JPS606965B2 - プロピレン共重合体の製造法 - Google Patents

プロピレン共重合体の製造法

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JPS606965B2
JPS606965B2 JP7945175A JP7945175A JPS606965B2 JP S606965 B2 JPS606965 B2 JP S606965B2 JP 7945175 A JP7945175 A JP 7945175A JP 7945175 A JP7945175 A JP 7945175A JP S606965 B2 JPS606965 B2 JP S606965B2
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究 広田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は成型性の改良された耐衝撃性エチレンープロピ
レン共重合体の製造方法に関する。
更に詳しくは、特定の三塩チタン化合物と有機アルミニ
ウム化合物を主成分とする立体特異性重合触媒を用い二
段階で無溶剤重合を行う成型性の2優れた耐衝撃性エチ
レンープロピレン共重合体の製造方法に関する。近年汎
用樹脂として大量に生産され消費されている高給晶性ポ
リプロピレンは強度、耐熱性、成型性及び寸法安定性に
優れているが常温以下の耐2衝撃性が低く容易に脆性破
壊される欠点をもっており大きな応力や衝撃の加わるよ
うな用途に供せられる成型品用としては不適当である。
一方高密度ポリエチレンは耐低温脆性及び耐衝撃性にす
ぐれているが、軟化点が低く且つ成型加工性に劣る。従
って強度、耐熱性、寸法安定性、成型性、耐低温脆性及
び耐衝撃性等のすぐれた諸性質を兼備した樹脂が要望さ
れた。
このような要望を満たすために、たとえばポリプロピレ
ンにゴムをブレンドしてその低温脆性を改良することが
知られているがこの方法では充分に満足すべき結果は得
られない。
また所謂ブロック共重合によってポリプロピレン連鎖を
結合させることも公知である。しかしこの方法において
も第二段の重合でエチレンを100%近い状態で重合し
た場合には、炭化水素溶媒可溶性の非晶の重合体の副性
は少なく剛性は陵れるが耐衝撃強度は十分でない。第二
段の重合でプロピレン過剰の状態でエチレンとのランダ
ム共重合を行わせると、生成ポリマー連鎖の結晶性が失
なわれゴム状重合物を生成するため耐衝撃強度の改良は
顕著であるが、結晶性低下のためポリプロピレン本来の
剛性が失なわれると同時に炭化水素可溶性の重合体が多
量創生する。このような非晶性重合体の副I性は長時間
運転において装置にゴム状ポリマーが付着し伝導不良及
び閉塞などのトラブルを生じると同時に触媒除去工程に
おいてアルコール又は炭化水素−アルコール系に多量に
ゴム成分が溶出しその損失は計り知れない。またブロッ
ク共重合体においては耐低温脆性及び耐荷重性を改良す
れば一方では加工性が低下するためこれらの好ましい性
質を兼備した耐衝撃性ポリプロピレンを製造することは
極めて困難である。また、成型加工法は、特に射出成型
分野における樹脂の価値を大中に左右するものであり、
ポリプロピレンのポリエチレンに対する優位性は主にこ
の成型加工法に負うところが多大である。
ここでいう成型加工法とは連続して成型物を射出成型す
る時の成型サイクル、寸法安定性などを意味し、単に熔
融流れだけでなく結晶化速度、結晶化開始温度など重合
体のミクロな結晶構造に起因する成型加工性を含むもの
である。一般的に二段階法によるブロック共重合体の耐
衝撃性は第二段階のゴム成分の量と関係するが〜プロピ
レンとエチレンの単量体価格が大中に異なるため、第二
段階のエチレンープロピレン共重合体のプロピレン舎量
を可能な限り高めることが工業的に好ましい。
ところで、Q−オレフィンの重合触媒について立体特異
性及び触媒活性を高める試みが種々の角度から提案され
ているが、触媒の主成分である三塩化チタンに関しても
それの故買による触媒性能の改善が行われて来た。
しかしながら、これら改質三塩化チタンのうち如何なる
種類の改質三塩化チタンがエチレンープロピレン共重合
体の製造法において有用であるかどうか未だ充分明らか
でなかった。とくに、エチレンとプロピレンとの二段階
無溶剤重合法に如何なる種類の改質三塩化チタンを使用
すれば、優れた物性を有する共重合体を効率よく製造で
きるかどうか全く不明であった。本発明者は種々の故買
三塩化チタンを用いて二段階無溶剤重合法によるエチレ
ンープロピレン共重合体の製造法について種々研究した
結果、有機含窒素化合物もしくは有機りん化合物で英粉
砕処理した「三塩化チタンまたはそれと塩化アルミニウ
ムとの共晶体」を改質三塩化チタンとして用いた場合に
おいて特に優れていることを見出し、さらに重合体組成
及び重合段階の条件などについて多角的に検討、研究し
たところ、特定の選択された条件においてのみ前述した
製造手段上および生成重合体上の欠点を有しない製造方
法の開発に成功し、本発明に到達したものである。すな
わち本発明の目的は 【1) 反応器内でのポリマーの付着がないこと、{2
1 重合体の団塊化が起らないこと、{31 触媒除去
時に非晶性重合体の損失がほとんどないこと、特にゴム
成分の溶出の起らないこと、■ 成型加工性の優れてい
ること、 畑 耐衝撃性と高い剛性を兼ね備えていること、■ モ
ノマー価格の高いエチレン使用量を可能なかぎり少くす
ること、という要件を満たすプロピレン共重合体を提供
することである。
そしてこの目的を達成する本発明の構成は■有機含窒素
化合物もしくは有機りん化合物と共粉砕処理した「三塩
化チタンまたはそれと塩化アルミニウムとの共晶体」と
{Bー有機アルミニウム化合物とを主成分とする立体特
異性触媒を用い、第一段階でプロピレン単独またはブロ
ピレンとエチレンとを液相の単量体組成について99.
5モル%以上がプロピレンである条件下で無溶剤重合し
、第三段階でプロピレンとエチレンとを液相の単量体組
成について70〜96モル%がプロピレンである条件下
でかつ全量合量の5〜3の重量%を重合するように無溶
剤重合することを特徴とするフロピレン共重合体の製造
法に存する。
本発明について概説すると、重合反応の第一段階および
第二段階において使用する触媒はいずれも■有機含窒素
化合物もしくは有機りん化合物と共粉砕した「三塩化チ
タンまたはそれと塩化アルミニウムとの共晶体」と【B
)有機アルミニウム化合物とを主成分とする立体特異性
触媒であって、触媒の一成分風として使用される有機含
窒素化合物もしくは有機りん化合物と粉砕処理された「
三塩化チタンまたはそれと三塩化アルミニウムとの共晶
体」は三塩化チタン1モルに対し0.01〜1モル、好
ましくは0.02〜0.5モルの有機含窒素化合物もし
くは有機りん化合物と共粉処理することにより製造する
ことができる。
共粉砕処理は直接ボールミルのごとき粉砕機中で適量を
混合し、粉砕処理することにより得ることができる。上
記のごとく粉砕された三塩化チタンまたはその共晶体は
本発明の二段階無溶剤重合用触媒として顕著な改費効果
を発揮する。
粉砕は空気および湿気を遮断し、不活性雰囲気下(たと
えば窒素中)で室温または加温下で実施することが望ま
しい。衝撃ミル、ボ−ルミル、振動ミルその他の適宜の
粉砕手段により製造することができる。好適な粉砕条件
は粉砕手段と方法によって異なるが、たとえば振動ミル
を使うと初めの2〜3時間で三塩化チタンは箸しく賦活
され、粉砕時間はそれ以上長くすることによって漸次改
善されて一定値に タ達するかあるいは極大をへて減少
する鏡向を示す。したがってこのような粉砕方方法にお
いては特に長時間粉砕処理を行う必要はない。触媒原料
の三塩化チタンまたはそれと塩化アルミニウムとの共晶
体は適宜の公知方法により製造Zされた三塩化チタンお
よび三塩化チタンと三塩化アルミニウムとの共晶体すな
わち3rjC13・AIC13(以下「AA型三塩化チ
タン」という)である。
共粉砕処理に使用される有機含窒素化合物としては、ア
ゾベンゼン、アゾトルエン、フエナジンZなどの芳香族
アゾ化合物、フェニルィソシアネート、トリルイソシア
ネート、ナフチルイソシアネートなどの芳香族ィソシア
ネート化合物、ベンゾニトリル、トルニトリル、ナフト
ニトリルなどの芳香族ニトリル化合物、ピリジン、エチ
ルピリジ2ン、Q−クロルーピリジン、ピコリン、トリ
エチルアミン、トリブチルアミンなどの第3級アミン、
ジエチルアミン、ジブチルアミン、ジベンジルアミンな
どの第2級アミン、ブチルアミン、アニリンなどの第1
級アミンが挙げられるが、特に2第3級または第2級ア
ミンが好適に用いられる。有機りん化合物としては、た
とえばトリフェニルホスフアイト、トリクレジルホスフ
アイト、トリトリルホスフアイト、トリキシリルホスフ
アイト、トリメチルホスフアイト、トリプロピルホスフ
アイト、トリブチルホスフアイト、トリオクチルホスフ
アイトなどのトリアルキルまたはトリアリルホスフアィ
ト類の如き有機ホスフアィト化合物、トリメチルホスフ
ィン、トリェチルホスフィン、トリフェニルホスフィン
などの有機ホスフイン化合物、トリメチルホスフィンオ
キシド、トリエチルホスフインオキシド、トリブチルホ
スフインオキシド、トリフエニルホスフインオキシド、
へキキメチル燐酸トリアミドなどの有機ホスフィンオキ
シドが挙げられるが、トリブチルホスフィンオキシド、
トリフエニルホスフインオキシド、へキサメチル燐酸ト
リアミド「トリフェニルホスフィンが特に好適に使用さ
れる。これら有機含窒素化合物及び有機りん化合物は単
独または2種以上併用して使用して良い。かくして得ら
れた改質された「三塩化チタンまたはそれと塩化アルミ
ニウムとの共晶体」風は、常法におけるごとく、‘B}
有機アルミニウム化合物を含む成分と組み合せることに
よって、オレフィン重合用の触媒に供せられる。
【Bー成分の有機アルミニウム化合物としては、たとえ
ばトリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、
トリイソプロピルアルミニウム、トリィソブチルアルミ
ニウムなどの低級アルキル基を有するトリアルキルアル
ミニウムまたはそれらのモノハライド、セスキハライド
およびジハライドのごときアルキルアルミニウムハライ
ドがあげられる。
さらに「テトラフルキルジアルモキサンとその塩素およ
びノまたは水素誘導体のごとき高活性有機アルミニウム
化合物も使用することができる。そのほかアミド、アル
コキシド、ニトリルまたは硫酸もしくはりん酸などの無
機酸基を含む各種の有機アルミニウム化合物も使用する
ことが可能である。上記有機アルミニウム化合物にさら
に触媒性能を改善するために各種の第三成分を併用する
ことができる。
たとえばテトラブチルアンモニウムョーダイド、N・N
ージメチルエタノールアミン、トリブチルアミン、トリ
メチルスルホニウムヨーダイド、ピリジン、テトラメメ
‐チル尿素、トリェチレンジアミン、ジヱチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ジメチルエーテル、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルエーテル、ジエチレンウレ
タン、ジフエニルウレタン、トリフエニルホスフイン、
トリブチルスチピン、トリフエニルアルシン、メンチル
アミン、ヘキサヱチルメラミン、ジメチルアセタミド、
キノリン、ヘキサメチルりん酸トリアミド、トリオクチ
ルホスフイン、トリェチルホスフインオキシド、トリエ
チルホスフエ−ト、トリブチルホスフアイト、ポリメチ
ルシロキサン、テトラキスジメチルアミノシラン、トリ
クロロボラゾール「トリスジメチルアミノボラン、ジピ
リジンジンククロライド、ジピコリノジンククロライド
、ジブチルエーテル、テトラヒドロフラン、スルホン酸
ァミドなどの電子供与性化合物を第三成分としてあげる
ことができる。
次に重合条件について説明すると、重合反応の第一段階
ではプロピレン単独またはプロピレンとエチレンとを液
相の単量体組成について99.5モル%以上がプロピレ
ンである条件下で無溶剤重合を行うものであって、第一
段階でプロピレン単独を重合する場合には液化プロピレ
ンを使用し、したがって液相の単量体組成はプロピレン
100モル%となり、プロピレンのホモ重合体を生成す
る。
しかしながらプロピレンとエチレンとを重合する場合に
は、最終重合体の物性からみて「第一段階の重合体はエ
チレン含量が約5重量%以下のランダムエチレンを含む
プロピレン重合体であることが必要であり、そのために
は液相の単量体組成について99.5モル%以上がプロ
ピレンである条件を維持しなければならない。重合温度
及び圧力は一般にプロピレン重合で用いられている条件
を適用することができるが通常0〜10ぴ0好ましくは
50〜8500、10疎気圧以下好ましくは1〜5ぴ気
圧の圧力範囲が適用され、分子量調節剤として水素が用
いられる。
第一段階で得られる重合体は、最終重合体の物性のバラ
ンスを考慮して固有粘度(デカリン135℃)を1.2
〜2.5d‘/夕の範囲となるように調節される。
第一段階の重合反応で全重合量の70〜95重量%望ま
しくは80〜9の重量%を重合させる。第一段階の重合
反応は重合反応器一槽でも二槽以上用いても良い。第一
段階終了後単量体をフラッシュすることなくエチレン(
必要に応じて更にプロピレン、水素、触媒成分)を導入
し、第二段階の重合反応へ移行する。第二段階は液相の
単量体組成がプロピレン70〜96モル%、エチレン4
〜30モル%の条件下でかつ全重合量の5〜3の重量%
を重合するように無溶剤重合を行う。
第二段階の重合も通常0〜100oo好ましくは50〜
8500及び100気圧以下好ましくは1〜則気圧の範
囲で行える。第二二段階の重合反応は−−糟でも二糟以
上を直列につないで行なっても良い。第一段階及び第二
段階の重合反応を回分式で行うことも出来るし、多槽又
はループ型反応器を用いて連続的に実施することも出来
る。このようにして得られる本発明のプロピレン共全重
合体は成形性および耐衝撃性の面から固有粘度1.5〜
4.0d‘/夕の範囲のものが最適である。
このような液相における単量体組成および重合量割合で
得られる重合体は前述のように第一段階ではプロピレン
のホモ重合体又はエチレン含量5重量%以下のランダム
エチレンを含むプロピレン重合体連鎖であり、第二段階
で製造される重合体連鎖はプロピレン含量30〜7の重
量%のエチレン−プロピレン共重合体連鎖である。本発
明方法により製造された重合体が優れた物性バランスを
有する耐衝撃性プロピレン共重合体であることは以下に
述べる実施例の記載からみて明らかであるが、単に第一
段階で生成する重合体0の物性だけに起因するものでは
ない。
本発明により得られる重合体は、Qーオレフィン系重合
体、特にポリプロピレンに一般に添加されている酸素、
光(紫外線)、オゾン、熱に対する安定剤、灘燃化剤、
加工性改良剤、充填剤、補夕強剤、顔料(着色剤)、帯
電防止剤、着色性改良剤「発泡剤、ブロッキング防止剤
、造核剤ならびに金属(たとえば銅)による劣化防止剤
のごとき添加剤を配合することによりより一層その効果
を発揮することができる。
本発明により得られる重0合体は前記のごときすぐれた
物理的特性を有しているから特に大型コンテナ一、大型
容器、電気部品、自動車部品材料として好適に用いられ
るが日用品雑貨、玩具容器、シート、フィルム、ボ−ド
、テープなども広く使用出釆る。以下実施例により本発
明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれによりなん
ら限定されるものではない。
なお、実施例および比較例においてメルトフローインデ
ツクスはASTM D−1238−65Tの方法にもと
づき230qC荷重2.16k9において測定した。ま
た引張降伏強度、引張切断強度および引張切断伸びはA
STMD−638一58Tの方法、曲げ剛性率はAST
M D一74−61T、縦化温度はASTM D−74
6一57T、アィゾッド(lzod)衝撃強度はAST
MD−256一56Tの方法にそれぞれもとづいて20
qoで測定した。実施例 1 (iー 改質チタンの製造 窒素で置換したドライボックス中で50.0夕の三塩化
チタンと塩化アルミニウムとの共晶体(東洋ストーフア
ー社製AA型、以下「AA型三塩化チタン」という)と
7.84夕のy−ピコリン(AA型三塩化チタンの1ノ
3モル比)とを混合し、この混合物を1仇吻径の磁製球
600奴を詰めた内容1そのステンレス製ボールミル容
器中に充填した後振動粉砕機にかけ室温で1虫時間粉砕
処理を行った。
(ii) 重合 内容積1.5そのステンレス製鷹梓型オートクレープに
上記粉砕処理されたAA型三塩化チタン0.302夕及
びエチルアルミニウムジクロライドとトリブチルアミン
(混合モル比1:0.70)のトルェン溶液をアルミニ
ウムについて4.仇hol投入し次いで液化プロピレン
365夕及び75qoに於ける液層水素濃度がプロピレ
ンに対し0.15mol%に相当する量の水素を庄入し
た。
縄拝しながら内容物を75oに加溢し、第一段階の重合
を1.功時間行なった。この第一段階だけを別の予備実
験で全く同じ条件下で実施することにより、固有粘度1
.94d‘′夕(135oデカリン)のポリプロピレン
が174タ生成することが確かめられている。ひきつづ
いてプロピレンモノマーを追い出すことなく6500に
冷却して第二段階の重合に移り、エチレンを分圧で更に
5k9/係圧入しながら65o0で13分間重合した。
このときの液層中のモノマー組成はプロピレン91mo
l%エチレン軌hol%である。エチレンープロピレン
モノマーを系外にフラッシュさせることにより、第二段
の重合を停止し約10夕の粗重合体を抜き出した後(ヘ
プタン抽出のサンプルとする)、り−ブチルアルコール
500叫で90CC2び分間処理し9000で炉過する
操作を3回繰り返した後、乾燥して、白色粉末をえる。
収量は粗重合体を合わせて203夕で高比重は0.40
夕/CC、固有粘度は2.55d‘′夕粗重合体の沸騰
りーヘプタン残は92.7%であった。また上託りーブ
チルアルコール処理により抽出される非晶性重合体量は
0.9%であった。精製重合体のエチレン成分舎量は1
8000に於ける溶融フィルムの赤外吸収スペクトルの
717肌‐1及び735肌‐1の測定により8.丸重量
%であった。全重合体中に占める第二段階重合体の割合
し、は14.4重量%であり第二段階で生成する重合体
中のプロピレン含量は42重量%である。上記重合体に
ラウリル・ステアリルチオジプロピオレード(LSTD
P)0.1重量%とテトラキス〔メチレン−3−(3・
5ージ−第三級ブチルー4′ーヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕メタン(商品名1granoxlolo
)の0.1重量%を加えて2比舷でェクストル−ダーに
20000で2回通過しべレットとした後230qoで
プレス成型して試験片を作り、測定した結果、腕化温度
−20.3oo、曲げ剛性率14.6×1ぴ/iで引張
り降伏強度247k9′の切断強度342k9′c鰭切
断伸び790%アィゾット衝撃強度16kg伽/抑メル
トフローインデツクス(230o○)3.6夕/10分
であった。実施例 2 有機アルミニウム成分としてジェチルアルミニゥムクロ
ラィドを用い(第三成分は用いない)実施例1と同様の
方法により表1の条件で行なった。
比較例 1 実施例2と同様に但し三塩化チタン成分として市販のA
A型三塩化チタン(東洋ストーフアー社製)を用いて共
重合を行った。
比較例 2 実施例2と同様に但し有機アルミニウム成分として実施
例1と同じエチルアルミニウムジクロラィドとトリブチ
ルアミンの混合物(混合モル比1:7)を用い、三塩化
チタン成分として市販AA型三塩化チタンを用いて共重
合を行った。
実施例2と比較例1、2の対応により、本発明が特に生
成重合体の曲げ剛性率及び降伏強度が格段に陳れ更に創
生する非晶性重合体量は半減し、沸騰へブタン抽出残及
び重合体粉末の高比重が非常に高いことが明らかである
。なお第一段のプロピレンホモ重合体のへブタンインデ
ックス及び曲げ剛性率は各々実施例2では98.6%、
20.2×1ぴ/in2比較例1では91.2% 13
.8×1ぴ/in2、比較例2では96.4% 18.
7×1ぴ/in2である。しかし二段階共重合体におい
ては実施例2のみ優れた物性を有し比較例1及び2はほ
ぼ同じ物性を示す。このように第一段で生成する重合体
の物性との相関はない。比較例 3 実施例2と同様に但し第二段のモノマ−組成をプロピレ
ン98hol%エチレン2hol%にかえて行なった。
モノマー組成が好適範囲をはずれると耐衝撃性が発現さ
れないことを示す。実施例 3及び4 実施例2と同様に但し第二段階のモノマー組成及び第二
段階重合体量の割合し、をかえて実験した。
比較例 4 市販AA三塩化チタンを用い実施例4と全く同じ条件で
共重合体を製造した。
実施例4と比較し剛性、降伏強度が大中に低下する。実
施例5、6及び7、比較例5及び6 実施例1と同様に但し粉砕処理する改質剤の種類と量を
かえて粉砕処理された三塩化チタンを製造した。
比較例5及び6は各々ェステル ェー7ルを用いると、
特に曲げ剛性が低下し非晶性重合体の多量剛性すること
を示す。(世)二凸く。
・・ふリトミトミへ′liいくへo小ぐ工実施例 8内
容積100その濃投機付反応器に液化プロピレンモノマ
ー33.2k9/日と実施例1で用いたy−ピコリン改
質三塩化チタン5.49′日、ジェチルアルミニウムク
ロラィド40タ′日、水素をオフガス濃度でcontr
olして液層水素濃度がプロピレンに対して0.1仇h
ol%になるように連続的にフィードした。
オートクレープ内圧32k9/加重合温70午OC平均
滞留時は1.5時間で第一段の出口からは液化プロピレ
ンモノマーが22.6k9/日、ポリプロピレンが10
.6k9/日で排出されるがこれをそのまま内容積40
その第二段反応器にフィードする。このとき第二段反応
器にはエチレンを1.4k9/日で追加する。第二段階
重合は重合温度60qo平均滞留時間は28分である。
第二段反応器出口からは重合体混合物が12.3k9で
づ・型フラッシュホツパーを経て排出される。えられた
重合体混合物はバッチ式でり−ブチルアルコールで90
003回洗浄する。全重合量に対する第二段の重合量は
13.紅重量%でこの重合体の固有粘度は2.3の′夕
で高比重は0.40タ′CCでエチレン含量は8.の重
量%であった。45側め押し出し機でべレタィズした製
品の縦化温度は−11.6oo、曲げ剛性率15.6×
1Mb/i〆、降伏強度262k9/仇切断強度351
k9/地、切断伸び690%、メルトフo−インデック
ス8,2多/1肌inであった。
またり−ブチルアルコールによる触媒除去工程で抽出さ
れる非晶性重合体量は0.8%であつた。上記製品べレ
ツトを5オンスの高速射出成型機で重量22タ肉厚0.
5柳の薄肉容器を射出成型(1ケ取り)した。
ノズル温度250o、シリンダー温度はC.〜C330
0q○ C4290oO C5260午0で冷却水温度
は金型入口で4℃射出圧力は1000k9/塊である。
連続成型の結果1ケ当りの所要時間は7.4秒であった
。上記重合体の示差走査熱量計(パーキンェルマーDS
CO型)による測定により結晶化開始温度は降温速度1
00C/minで測定して120.7℃であった。結晶
化速度は1′2結晶化する時間tl/2(min)の逆
数1/t 1′2(min‐1)で表わして401oK
での等温結晶化速度1/t l/2=0.102であっ
た。比較例 7 実施例8と同様にただ三塩化チタン成分としてAA型三
塩化チタン(東洋ストーフアー製)を6.2夕/日でフ
ィードして第一段重合を行なった。
第一段出口からは、ポリプロピレンが9.6k9/H液
化タ プロピレンモノマーが23.1kg/日で排出さ
れる。第二段はエチレンを1.4k9/日で追加する。
第二段重合は6000で平均滞留時間は19分で第二段
反応器からは重合体温合物が11.1k9/日で排出さ
れる。全重合量に対する第二段の重合量は13.5%で
重合0体固有粘度は2.1d‘′夕嵩比重0.37夕/
CCで、エチレン舎量は8.亀重量%であった。べレッ
トの腕化温度は−16.2℃降伏強度232k9/仇切
断強度350k9/鮒切断伸び770%曲げ剛性率12
.9×1ぴlb′in2メルトフローインデツクス8.
0タタ/地hinである。
触媒除去工程でり−ブチルアルコールにより3.4%の
非晶性ポリマーが抽出除去された。実施例6と全く同じ
条件で5オンス高速射出成型機で成型したところ一ケ当
り成型所要時間は8.母砂であった。また示差走査熱量
計によ0る結晶化開始温度は降温速度10qC/min
で測定して116.600であった。結晶化速度は実施
例8と同じ方法により401o Kで1/t 1/2:
0.078hin‐1である。実施例8との比較により
本発明の方法でえられ夕る重合体は、成型サイクルが1
4%短縮され、冷却過程での結晶化開始温度が高く、結
晶化速度も早い。
以上の実施例および比較例から本発明が前記した要件を
満たすことは明らかであり、また特に耐0衝撃性に関す
る物性である曲げ剛性率と晩化温度とのバランスが顕著
に優れており、その理解を容易にするため添付図面に示
す。
【図面の簡単な説明】
図は本発明方法により製造されたプロピレン共夕重合体
の曲げ剛性率と腕化温度とのバランスを実施例1〜8、
比較例1〜7および市販の耐衝撃性ポリプロピレンA〜
Fについてプロツトしたものである。 図中 01〜08は本発明の実施例1〜8の、0◇1〜
07は比較例1〜7のおよびA〜Fは市飯耐衝撃性ポリ
プロピレンの測定値をそれぞれプロツトしたことを示す

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A) 有機含窒素化合物もしくは有機りん化合物
    と共粉砕処理した「三塩化チタンまたはそれと塩化アル
    ミニウムとの共晶体」と、(B) 有機アルミニウム化
    合物とを主成分とする立体特異性触媒を用い、第一段階
    でプロピレンまたはプロピレンとエチレンとを液相の単
    量体組成について99.5モル%以上がプロピレンであ
    る条件下で無溶剤重合し、第二段階でプロピレンとエチ
    レンとを液相の単量体組成について70〜96モル%が
    プロピレンである条件下でかつ全重合の5〜30重量%
    を重合するように無溶剤重合することを特徴とするプロ
    ピレン共重合体の製造法。
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