JPS606553Y2 - 網戸における横框と竪框の連結構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は網戸の框組体を構成する横框と竪框とを連結す
る構造に関するものであり、その目的は連結隅角部に装
飾体があって外観が良いと共に、組立が簡単であり、さ
らには網の張設が簡単でかつ網を損傷しないようにした
網戸における横框と竪框の連結構造を提供することであ
る。

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。

第１図は網戸の室外側正面図であり、上部横框１と下部
横框２と一対の竪框３，３とは連結ブロック４、ビス５
を介して方形状に枠組みされて横組体６となり、各コー
ナ一部にはコーナーカバー７が設けであると共に、各連
結ブロック４には連結隅角部に位置する装飾体８がそれ
ぞれ設けである。

９は網であり、框組体６を構成する周囲框に亘って網押
えロープ１０で張設取付けである。

１１は中桟である。

前記上部横框１は前壁１２と後壁１３と連結壁１４とに
より上向コ字状を威し、連結壁１４にはビスホール１５
が形威されかつ略鈎形に折曲した受片１６が一体形成さ
れて凹溝１７を形威している。

前記竪框３は、前壁１８と後壁１９と一対の連結壁２０
．２０とにより略箱型状となって前記連結ブロック４が
嵌合される中空部２１を形威し、一方の連結壁２０には
連結片２２を介して略コ字型の型材２３が一体形成され
て前壁１８側に凹溝２４を形威している。

前記コーナーカバー７は前壁４０、後壁４１一対の連結
壁４２．４２とにより中空部４３を有する形状となり、
前壁４０、後壁４１のｍ個下部コーナ一部分は切欠４４
してあり、その切欠４４の隅角部は円弧状となっている
。

また、前壁４０、後壁４１の一側部分４０’、４１’は
内向に折曲されて巾狭となり前記上部横框１の前壁内面
１２ａと後壁内面１３ａとの間に嵌着可能となっている
と共に、各折曲部分に段部４５，４５を形威し、各−側
部分下端面４０’ａ、４１’ａは前壁下端面４０ａ１後
壁下端面４１ａよりも上方位置となっている。

前記連結ブロック４は、前記竪框３の中空部２１に嵌着
される嵌合部２５と、前記コーナーカバー７の中空部４
３に嵌着される取付部２６とを備え、嵌合部２５は、竪
框３の前壁内面１８ａに接する前面２５ａ１後壁内面１
９ａに接する後面２５ｂ、一方の連結壁内面２０ａに接
する一側面２５ｃ、他方の連結壁内面２０ａに接する他
側面２５ｄとを有し横断形状が前記中空部２１と略同−
形状となっている。

また、取付部２６は、コーナーカバー７の前壁内面４０
ｂに接する前面２６ａ、後壁内面４１ｂに接する後面２
６ｂ１他方の連結壁内面４２ａに接する他側面２６ｄ１
前記横框１の連結端面１４ａに接する一側面２６ｃ下側
面２６ｅとを有すると共に、−側面２６ｃと他側面２６
ｄとに亘ってビス挿入孔２７が前記ビスホール１５と相
対向して形成してあり、さらに取付部２６における前記
嵌合部−側面２５ｃよりも張りした部分には巾広部２６
′が、前記切欠４４と当接する段部２８を境として形成
され、該巾広部２６′の前面２６′ａには略直角に折曲
した凹溝２９が形成してあり、凹溝２９の底壁２９ａに
はフランジ３０が一体形成しであると共に、フランジ３
０の前面３０ａは前記巾広部前面２６′ａよりも僅かに
内方に位置腰かつフランジ３０と連続して装飾体８が一
体形成しである。

該装飾体８は、前記フランジ前面３０ａと同一平坦面と
なった前面８ａ、上部横框１の下端面（つまり、受片１
６の下端面１６ａ）に接する上面８ｂ、前記嵌合部−側
面２５ｃと平行でかつ前記竪框３の内端面（つまり、型
材内端面２３ａ）に接する側面８ｃ１略円弧状に彎曲し
た下面８ｄとによって略三角形状となっている。

そして上部横框１と竪框３とは第３図に示す如く連結さ
れる。

つまり、連結ブロック４の嵌合部２５が竪框３の中空部
２１内に嵌合され、コーナーカバー７が取付部２６に、
切欠４４が段部２８に当接し巾狭なる一側部分４０’、
４１’が上部横框１の前壁内面１２ａ後壁内面１３ａに
嵌合するように位置ずけられ、他方の連結壁４２、連結
ブロック４のビス挿入孔２７を連通して上部横框１のビ
スホール１５にビスが螺合される。

この時装飾体８の上面８ｂが受片下端面１６ａに当接し
、側面８ｃが型材内端面２３ａに当接している。

上記の如く上部横框１と竪框３とは連結ブロック４及び
コーナーカバー７を介して連結される。

このようであるから、装飾体前面８ａは、上部横框前面
（つまり、受片前面１６ｂ）及び、竪框前面（つまり、
型材前面２３ｂ）並びにフランジ前面３０ａと同一面と
なると共に、取付部−側面２６ｃと上部横框端面（受片
端面１６ｃ）との当接部イ及び取付部下側面２６ｅと竪
框端面（型材端面２３ｃ）との当接部口は平坦面となる
。

つまり、上部横框前面と竪框前面とフランジ前面と装飾
体前面とは同一平坦面となっている。

また、上部横框１の凹溝１７と竪框３の凹溝２４とは連
結ブロック６の凹溝２９を介して連結する。

したがって、第４図に示す如く網９を取付ける場合に網
９の周縁部を支持する面積が広くなるから網押えロープ
１０で網９の周縁部を各凹溝１７．２４，２９に押し込
む作業がやり易くなるので網９の取付けが簡単となると
共に、網９の周縁部を支持する各前面が平坦面となって
いるから網９が突起や切断面等に引っかかって損傷する
ことがない。

また、竪框３と上部横框１との連結コーナーには装飾体
８が位置するから外観が良い。

また、装飾体８は連結ブロック４に一体形成しであるか
ら連結ブロック４を取付けるだけで良く、装飾体８を別
に取付ける必要がないから組立が簡単となる。

本考案は以上の様になり、連結コーナーに装飾体８があ
るから外観が良い。

また、装飾体８は連結ブロック４に一体形成しであるか
ら連結ブ陥ツク４自体を別に取付ける必要がなく組立が
簡単となる。

また、横框前面、竪框前面、連結ブロック溝形成部前面
（つまり、フランジ前面）、装飾体前面は同一平坦面と
なっているから、網９を取付ける時の網筒縁部支持面積
が広くなって網９の取付けが簡単となると共に、網９が
突起等に干渉して損傷することがない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものであり、第１図は網戸
の室外側正面図、第２図は竪框、上部横框、連結ブロッ
ク、コーナーカバーの分解斜視図、第３図は連結状態の
斜視図、第４図は綱取付説明図である。 １．２は横框、３は竪框、４は連結ブロック、７はコー
ナーカバー ８は装飾体、９は網、１０は網押えロープ
、１７，２４．２９は凹溝、１６′は巾広部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面に凹溝１７を有する横框１，２と前面に凹溝２４を
   有する竪框３とを連結ブロック４で連結し、その連結ブ
   ロック４にコーナーカバー７を嵌合取付けると共に、前
   記連結ブロック４に前記凹溝１７と凹溝２４とを連続さ
   せる凹溝２９を形威しかつ横框１，２下端面と竪框３内
   端面に接する装飾体８を連結ブロック４と一体形成し、
   さらに前記横框前面と竪框前面と装飾体前面と連結ブロ
   ック溝形成部前面とを同一平坦面としたことを特徴とす
   る網戸における横框と竪框との連結構造。