相対向する1方持のモジュールが第1対の
共通圧力室の第1帯城にかつ相対向する25対のモジュ
ールが第2帯域に細長い圧力室から延びて対向4対の補
助共通圧力室と運適している在来の供給管を伴なつて設
けられていた。シャドーグラフ試験が本願の譲受人ピー
ピージーインダスリイズ・インコーポレーテツド(PP
GIndustries,Inc.)に於いて板ガラス
の光学的品質を決定する手段として開発されている。
この試験に際して、スクリーンから7.62メートル(
25フィート)に位置せしめられるバロプチコンプロゼ
クタ(母lopticonprojector)がスク
リーンを照明するのに暗室内に据えられる。試験される
べき板ガラスはプロゼクタとスクリーンとの間に支えら
れかつ正しい向きにされ、かつ同ガラスの位置は照明パ
ターンが得られることのできる最悪の不均等パターンを
有するまで調節される。板ガラスのスクリーンに対する
相対位置は板ガラスのスクリーンに対する相対運動の方
向に左右されてパタ−ンの出現または消滅し始める位置
が決定されるまで前記向きを維持しつつ調節される。概
して、光学的性質は前記位置がスクリーンから大きい距
離にある時に一層良好であると考えられる。米国では標
準がまだ確立されていないけれども、ピーピージーイン
ダストリイズインコーポレーテツドのカナダに於ける子
会社であるカナジアンピッツバーグ インダストリイズ
(CanadianPitPbmglnd聡tries
)に於いては76.2ミリメートル(3インチ)のガラ
ススクリーン間距離が3.2ミリメートル(1/8イン
チ)の公称厚さを有する板ガラスにかつ203.2ミリ
メートル(8インチ)のガラススクリーン間距離が4.
8ミリメートル(3/16インチ)の公称厚さを有する
板ガラスに、シャドーグラフ試験の結果に基いてそれぞ
れ容認可能であると考えられている。シャドーグラフ試
験の結果はパターンが消滅し始める場合のスクリーンか
ら板ガラスまでのインチで表わされた距離に該当するユ
ニットで報告されている。
従って、シャドーグラフ試験の結果、3の値が厚さ3.
2ミリメートル(1/8インチ)のガラスに対する容認
可能な標準であり、かつ8が厚さ4.8ミリメートル(
3/16インチ)のガラスに対する容認可能な標準であ
る。容認可能であるとして表示されたのよりも高い値は
容認可能な試験ユニットを示しているけれども表示され
たのよりも低い値はこうした結果を与える試験ユニット
が普通は容認可能でないことを示している。既述された
例示実施例に従って構成されかつ炉内及び既述されたモ
ジュール配置を使用することによって改変された第1対
の対向共通圧力室を有する冷却操作個所内に標準操作状
態を使用している生産装置上の最近の操業中に、次の結
果が、示された厚さの公称0.9×2メートル(3.4
×76インチ)の透明フロートガラスの手当り次第の板
に対して得られた。
※報告された表面圧縮応力は各板ヵラスヒに均等tて分
布された異なる9帯域に示差応力屈折計を使用して得ら
れた読みの平均である。
ミッソン(Msson)氏の米国特許第3,223,5
0ぴ旨‘こ記載されている型式のいわゆるロゼットモジ
ュールを設けられて冷却操作個所に設置された細長い圧
力室を有する同じ生産線が比較のために、公称厚さ4.
8ミリメートル(3/16インチ)の板ガラスの生産中
に平均値5.67のシャドーグラフ試験の読みを同じパ
ターンサイズの板ガラスに、かつ対応する急冷範囲に示
した。得られた結果は容認可能な光学的性質と高い応力
値との組合せを改変された急冷強化装置に対して示し、
従って本発明の趣旨に従って配置されたモジュールを有
するように改変された装置の効用を実証した。
以上に図示説明された本発明の形態は例示好適実施例及
び同実施例のある種の改変を表わしている。
理解されるのは、様々な改変が本発明の前掲特許請求の
範囲に定義されている如き要旨を離脱することなしに施
されても構わないことである。
【図面の簡単な説明】
本発明の例示実施例の説明の一部を成す添付図面に於い
て同じ参照数字は同じ構成要素を表わしており、添付図
面に於いて第1図は本発明の例示実施例を組入れた板ガ
ラス急冷強化装置の一部の冷却操作個所に特に重点の置
かれた部分長手方向側面図、第2図は前記装置の第1図
に示された部分の部分長手方向断面図、第3図は第2図
の線3−3に沿って、1対の相対向する上下両方の細長
い圧力室及びそれぞれの関連モジュールが前記装置に如
何に配置されるかを示す拡大部分断面図、第4A図、第
4B図及び第4C図は冷却操作個所に沿って種々の位置
に配置された種々の対の隣接モジュールを第2図のそれ
ぞれ線4A−4A,4B−4B及び4C−4Cに沿って
示す部分断面図、第5A図、第5B図及び第5C図はそ
れぞれ第4A図、第4B図及び第4C図に示されている
モジュールの孔をあげられた壁の部分平面図、第6図は
第5A図に示されているモジュールの一部の線6−6に
沿った拡大断面図、第7図は第5B図に示されているモ
ジュ−ノレの一部の線7−7に沿った拡大断面図、そし
て第6図及び第9図は本発明によるモジュール及び細長
い圧力室と共に使用される2種の多孔部材の平面図であ
る。 10……「炉ハ18,20,22,24……「常温ガス
状急冷媒質を供給する装置」、 32,34…・・・「
モジュールハ 36,38…・・・「有孔壁」。 E1G.1 FIG.2 EIく.3 、FISイA Fに40 E1q.4C P‘3。 S^FIQd蔓 IQ.C F・G.S FIG. FiG.8 FIG.9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高温板ガラスの両面へ向けてガス状急冷媒質の冷却
    流を流すことによって前記板ガラスを急冷強化する炉に
    隣接する装置において、細長い上方急冷床及び前記上方
    急冷床とほぼ平行で距てられた関係に同床に面する細長
    い下方急冷床を有すること、各前記急冷床が前記炉に隣
    接する一連のモジユールを有すること、各前記モジユー
    ルには複数のスロツトの貫通している平たい板ガラスに
    面する表面が設けられていること、前記床の長手方向に
    順次に送られて前記モジユールを通過する板ガラスの表
    面にガス状急冷媒質の薄い流れを供給するのに各前記ス
    ロツトが約0.25ミリメートル(1/(100)イン
    チ)と約0.8ミリメートル(1/(32)インチ)と
    の間のほぼ均等な幅を有すること、送られる前記板ガラ
    スの幅全体に亘って前記床の横方向に連続して延びてい
    る排出通路を長手方向に相距てて前記モジユール間に設
    けるのに前記モジユールが相距てられていること、前記
    の細長い急冷床は前記板ガラスを急冷に適当な温度に加
    熱する炉の出口に隣接する上流端から前記出口と距てら
    れた下流端まで延びていること、前記板ガラスを急冷す
    るに足るだけ迅速に前記板ガラスを冷却するのに十分な
    量の前記ガス状急冷媒質を流れさせて前記スロツトに通
    しかつ前記排出通路を通して排出させるだけ十分な量の
    常温ガス状急冷媒質を供給する装置を有すること、前記
    モジユールは前記炉の前記出口のすぐ下流に配置された
    第1対の対向モジユール、及び前記第1対の対向モジユ
    ールの下流に配置された第2対の対向モジユールを有す
    ること、前記第1対の対向モジユールは前記床の長さに
    沿って送られる板ガラスの主表面に垂直な平面に対して
    比較的大きい角度に傾けられて配置されて下流方向に前
    記第1対の対向モジユールの前記の平たくされた有孔壁
    の厚さを斜めに貫通する細長いスロツトを有すること、
    また前記第2対の対向モジユールは前記平面に対して前
    記の比較的大きい角度よりも小さい角度に傾けられて配
    置されて下流方向に前記第2対の対向モジユールの前記
    の平たくされた有孔壁の厚さを斜めに貫通する細長いス
    ロツトを有すること、さらに前記モジユールが前記第2
    対の対向モジユールの下流に配置された第3対の対向モ
    ジユールを有すること、さらにまた前記第3対の対向モ
    ジユールは前記第3対の対向モジユールの前記の平たく
    された有孔壁の厚さに垂直にかつ相互に平行に貫通する
    細長いスロツトを有することを特徴とする板ガラスを急
    冷強化する装置。 2 特許請求の範囲第1項の装置に於いて、常温ガス状
    急冷媒質を供給する前記装置は複数の対向対の共通圧力
    室を有すること、各前記共通圧力室が複数の相距てられ
    た細長い圧力室と連通していること、前記の細長い圧力
    室の各々が前記の細長い急冷床に直角な横方向に延びて
    おりかつ前記モジユールのうちの1個と連通しているこ
    と、及び各前記共通圧力室へ流れる前記の常温ガス状急
    冷媒質の流量をその他の各前記共通圧力室に左右される
    ことなく調整する装置が設けられている板ガラスを急冷
    強化する装置。 3 特許請求の範囲第1項の装置に於いて、常温ガス状
    急冷媒質を供給する前記装置は前記の細長い急冷床の片
    側に沿って配置された複数の対向対の共通圧力室を有す
    ること、各前記共通圧力室が複数の相距てられた細長い
    圧力室と連通していること、前記の細長い圧力室の各々
    が前記の細長い急冷床に直角な横方向に延びておりかつ
    前記モジユールのうちの1個と連通していること、前記
    モジユールが前記の細長い圧力室の長手方向に延びてい
    ること、及び前記共通圧力室から前記モジユールへ流れ
    るガス状急冷媒質の流れの状態を変えて、ガス状急冷媒
    質の所望される状態を前記モジユールの長さに沿って発
    現させるのに、前記の細長い圧力室の各々と関連させら
    れる装置が設けられている板ガラスを急冷強化する装置
    。 4 特許請求の範囲第3項の装置に於いて、急冷媒質の
    流れを変える前記装置は前記の細長い圧力室によって担
    持された円弧形羽根である板ガラスを急冷強化する装置
    。 5 特許請求の範囲第3項の装置に於いて、急冷媒質の
    流れを変える前記装置は前記モジユールの長さに沿って
    変わる多孔度を有しかつ前記モジユールの長さと整合さ
    せられた細長い多孔質部材である板ガラスを急冷強化す
    る装置。 6 特許請求の範囲第5項の装置に於いて、前記多孔質
    部材は多孔にされかつ前記多孔質部材は同部材の前記共
    通圧力室に隣接する部分に於いて最大でありかつ同部分
    から距離の増すに従って粗くなる孔密度を有している板
    ガラスを急冷強化する装置。 7 特許請求の範囲第3項の装置に於いて、急冷媒質の
    流れを変える前記装置は前記の細長い圧力室各々の断面
    積を前記共通圧力室から距離の増すに従って減らす装置
    である板ガラスを急冷強化する装置。 8 特許請求の範囲第7項の装置に於いて、前記の細長
    い圧力室各々の断面積を減らす前記装置は前記の細長い
    圧力室の長さに沿って延びており、かつ同圧力室に取付
    けられた前記モジユールの前記有孔壁の方へ、前記共通
    圧力室から遠ざかる方向に漸近する傾斜壁を有している
    板ガラスを急冷強化する装置。 9 高温ガラス板の相対する両面へ向けてガス状急冷媒
    質の常温を流すことによって前記板ガラスを急冷する装
    置において、細長い上方急冷及び前記上方急冷床と距て
    られた関係に同床に面する細長い下方急冷床を有するこ
    と、各前記急冷床が一連のモジユールを有すること、各
    前記モジユールには前記床の長手方向に順次に送られて
    前記モジユールを通過する板ガラスの表面にガス状急冷
    媒質の薄い流れを供給するための平たくされた有孔壁が
    設けられていること、前記モジユールは前記の送られる
    板ガラスの幅全体に亘って前記床の横方向に連続して延
    びている排出通路を長手方向に相距てて前記モジユール
    間に設けるのに相距てられていること、前記の細長い両
    急冷床は前記板ガラスを急冷するのに適当な上げられた
    温度に加熱するための炉の出口に隣接する上流端から下
    流端まで延びていること、前記板ガラスを急冷強化する
    だけ十分迅速に前記板ガラスを冷却するのに十分な量の
    常温ガス状急冷媒質を流れさせてスロツトへ通しかつ前
    記排出通路を通して排出させるのに十分な量の前記ガス
    状急冷媒質を供給する装置を設けられていること、及び
    前記モジユールは前記炉の前記出口のすぐ下流に配置さ
    れた第1対の対向モジユール、及び前記第1対の対向モ
    ジユールの下流に配置された第2対の対向モジユールを
    有すること、前記第1対の対向モジユールは前記床の長
    さに沿って送られる板ガラスの主表面に垂直な平面に対
    して比較的大きい角度に傾けられて配置され下流方向に
    前記第1対の対向モジユールの前記の平たくされた有孔
    壁の厚さを斜めに貫通する細長いスロツトを有すること
    、また前記第2対の対向モジユールは前記平面に対して
    前記の比較的大きい角度よりも小さい角度に傾けられて
    配置されて下流方向に前記第2対の対向モジユールの前
    記の平たくされた有孔壁の厚さを斜めに貫通する細長い
    スロツトを有すること、さらに前記モジユールが前記第
    2対の対向モジユールの下流に配置された第3対の対向
    モジユールを有しており、この第3対の対向モジユール
    はこの第3対の対向モジユールの前記の平たくされた有
    孔壁の厚さに垂直にかつ相互に平行に貫通する細長いス
    ロツトを有することを特徴とする板ガラスを急冷強化す
    る装置。 10 特許請求の範囲第9項の装置において、常温ガス
    状急冷媒質を供給する前記装置は複数の対向対の共通圧
    力室を有し、各前記共通圧力室が複数の相距てられた細
    長い圧力室と連通しており、前記の細長い圧力室の各々
    が前記の細長い急冷床に直角な横方向に延びていて前記
    モジユールのうちの1個と連通しており、また各前記共
    通圧力室へ流れる前記の常温ガス状急冷媒質の流量をそ
    の他の各前記共通圧力室に左右されることなく調整する
    装置が設けられている板ガラスを急冷強化する装置。 11 特許請求の範囲第9項の装置に於いて、常温ガス
    状急冷媒質を供給する前記装置は前記の細長くされた急
    冷床の片側に沿って配置された複数の対向対の共通圧力
    室を有し、各前記共通圧力室が複数の相距てられた細長
    い圧力室と連通しており、前記の細長い圧力室の各々が
    前記の細長い急冷床に直角な横方向に延びていて前記モ
    ジユールのうちの1個と連通しており、前記モジユール
    が前記の細長い圧力室の長手方向に延びており、また前
    記共通圧力室から前記モジユールへ流れるガス状急冷媒
    質の流れの状態を変えて、ガス状急冷媒質の所望される
    流れ状態を前記モジユールの長さに沿って発現させるた
    めに、前記の細長い圧力室の各々と関連させられている
    装置が設けられている板ガラスを急冷強化する装置。 12 特許請求の範囲第11項の装置に於いて、急冷媒
    質の流れを変える前記装置は前記の細長い圧力室によっ
    て担持された円弧形羽根である板ガラスを急冷強化する
    装置。 13 特許請求の範囲第12項の装置に於いて、急冷媒
    質の流れを変える前記装置は前記モジユールの長さに沿
    って変わる多孔度を有し、かつ前記モジユールの長さと
    整合させられた細長い多孔質部材である板ガラスを急冷
    強化する装置。 14 特許請求の範囲第13項の装置において、前記多
    孔質部材は多孔にされかつ前記多孔質部材は同部材の前
    記共通圧力室に隣接する部分に於いて最大でありかつ同
    部分から距離の増すに従って粗くなる孔密度を有してい
    る板ガラスを急冷強化する装置。 15 特許請求の範囲第11項の装置に於いて、急冷媒
    質の流れを変える前記装置は前記の細長い圧力室各々の
    断面積を前記共通圧力室から距離の増すに従って減らす
    装置である板ガラスを急冷強化する装置。 16 特許請求の範囲第15項の装置に於いて、前記の
    細長い圧力室各々の断面積を減らす前記装置は前記の細
    長い圧力室の長さに沿って延びており、かつ同圧力室に
    取付けられた前記モジユールの前記有孔壁の方へ前記共
    通圧力室から遠ざかる方向に漸近する傾斜壁を有してい
    る板ガラスを急冷強化する装置。 17 特許請求の範囲第9項の装置に於いて、前記の細
    長いスロツトは前記炉の前記出口に隣接して配置され前
    記モジユールの前記有孔壁の板ガラスに面する表面の対
    角線方向に相互に平行に延びており、各前記モジユール
    の前記の細長いスロツトのうちの相隣接するスロツトは
    前記の細長くされた床の長さに沿って一部重複している
    板ガラスを急冷強化する装置。
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JPS5418824A JPS5418824A (en) 1979-02-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS4830721A (ja) * 1971-08-24 1973-04-23

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JPS4830721A (ja) * 1971-08-24 1973-04-23

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