JPS6063564A

JPS6063564A - 画像形成方法および装置

Info

Publication number: JPS6063564A
Application number: JP17256983A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Saito; 勉斎藤; Hitoshi Yoneda; 米田　等
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-09-19
Filing date: 1983-09-19
Publication date: 1985-04-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］この発明は、プリンタや複写機等における画像形成方法
および装置に係わり、特に光導電層を有する感光体を用
いてトナー画像を形成する画像形成方法および装置に関
する。

［発明の技術的背景とその問題点］近年、オフィスオートメーションの発達に伴い、オフィ
スで使用されるプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、
コンピュータ出力端末としてのハードコピー装置等の性
能向上に対する要求が高まっている。特に、記録紙とし
て普通紙を使用できること２画質が高品位であること、
保守・信頼性に優れていること等の要求が強い。これら
の要求に答えるべく、インクジェット記録、熱転写記録
。

電子写真記録等の各種方式による記録装置が開発されて
いる。

これらのうち、インクジェット記録はインクによるノズ
ルの目詰まり等の保守・信頼性の問題があり、また熱転
写記録では未使用インクを残したままインクフィルムが
消耗され、しかもインクフィルムにネガ像が残るなど、
経済性、守秘性に問題がある。また、両者とも高品位な
画質を得ることが比較的離しい。これらに対し、電子写
真記録は高品位な画質が比較的容易に得られる技術とし
て注目されている。

電子写真記録を応用した画像形成法で現在実用に供せら
れている代表的な方法としては、感光体上に像露光によ
り形成した静電潜像を現像して得られたトナー画像を普
通紙等の転写材上に転写して複写物を得るゼログラフィ
ー法、感光体上にトナー画像を形成して複写物とするエ
レクトロファクス法等が挙げられる。これらの方法はい
ずれも現像工程を必要とするため、装置が複雑かつ高価
になる。また静電潜像を現像することに起因する基本的
な問題、すなわち一様な電荷分布を有しながら潜像中央
部と端部とで電界強度が異なることにより発生するエツ
ジ効果による中ヌケ、ゴースト等の画質劣化要因を抱え
ている。

こうした電子写真記録の欠点を解消しようとする試みと
して、米国特許第２９２４５１９号明細書、特公昭３８
−２２６４５号、特開昭４９−７６５３１号等が知られ
ている。これらに記載された技術はいずれも、接地され
た導電性の支持体上に、帯電した光導電性トナーを一様
に塗布し像露光を行なって、支持体と光導電性トナーと
の間の静電引力を画像形状に従って弱化させるか、また
は除去した後、光導電性トナーを支持体から転写材へと
転写するものである。

しかしながら、このような方法においては像露光時に光
が光導電性トナーの下部（導電性支持体）にまで十分達
しないこと、光導電性トナー間の接触抵抗が大きいため
にトナーの帯電電荷が像露光で導電性支持体まで達しな
いこと等の理由で、通常の感光体を用いる一般的な電子
写真法に比較し９− て、光感度が１０〜１００倍も劣る。この光感度の悪さ
は画像濃度の低下、カブリの発生等の画質劣化となって
現われる。このため光感度の高い光導電性トナーやプロ
セスの開発が進められているが（特開昭５３−１０３７
３９号等）、未だ実用に供し得るものが得られていない
のが実状である。

［発明の目的］この発明の目的は、現像工程を持たずプロセスが簡単で
、しかも特殊なトナーを用いず十分な光感度が得られ、
エツジ効果による画質劣化やカブリ等がなく濃度も十分
に高い高品質の画像形成が可能な画像形成方法および装
置を提供することにある。

この発明の他の目的は、普通紙のような転写材上に画像
を転写できる画像形成方法および装置を提供することに
ある。

この発明のさらに別の目的は、トナーの使用効率の高い
画像形成方法および装置を提供することにある。

［発明の概要］１０− この発明は、上記の目的を達成するために、光透過性基
板上に光透過性導電層および光導電層を積層してなる感
光体を用い、まずこの感光体上に一様に帯電を行なって
、この帯電による光導電層の帯電極性と逆極性に帯電し
たトナーを一様に塗布する。このときトナーは感光体上
の光導電層との間の静電引力により、感光体上に強固に
付着する。次に、感光体に対し光透過性基板側から像露
光を行なう。この像露光により光導電層の光が照射され
た領域のみ導通状態となり、トナーの付着に寄与してい
る光透過性導電層上の電荷が消去されて、トナーの付着
力が弱められる。そこで、この像露光と同時またはその
後に、付着力の弱められた像露光領域上のトナーを除去
する。これにより感光体上には、像露光により光の照射
を受けなかった暗部に対応して選択的にトナーが残る。

そしてこのトナーを、光導電層を介して光透過性導電体
層に対向して設けられた対向電極にトナーの帯電極性と
逆極性の直流電圧を印加することにより、対向電極上ま
たはこの対向電極と光導電層との間に保持された転写材
上に選択的に転写して、トナー像を形成する。この場合
、光透過性基板側から光導電層に光を照射すれば、はぼ
１００％に近い転写効率を得ることができる。なお、対
向電極上にトナー像を形成した場合は、これをその後転
写材上に転写すればよい。

［発明の効果］この発明によれば、感光体上へのトナーの付着力の有無
を利用してトナーを選択的に除去しトナー像を形成する
ので、静電潜像の現像工程を有する従来方式と比較しで、本質的にエツジ効果による中ヌケ、ゴースト等の画
質劣化要素がない。しかも、トナーとしては電子写真記
録で従来使用されているのと同様のトナーを磁性、非磁
性の区別を問わず使用できる。

また光導電性トナーを用いた方式での光感度不足による
画像濃度の低下やカブリの発生等も取り除いた極めて高
品質な画像形成を行なうことが可能となる。

また、この発明においては転写材、すなわち記録紙とし
てインクジェット記録や熱転写記録と同様に普通紙を使
用できる。

さらに、この発明によれば対向電極上または転写材上に
転写されないトナーを回収して再使用でき、トナーの使
用効率が高いという利点がある。

また、この発明によれば回転または移動する感光体上に
沿って各工程の要素を配置でき、また像露光部と転写部
とを向い合せで同一の場所に配置でき、しかもトナー塗
布手段とトナー回収および搬送手段を一体化することが
可能なため、装置をコンパクトに実現することができる
。

［発明の実施例］第１図はこの発明で用いる感光体の構成を示す断面図で
ある。この感光体１０は透明ガラス、透明シート等から
なる光透過性基板１１上に、ネサ膜、インジウム躾等の
光透過性導電層１２を形成し、さらにその上に無定形セ
レン、ＺｎＯ，ＯＰＧ、ａ−８ｉ　、　ｃｄ３等の光導
電層１３を形成した構造である。なお、ここで光透過性
とは少なくとも像露光で用いる光の波長に対して透過性
があ１３− るという意味であって、必ずしも無色透明であることは
要求されない。光導電層１３は像露光に用いる光の波長
を含めて適当な分光感度を有するものである。また、こ
の光導電層１３の厚さに関しては、従来の電子写真法で
用いる感光体では例えばセレン感光体の場合５０〜６０
μｍ程度であったのに対して、この発明ではトナーの付
着する光導電層１３の表面層近傍にまで光が達する必要
があるため、光の波長との関係もあるが、これより薄く
（例えばセレン感光体の場合で１〜２０μＴｒＬ）シた
方が良好な結果が得られる。

次に、この発明による画像形成プロセスを第２図により
説明する。まず、第２図（ａ）に示すように第１図に示
した感光体１０を帯電器２１により暗中で一定極性（図
の例では正極性）に一様に帯電する。

次に第２図（ｂ）に示すように、感光体１０上全面に第
２図（ａ）の帯電極性と逆極性に帯電したトナー２２を
一様に塗布する。このトナー塗布の手法としては、帯電
したトナーをブレード等で１４− 塗布する方法や、磁性キャリアとトナーの混合物からな
る粉体と磁気ローラとの組合わせによる磁気ブラシ法、
トナーと比較的粒子の粗いビーズ状物質を混合した粉体
を用いるカスケード法、トナーとファーブラシを用いる
ファーブラシ法、トナーを径の小さな金属管から噴出さ
せ霧状にして用いるパウダークラウド法等が挙げられる
。

次に第２図（Ｃ）に示すように、光透過性基板１１側か
ら光透過性導電層１２を通して光導電層１３に記録すべ
き画像情報に応じた光２３、例えば原稿面等の画像面か
らの原画像に応じた光を照射して像露光を行なう。この
とき光導電層１３の光２３が照射された領域、すなわち
像露光領域は導通状態となり、光導電層１３表面の像露
光領域上のトナーの付着力に寄与している電荷が光透過
性導電層１２を通してアースに逃げ、消失する。

これにより像露光領域のトナーは付着力が弱められる。

そこでこの像露光と同時またはその直後に、ブロア２４
により像露光領域の付着力の弱まったトナーを除去し、
感光体１０上に光が照射されなかった暗部に対応して選
択的にトナーを残存させる。このトナー除去の方法とし
ては、他に導電性ローラを用いる方法、導電性ローラと
誘電体ローラとを組合わせて用いる方法、誘電体薄膜と
これを帯電するためのコロナ帯電器を用いる方法等があ
る。

次に第２図（ｄ）に示すように、光導電層１３を介して
光透過性導電層１２に対向して配置した対向電極２５に
トナーの帯電極性と逆極性の直流電圧を直流電源２６よ
り印加する。この直流電源２６からの電圧の印加による
光透過性導電層１２と対向電極１４間の電界の作用によ
り、感光体１０上に残ったトナーは光導電＠１３を離脱
し、対向電極２５上または対向電極２５と光導電層１３
との間に保持された転写材（図示せず）上にトナー像と
して転写される。

このとき対向電極２５への直流電源２６からの電圧印加
と同時に、転写ランプ２７により光透過性基板１１側か
ら光透過性導電層１２を通して光導電層１３に光を照射
して、光導電層１３上のトナーの付着力を弱めることに
より、より効率よくトナー像の転写を行なうことができ
る。こうして、対向電極２５上または転写材上にトナー
像が形成されることになる。なお、直流電１ｉ２６の印
加電圧の大きさについては対向電極２５の種類・構造や
転写材の種類により異なるが、一般的に従来の電子写真
記録におけるトナー像転写の場合より低電圧でよい。転
写ランプ２７による光照射を行なった場合は、この直流
電圧２６を低くできるとともに、転写効率をほぼ１００
％にすることができ、転写後のクリーニング工程を省略
することも可能である。

一方、第２図（Ｃ）の工程で除去されたトナーは回収さ
れ、第２図（ｂ）のトナー塗布工程で再使用されるべく
搬送される。こうして一連の画像形成プロセスが終了す
る。

次に、上述した画像形成プロセスを実現する画像形成装
置の実施例としてのプリンタについて説明する。

第３図はこの発明をＬＥＤプリンタに適用した１７− 実施例を示すものである。第３図において、感光体３０
は円筒状に形成されたいわゆる感光体ドラムであって、
光導電層としては例えば厚さ５μｍのセレンが用いられ
、また光透過性導電層としては例えばＩｎ０ｚの蒸着膜
が用いられている。光導電層は感光体ドラム３０上の外
周面側に配置されている。この感光体ドラム３０は記録
速度に合せて図で反時計方向に回転駆動され、この回転
方向に沿って第２図の各工程を実行する要素として帯電
器３１．トナー塗布装置３２．ｌｉ露光装置３３および
トナー除去・回収装置３４．そして転写装置３５が順次
配置され、またトナー除去・回収装置３４とトナー塗布
装置３１との間にトナー搬送装置３６が設けられている
。なお、３７は転写材、３８は定着部である。

次に、第３図の各部のさらに詳細な構成と作用について
説明する。まず感光体ドラム３０は、帯電器３１により
表面電位＋２００ｖ程度に帯電される。次いでトナー塗
布装置ｆ３２内のトナーが帯電ローラ３２ａにより攪拌
されて負極性に帯電され、１８− ブレード３２ｂによって感光体３０上に一様に塗布され
る。

次に、感光体ドラム３０の軸方向（紙面に対して垂直方
向）にライン状に配列された発光素子アレイとしてのＬ
ＥＤアレイと導光系としてのロッドレンズアレイとを組
合わせた像露光装置３３により、感光体ドラム３０の内
側すなわち光透過性基板側から光透過性導電層を通して
光導電層に光が照射される。この場合、ＬＥＤアレイは
外部の駆動回路から与えられる記録すべき画像情報信号
に応じて駆動される。また像露光装置３３は、その焦点
深度内に光導電層が位置するように調整される。こうし
て感光体ドラム３０に像露光が行われる。そしてこの像
露光と同時に、この像露光により付着力の弱まったトナ
ーが、トナー除去・回収装置３４内のトナー除去ローラ
３４ａに印加されている正極性の直流電圧による電界の
作用により、感光体ドラム３０上から剥離しローラ３４
ａの表面に付着する。ローラ３４ａはこの例では、５ｊ
ｌａｌφのＡ１製のＯ−ラに体積固有抵抗値が１０００
Ω・α程度の導電性ゴムを巻付けた１３＃ｌφ程度の大
きさの導電性ローラからなり、バネ３４ｂにより０．５
に９／ｃｄ程度の圧力で感光体ドラム３０に接触し感光
体ドラム３０の回転に合せて回転している。このローラ
３４ａへの印加電圧は、＋１２０Ｖ前後が適当である。

そしてトナー除去ローラ３４ａに付着したトナーは回収
ブレード３４ｃで除去・回収され、トナー搬送装置３６
内の搬送チェーン３６ａによりトナー塗布装［３２へ搬
送・供給され、トナーの再使用に供される。

このようにして像露光およびトナー除去工程により、感
光体３０上には像露光により光照射を受けない暗部に対
応したトナー像が形成され、このトナー像が転写装置３
５内の対向電極３５ａと転写ランプ３５ｂによる光照射
によって普通紙からなる転写材３７上に転写される。対
向電極３５ａはこの例ではコロナ帯電器を用いたもので
、感光体ドラム３０からコロナワイヤまでの距離を１５
Ｍ。

コロナワイヤへの印加電圧を＋５，５　ｋｖとした。

このようにして転写材３７上に形成されたトナー像は、
定着部３８を介して出力される。このトナー像すなわち
出力画像は、いわゆるベタ印刷部においては一様な画像
濃度を有し、線画部分においては鮮明な画線が得られ、
様々な画像パターンについて良好な画像が得られた。

第４図はこの発明を複写機に適用した実施例を示すもの
で、第３図の場合と異なり感光体としてウェッブ状のも
のを用いている。このようなウェッブ状感光体は円筒状
である感光体ドラムと比較して一方側が開放されている
ため、像露光装置系のサイズ、光路長等の制限から逃れ
られ、本実施例で説明するような複写機等が容易に実現
される他、レーザ光を用いた光走査光学系等の比較的ス
ペースを必要とする像露光装置系との組合わせも可能と
なる。

第４図において、ウェッブ状感光体４０は例えば５０μ
ｍ厚のマイラー（ポリエチレンテレフタレートの商品名
）フィルム上に光透過性導電層としてパラジウムを蒸着
し、その上に光導電層として２ｌ− ８ｅ−Ａｓ−Ｔｅ系感光材料を約５μｍの厚さ形成した
、もので、供給ローラ４９から巻取りローラ５３へ記録
速度に合せて移動する。このとき、感光体４０は適当な
テンションが与えられるとともに、ローラ５０．５１．
５２により各工程で平面度が良好に維持されるように規
制される。このウェッブ状感光体４０の移動方向に沿っ
て帯電器４１、トナー塗布装置４２．像露光装置４３お
よびトナー除去・回収装置４４．転写装置４５が順次配
置されている。４６はトナー搬送装置、４７は転写材、
４８は定着部である。

上記構成において、ウェッブ状感光体４０は前述のよう
に記録速度に合せて移動され、この移動に合せて各工程
の要素が一定のタイミングで動作する。すなわち、まず
感光体４０が帯電器４１により＋２００Ｖ程度の表面電
位に帯電され、続いてトナー塗布装置４２により一様に
トナーを塗布される。この場合、本実施例では磁性キャ
リアおよびトナーの混合物からなる粉体と磁気ローラと
を組合わせた磁気ブラシ法を用い、キャリアとの摩２２
− 擦により負極性に帯電されたトナーを塗布する。

トナー塗布量の制御は、図示しない制御用電源から磁気
ローうに印加される電圧（例えば＋５０〜＋１００Ｖ程
度）を変えることにより電気的に可能であり、このトナ
ー塗布量の増減により出力される記録画像全体の濃度を
任意に可変することができる。

次に、トナーが塗布された感光体４０は像露光装置４３
により像露光される。像露光装置４３はこの例では、透
明な原稿台４３ａ上に原稿４３ｂを原稿面を下にして載
置し、照明用光源４３ｃにより原稿面を照明し結像レン
ズ４３ｄにより感光体４０の光導電層上に結像するよう
に配置・調整される。この場合、原稿面の結像は紙面に
対して垂直の方向は原稿サイズを全てカバーし、これと
直角の方向は制限された形で行なわれ、原稿台４３ａと
感光体４０の移動により原稿サイズに対応した像露光が
行なわれる。

この像露光により付着力の弱まったトナーは、像露光と
同時にトナー除去・回収装置４４内のトナー除去ローラ
４４ａに印加された直流電圧による電界の作用で感光体
４０上よりローラ４４ａに転写・付着される。トナー除
去ローラ４４ａの構成およびその印加電圧は第３図の場
合と同様である。このトナー除去ローラ４４ａに付着し
たトナーは、回収ブレード４４ｃにより除去・回収され
、トナー搬送装置４６内の搬送チェーン４６ａでトナー
塗布装置４２へ搬送・供給されて再使用される。

この像露光・トナー除去工程により、感光体４０上には
像露光により光照射を受けなかった原稿面の黒地部に対
応したトナー像が形成され、このトナー像が転写装置４
５内の対向電極４５ａと転写ランプ４５ｂによる光照射
によって転写材４７上に転写される。対向電極４５ａは
第３図の場合と同様コロナ帯電器からなる。

このようにして転写材４７上に形成されたトナー像は、
定着部４８を介して出力される。得られた出力画像は、
第３図の場合と同様に良好なものであった。

以上説明したように、この発明は感光体上に一様に塗布
されたトナーに対して像露光を行ない、付着力の低下し
た像露光領域上のトナーを除去し、感光体上に残った暗
部に対応するトナー像を対向電極または転写材上に転写
・形成するようにしたものである。従って、従来の電子
写真記録におけるようなエツジ効果の影響による中ヌケ
、ゴースト等の画質劣化がなく、また光導電性トナーを
用いた方式に比べ光感度が十分にとれるため、画像濃度
の低下、カブリ等のない極めて高品質な画像形成が可能
である。

さらに従来の電子写真プロセスと、ＯＦＴ　（オプティ
カルファイバチューブ＞、ＬＥＤアレイ等の感光体上の
光導電体層に直接あるいは近接して配置しなければなら
ない像露光装置との組合わせによるこの種の画像形成装
置では、トナーの飛散と帯電により像露光装置の光出射
面にトナーが付着し、装置のメンテナンスの面で問題が
あったのに対し、この発明によれば像露光装置が感光体
を介してトナ一層と隔離されているため、原理的に２５
− 像露光装置系に対するトナーの付着の問題がなく、装置
構成的にもコンパクトに実現することができる。

また従来の熱転写記録方式による装置に比べても、より
少ないエネルギーで高速・高分解能な画像形成が可能で
あり、出力される画像の安定性にも優れている。ざらに
熱転写記録方式では、転写後のインクフィルムは使い捨
てで秘密保持の面からその処理が問題となっているが、
この発明では顕像剤としてのトナーを回収して際使用す
るので、このような問題もなく特にＯＡ用のプリンタ、
複写機等に最適である。

この発明は上記実施例に限らず種々変形して実施できる
ことはいうまでもない。例えば感光体の帯電極性および
トナーの帯電極性は前記実施例と逆の組合わせでも同じ
結果が得られる。また光導電体層はセレン系に限らず、
ｚｎｏ、ｏｐｃ、ｃｄｓ、ａ−８ｉ等を用いてもよい。

像露光装置については、ＬＥＤアレイやレーザ光を用い
たもののほかにＯＦＴと、液晶や誘電体を用いた画像惰
２６− 報信号に応じて駆動される光スイツチアレイによるもの
であってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明で用いる感光体の構成を示す断面図、
第２図はこの発明の一実施例に係わる画像形成プロセス
を示す工程図、第３図および第４図はそれぞれこの発明
の実施例に係わる画像形成装置の構成を示す図である。１０．３０．４０・・・感光体、１１・・・光透過性基
板、１２・・・光透過性導電間、１３・・・光導電層、
２１．３１．４１・・・帯電器、２２・・・トナー、２
３・・・光、２４・・・ブロア、２５．３５ａ、４５ａ
・・・対向電極、２７．３５ｂ、４５ｂ・・・転写ラン
プ、３２゜４２・・・トナー塗布装置、３３．４３・・
・像露光装置、３４．４４・・・トナー除去・回収装置
、３５．４５・・・転写装置、３６．４６・・・トナー
搬送装置、３７゜４７・・・転写材、３８．４８・・・
定着部。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦２７− 第３図で第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光透過性基板上に光透過性導電層および光導電層
を積層してなる感光体上に帯電を行ない、この帯電によ
る前記光導電層の帯電極性と逆極性に帯電したトナーを
塗布した後、前記光透過性基板側から像露光を行ない、
この像露光と同時またはその後に、前記感光体の像露光
領域上のトナーを除去することにより前記感光体上にト
ナー像を形成し、次いで前記光導電体層に対向して保持
された転写材上にトナー像を転写することを特徴とする
画像形成方法。
（２）感光体上にトナーを塗布するに際し、感光体の像
露光領域上から除去したトナーを回収して再使用するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の画像形成方
法。
（３）感光体上のトナー像を転写材上に転写するに際し
、光透過性導電層に光導電層を介して対向させた対向電
極を設け、この対向電極に直流電圧を印加すると同時に
光導電層に光を照射することを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の画像形成方法。
（４）像露光を原画像を光学的に感光体に結像すること
により行なうことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
載の画像形成方法。
（５）光透過性基板上に光透過性導電層および光導電層
を積層してなり所定方向に回転または移動する感光体と
、この感光体の前記光導電層側に対向して設けられ、こ
の感光体を帯電する手段と、この帯電手段の前方に設け
られ、この帯電手段による帯電極性と逆極性に帯電した
トナーを前記感光体上に塗布する手段と、このトナー塗
布手段の前方に設けられ、前記感光体に前記光透過性基
板側から＊ｉ光を行なう手段と、この像露光手段の近傍
または前方に前記感光体の光導電層と対向して設けられ
、前記感光体の像露光領域上のトナーを除去する手段と
、このトナー除去手段の前方に前記感光体の光導電層と
対向して設けられた対向電極と、この対向電極に前記ト
ナーの帯電極性と逆極性の直流電圧を印加して前記対向
電極と前記感光体との間に保持された転写材にトナー像
を転写する転写手段とを備えたことを特徴とする画像形
成装置。
（６）感光体は円筒状に形成されたものであることを特
徴とする特許請求の範囲第５項記載の画像形成装置。
（７）感光体はウェッブ状に形成されたものであること
を特徴とする特許請求の範囲第５項記載の画像形成装置
。
（８）像露光手段は原稿面等の画像面上の原画像を光学
的に感光体上に結像するものであることを特徴とする特
許請求の範囲第５項記載の画像形成装置。
（９）トナー除去手段は導電性ローうであることを特徴
とする特許請求の範囲第５項記載の画像形成装置。
（１０）トナー除去手段は導電性ローラと誘電体ローラ
とを組合わせたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第５項記載の画像形成装置。
（１１）トナー除去手段は誘電体薄膜とこれを帯電する
コロナ帯電器とからなるものである特徴とする特許請求
の範囲第５項記載の画像形成装置。
（１２）対向電極は導電性ローうであることを特徴とす
る特許請求の範囲第５項記載の画像形成装置。
（１３）対向電極はコロナ帯電器であることを特徴とす
る特許請求の範囲第５項記載の画像形成装置。
（１４）転写手段は対向電極に直流電圧を印加すると同
時に感光体の光透過性基板側から光導電層に光を照射す
る手段を含むものであることを特徴とする特許請求の範
囲第５項記載の画像形成装置。
（１５）光透過性基板上に光透過性導電層および光導電
層を積層してなり所定方向に回転または移動する感光体
と、この感光体の前記光導電層側に対向して設けられ、
この感光体を帯電する手段と、この帯電手段の前方に設
けられ、この帯電手段による帯電極性と逆極性に帯電し
たトナーを前記感光体上に塗布する手段と、このトナー
塗布手段の前方に設けられ、前記感光体に前記光透過性
基板側から像露光を行なう手段と、この像露光手段の近
傍または前方に前記感光体の光導電層と対向して設けら
れ、前記感光体の像露光領域上のトナーを除去する手段
と、このトナー除去手段の前方に前記感光体の光導電層
と対向して設けられた対向電極と、この対向電極に前記
トナーの帯電極性と逆極性の直流電圧を印加して前記対
向電極と前記感光体との間に保持された転写材にトナー
像を転写する手段と、前記トナー除去手段により除去さ
れたトナーを回収する手段と、このトナー回収手段によ
り回収されたトナーを前記トナー塗布手段へ搬送する手
段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
（１６）感光体は円筒状に形成されたものであることを
特徴とする特許請求の範囲第１５項記載の画像形成装置
。
（１７）感光体はウェッブ状に形成されたものであるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１５項記５− 載の画像形成装置。
（１８）像露光手段は原稿面等の画像面上の原画像を光
学的に感光体上に結像するものであることを特徴とする
特許請求の範囲第１５項記載の画像形成装置。
（１９）トナー除去手段は導電性ローうであることを特
徴とする特許請求の範囲第１５墳記載の画像形成装置。
（２０）トナー除去手段は導電性ローラと誘電体ローラ
とを組合わせたものであることを特徴とする特許請求の
範囲第１５項記載の画像形成装置。
（２１）トナー除去手段は誘電体薄膜とこれを帯電する
コロナ帯電器とからなるものである特徴とする特許請求
の範囲第１５項記載の画像形成装置。
（２２）対向電極は導電性ローうであることを特徴とす
る特許請求の範囲第１５項記載の画像形成装置。
（２３）対向電極はコロナ帯電器であることを特徴とす
る特許請求の範囲第１５項記載の画像形成装置。６−
（２４）転写手段は対向電極に直流電圧を印加すると同
時に感光体の光透過性基板側から光導電体層に光を照射
する手段を含むものであることを特徴とする特許請求の
範囲第１５項記載の画像形成装置。