JPS607441Y2 - 安全保護表示付避雷器 - Google Patents
安全保護表示付避雷器Info
- Publication number
- JPS607441Y2 JPS607441Y2 JP1979036711U JP3671179U JPS607441Y2 JP S607441 Y2 JPS607441 Y2 JP S607441Y2 JP 1979036711 U JP1979036711 U JP 1979036711U JP 3671179 U JP3671179 U JP 3671179U JP S607441 Y2 JPS607441 Y2 JP S607441Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuse
- resistance element
- lightning arrester
- safety protection
- deterioration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、雷サージ、開閉サージ等の異常電圧を吸収す
る酸化物電圧非直線抵抗素子を用い、該酸化物電圧非直
線抵抗素子が特性劣化した場合において、事故波及を最
少限にし、信頼性を高め、保守点検を容易にすることを
可能とした安全保護表示付避雷器に関するものである。
る酸化物電圧非直線抵抗素子を用い、該酸化物電圧非直
線抵抗素子が特性劣化した場合において、事故波及を最
少限にし、信頼性を高め、保守点検を容易にすることを
可能とした安全保護表示付避雷器に関するものである。
まず、酸化物電圧非直線抵抗素子について説明すると、
酸化物電圧非直線抵抗素子は、異常電圧発生時にこの異
常電圧をバイパスさせる働きをするが、該素子はその使
用過程において、この特性を劣化させると、一般に負の
温度係数をもつ性質上、抵抗値の低下、素子のもれ電流
の増加、それに伴い発熱、発煙、発火の状態へ加速度的
に至るという現象を呈する。
酸化物電圧非直線抵抗素子は、異常電圧発生時にこの異
常電圧をバイパスさせる働きをするが、該素子はその使
用過程において、この特性を劣化させると、一般に負の
温度係数をもつ性質上、抵抗値の低下、素子のもれ電流
の増加、それに伴い発熱、発煙、発火の状態へ加速度的
に至るという現象を呈する。
また同様に、該素子の定格を越える極めて大きな異常電
圧が加わった場合、該素子に破壊が起こる場合がある。
圧が加わった場合、該素子に破壊が起こる場合がある。
この時の破壊モードとしてはかなり広範囲に抵抗値を変
動させる。
動させる。
時には、上記の現象を履歴する状態から導通状態に至る
幅広いヨードがある。
幅広いヨードがある。
以上のことから、従来の避雷器は破壊を起こした場合、
発熱、発煙、発火により周辺回路部品を類焼させ、故障
箇所を大きくするという危険性を有していた。
発熱、発煙、発火により周辺回路部品を類焼させ、故障
箇所を大きくするという危険性を有していた。
本考案は、酸化物電圧非直線抵抗素子を発煙、発火に至
らせず、劣化した素子を外観より見分けることを可能と
し、信頼性を大幅に向上させた安全保護表示付避雷器を
提供することを目的とするものである。
らせず、劣化した素子を外観より見分けることを可能と
し、信頼性を大幅に向上させた安全保護表示付避雷器を
提供することを目的とするものである。
以下、本考案による安全保護表示付避雷器の一実施例に
ついて図面を用いて説明する。
ついて図面を用いて説明する。
第１図は本実施例の外観正面図、第２図は同側面図、第
３図は同ケースの一部を切欠いた状態の正面図、第４図
は同側面図である。
３図は同ケースの一部を切欠いた状態の正面図、第４図
は同側面図である。
第１図から第４図において、１は絶縁性のケース、２は
一定温度に達すると溶融する温度ヒユーズ、３は電極片
、４は板バネよりなる可動電極兼劣化表示片、５は劣化
時のガス抜き兼務化表示のための穴、６は電流ヒユーズ
、７は酸化物電圧非直線抵抗素子である。
一定温度に達すると溶融する温度ヒユーズ、３は電極片
、４は板バネよりなる可動電極兼劣化表示片、５は劣化
時のガス抜き兼務化表示のための穴、６は電流ヒユーズ
、７は酸化物電圧非直線抵抗素子である。
上記のような構成において、酸化物電圧非直線抵抗素子
７に電流ヒユーズ６と温度ヒユーズ２とを直列接続し、
上記各ヒユーズ２，６は、板バネの可動電極兼劣化表示
片４を介して電極片３に導出している。
７に電流ヒユーズ６と温度ヒユーズ２とを直列接続し、
上記各ヒユーズ２，６は、板バネの可動電極兼劣化表示
片４を介して電極片３に導出している。
ここにおいて避雷器として使用されている酸化物電圧非
直線抵抗素子７が特性劣化により発熱を生ずると、該素
子７に最も近い所に位置する電極部に取りつけられ、可
動電極兼劣化表示片４の板バネによって常に引っ張り力
を加えられている温度ヒユーズ２が溶融腰その結果可動
電極兼劣化表示片４はその位置を４′に変えて回路は断
たれる。
直線抵抗素子７が特性劣化により発熱を生ずると、該素
子７に最も近い所に位置する電極部に取りつけられ、可
動電極兼劣化表示片４の板バネによって常に引っ張り力
を加えられている温度ヒユーズ２が溶融腰その結果可動
電極兼劣化表示片４はその位置を４′に変えて回路は断
たれる。
また、酸化物電圧非直線抵抗素子７の規格を大幅に越え
る異常電圧が加わった場合、それが導通状態になるほど
の破壊モードが生ずることがある。
る異常電圧が加わった場合、それが導通状態になるほど
の破壊モードが生ずることがある。
この状態において酸化物電圧非直線抵抗素子７には発熱
が起らず、使用回路には極めて大きな電流が流れる。
が起らず、使用回路には極めて大きな電流が流れる。
この場合においては、温度ヒユーズ６が溶断され、回路
が断たれる構造となっている。
が断たれる構造となっている。
上記いずれの動作が行われても、板バネ状の可動電極兼
劣化表示片４はケース１にあけられた穴５より動作が確
認できる位置にあるため、酸化物電圧非直線抵抗素子７
の劣化が外部より簡単に見分けられる構造になっている
。
劣化表示片４はケース１にあけられた穴５より動作が確
認できる位置にあるため、酸化物電圧非直線抵抗素子７
の劣化が外部より簡単に見分けられる構造になっている
。
以上の説明からも明らかなように、本考案による安全保
護表示付避雷器は、そこに用いられている酸化物電圧非
直線抵抗素子に劣化および破棄が生じても発熱に起因す
る事故は発生せず、また短絡時の電流によって電流ヒユ
ーズを遮断する構成よりなり、未然に事故波及が防止さ
れ、保守点検も容易化されるといった特長を有するもの
である。
護表示付避雷器は、そこに用いられている酸化物電圧非
直線抵抗素子に劣化および破棄が生じても発熱に起因す
る事故は発生せず、また短絡時の電流によって電流ヒユ
ーズを遮断する構成よりなり、未然に事故波及が防止さ
れ、保守点検も容易化されるといった特長を有するもの
である。
また、酸化物電圧非直線抵抗素子が劣化した場合、もれ
電流により発熱し遮断動作が行われるため、抵抗素子が
波壊し続流が流れ込むといったことはなく、続流による
電気系統への影響（例えば過電流リレー、漏電ブレーカ
等の動作）を極力避けることができるものである。
電流により発熱し遮断動作が行われるため、抵抗素子が
波壊し続流が流れ込むといったことはなく、続流による
電気系統への影響（例えば過電流リレー、漏電ブレーカ
等の動作）を極力避けることができるものである。
また、酸化物電圧非直線抵抗素子の近傍に温度ヒユーズ
が位置しているため、電圧非直線抵抗素子が特性劣化に
より発熱を生じた場合、その熱が温度ヒユーズに効率よ
く伝達されることとなり、断路動作が確実に行われるも
のである。
が位置しているため、電圧非直線抵抗素子が特性劣化に
より発熱を生じた場合、その熱が温度ヒユーズに効率よ
く伝達されることとなり、断路動作が確実に行われるも
のである。
そして、温度ヒユーズでもって酸化物電圧非直線抵抗素
子と電流ヒユーズとが電気的に接続構成されていること
により、個別に電流ヒユーズ並びに温度ヒユーズを構成
する場合よりももれらの間を接続するリード線等の部品
点数が少なくなり、また組立工数が低減され、結果的に
製品としての信頼性を向上させることができるものであ
る等、本考案は実用性、安全性に大なる効果を有するも
のである。
子と電流ヒユーズとが電気的に接続構成されていること
により、個別に電流ヒユーズ並びに温度ヒユーズを構成
する場合よりももれらの間を接続するリード線等の部品
点数が少なくなり、また組立工数が低減され、結果的に
製品としての信頼性を向上させることができるものであ
る等、本考案は実用性、安全性に大なる効果を有するも
のである。
第１図は本考案による安全保護表示付避雷器の一実施例
の外観正面図、第２図は同側面図、第３図は同ケースの
一部を切欠いた状態の正面図、第４図は同側面図である
。 １・・・・・・ケース、２・・・・・・温度ヒユーズ、
４・・・・・・可動電極兼劣化表示片、６・・・・・・
電流ヒユーズ、７・・・・・・酸化物電圧非直線抵抗素
子。
の外観正面図、第２図は同側面図、第３図は同ケースの
一部を切欠いた状態の正面図、第４図は同側面図である
。 １・・・・・・ケース、２・・・・・・温度ヒユーズ、
４・・・・・・可動電極兼劣化表示片、６・・・・・・
電流ヒユーズ、７・・・・・・酸化物電圧非直線抵抗素
子。
Claims (1)
- 酸化物電圧非直線抵抗素子と電流ヒユーズとを温度ヒユ
ーズを介して直列に接続し、かつ上記温度ヒユーズを上
記電圧非直線抵抗素子の近傍に位置させてそれらをケー
ス内に収納し、上記の各々のヒユーズに弾性力を有する
可動電極兼劣化表示片によって常に引っ張り力を加え、
上記温度ヒユーズまたは上記電流ヒユーズが溶断された
場合、上記可動電極兼劣化表示片の働きによって回路が
完全に断たれるとともに、上記可動電極兼劣化表示片の
表示作用によって上記酸化物電圧非直線抵抗素子の劣化
が明示されることを特徴とする安全保護表示付避雷器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979036711U JPS607441Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 安全保護表示付避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979036711U JPS607441Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 安全保護表示付避雷器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54131930U JPS54131930U (ja) | 1979-09-12 |
| JPS607441Y2 true JPS607441Y2 (ja) | 1985-03-13 |
Family
ID=28898393
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979036711U Expired JPS607441Y2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 安全保護表示付避雷器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS607441Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS432188Y1 (ja) * | 1966-01-31 | 1968-01-30 |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP1979036711U patent/JPS607441Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS432188Y1 (ja) * | 1966-01-31 | 1968-01-30 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54131930U (ja) | 1979-09-12 |
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