JPS605868B2 - 電磁弁式自動昇圧低温冷媒容器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、例えば高真空室と排気ポンプとの間に介在さ
れる冷却トラップ、ソープションポンプ等に低温冷煤を
補給するための電磁弁式目動昇圧低温冷媒容器に関する
。

従釆この種の容器として、第１図示のように、容器本体
ａ内の空間部と液体窒素充填部とに各端部が閉口するパ
イプｂを設け、該パイプｂ中に手動の昇圧弁ｃ及び熱交
換器ｄを介入したものが提案されているが、このもので
液体窒素を取り出すには、昇圧弁ｃ及び液取出し弁ｅを
手で開いて容器本体ａ内の空間部のガス圧を上昇させる
必要があるので、液体窒素の取出しを、補給される液体
窒素容器の液面に応じて自動的にコントロールする場合
には通さない。

尚図において、ｆはガス放出弁（手動）、ｇは安全弁、
ｈ‘ま真空断熱容器である。また、容器本体に電磁弁を
介して圧縮空気源を接続し、該電磁弁を制御することに
より液体窒素の取出しを自動的にコントロールするもの
が提案されているが、別個の設備を要する欠点がある。

更に容器本体内の空間部を加圧状態にしておき、液取出
し用電磁弁を自動的にコントロールするものも提案され
ているが、液体窒素を取出す際、噴出する場合があり、
損失が多い欠点がある。本発明は、従来のもののこのよ
うな欠点を無くし、構成簡単で低温冷媒の容器からの取
出しを自動的にコントロールするのに適し、また低温冷
煤の損失がない低温冷媒容器を提供することをその目的
とするもので、容器本体内の低温冷煤充填部及び空間部
にそれぞれ一端及び他端が関口するパイプを設け、該パ
イプ中に熱交換器及び三方電磁弁を介入し、該三方電磁
弁は電気信号で制御されて前記空間部を外部空間に開通
し前記パイプを閉塞するか又は、前記空間部を外部空間
に対して閉塞し、前記パイプを開通するものであること
を特徴とする。以下本発明の実施例を図面につき説明す
る。

第２図において、１は三方電磁弁で、これは一端が容器
本体２内の空間部３に、池端が液体窒素充填部４にそれ
ぞれ閉口するパイプ５に熱交換器６とともに介入され、
例えば常時、パイプ５を閉塞し、空間部３をガス放出弁
８を介して外部空間に開通させ、ソレノイド７を励磁す
ると、パイプ５を開通し、空間部３と外部空間の間の通
路を閉塞する。９は手動の液取出し弁、１川ま安全弁、
１１は液体窒素、１２は真空断熱容器である。

次にその作動について説明すると、液体窒素を取出す場
合には、液取出し弁９及びガス放出弁８を開き、三方電
磁弁１のソレノィド７を励磁すると、パイプ５は開通し
、空間部３の外部空間への開通は閉塞されるから、液体
窒素１１が熱交換器６を経ることにより生ずる窒素ガス
は空間部３に放出され、そこの圧力が上昇し、その圧力
によって液体窒素１１は液取出し弁９から流出する。か
くして前記ソレノィド７を、図示しない例えばトラップ
用液体窒素容器の液面センサの液面低下検出信号で励磁
すると、その液面に応じて容器本体２からの液体窒の取
出しを自動的にコントロールすることができる。このよ
うに本発明によるときは、容器本体内の低温冷媒充填部
と空間部内に一端及び他端がそれぞれ開口するパイプ中
に熱交換器及び三方電磁弁を介入し、該三方電磁弁は電
気信号で制御されて前記空間部を外部空間に開通し前記
パイプを閉塞するか、又は前記空間部を外部空間に対し
て閉塞し、前記パイプを開通するものであるから、従来
のものと比較して構成が簡単であるとともに低温冷嬢の
容器本体からの取出しを、補給される低温冷煤容器の液
面に応じて自動的にコントロールすることができる等の
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来提案された低温冷煤容器の一例の概略説明
図、第２図は本発明の一実施例の概略説明図を示す。 １…・・・三方電磁弁、２・・・・・・容器本体、３…
・・・空間部、４・・・・・・低温冷媒充填部、５…・
・・パイプ、６・・・・・・熱交換器、７・・・・・・
ソレノィド、８……ガス放出弁、９・・・・・・液取出
し弁、１０…・・・安全弁、１２…・・・真空断熱容器
。 簾１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 容器本体内の低温冷媒充填部及び空間部にそれぞれ
   一端及び他端が開口するパイプを設け、該パイプ中に熱
   交換器及び三方電磁弁を介入し、該三方電磁弁は電気信
   号で制御されて前記空間部を外部空間に開通し前記パイ
   プを閉塞するか又は、前記空間部を外部空間に対して閉
   塞し、前記パイプを開通するものであることを特徴とす
   る電磁弁式自動昇圧低温冷媒容器。