JPS6063441A

JPS6063441A - 溶接試験片引剥装置

Info

Publication number: JPS6063441A
Application number: JP17156883A
Authority: JP
Inventors: Sadashi Hanada; 花田　定志; Yoshiaki Yamamoto; 山本　芳明
Original assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Jukogyo KK
Current assignee: Kawasaki Heavy Industries Ltd; Kawasaki Motors Ltd
Priority date: 1983-09-16
Filing date: 1983-09-16
Publication date: 1985-04-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は鉄鋼及び非鉄金属の複数枚の板を溶接するに
先立って、予め試験板片に溶接を行い、それを引剥して
その溶着状態を確認するのに使用する溶接試験片引剥装
置に関する。

（従来技術）金Ｂ坂の複数枚をスポット溶接する場合を例にとれば、
板厚が１．３鶴以上２．５　ｗ未満の場合には、長さ１
２５　＋ｕ、幅４０龍の２枚の板片を重ねて３点連続で
スポット溶接を行い、これを引、１７．１１してその状
態を観察し、溶接部の径を測定する等の試験方法が採ら
れる。

ところで、従来よりこの試験片の引剥しには、試験片を
固定しタガネ等を試験片の重ね目に当てがい、これをハ
ンマーで叩いて人力で引剥す方法が一般的であった。

第１図はこの従来例の引剥要領説明図、第２図は引剥作
業途中の試験片斜視図である。

即ち、台板１上に設けｈボックス２の中に試験片Ａを差
込み、試験片Ａの重ね目Ｂにタガネ３を当ててこれをハ
ンマー４で叩いて数箇所に打ち込んで、先づ試験片Ａの
片側を半開きにした後、試験片Ａを反転して再び前記同
様に重ね目にタガネを打ち込んで試験片を分離する方法
である。

しかしこの方法には次のような欠点がある。

（１）人力によるため、疲労が大きい。

（２）試験片の上下数箇所にタガネを順次打ち込まなけ
ればならず、そのために長時間を要する。

（３）試験片を充分に固定できない上、タガネの゛傾き
、及び斜め方向の滑り等により、危険が伴い安全性に問
題がある。

（４）タガネの斜め方向の滑りにより、溶接部をタガネ
によって切断することがあり、引剥し後、溶接部の溶着
状態を完全な形での確認が出来ないことがある。

（発明の目的）この発明は上記の諸欠点を解消すると共に、溶接試験片
の引剥し作業の作業性の向上、安全性の向上、並びに作
業時間の短縮を図ることを目的とするもので、この目的
に沿いこの発明では引剥装置上の所定位置に溶接試験片
をセントし、複数本の引剥工具を、駆動機構である油圧
、或いは空気圧シリンダーのピストン先端に取付け、引
剥工具を一斉に試験片の重ね目に圧入することによって
短時間に、−挙に引刺しが出来るようにしたものである
。

（発明の構成）この発明の要旨とするところは、試験片を上載セットす
る受台と、該受台上の試験片を定位置に両側から保持す
る保持機構と、受台上方に装着した駆動機構と、該駆動
機構に取イ」部材を介して取着され、試験片の重ね目に
圧入される引剥工具を備えたことを特徴とする溶接試験
片引剥装置である。

以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第３図はこの発明の装置の正面図、第４図は第３図Ａ−
Ａ線に於ける断面図、第５図は保持機構の詳細図、第６
図は受台上の芯出し用スＩ、ツバ−と試験片の当接関係
を示す平面図１である。

図に於いて、５は支持台、６はこの支持台ヒに設けた試
験片Ａの受台で、その上面に試験片の保持溝７と、所定
の間隔をとり、また、第６図に示すように、左右点対称
位置に一対の芯出し用ストッパー８が設けられる。９は
受台６」この試験片Ａを保持する保持機構で、対向的に
受台６の両側にそれぞれ中間部を枢支した挺ｔ＆　Ｉ　
Ｏの上端部に、試験片へを両側から押え込む押え板１１
を枢支し、梃板１０の下端部と支持台５間にばね１２を
張設して押え板９を合掌する方向に付勢してなる。　１
３は支持台５上に立設した枠部５ａに装着した駆動機構
で、例えば、流体圧シリンダーを用いて油圧、或いは空
気圧によって駆動される。

１４は駆動機構１３の押棒１５に取付部材１６を介して
取付けた複数個の引剥工具で、この引剥工具１４の下端
は、受台６上に載置される試験片への重ね目Ｂに対向し
て両面傾斜で断面Ｖ状の尖端に形成されており、引剥し
時に試験片Ａの溶接部が変形したり、損傷したりしない
ように溶接部を避けた位置に設けると共に、適正な両面
傾斜角、幅を持ち、また、各引剥工具１４は必要に応じ
てそれぞれに取付部材１６に対して着脱交換可能に取付
ポル目７を介して取付られる。

１Ｂは枠部５ａの内側に設けれ、付部材１６の両端が嵌
合してこれをガイドする案内で、これにより取付部材１
６の横振れ等を防止する。

然して、試験片Ａとされる板片を溶接する際には、その
長手方向に僅かにずらして各板片の一端に突出部Ｃを形
成しておき、この突出部Ｃを前記、芯出し用ストッパー
面に当接させることによって各板片の板厚が各々異なっ
ても試験片Ａの重ね目Ｂは引剥工具１４の中心に合致さ
せるものである。

尚、実験により引剥工具１４が試験片への重ね目Ｂに正
確に挿入された場合には、芯出し用ストッパー８がなく
ても十分安全に作業が行えることが判明している。

（作　用）上記構成に於いて、次ぎに作用を説明する。

駆動機構１３により、引剥工具１４を受台６−上方に引
き上げて離した状態で、保持機構９の両方の押え板１１
をばね１２に抗して押し開いてこの間に試験片Ａを挿入
し、受台６上に載置する。

こうして手を離すと、試験片Ａはその両側からばね１２
の付勢下に押え扱１１によって押え込まれて安定し、試
験片Ａの下端部は受台６の保持溝７に嵌入し、また、試
験片Ａの両端で板片突山部Ｃが芯出し用ストッパー８面
に当接して試験片Ａは自ら所定の位置にセントされる。

次いで、駆動機構１３を作動させ、徐々に引剥工具１４
を下降させてその先端を試験片Ａの重ね目Ｂに圧入し、
試験片Ａを引剥すものである。

尚、この時、引ｔ１１工具１４を取付た取付部材１６は
案内１８にガイドされて横方向へ逃げるようなことがな
く、引剥工具１４は直線的に試験片Ａ内に圧入される。

また、試験片Ａは常にその両側からばね１２の付勢下に
押さえ込まれた状態にあるから、安定した引剥しが行わ
れ、引剥しが終了した瞬間にも試験片Ａ、即ち板片が飛
散することもないものである。

（効　果）以上、説明したように、この発明の溶接試験片引剥装置
では、受台上に試験片を上載してその両側からばね力を
付与した状態で押え付けて定位置に保持し、駆動機構の
作動で試験片の重ね目に引剥工具の複数個を圧入して一
斉に一作動で引剥しを行うものであるから、人力を必要
とせず、大幅に作業時間が短縮できて作業性を向上し、
また、作業上の危険もなく安全であり、更に、希望通り
の引剥しが実現できて溶接部の溶着状態を完全な形で観
察、また、諸種の試験ができる等、その実用的効果は多
大なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の引剥要領説明図、第２図ば引剥途中の
試験片斜視図、第３図はこの発明の装置の正面図、第４
図は第３図Ａ−Ａ線に於ける断面図、第５図は保持機構
の詳細図、第６図は受台の芯出し用ストッパーと試験片
との当接関係を示す平面図である。１・・・台４反、２・・・ボックス、３・・・タガネ、
４・・・ハンマー、５・・・支持台、６・・・受台、７
・・・保持溝、８・・・芯出し用ストッパー、９・・・
保持機構、１０・・・梃板、１１・・・押え板、１２・
・・ばね、１３・・・駆動機構、１４・・・引剥工具、
１５・・・押棒、１６・・・取付部材、ｊ７・・・取付
ボルト、１８・・・案内。韻３図 − 第４図

Claims

【特許請求の範囲】

試験片を上載セットする受台と、該受台上の試験片を定
位置に両側から保持する保持機構と、受台上方に装着し
た駆動機構と、該駆動機構に取付部材を介して取着され
、試験片の重ね目に圧入される引剥工具を備えたことを
特徴とする溶接試験片引剥装置。