JPS606631Y2 - 偏心形回転ポンプ - Google Patents

偏心形回転ポンプ

Info

Publication number
JPS606631Y2
JPS606631Y2 JP9226879U JP9226879U JPS606631Y2 JP S606631 Y2 JPS606631 Y2 JP S606631Y2 JP 9226879 U JP9226879 U JP 9226879U JP 9226879 U JP9226879 U JP 9226879U JP S606631 Y2 JPS606631 Y2 JP S606631Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
main bearing
rotating body
magnet
space
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9226879U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS568879U (ja
Inventor
賢 西城
豊 高橋
良一 古閑
Original Assignee
松下電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP9226879U priority Critical patent/JPS606631Y2/ja
Publication of JPS568879U publication Critical patent/JPS568879U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS606631Y2 publication Critical patent/JPS606631Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は偏心形回転ポンプの主軸受の摩耗を防止する潤
滑手段に関するもので、特に各部摩擦部が常に潤滑状態
を確保できる手段に関するものである。
一般に偏心形回転ポンプの軸受部に作動流体を供給し、
潤滑を行う方法は種々あるが、軸受部外側の空間に存在
する空気を効果的に排出するものはない。
本考案は積層形構造ならびにマグネット結合形ポンプに
おける最適潤滑方式として、主軸受両側から高圧をかけ
る手段を提供することにより、各部の潤滑が十分行なえ
ることを遠戚したものである。
特にマグネット空間に高圧をかけることは主軸受以外の
部分の潤滑を常に安定して確保できるという利点を有す
る。
すなわち、マグネット結合を行うために生ずるポンプ特
有の課題を解消したものである。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第2図において、ポンプケース1は、内部に、ポンプ空
間2およびマグネット空間3を有しており、同空間2,
3は中央部が連通している。
さらに、ポンプ空間2に開口した連通口4と図示してい
ないがもう一つの連通口5の2つの開口を有している。
又、ポンプ空間2側には蓋取付用ビス六6と、マグネッ
ト空間3側に、ポンプ取付用穴7が設置されている。
ロータ8は以下の構成を有する。
第3図において軸9は一端にDカット10を有し、この
軸9に固定又は一体成形された回転体11設けられてい
る。
回転体11には、複数の溝12が設けられている。
溝12には、内部に圧力導入口13を有する羽根14が
出入自在に挿入される。
さらに、圧力導入口13の内部には、羽根14を突出さ
せるためのバネ15が挿入されている。
第4図において、回転体11の両側には、回転体11の
外径と一致した外径を有する側板16が軸9に対して圧
入するように設けられ、回転体11と一体に回転するよ
うに構成され、溝12内部の圧力が回転体11内部でさ
またげないようにされている。
以上、軸9、回転体11、側板16によりロータ8は構
成される。
第2図において、主軸受部材17は以下の構成を有する
部材18は皿形に形成されて開口19が存在し、この開
口19の径ば、側板16の径より大きい値を有する。
部材18の中心には主軸受20が存在し、固定されてい
る。
主軸受20には軸穴21が存在し、軸9と嵌合される。
開口19の底は、主軸受20の端面22より深い位置に
存在する。
偏心リング23は、外径と偏心した内径を有する円筒形
の形状であり、巾方向に、切欠き24を有する。
又、第5図のように切欠き24は対象の位置に2ケ所存
在し、巾方向にも2ケ所存在する。
さらに、主軸受部材17.偏心リング23の外径はポン
プ空間2の内径とほぼすき間なく嵌合される寸法関係に
設定されている。
被動マグネット25は、以下の構成を有する。
マグネット26にはヨーク板°27が付けられ、ケース
28により完全にモールドされている。
ケース28の中心には軸9のDカット10が挿入される
穴29が存在し、回転には軸9と一体になるごとく構成
される。
さらに被動マグネット25の一端には凹部30が中心を
合わせて存在し、この部分には端面軸受31が挿入され
る。
位置関係は、マグネット26側に端面軸受31が存在す
るようにされている。
又、マグネット空間3の内径は、被動マグネット25の
外径よりも大きくされており、マグネット空間3内で被
動マグネット25は回転自在に存在する。
以上の部品をもとに次のように組立てる。
ポンプ空間2内にまず主軸受部材17を挿入し、次に偏
心リング23の切欠き24が連通口4と一致するように
位置合せして挿入する。
次に、ロータ8内に羽根14.バネ15を溝12の数だ
け挿入し、軸9を軸穴21に合わせて挿入する。
この時軸9のDカット10が、マグネット空間3側にな
るごとく挿入する。
最後にもう一つの主軸受部材17を挿入し、パツキン3
2を入れて蓋33を蓋取付用ビス六6で取付ける。
蓋33とポンプケース1の間に入ったパツキン32によ
り外部とのシールは行なわれる。
マグネット空間3には被動マグネット25が、軸9のD
カット10とかみ合って中心に保持され端面軸受31が
被動マグネット25に付けられシール板34がOリング
35を介してポンプケース1のポンプ取付は用穴7を使
用して、相手部材36に取付けられる。
以上組立完了した図が第1図すである。
この状態で、モータ軸37に取付けられた駆動マグネッ
ト38を被動マグネット25と対向させるとお互にマグ
ネットどうしが吸引し合い、磁気的に結合する。
この時、被動マグネット25はシール板34側に引張ら
れるが、シール板34により端面軸受31が保持され、
シール板34と被動マグネット25とはある間隔をおい
て保持される。
さらに、ロータ8は主軸受20の端面22により軸方向
に拘速されるため、羽根14は偏心リング23と主軸受
部材17で作られる空間内に保持される。
以下動作を説明する。
モータ軸37が回転すると、軸37と一体の駆動マグネ
ット38が回転し、この回転トルクは、シール板34を
介して、磁気的に被動マグネット25に伝えられる。
被動マグネット25が回転すると被動用マグネット25
とかみ合った軸9及び軸9と一体の回転体11、側板1
6が回転する。
第5図において回転体11が回転すると、羽根14は、
溝12内でバネ15により押され、偏心リング23の内
面に接しつつ回転し、偏心リング23と回転体11及び
羽根14で構成される空間の体積を連続的に変化させる
この体積変化により、2つの切欠き24の一方から流体
を吸入し、他方から流出させるポンプ作用を発揮する。
第6図において、ポンプ空間2の壁に、しかも、ポンプ
吐出側の連通口5に連通してマグネット空間3に至る側
路39が設けである。
又、第7図において主軸受部材17の部材18には、開
口19と反対側に流路40が部材18を切欠くごとく存
在する。
以上の構成をもとに流体の流動を説明すると、ポンプ高
圧側の流体は、側路39を通じて、ポンプ空間3と、流
体40を通じてすなわち部材17の外側より主軸受部材
17と蓋33で囲まれる空間41に導入される。
各々の空間41に入った流体は、それぞれ空間41の中
心に位置する軸9と主軸受20のすきまに入り、流体潤
滑を行った後、側板16と主軸受部材11のすき間42
に流入してくる。
このすき間42の圧力は第5図で分かるようにポンプの
高圧側ならびに低圧側両方に側板16の外周部において
連通になっているため、ポンプ高圧側圧力より低く、ポ
ンプ低圧側圧力より高くなっている。
すなわち、ポンプ高圧側からポンプ低圧側への流体流が
すき間42には生じている。
この流れにのって軸9と主軸受20の間を通過した流れ
はポンプに再循環される。
又、軸9と主軸受20の間に流体流を生じさせる理由は
上記のすき間42の圧力がポンプ高圧側圧力よりも低く
なっているため、高圧側圧力との差圧によって発生させ
られる。
以上の流体流によって摩擦部の流体潤滑が遠戚される。
次に、端面軸受31はマグネット室3のセンターにおい
て被動マグネット25と駆動マグネット38の吸引力を
、シール板34と接して支えながら回転している。
初期的にはマグネット空間3内には流体が入っていない
が、ポンプ作用を発揮すると前述のように、流体が側路
39を通じて入ってくる。
と同時に空間は軸9と主軸受20の間から抜けていく。
この時被動マグネット25が回転しているため、質量の
重い流体は、マグネット空間3内で旋回し、外周方向に
寄せられ、質量の軽い空気は、中心に集まる。
中心部において、軸受部から空気が抜けてゆくので、す
ぐにマグネット空間3内の空気は流体に置換される。
以上のことより端面軸受31は流体なしの空運転は短時
間で解消できる。
流体がないと流体の潤滑作用がなくなり摩耗が激しくな
る。
この摩耗の増大を極力押えることができる。
仮りに、ポンプ低圧側に側路39を設けたとすると、マ
グネット空間3の中心より流体が入ってくることになり
、中心部の空気はいつまでも抜けない可能性があり、端
面軸受31の耐久性に課題が生ずる。
以上述べたように本考案はポンプ高圧をマグネット空間
にかけ流体潤滑を行うことにより各軸受部の摩擦をさけ
、耐久性を大巾に改善できる、結果として安定性の良い
長寿命のポンプを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の偏心形回転ポンプの正面図、第1図
すは同側断面図、第2図は同部品分解断面図、第3図a
、 bはロータの正面、側面図、第4図はロータの組立
側面図、第5図はロータと偏心リングと羽根の配置図、
第6図aはポンプケースの正面図、第6図すは第6図a
のX−X断面図、第7図a、 bは主軸受部材の正面図
と側断面図である。 1・・・・・・ポンプケース、2・・・・・・ポンプ空
間、3・・・・・・マグネット空間、4,5・・・・・
・連通口、訃・・・・田−タ、9・・・・・・軸、11
・・・・・・回転体、12・・・・・・溝、14・・・
・・・羽根、15・・・・・・バネ、16・・・・・・
側板、17・・・・・・主軸受部材、19・・・・・・
開口、20・・・・・・主軸受、21・・・・・・軸穴
、23・・・・・・偏心リング、24・・・・・・切欠
き、25・・・・・・被動マグネット、33・・・・・
・蓋、39・・・・・・側路、40・・・・・・流路、
41・・・・・・空間、42・・・・・・すき間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプケースに設けられた偏心リング内に回転自在に回
    転体を設は該回転体に溝を形威し、該溝内に羽根を出没
    自在に挿入し、前記回転体の回転時に前記羽根の先端が
    前記偏心リングの内壁を滑動する偏心形回転ポンプにお
    いて、前記偏心リング及び前記回転体を保持する主軸受
    部材を各々単独に前記ポンプケース内に挿入するごとく
    構成し前記回転体両側に回転体の外径と実質的に等しい
    外径を有する側板を一体に設け、前記主軸受部材の主軸
    受の端面により前記回転体の軸方向移動を規制し、前記
    回転体をポンプケース内に設けた被動マグネットにより
    回転させるとともに、ポンプの高圧をマグネット室及び
    ポンプケースと蓋との間に主軸受部材の外周部より供給
    し、軸受部より流出するごとく構成して成る偏心形回転
    ポンプ。
JP9226879U 1979-07-03 1979-07-03 偏心形回転ポンプ Expired JPS606631Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9226879U JPS606631Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03 偏心形回転ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9226879U JPS606631Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03 偏心形回転ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS568879U JPS568879U (ja) 1981-01-26
JPS606631Y2 true JPS606631Y2 (ja) 1985-03-02

Family

ID=29325277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9226879U Expired JPS606631Y2 (ja) 1979-07-03 1979-07-03 偏心形回転ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS606631Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018173827A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 日本電産トーソク株式会社 ポンプ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018173827A1 (ja) * 2017-03-23 2018-09-27 日本電産トーソク株式会社 ポンプ装置
JPWO2018173827A1 (ja) * 2017-03-23 2020-01-23 日本電産トーソク株式会社 ポンプ装置
US11286927B2 (en) 2017-03-23 2022-03-29 Nidec Tosok Corporation Pump device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS568879U (ja) 1981-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4747744A (en) Magnetic drive gerotor pump
US7566211B2 (en) Vane pump having vanes with a cutout portion
US4652215A (en) Variable capacity radial piston pump
US7628594B2 (en) Vane pump having a labyrinth seal and gap between a top surface of a rotor and a ceiling surface of a rotor chamber that is formed between upper and lower cases
JPS606631Y2 (ja) 偏心形回転ポンプ
US4492515A (en) Pump apparatus
CN101002021A (zh) 单叶片真空泵
JP2003065247A (ja) ベーンポンプ
JPS6229675Y2 (ja)
US2671411A (en) Rotary pump or motor
CN212508800U (zh) 滚柱燃油泵
JPS6021513Y2 (ja) 偏心形回転ポンプ
KR200254640Y1 (ko) 비엘디씨 마그네트 펌프
JPH0239638B2 (ja)
JP2003120549A (ja) ロータリポンプ
KR20030013187A (ko) 비엘디씨 마그네트 펌프
JPH021997B2 (ja)
JPS606632Y2 (ja) 偏心形回転ポンプ
CN218235474U (zh) 涡旋压缩机
KR200335236Y1 (ko) 베인펌프
CN118208422A (zh) 一种流体控制组件
JPS5853200B2 (ja) 電動式燃料ポンプ装置
JPS6250672B2 (ja)
JPH0231800B2 (ja) Beenhonpu
KR101811695B1 (ko) 회전통체를 갖는 베인형 펌프