JPS6054326B2 - 酸化チタンを含むポリエステルの製造方法 - Google Patents

酸化チタンを含むポリエステルの製造方法

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JPS6054326B2
JPS6054326B2 JP5068784A JP5068784A JPS6054326B2 JP S6054326 B2 JPS6054326 B2 JP S6054326B2 JP 5068784 A JP5068784 A JP 5068784A JP 5068784 A JP5068784 A JP 5068784A JP S6054326 B2 JPS6054326 B2 JP S6054326B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は精製工程を省略した粗テレフタル酸を用いて
反復構造単位の80%以上がエチレンテレフタレートか
ら成る酸化チタン含有ポリエステルを製造するに際し、
品質及び繊維製造時等の工程性共に優れたポリエステル
を得る方法に関するものである。
現在、工業的に繊維あるいはフィルムなどとして大量
に使用されているポリエチレンテレフタレートはテレフ
タル酸ジメチル(以下DMTと略記する)とエチレング
リコール(以下EGと略記)よりエステル交換反応およ
びこれに続く重縮合反応によつて製造されてきた。
このエステル交換法は、テレフタル酸(以下TAと略記
)を一旦メタ ノールと反応させてDMTとしたものを
EGと反応させてメタノールを再び脱離させるという迂
回した方法である。 これに対して、原料面でのコスト
ダウンを目的としてDMTの代りにTAを用いて直接E
Gあるいはエチレンオキサイド(以下EOと略記)と反
応させ、エステル化反応(EOとの付加反応をもエステ
ル化反応と考える)および重縮合反応によつてポリエス
テルを製造する、いわゆる直接重合法(直重法)が次第
に普及してきている。
直重法で用いられるTAとしては、例えばP−ジアルキ
ルベンゼンを分子状酸素含有ガスにより酸化して得た粗
TAを、さらに十分精製したものが使用される。粗TA
の精製法としては、水その他の溶剤からの再結晶、およ
び再結晶過程において酸化あるいは還元処理を行なうな
どの方法が行なわれているが、いずれもかなりの工程を
必要とし、精製費が高価であり、ポリエステル製造原価
を十分低下させることは困難である。 そこで、粗TA
をそのまま直重用に使用できれば、大巾なコストダウン
が可能であるが、粗TAを使用して重合物を製造すると
、精製TAの場合に比べて、ポリエステルの色調が劣り
、白度の良好な繊維が得られないのが実情である。
近年、P、−キシレンの酸化条件を改良することにより
、比較的良質の粗TAが得られるようになつたが、その
場合にはTA製造時の生産効率が劣る等のために十分な
コストダウンを達成し得ず、かつ、繊維白度は精製TA
を用いた場合に比べ、なお、かなり劣つている。粗TA
を用いた場合のポリエステルの色調不良の原因としては
、粗TA中に含まれる種々の不純物そのものによる着色
,あるいは不純物の熱分解や不純物存在の影響によるポ
リエステル主鎖の熱分解などによつて生成した着色物質
等が考えられる。本発明者らは、さきに、粗TAを用い
て色調の良好なポリエステルを得る方法について種々研
究を重ねた結果、特定の光学的性質を有する粗TAを原
料として用い、特定のリン化合物を添加し、アンチモン
および/又はゲルマニウム化合物触媒の存在で重縮合反
応を行なうことにより、白度が著しく向上したポリエス
テルを製造し得ることを見出した。
しかるに、上述の粗TAを用い、リン化合物存在下で酸
化チタンを艷消し剤等として用いてポリエステルを製造
しようとする場合には、酸化チタンが重合系中で凝集し
易く、ポリエステル生成物中に異物として存在すること
が認められた。
かかる異物が存在すると、例えば繊維を紡糸する際には
、紡糸フィルターの閉塞や紡糸時の糸切れが発生し、長
時間安定に紡糸を行なうことが困難となり、またフィル
ム製造の際には、成型性および機一械的性質の低下が認
められる。従つて本発明は上述のごとき欠点を解決せん
とするものてあり、本発明者等は粗TAを使用し、リン
化合物存在下での酸化チタンの凝集防止方法について種
々研究した結果、微粒子状のシリカお.よび/またはア
ルミナを添加して重合反応を行なうことにより、酸化チ
タンの分散性が著しく向上し、粗TAを用いても、紡糸
時等の工程性が良好で、白度の優れたポリエステルを順
調に製造し得ることを見出した。
ポリエステル合成反応系へ、微粒子状のシリカおよび/
またはアルミナを添加することは知られているが、リン
化合物の存在する粗TAを使用する重合系へ添加するこ
とは知られていない。
また、DMTまたは精製TAを使用する重合反応系へ(
添加しても、酸化チタンの分散性は特に向上せず、リン
化合物存在下での粗TA使用直重系で、酸化チタンの分
散性が著しく向上することは驚くべきことである。本発
明における粗TAは、TA8gをパーKOH水溶液10
0m1に溶解して5dのセルを用いて測定した340r
nμにおける吸光度(以下吸光度と略記する)が0.0
6〜3.0、好ましくは0.08〜2.5のものが用い
られる。
吸光度が0.06以下ではリン化合物を添加しても白度
は向上せず、また3.0以上では白度向上効果はあるが
効果は大ではなく、白度レベルが低いので商業的には用
いられない。また、本発明のTAは例えば、特公昭34
−26661号公報、特公昭35−4963号公報、米
国特許第3139452号明細書等に示されている方法
により、特にコバルトおよび/またはマンガン系触媒を
用いて、酢酸、プロピオン酸などの低級脂肪族モノカル
ボン酸を溶媒としてP−キシレンを酸化して得た粗TA
が用いられる。
2種以上のTAを混合して使用する場合には、吸光度の
平均値が本発明の範囲にあればよい。
本発明で用いるリン化合物としては、C..HおよびO
から選ばれた1以上の元素を構成元素として含むものが
用いられる。他の元素を含むものは白度向上効果が不十
分てあつたり、また工程性が低下するので好ましくない
。本発明のリン化合物としては、好ましくは、リン酸、
亜リン酸、次亜リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸およ
びそれらの誘導体等のリンの酸素酸化合物が用いられる
その例としては、リン酸、リン酸トリメチル、リン酸ト
リエチル、リン酸トリブチル、リン酸トリオクチル、リ
ン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、亜リン酸、亜
リン酸トリメチル、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリ
オクチル、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸トリクレジ
ル、次亜リン酸、フェニルホスホン酸、フェニルホスホ
ン酸ジメチル、フェニルホスホン酸ジフェニル、エチル
ホスホン酸、エチルホスホン酸ジエチル、ジフェニルホ
スフィン酸、ジフェニルホスフィン酸フェニル等がある
。触媒としてアンチモン化合物を使用する場合には、ア
ンチモンの還元による色調の悪化を防ぐために5価のリ
ン化合物を添加するのが好ましいが、3価以下のリン化
合物も添加量が小ならば用いることができる。
触媒としてゲルマニウム化合物を使用する場合には任意
の原子価のリン化合物が用いられる。リン化合物の添加
量は任意の量加えることができるが、好ましくは生成す
るポリマーの重量に対するリン原子の量(P:Ppm)
に換算して(ただしXは粗TAの吸光度を表わす)さら
に好ましくは を満足する範囲の量が用いられる。
(1)式の範囲よりも少量の場合には、白度向上効果が
ある程度はあるが十分ではなく、また(1)式の範囲よ
り多量に加えても、白度向上効果が小となり、逆に酸化
チタンの分散性が低下するので好ましくない。
リン化合物の添加時期は、本発明の効果を発揮するため
には、〔η〕(ポリマーをフェノールとテトラクロロエ
タンの等重量混合溶剤に溶解し、30℃で測定したとき
の極限粘度、単位Dt/y)0.30以前の段階が好ま
しく、エステル化反応の最初の段階、あるいはエステル
化反応の大部分を終了し、重縮合反応を開始する段階等
で加えられる。
特に、リン化合物をエステル化反応の初期に加えると、
酸化チタンが著しく凝集するが、本発明により微粒子状
のシリカおよび/またはアルミナを添加すれば酸化チタ
ンの分散性が大きく向上し、リン化合物を反応の最初よ
り加えることが可能となり、このことは粗TAを用いる
場合に、より白度の高いポリエステルを得るのに有効で
あり、また操業上の点からもより好ましいものである。
本発明における酸化チタンの添加量は、目的とする製品
に応じて任意の量が用いられる。繊維の銘柄について述
べると、一般には、生成するポリエステルの重量に対し
て、゜゜ブライトの場合には0.03〜0.1%、゜゜
セミダル゛では0.3〜0.6%、゜゛フルダル゛では
1.5〜4%の量加えられる。酸化チタンの添加時期は
、常法により、エステル化反応開始時より、減圧ての重
縮合反応開始までの期間に加えられる。特に、本発明に
よれば、エステル化反応の最初より加えても、分散性は
非常に良好である。また、本発明で用いる酸化チタンの
分散性向上剤としては、微粒子状のシリカおよび/また
はアルミナが用いられる。
粒子径は、好ましくは数ミクロン(μ)以下、さらに好
ましくは0.1μ以下のものが使用される。粒子径が大
きすぎるものは、分散性向上効果が小であり、またその
ものが異物となつて、紡糸性等を低下させるので好まし
くない。また、微粒子状であつても、本発明以外の物質
を加えても効果はなく、例えば、超微粒子状の酸化チタ
ンを通常の酸化チタンと共に加えても分散性は全く向上
しない。
微粒子状のシリカおよび/またはアルミナの添加量は特
に限定されないが、通常リン化合物および酸化チタンの
添加量が大なるほど多くの添加量を必要とする。一般に
は、生成するポリエステルの重量に対して0.001〜
4.0%、好ましくは、0.002〜2.0%が用いら
れる。0.001%より小の場合には酸化チタン分散性
向上効果が小であり、4.0%以上添加しても効果はあ
まり大きくはならない。
シリカおよび/またはアルミナの添加時期は酸化チタン
と同様、エステル化反応開始時より、減圧での重縮合反
応開始まての期間、要するに最終的な重合反応に入るま
でに加えられる。酸化チタンと同時又はそれ以前に加え
るのが望ましいが、時間的なずれがあまりなければ酸化
チタンの添加後、添加してもよい。微粒子状のシリカあ
るいはアルミナとしては種々ものが市販されているが、
微粒子そのもの、あるいはそれをEGに分散させたもの
でもよいし、さらにコロイダルシリカの如きコロイド状
態のものを使用してもよい。
本発明における重縮合触媒はアンチモン化合物あるいは
ゲルマニウム化合物、またはアンチモン化合物とゲルマ
ニウム化合物の混合系が用いられ)る。
他の触媒系も用いることができるが、一般に良好な色相
のポリエステルを得ることができない。本発明における
ポリエステルとは反復構造単位の80%以上がエチレン
テレフタレートから成るポ7りエステルであり、イソフ
タル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、プロピレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、テトラメチレ
ングリコール、1,4ーシクロヘキサンジメタノール、
P−オキシ安息香酸、トリメチロールプロパン、ペフン
タエリスリトール、グリセリン、トリメシン酸、メトキ
シポリエチレングリコール、ナフトエ酸、3,5ージカ
ルボキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどを共重合し
ていてもよい。
また、ポリスチレン、ポリエチレンなどのポリマー、酸
化防止剤、螢光増白剤、安定剤あるいは紫外線吸収剤な
どの添加剤を含んでいてもよい。主原料としてTA<5
EGを用いる場合には、常法によりエステル化反応およ
び引続き減圧下に重縮合反応を行なつてポリエステルを
得る。
またTAとEOを用いる場合には、ビス(β−ヒドロキ
シエチル)テレフタレート(以下、BHETと略記する
)を主たる生成物として製造する第1工程と、該第1工
程生成物を出発物質とし、必要に応じて新たにTAを追
加し、さらに最終的には減圧下に重縮合反応を行なつて
ポリエステルを得る。次に実施例により、本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。実施例中、添加量を表わす1部ョはすべて重量部
を意味する。また、酸化チタンの分散性は、〔η〕0.
5f1′近のポリマーを取り出し、薄片にカットして顕
微鏡て観察し、1T1r!N3中の粒径10μ以上の粗
大粒子数で表わした。また、白度とは、〔η〕0.耐近
のポリマーを紡糸口金より押し出して繊維とし、分光光
度計を用いてタングステン光源で測定した450rT1
μおよび550rT1Pのポリエステル繊維の各反射率
R45OおよびR55Oから、式:白度(単位、%)=
4R450−3R55。を用いて求めた値であり、数値
が大きい程白度が良好てあることを示す。なお実施例の
結果を一括して第1表に示した。
実施例1吸光度0.6のTA86部、EG54部、酸化
チタン0.5部、重合触媒として酸化アンチモン0.0
3部、リン化合物としてリン原子の量に換算して0.0
5部のトリブチルホスフエイト、分散性向上剤としてス
ノーテツクスO(粒径10〜20rT1μの水分散コロ
イダルシリカ、日産化学社製)0.1部、を含むポリエ
ステル合成原料を温度240℃、圧力2.0〜2.5k
g/dて2時間、生成する水を除去しつつ反応させ.て
、エステル化(ES化)反応を行なつた。ついで、系を
常圧とし、3紛を要して270℃まで昇温した。続いて
、系を次第に減圧としながら(最終圧力20T1rft
Hg)、30分を要して285℃まで昇温し、前重合反
応を行なつた。さらに、17mHg以下の−高真空下に
285℃で〔η〕が0.6fj′近となるまで重縮合反
応を行なつた。重合終了後、ポリマーを紡糸口金より押
し出して繊維を得た。なお、重合途中で〔η〕が0.術
近の段階で酸化チタン分散性判定のための試料を採取し
た。粗大粒子数は0ケ/WfL3、白度は79%であり
、粗TAを用いて酸化チタン分散性および白度共に優れ
た繊維を得ることができた。
比較例1 スノーテツクスOを添加しないこと以外は実施例1と同
様にして重合反応および繊維化を行ない、粗大粒子数1
2ケ/Wn3、白度77%のポリエステル繊維を得た。
すなわち、白度は良好てあつたlが酸化チタンの分散性
が不良であつた。比較例2 トリブチルホスフエイトおよびスノーテツクス0を添加
しないこと以外は実施例1と同様にして重合反応を行な
い、粗大粒子数2ケ/772117!3、白度一48%
のポリエステルを得た。
すなわち、酸化チタン分散性はかなり良好てあるが、白
度が不良であつた。比較例3 トリブチルホスフエイトを添加しないこと以外・は実施
例1と同様にして重合反応を行ない、粗大粒子数2ケ/
TS!L3、白度49%のポリエステルを得た。
すなわち、酸化チタン分散性は比較例2に比して特に向
上せず、また白度が不良であつた。比較例4精製TA(
吸光度0.04)を使用すること以外は比較例2と同様
にして重合反応を行ない、粗大粒子数1ケ/TI$L3
白度83%のポリエステルを得た。
比較例5 スノーテツクスOを添加すること以外は、比較例4と同
様にして重合反応を行ない、粗大粒子数2ケ/職3、白
度82%のポリエステルを得た。
比較例4および5から精製TAの楊合は、分散性向上剤
の使用は粗大粒子数および白度の点てむしろ好ましくな
いことがわかる。実施例2〜7および比較例6〜11 TAの吸光度、リン化合物の種類・量および添加時期(
ES後とは、加圧でのES化反応の後を示す)、酸化チ
タンの量、分散性向上剤の種類および量、重合触媒を変
化させ、実施例1と同様にして重合反応を行なつた。
酸化チタンおよび分散性向上剤の添加はそれぞれES反
応前に添加した。第1表で示されるように分散性向上剤
を添加した場合には、いずれも、分散性が大きく向上し
た。なお、スノーテツクスNは日産化学社製の粒径10
〜20rnμの水分散コロイダルシリカであり、添加量
はシリカ純分で表わした。またアエロジル380は口本
アエロジル社製の粒径約7mμの微粒子状シリカてあり
、またサイロイド150とは富士デヴイソン社製の粒径
2.2μの微粒子シリカであり、AlumjnumOx
ideCとは、日本アエロジル社製の粒径約20rT1
μの微粒子酸化アルミである。実施例8吸光度0.6の
TA86部、EO72部およびトリエチルベンジルアン
モニウムクロライド1部の割合で混合した混合物を15
〜22kg/CltllOO〜120℃で30分間反応
させて得られた生成物から過剰のEOを除去したのち水
で1回再結晶乾燥してB8CTを得た。
このBHET77部、前記使用のTA36部、EG7.
3部、酸化チタン0.5部、酸化ゲルマニウム0.0P
部、リン原子の量に換算して0.05部のトリブチルホ
スフエイトおよび分散性向上剤としてアエロジル200
(微粒子状シリカ、粒径約12rT1μ、日本アエロジ
ル社)0.1部よりなるポリエステル合成原料を実施例
1と同様な条件で、水がほとんど生成しなくなるまで加
圧下でエステル化を行なつた。ついで、実施例1と同様
にして、昇温、前重合および最終重合反応を行ない、粗
大粒子数0ケ/Tn!N3、白度82%のポリエステル
を得た。比較例12アエロジル200を添加しないこと
以外は実施例8と同様にして重合反応を行ない粗大粒子
数11ケ/7m3、白度81%のポリエステルを得た。
実施例9分散性向上剤の量を除いて他は実施例1と条件
を同じにし、実施例1と同様にして重合を行ない、さら
に繊維を得た。
本例の場合分散性向上剤の量は0.01部であるが、粗
大粒子数は0ケ/顛3、白度は78%であり、酸化チタ
ン分散性および白度共に優れた繊維を得ることができた
。実施例10 分散性向上剤の量が0.003部である点以外は実施例
1と条件を同じくし、実施例1と同様にして重合を行な
い、さらに繊維を得た。
粗大粒子数は1ケ/7m3で分散性向上剤の効果は明ら
かで、また白度は79%であり、粗TAを用いて酸化チ
タン分散性および白度共に優れた繊維を得ることができ
た。比較例13 スノーテツクスOの代りにTitaniumOxide
P25(微粒子状酸化チタン、粒径約30rT]μ、日
本アエロジル社)02部を添加すること以外は実施例1
と同様にして重合反応を行ない、粗大粒子数15ケ/T
fOlt3、白度78%のポリエステルを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 テレフタル酸8gを2N−KOH水溶液100ml
    に溶解して5cmのセルを用いて測定した340mμに
    おける吸光度が0.06〜3.0であるテレフタル酸と
    エチレングリコールまたは該エチレングリコールとエチ
    レンオキサイドを用い、リン化合物を添加して触媒の存
    在下に重縮合反応を行なわせ、反復構造単位の80%以
    上がエチレンテレフタレートからなるポリエステルを製
    造するに際し、重合段階以前において微粒子状のシリカ
    および/またはアルミナと、酸化チタンとを添加するこ
    とを特徴とする酸化チタンを含むポリエステルの製造方
    法。
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