JPS607750B2 - 模様顕出用経平糸の製造法 - Google Patents

模様顕出用経平糸の製造法

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JPS607750B2
JPS607750B2 JP1456579A JP1456579A JPS607750B2 JP S607750 B2 JPS607750 B2 JP S607750B2 JP 1456579 A JP1456579 A JP 1456579A JP 1456579 A JP1456579 A JP 1456579A JP S607750 B2 JPS607750 B2 JP S607750B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は模様顕出用経平糸の製造法に関する。
一般に、織物に絵画調の微妙な色の濃淡を表現するには
、模様顕出用装飾平糸を織込むのが最良とされている。
従来、このような装飾平糸は、紙、プラスチックフィル
ム等を基村とし、これに所望の模様を施した後、これを
多数の紬幅リボン状に切断することにより得ており、そ
れには緯として適用されるものと、経として充当される
ものとがある。
緯の場合は装飾平糸を所定の順に手作業で綾入れするこ
とにより、上記基材に当初施された模様を織物上に再現
する方法(順引技法と称されている)であるので、生産
性に乏しい上に高度の技術、熟練を要し、また模様をず
れなしに顕出するために必要とされる各装飾平糸の位置
合せが容易でない。これに対し経では装飾平糸が整摩さ
れて織機により自動的に織込まれる点で有利であるが、
整径された装飾平糸がその閉口時に裏返し‘こなること
が多く、適切な模様が顕出されないに至る。この経に於
ける問題は、装飾平糸の基材に透明フィルムを適用すれ
ば、糸が反転しても基材を透して模様が見えるので解消
される。しかしこの場合、模様は基材の透明体を透して
の謂わば間接顕出であるので風合し、に問題がある。そ
こで本発明者は表、裏に同一の模様を持った装飾経平糸
の開発に着目し研究を重ねたが、その過程で大きな問題
につき当った。
即ち、目的とする、表、裏両面に同一模様のある装飾経
平糸を得るには、その表、裏の正しい位置に模様を施さ
なければならず、これを短かくとも50のにも及ぶ装飾
経平糸用素材シートに於て簡潔、正確に行うことを保証
する解決策が新たに課題として生じた。従って本発明は
表、裏両面に所望の同一模様を簡潔、正確に施すことが
できる、模様顕出用経平糸の製造法を提供することを目
的としている。本発明の模様顕出用経平糸の製造法は、
透明ベースフィルムの片面にこれより幅が狭い、当業者
に金(或いは銀)箔原紙と称されている金或いは銀平箔
用原紙(以下金銀箔原紙という)及びフィルム或いは少
なくともその一者を左右に余白を存して貼着積層し、該
透明ベースフィルムの他の片面にもこれより幅が狭い金
銀箔原紙及びフィルム或いは少なくともその一者を左右
に余白を存して貼着積層し、斯くして得られた複合積層
体の片面の金銀箔原紙或いはフィルムに模様を、該面の
透明ベースフィルムの余白部に位置合せマークをそれぞ
れ施し、該複合積層体の他の片面の金銀箔原紙或いはフ
ィルムに上記模様と同一の模様を施し、その際上記マー
クの透視下、これに基づき模様の位置合せを行い、然る
後複合積層体を必要幅に切断して目的製品を得ることに
よって特徴づけられる。本発明に従えば、模様顕出用経
平糸の素材にはベースフィルムの表、裏面に金銀箔原紙
及びフィルム或いはこれらの何れか一者を貼着債層した
複合積層体が適用されるので、該複合積層体は長さを少
なくとも1機製ロット長(通常の織機で短か〈とも50
の)にすることを要するにかかわらず、その構成素材の
積層を表、裏片面ずつ行うことにより、しわの発生ない
ここれを達成できる。
斯かる長尺のフィルム或いは金銀箔原紙をべ−スフィル
ムの表、裏両面に同時に貼着するときは、表、裏の長尺
フィルム或いは原紙をしわが寄らないよう同一テンショ
ンに保持しつつ積層することを要し、これは実際問題上
、技術的に極めて困難であるが、片面ずつ行えば、ベー
スフィルムを弛まない程度に軽く引っ張って、これに被
積層フィルム或いは原紙を通常のテンション制御巻取り
形式によりしわが発生しないようにして貼着できる。斯
くして本発明によれば、複合積層体からなるしわのない
風合し、良好な最尺の素材が工業的に簡潔に得られる。
素材の風合いは、透明ベースフィルムの表、裏面に貼着
積層される対象物に織製織物の2倍の長さに相当する或
いは2倍の幅に相当する幅を持った材料を前後或いは左
右に2分して得られたものを適用すれば、表、裏が合致
する。それはこうして得られる対象物は同一ロットの製
品であって、厚み、強度、腰の強さ等の物性が実質的に
同一であることによる。本発明に於て、この長尺素材の
表、裏の金銀箔原紙或いはフィルムには必要に応じ目止
めのためのコーティング層(例えばうるし、合成樹脂の
コーティング層)及び/または金属光沢附与のための金
属蒸着層を形成したものを適用してもよく、また更には
該コーティング層のうえにオーバ−コートとしての保護
コーティング層を形成しても構わない。
本発明に於て、上記長尺素材の表、裏の金銀箔原紙或い
はフィルムには次いで適宜手段、例えば印刷により模様
が施される。
この場合、本発明に於ては素材の透明ベースフィルムの
左右に余白部があってこれに位置合せマークが附されて
いるので、素材の表面に模様を施した後、その裏面に対
する模様形成時に該マークを透視しつつ、それに基づき
裏面模様附与に必要な模様の位置合せを簡潔に行うこと
ができる。斯くして本発明は表、裏両面に所望の同一模
様を簡潔、正確に施した装飾経平糸用素材を収得するこ
とを保証し、これを切断することにより模様顕出用経平
糸が得られる。
次に本発明の実施例を図面について説明する。
透明ベースフィルムーは適宜材料、例えばポリエステル
フィルム、ナイロンフィルムが適用可能である。該フィ
ルムの厚さは広い範囲で可変であるが、一般的には0.
01肌弱が好ましい。該フィルムの幅は織物幅より若干
広いことが必要であり、一般的には例えば織物幅が30
0側であれば35仇肋幅である。長さは織物の長さに相
当する。透明ベースフィルムーの表、裏面に貼着積層さ
れる金銀箔原紙2は、例えば従来、装飾用経或いは縞平
糸に使用されている金銀箔原紙と同様なものが適用可能
であり、このような原紙に代えて或いはこれと併用して
積層されるフィルム3は適宜材料、例えば透明ベースフ
ィルムと同様な材料が適用できる。その厚さは目的に応
じて適宜選定すればよい。この原紙或いはフィルムは透
明ベースフィルム1より狭い、即ち織物幅に相当する幅
である。透明ベースフィルムーの表、裏面に積層される
対象物には必要に応じ目止めのためのコーティング層(
例えばうるし、合成樹脂のコーティング層)及び/また
は金属光沢附与のための金属蒸着層が形成される。積層
対象物が金銀箔原紙の場合には、例えば目止めコーティ
ング層4及び金属蒸着層5、或いは金属蒸着層5′が必
要に応じ施され、更にはその上に保護コーティング層6
が形成され、積層対象物がフィルムの場合には、例えば
金届蒸着層5″が必要に応じ形成される。上記金銀箔原
紙2及びフィルム3としては、既に述べた目的のために
、同一ロット製品であって、且つ目的経平糸の2倍の長
さに相当する長さ或いは織製織物の2倍の幅に相当する
幅の素材を充当し、これを前後或いは左右に2分して得
られたものを適用することが好ましい。
金銀箔原紙2及びフィルム3に上記の目止めコーティン
グ層や金属蒸着層を形成する場合には、表、裏の風合し
・合致の目的をより合理的ならしめるために、該層の形
成後に上記の素材2分処理が施される。透明ベースフィ
ルム1に対する金銀箔原紙2及び/またはフィルム3の
貼着積層は表、裏片側ずつ行われる。この積層は従来公
知の接着剤を使用し、通常のテンション制御巻取り形式
により行えばよい。積層に当り透明ベースフィルムーの
左右には余白部7を存するようにする。斯くして得られ
た複合積層体の表、裏の金銀箔原紙或いはフィルムには
次いで模様が施される。
この模様の形成は適宜手段、例えば印刷により行えばよ
い。初めの模様形成を行う際、その側の面の透明フィル
ム1の余白部7に適当な位置合せマーク、例えば0印が
附される。
反対側の面には初めの模様と同一の模様が形成される。
この後者の模様形成時に、上記位置合せマークを透視し
つつ、それに基づいて当該模様形成のための位置合せを
行う。その照合は、例えば多色印刷で行われている方法
を適用すればよく、照合用のマークとしては上記○印に
符号する適宜印、例えば十印を適用できる。これ等マー
クは符号させると由になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明経平糸の素材(半製品)の1例を示す拡
大断面図、第2図は素材の他例を示す拡大断面図、第3
図は更に他の例を示す拡大断面図である。 1は透明ベースフィルム、2は金銭箔原紙、3はフィル
ム、4は目止めコーティング層、5,5′及び5″は金
属黍着層、6は保護コーティング層、7は余白部。 汁l図 矛2図 夫ろ図 特許法第64条及び特許法第17 条の3の規定による補正の掲載 昭和54年特許願第14565号(特公昭60−775
0号、昭60.2.26発行の特許公報3(5)−7〔
196〕号掲載)については特許法第64条及び特許法
第17条の3の規定による補正があったので下記のとお
り掲載する。 特許第1377172号 lnt.CI.4 識別記号 庁内整理番号D
o6M 3/06 8521一4L3/
12 8521−4L〆B32B15/
04 2121−4F27/08
7112−4F27/10 7
112−4FD21日 1/02 76
33−4LI/12 7633−4L記 1 「特許請求の範囲」の項を「1 透明ベースフィル
ムの片面に、これより幅が狭い金或いは銀平箔用原紙で
あって、目的経平糸の2倍の長さに相当する長さの素材
を前後に2分して得られたものの一方、或いは織製され
るべき織物の2倍の幅に相当する幅の素材を左右に2分
して得られたものの一方を左右に余白を存して貼着積層
し、該透明ベースフィルムの他の片面に当該素材の2分
になるものの他方を左右に余白を存して貼着綾層し、斯
くして得られた複合積層体の片面の金或いは銀平箔用原
紙に模様を、該面の透明ベースフィルムの余白部に位置
合せマ−クをそれぞれ施し、該複合積層体の他の片面の
金或いは銀平箔用原紙に上記模様と同一の模様を施し、
その際上記マークの透視下、これに基づき模様の位置合
せを行い、然る後複合積層体を必要幅に切断して目的製
品を得ることを特徴とする模様頭出用経平糸の製造法。 2 特許請求の範囲第1項記載の経平糸の製造法に於て
、透明べ−スフィルムの表、裏面に貼着積層されるもの
が金或いは銀平箔用原紙であって、その表面に目止めコ
ーティング層、金属蒸着層及び保護コーティング層が順
次形成されており、該保護コ−ティング層面に模様が施
される模様頭出用経平糸の製造法。3 特許請求の範囲
第1項記載の経平糸の製造法に於て、透明ベースフィ′
レムの表、裏面に貼着積層されるものが金或いは銀平箔
用原紙であって、その表面に金属燕着層が形成され、該
金属蒸着層面に模様が施される模様頭出用経平糸の製造
法。 4 特許請求の範囲第1項記載の経平糸の製造法に於て
、透明ベースフィルムの表、裏面に貼着積層されるもの
が金或いは銀平箔用原紙であって、その表面に目止めコ
−ティング層が形成され、これに模様が施される模様頭
出用経平糸の製造法。 」と補正する。2 「発明の詳細な説明」の項を「本発
明は模様頭出用経平糸の製造法に関する。 一般に、織物に絵画調の微妙な色の濃淡を表現するには
、模様頭出用装飾平糸を織込むのが最良とされている。
従来、このような装飾平糸は、紙、プラスチックフィル
ム等を基材とし、これに所望の模様を施した後、これを
多数の紬幅リボン状に切断することにより得ており、そ
れには精として適用されるものと、経として充当される
ものとがある。 緒の場合は装飾平糸を所定の順に手作業で穫入れするこ
とにより、上記基材に当初施された模様を織物上に再現
する方法(jf頂引技法と称されている)であるので、
生産性に乏しい上に高度の技術、熟練を要し、また模様
をずれない乙頭出するために必要とされる各装飾平糸の
位置合せが容易でない。これに対し経では装飾平糸が整
径されて織機により自動的に織込まれる点で有利である
が、整径された装飾平糸がその開□時に要遅いこなるこ
とが多く、適切な模様が頭出されないに至る。この経に
於ける問題は、装飾平糸の基材に透明フィルムを適用す
れば、糸が反転しても基材を透して模様が見えるので解
消される。しかしこの場合、模様は基材の透明体を透し
ての謂わば間接頭出であるので風合し、に問題がある。
また従来、表、裏同一模様の平糸は既に提案されている
が、表、裏面に同一でしかも優れた風合し・の模様の経
平糸は未だ開発されていない。 そこで本発明者は表、裏に同−の模様を持った装飾経平
糸の開発に着目し研究を重ねたが、その過程で大きな問
題につき当った。 即ち、目的とする、表、裏両面に同一模様のある装飾経
平糸を得るには、その表、裏の正しい位置に模様を施さ
なければならず、これを短かくとも50のにも及ぶ装飾
経平糸用素材シートに於て簡潔、正確に行うことを保証
する解決策が新たに課題として生じた。従って本発頭は
表、裏両面に同一でしかも優れた風合し、の模様を簡潔
、正確に施すことができる、模様頭出用経平糸の製造法
を提供することを目的としている。本発明の模様頭出用
経平糸の製造法は、透明ベースフィルムの片面にこれよ
り幅が狭い、当業者に金(或いは銀)箔原紙と称されて
いる金或いは銀平箔用原紙(以下金銀箔原紙という)で
あって、目的経平糸の2倍の長さに相当する長さの素材
を前後に2分して得られたものの一方或いは織製される
べき織物の2倍の幅に相当する幅の素材を左右に2分し
て得られたものの一方を左右に余白を存して匙着横層し
、該透明べ−スフイルムの他の片面に当該素材の2分に
なるものの他方を左右に余白を存して貼着槍層し、斯く
して得られた複合積層体の片面の金銀箔原紙に模様を、
該面の透明ベースフィルムの余白部に位置合せマークを
それぞれ施し、該複合積層体の他の片面の金銀箔原紙に
上記模様と同一の模様を施し、その際上記マ−クの透視
下、これに基づき模様の位置合せを行い、然る後複合積
層体を必要幅に切断して目的製品を得ることによって特
徴づけられる。本発明に従えば、模様頭出用経平糸の素
材にはベースフィルムの表、裏面に金銀箔,原紙を貼着
糟層した複合積層体が適用されるので、それ等の複合を
持って単層での一部厚みむらの問題を解消でき、従って
単層からなる素材を切断して得られた平糸で見られる素
材厚みむらによる伸びの不同に基づく織機上の整律され
た平糸と平糸の間の模様ずれがない。該複合積層体は長
さを少なくとも1織製ロット長(通常の織機で短かくと
も50の)にすることを要するにかかわらず、その構成
素材の積層を表、裏片面ずつ行うことにより、しわの発
生ない乙これを達成できる。斯かる長尺の金銀箔原紙を
べ−スフィルムの表、裏両面に同時に貼着するときは、
表、実の長尺原紙をしわが寄らないよう同一テンンョン
に保持しつつ積層することを要し、これは実際問題上、
技術的に極めて困難であるが、片面ずつ行えば、ベース
フィルムを弛まない程度に軽く引っ張って、これに被積
層原紙を通常のテンンョン制御巻取り形式によりしわが
発生しないように貼着できる。斯くして本発明によれば
、複合積層体からなるしわのない風合し、の良好な長尺
の素材が工業的に簡潔に得られる。素材の風合し、は、
透明べ−スフイルムの表、裏面に貼着積層される対象物
に織製織物の2倍の長さに相当する或いは2倍の幅に相
当する幅を持った材料を前後或いは左右に2分して得ら
れたものを適用するので、表、裏が合致する。それはこ
うして得られる対象物は同一ロットの製品であって、厚
み、強度、腰の強さ等の物性が実質的に同一であること
による。これと異なり複合積層体の表、裏の風合し、が
合致しないと、表、裏の模様の風合し・も不−致となる
し、更には下記表、裏面模様の位置整合がなされても、
その有用性は極めて低いものとなるが、本発明では上記
のように表、裏の風合し・が合致する複合積層体が得ら
れるので、その有用性は高い。本発明に於て、この長尺
素材の表、裏の金銀箔原紙或いはフィルムには必要に応
じ目止めのためのコ−ティング層(例えばうるし、合成
樹脂のコーティング層)及び/または金属光沢附与のた
めの金属蒸着層を形成したものを適用してもよく、また
更には該コーティング層のうえにオーハーコートとして
の保護コ−ティング層を形成しても構わない。本発明に
於て、上記長尺素材の表、裏の金銀箔原紙には次いで適
宜手段、例えば印刷により模様が施される。この場合、
本発明に於ては素材の透明ベースフィルムの左右に余白
部があってこれに位置合せマ−クが附されているので、
素材の表面に模様を施した後、その裏面に対する模様形
成時に該マークを透視しつつ、それに基づき裏面模様附
与に必要な模様の位置合せを簡潔に行うことができる。
本発明ではベースフィルムの表、裏面に金銀箔原紙を貼
着債層し、その上に模様を施すので、得られる模様頭出
南緯平糸はふっくらした柔かし・感じの風合し・で、触
感、光沢及び色調が優れている。従って本発明によると
、高級西陣織の常に要求される微妙な風合いを経平糸に
発現できる。しかし金銀箔原紙をベースフィルムに貼着
するとしわが発生し、これが模様印刷時にその蓮様に表
われてくる。そしてこのしわの発生の仕方が表、実の紙
で異なると、表裏の模様が見た目‘こ異なったものにな
ってしまう。これ等は本発明に係る研究段階で判明した
現象である。本発明者はこの問題に鑑み、ベースフィル
ムの表裏に金銀箔原紙を表裏均一なしわにて匙着するこ
とにつき多くの試みを重ねた結果、目的経平糸の2倍の
長さに相当する金銀港原紙を前後に2分して得られたも
の、或いは織製されるべき織物の2倍の幅に相当する幅
の金銀箔原紙を左右に2分して得られたものを適用し、
その一方をベースフィルムの片面に、他方を該ベースフ
ィルムの他の片面に貼着積層することにより、ベースフ
ィルムの表裏の紙でしわの発生の仕方を均一なものにす
ることに成功した。かくして、本発明に従いベースフィ
ルムの表裏面に匙着槍層した金銀箔原紙の上に表、裏同
一模様を施すことにより、これを風合し、も表、裏同一
ならしめて形成でき、高級西陣織の帯に要求される微妙
な風合し・でしかも表、裏同一の模様を発現できる模様
頭出用経平糸の製造法を提供するに至った。斯くして本
発明は表、裏両面に所望の同一模様を簡潔、正確に施し
た装飾経平糸用素材を収得することを保証し、これを切
断することにより模様頭出用経平糸が得られる。次に本
発明の実施例を図面について説明する。透明ベースフィ
ルム1は適宜材料、例えばポリエステルフィルム、ナイ
ロンフィルムが適用可能である。該フィルムの厚さは広
い範囲で可変であるが、一般的には0.01肌弱が好ま
しい。該フィルムの幅は織物幅より若干広いことが必要
であり、一般的には例えば織物層が300奴のであれば
350初の幅である。長さは織物の長さに相当する。透
明ベースフィルム1の表、裏面に貼着積層される金銀箔
原紙2は、例えば従来、装飾用経或いは絹平糸に使用さ
れている金銀箔原紙と同様なものが適用可能である。 この原紙は透明ベースフィルム1より狭い、即ち織物幅
に相当する幅である。透明ベースフィルム1の表、裏面
に積層される対象物には必要に応じ目止めのためのコ−
ティング層4(例えばうるし、合成樹脂のコ−ティング
層)、金属光沢附与のための金属黍着層5が形成され、
更にはその上に保護コ−テイング層6が形成される。 上記金銀箔原紙2としては、既に述べた目的のために、
同ーロ、ント製品であって、且つ目的経平糸の2倍の長
さに相当する長さ或いは織製織物の2倍の幅に相当する
幅の素材を充当し、これを前後或いは左右に2分して得
られたものを適用する。金銀箔原紙2に上記の目止めコ
ーティング層や金層蒸着層を形成する場合には、表、裏
の風合し、合致の目的をより合理的ならしめるために、
該層の形成後に上記の素材2分処理が施される。透明べ
−スフィルムーに対する金銀箔原紙2の貼着積層は表、
裏片側ずつ行われる。 この積層は従来公知の接着剤を使用し、通常のテンンョ
ン制御巻取り形式により行えばよい。積層に当り透明ベ
ースフィルム1の左右には余白部7を存するようにする
。斯くして得られた複合積層体の表、裏の金銀箔原紙に
は次いで模様が施される。この模様の形成は適宜手段、
例えば印刷により行えばよい。初めの模様形成を行う際
、その側の面の透明フィルム1の余白部7に適当な位置
合せマーク、例えば1一ご印が附される。 反対側の面には初めの模様と同一の模様が形成される。
この後者の模様形成時に、上記位置合せマークを透視し
つつ、それに基づいて当該模様形成のための位置合せを
行う。その照合は、例えば多色印刷で行われている方法
を適用すればよく、照合用のマークとしては上記○印に
符号する適宜印、例えば十印を適用できる。これ等マー
クは符号させると金になる。」と補正する。3 「図面
の簡単な説明」の項を「第1図は本発明経平糸の素材(
半製品)の1例を示す拡大断面図である。 1・・・・・・透明ベースフィルム、2・・・・・・金
銀箔原紙、4・・・・・・目止めコーティング層、5・
・・・・・金属蒸着層、6.…..保護コーティング層
、7・・・・・・余白部。 」と補正する。4 「図面」を「 第1図 」と補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 透明ベースフイルムの片面にこれより幅が狭い金或
    いは銀平箔用原紙及びフイルム或いは少なくともその一
    者の左右に余白を存して貼着積層し、該透明ベースフイ
    ルムの他の片面にもこれより幅が狭い金或いは銀平箔用
    原紙及びフイルム或いは少なくともその一者を左右に余
    白を存して貼着積層し、斯くして得られた複合積層体の
    片面の金或いは銀平箔用原紙或いはフイルムに模様を、
    該面の透明ベースフイルムの余白部に位置合せマークを
    それぞれ施し、該複合積層体の他の片面の金或いは銀平
    箔用原紙或いはフイルムに上記模様と同一の模様を施し
    、その際上記マークの透視下、これに基づき模様の位置
    合せを行い、然る後複合積層体を必要幅に切断して目的
    製品を得ることを特徴とする模様顕出用経平糸の製造法
    。 2 特許請求の範囲第1項記載の経平糸の製造法に於て
    、透明ベースフイルムの表、裏面に貼着積層されるもの
    が金或いは銀平箔用原紙であって、その表面に目止めコ
    ーテイング層、金属蒸着層及び保護コーテイング層が順
    次形成されており、該保護コーテイング層面に模様が施
    される模様顕出用経平糸の製造法。 3 特許請求の範囲第1項記載の経平糸の製造法に於て
    、透明ベースフイルムの表、裏面に貼着積層されるもの
    が金或いは銀平箔用原紙及びフイルムであって、その積
    層フイルムの表面に金属蒸着層が形成され、該金属蒸着
    層面に模様が施される模様顕出用経平糸の製造法。 4 特許請求の範囲第1項記載の経平糸の製造法に於て
    、透明ベースフイルムの表、裏面に貼着積層されるもの
    が金或いは銀平箔用原紙であって、その表面に目止めコ
    ーテイング層が形成され、これに模様が施される模様顕
    出用経平糸の製造法。 5 特許請求の範囲第1項記載の経平糸の製造法に於て
    、透明ベースフイルムの表、裏面に貼着積層されるもの
    がフイルムであって、該フイルム表面に金属蒸着層が形
    成され、該金属蒸着面に模様が施される模様顕出用経平
    糸の製造法。 6 特許請求の範囲第1項から第5項までの何れかに記
    載の経平糸の製造法に於て、透明ベースフイルムの表、
    裏面に貼着積層される対象物が目的経平糸の2倍の長さ
    に相当する長さの素材を前後に2分して得られたもので
    ある模様顕出用経平糸の製造法。 7 特許請求の範囲第1項から第5項までの何れかに記
    載の経平糸の製造法に於て、透明ベースフイルムの表、
    裏面に貼着積層される対象物が織製さるべき織物の2倍
    の幅に相当する幅の素材を左右に2分して得られたもの
    である模様顕出用経平糸の製造法。
JP1456579A 1979-02-09 1979-02-09 模様顕出用経平糸の製造法 Expired JPS607750B2 (ja)

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