JPS607949Y2 - 天蓋ヒンジ機構 - Google Patents

天蓋ヒンジ機構

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JPS607949Y2
JPS607949Y2 JP2365280U JP2365280U JPS607949Y2 JP S607949 Y2 JPS607949 Y2 JP S607949Y2 JP 2365280 U JP2365280 U JP 2365280U JP 2365280 U JP2365280 U JP 2365280U JP S607949 Y2 JPS607949 Y2 JP S607949Y2
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JP
Japan
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canopy
hinge
rotating plate
fixed
fixed shaft
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Expired
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JP2365280U
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JPS56127010U (ja
Inventor
義博 横山
Original Assignee
株式会社金剛製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ダンプトラック等において荷箱に設けられこ
の荷箱との気密を保持する天蓋を開閉自在とする天蓋ヒ
ンジ機構に関する。
一般に、荷箱は雨水の侵入防止または積載物の飛散防止
のために、天蓋を設ける場合がある。
従来、このために、種々の開閉機構を有する天蓋装置が
考案され、実用化されている。
第1図はこの種の天蓋装置の概略構成図を示し、Aはそ
の正面図、Bはその平面図である。
図において天蓋2は鋼板製で、荷箱1の上縁3との間の
全周辺に亘り、気密部材(パツキン)4を介在し、荷箱
1の上縁3を閉鎖して、荷箱1との気密を保持する。
複数個のヒンジ5,6が荷箱1の両側壁7,8上端部の
外側に設けられ、天蓋2を枢支する。
天蓋2の前後に設けられた油圧シリンダ9はその一端が
天蓋2に設けられたヒンジ10により枢支され、他端が
荷箱1の上部面に設けられたヒンジ11により枢支され
る。
いま、天蓋2の開閉方向を任意に選択し、例えば側壁7
側のヒンジ5に、ヒンジピン12を挿入してロックし、
側壁8側のヒンジ6のヒンジピン13を離脱してロック
を解除したのち、油圧シリンダ9を伸長すれば、ヒンジ
ピン12を軸心として天蓋2を側壁7側へ開放する。
2Aはこのときの天蓋の最開放状態を示す。これに反し
て、側壁8側のヒンジ6にヒンジピン13を挿入してロ
ックし、側壁7側のヒンジ5のヒンジピン12を離脱し
てロックを解除したのち、油圧シリンダ9を伸長すれば
、ヒンジピン13を軸心として天蓋2を側壁8側へ開放
する。
2Bはこのときの天蓋2の最大開放状態を示す。
また、開放状態にある天蓋2A、2Bはいずれも油圧シ
リンダ9の収縮により、閉鎖方向へ移動し荷箱1の上縁
3を閉鎖する。
この際、天M2の自重および油圧シリンダ9の収縮によ
る閉鎖力が、天M2と荷箱1の上縁3との間に介在する
パツキン4に押圧を与え、気密を保持する。
ところが、天蓋2の開閉方向を任意に選択し、例えば、
側壁8側のヒンジ6のヒンジピン13を離脱してツクを
解除し、天蓋2を側壁7側へ開放する。
この開放ののち、天蓋2を再び閉鎖すれば側壁8側のヒ
ンジ6にヒンジピン13を挿入してロックする。
この際、天蓋2と荷箱1との間の僅かなずれが生じても
、ヒンジピン13をヒンジ6へ挿入することが困難とな
り、無理に挿入すればヒンジ6、ヒンジピン13または
天蓋2に損傷を与えるおそれがあった。
本考案は、上述の点に鑑み、従来技術の欠点を除きその
構成が簡単で、その取扱い操作が容易で、長期の使用に
堪える天蓋ヒンジ機構を提供することを目的とする。
このような目的は本考案によれば、荷箱の両側壁上縁の
外側に固定され上端部に固定軸を横方向に設ける固定ヒ
ンジ台と、前記天蓋両側壁外側に固定され下端部が山形
状に開口され前記固定軸の上側と係合する溝部を有する
可動ヒンジ板と、一端が前記可動ヒンジ板の上端部に設
けられた枢軸部により回動自在に枢軸される回動板と、
一端が前記回動板と所定の角度をもって一体的に保持さ
れる回動板保持金具で、他端が前記回動板に回動を与え
るアーム部であるロッカーアームと、一端が前記固定軸
の下側と係合して前記溝部とともに前記天蓋を前記荷箱
の上縁にロックする鉤部で、他端が前記回動板保持金具
に回動自在に枢支される枢支部であるロッカーとを備え
、前記ロッカーアームのアーム部を前記天蓋の外側方向
へ回動して、前記ロッカーを下方向へ移動し、前記ロッ
カーの鉤部と前記固定ヒンジ台の固定軸との保合を解除
し、前記可動ヒンジ板の溝部と固定ヒンジ台の固定軸と
の係合のみを保持することにより達成される。
なお、本考案によれば天蓋は、荷箱との気密を保持する
ように、ロッカーの固定軸中心と可動ヒンジ板の枢軸部
中心とを結ぶ中心線より、前記天蓋の内側方向に前記ロ
ッカーの枢支部中心を位置する。
さらに、本考案によれば回動板は、天蓋の内側方向への
引張力を有する弾性部材を設ける。
次に、本考案の一実施例を図面に基づき、詳細に説明す
る。
第2図は本考案の一実施例の概略構成図を示し、Aはそ
のロック状態における正面図、Bはその側面図である。
図において第1図と同一の機能を有する部分には、同一
の符号が付されている。
固定ヒンジ台14は荷箱1の両側壁7,8の上縁の外側
に、溶接接続などにより、所要の間隔をもって固定され
る2枚の平板である。
その先端部は外側に多少開口して、可動ヒンジ板15の
受入れを容易とする。
また、先端部には固定軸16が横方向に固定される。
可動ヒンジ板15は天蓋2の両側壁外側に溶接接続など
により、固定ヒンジ台14の間に、所要の間隔をもって
固定される2枚の平板である。
なお、下端部には固定軸16の上側と係合する溝部17
が、山形状に下方向に開口する。
上端部には回動板19の一端が可動軸20により、回動
自在に枢軸される枢軸部18が設けられる。
21は可動軸20の脱落防止用ピンである。
回動板19の他端はロッカーアーム22の回動板連結金
具23と、所定の角度をもって連結軸25により、一体
的に連結される。
24はロッカーアーム22のアーム部である。
ロッカー26は下端部に鉤部27および上端部に枢支部
28を有する。
鉤部27は固定軸16の下側と係合して、可動ヒンジ板
15の溝部17とともに、天蓋2を荷箱1の上縁にロッ
クすることができる。
枢支部28は回動板連結金具23の連結軸25を軸心と
して、回動自在に枢支される。
弾性部材、本実施例ではコイルばね31の一端は回動板
19に連結され、他端は天蓋2の上部に固定された支持
板32に連結され、回動板19に天蓋2の内側方向への
引張力を与える。
さらに、荷箱1の上縁には丸棒30が溶接接続などによ
り固定され、天蓋2の周縁にはパツキン29が設けられ
ている。
さらにまた、26Aは、ロッカー26の内側面で、ロッ
カー26により天蓋2を荷箱1にロックする際に、可動
軸20の外周と接触する。
中心線A−Aは固定軸16の中心と可動軸20の中心と
を結ぶ直線である。
次に、上述の構成による本考案の機能を説明する。
第2図は天蓋2が荷箱1の上縁にロックされた状態であ
る。
ロッカー26の鉤部27を固定軸16の下側と係合させ
、ロッカーアーム22を天蓋2の外側から内側方向へ、
回動板19を介して回動軸20を軸心として回動ずれば
、中心線A−Aに連結軸25の中心が近づくまで、固定
軸16と係合する鉤部27は、可動ヒンジ板15を下降
させるように動作する。
連結軸25の中心が中心線A−Aに達すると、この位置
が連結軸25の、いわゆる上死点で、可動ヒンジ板15
に最大の下降量を与える。
このとき、固定軸16は可動ヒンジ板15の溝部17の
上端部にほぼ接触する。
しかし、この上死点は不安定で、さらにロッカーアーム
22は天蓋2の内側方向へ僅かに回動した位置で、ロッ
カー26の内側面26Aが可動軸20の外周と接触する
ことにより停止する。
かつ、コイルばね31により天蓋2の内側方向への引張
力が与えられて、安定状態を保つことができる。
従って、天蓋2はパツキン29と丸棒30との密着によ
り、荷箱1の上縁にロック状態を保持する。
次に、第3図は第2図におけるロック解除状態の概略構
成図を示す。
図においてロッカーアーム22を天蓋2の内側から外側
方向へ、回動板19を介して回動軸20を軸心とし、中
心線A−Aを越えて回動すれば、ロッカー26は下方向
へ移動し、ロッカー26の鉤部27と固定ヒンジ台14
の固定軸16との係合が解除されて、固定軸16は可動
ヒンジ板15の溝部17とのみ係合し、天蓋2と荷箱1
とのロック状態が解除される。
また、回動板19にはスプリング31の引張力が作用す
るから、鉤部27と固定軸16との係合が解除されたの
ち、回動板19およびロッカーアーム22は、ロッカー
アーム22のアーム部24が天M2に接するまで回動し
、その位置に保持される。
このようなヒンジ機構は荷箱1および天蓋2の両側壁に
、それぞれ複数個設けられる。
従って、第1図に示すように、荷箱1および天蓋2のい
ずれかの側のヒンジ機構のみを操作して、そのロック状
態を解除すれば、他の側壁のヒンジ機構を軸心として、
油圧シリンダ9の作動により、天蓋2を容易に開放する
ことができる。
このように開放された天蓋2は再び油圧シリンダ9の反
対方向の作動により、天蓋2を閉鎖したのち、ヒンジ機
構を操作して、天蓋2と荷箱1との気密なロック状態を
保持することができる。
以上に説明するように本考案によれば、ロッカーアーム
の操作により、固定ヒンジ台の固定軸とロッカーの鉤部
との係合が保持され、天蓋と荷箱との気密を保持し、か
つ天蓋を開放する際のヒンジとなり、保合が解除されて
天蓋を容易に開放し得るという簡単なヒンジ手段を設け
たことにより、その構成が簡単で、その取扱い操作が容
易で、長期の使用に堪えるという効果を有する。
なお、本考案の実施例は油圧シリンダを備えて荷箱の任
意の側壁側へ天蓋全体を開放する天蓋装置のヒンジ機構
として説明するも、これに限るものではなく、積載物を
導入する導入口または掃除・点険のための掃除口などが
設けられた天蓋においても、この天蓋を荷箱へ、または
荷箱から容易に着脱することができる天蓋ヒンジ機構と
して極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は天蓋装置の概略構成図を示し、Aはその正面図
、Bはその平面図、第2図は本考案の一実施例の概略構
成図、Aはそのロック状態における正面図、Bはその側
面図、第3図は第2図のロック解除状態における概略構
成図である。 1・・・・・・荷箱、2・・・・・・天蓋、14・・・
・・・固定ヒンジ台、15・・・・・・可動ヒンジ板、
16・・・・・・固定軸、17・・・・・・溝部、18
・・・・・・枢軸部、19・・・・・・回動板、20・
・・・・・可動軸、22・・・・・中ツカーアーム、2
5・・・・・・連結軸、26・・・・・・ロッカー、2
7・・・・・・鉤部、29・・・・・・パツキン、30
・・・・・・丸棒、31・・・・・・スプリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 荷箱1の上縁との間に設けられた気密部材29によ
    り前記荷箱との気密を保持する天蓋2において、前記荷
    箱の両側壁上縁の外側に固定され上端部に固定軸16を
    横方向に設ける固定ヒンジ台14と、前記天蓋両側壁外
    側に固定され下端部が山形状に開口され、前記固定軸の
    上側と係合する溝部17を有する可動ヒンジ板15と、
    一端が前記可動ヒンジ板の上端部に設けられた枢軸部1
    8により回動自在に枢軸される回動板19と、一端が前
    記回動板と所定の角度をもって一体的に保持される回動
    板連結金具23で、他端が前記回動板に回動を与えるア
    ーム部24であるロッカーアーム22と、一端が前記固
    定軸の下側と係合して前記溝部とともに前記天蓋を前記
    荷箱の上縁にロックする鉤部27で、他端が前記回動板
    連給金具に回動自在に枢支される枢支部28であるロッ
    カー26とを備え、前記ロッカーアームを前記天蓋の外
    側方向へ回動して、前記ロッカーを下方向へ移動し、前
    記ロッカーの鉤部と前記固定ヒンジ台の固定軸との保合
    を解除し、前記可動ヒンジ板の溝部と固定ヒンジ台の固
    定軸との係合のみを保持することを特徴とする天蓋ヒン
    ジ機構。 2 実用新案登録請求の範囲第1項の記載において、天
    蓋は、荷箱との気密を保持するように、ロッカーの固定
    軸中心と可動ヒンジ板の枢軸部中心とを結ぶ中心線A−
    Aより、前記天蓋の内側方向に前記ロッカーの枢支部中
    心を位置することを特徴とする天蓋ヒンジ機構。 3 実用新案登録請求の範囲第1項の記載において、回
    動板は天蓋の内側方向への引張力を有する弾性部材31
    を設けることを特徴とする天蓋ヒンジ機構。
JP2365280U 1980-02-27 1980-02-27 天蓋ヒンジ機構 Expired JPS607949Y2 (ja)

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JPS56127010U JPS56127010U (ja) 1981-09-28
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009018673A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Shin Meiwa Ind Co Ltd 車両荷箱の天蓋開閉装置

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