JPS6054106A - 架線工事用絶縁カバ−シ−ト - Google Patents

架線工事用絶縁カバ−シ−ト

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Publication number
JPS6054106A
JPS6054106A JP16158183A JP16158183A JPS6054106A JP S6054106 A JPS6054106 A JP S6054106A JP 16158183 A JP16158183 A JP 16158183A JP 16158183 A JP16158183 A JP 16158183A JP S6054106 A JPS6054106 A JP S6054106A
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JP
Japan
Prior art keywords
sheet
insulating cover
cover sheet
crosslinking
degree
Prior art date
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Pending
Application number
JP16158183A
Other languages
English (en)
Inventor
石原 重一
増田 定雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd filed Critical Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、架線工事用絶縁カバーシートに関する。更に
詳しくは、透明性にすぐれた架線工事用絶縁カバーシー
トに閃する。
電圧7000ボルト以下の電力用電線の架線工事に際し
ては、作業者の安全を確保するため、絶縁性材料の着衣
のみならず、例えば図示される如きフック用孔1.1′
、・・・・・・を穿設した断面2がカギ孔形となるよう
に折返した絶縁カバーシートを工事個所に使用すること
が義務刊けられている。
この絶縁カバーシートは、従来天然ゴムやSBHなどの
合成ゴムから製造されているため不透明であり、従って
工事個所の作業は姿勢の不自然さや手探りでの作業を余
儀なくされ、このことは安全確保の点から問題視されて
いる。そのために、これらの不透明ゴムシートに代る透
明性のよい保睦シートが望まれている。
こうした架線工事用絶縁カバーシートに要求される性質
としては、絶縁性が良好でかつ透明な均一性のある材料
であることが第一であり、そして柔軟性Qこ富み、長期
間にわたり硬化変質が少なく、更にソートの強度、耐熱
老化性、耐寒性、耐水性、耐侯性などにすぐれているこ
とが必要である。
本発明者らは、こうした諸要求を満足させる材料をめて
種々検討の結果、高度に架橋されたエチレン系共重合体
シートがかかる目的に十分適合し得るだけではなく、そ
れの成形性および経済性をも満足せしめることを見出し
た。
従って、本発明は架線工事用絶縁カバーシートに係り、
この絶縁カバーシートは、架橋度が約80〜95%の架
橋エチレン系共重合体シート寸たはその表面に表面処理
剤を塗布してなる。
架橋物シートを形成するエチレン系共重合体としては、
光線透過率が約70%以上でヤング率が約0.05〜1
0 Kg7’miOものが好んで用いられる。具体的に
は、エチレンと酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの
ビニルエステルとの共ffl 合体、x チレンとアク
リル蘭エナル、アクリル鈑ブナル、メタクリル敵メチル
などのα、β−不飽和カルボン酸x スfルとの共重合
体、エチレンとプロピレン、ブテン−1,4−メチルペ
ンテン−1などのα−オレフィンとの共重合体、更には
エチレン−ビニルエステル−α、β−、β−カルボンば
3元共重合体、エチレン−ビニルエステル−トリアルコ
キシビニルシラン3元共重合体、エチレン−α、β−、
β−カルボン酸エステル−α、β−不飽和不飽和カルボ
ン酸3舎共またはその金属塩、シラングラフト変性マた
はシランモノマー含有エチレン−ビニルエステル共重合
体などが挙げられる。
これらの各種エチレン系共重合体の中で、経済性の点か
らみて最も好ましいものはエチレン−酢酸ビニル共重合
体であり、その中でも性質の点からみて、酢酸ビニル含
有量が約20〜50處量%のものが適しCいる。酢酸ビ
ニル含有量がこれより少ないと、光線透過率および架橋
効率が低下し、またヤング率も大きくなりすぎて好1し
くない。
一方、これ以上の酢酸ビニル含有量のものは、成形加工
時のベトツキンQ”七:しいため、成形加工・四に欠け
るようになる。
エチレン系共重合体の架橋゛は、有機過酸化物や電子線
を用いる方法、またシラングラフト変性体の場合にはシ
ラノール縮合法などにょっ0行われる。これらの各種架
橋法の中、イf損過〔メ化物による架橋は、経済性の点
のみならず、光学性の点でも好ましい。透明性を左右す
る光学性の点で好ましい理由を考察すると、エチレン系
共重合体を加熱溶融してシート状に成形する際、その冷
却過程の時点で既に架橋が形成されているため、エチレ
ン連鎖による結晶構造の形成、即ちミクロな光学異質構
造の形成が、架橋によって抑制されるためと考えら)す
る。一方、電子線架橋やシラノール縮合による架橋は、
溶融および同化の過程を経た後架橋されるので、架橋前
の過程で既に結晶が形成され易い。
有機過酸化物による架橋およびシートへの成形は、有機
過酸化物をそれが実質上分解しない温度でエチレン系共
重合体と溶融混合したり、あるいは有機過酸化物が液状
の場合には、ベレット状、ブロック状またはシート状の
エチレン系共重合体にそれを浸透させるなどした後、通
常のシート成形法によって行われる。即ち、シート成形
では、2本ロールやカレンダー加工またはT−ダイ押出
加工ニヨって、未架橋の厚手シートまたはブロックを製
造し、圧縮成し:機を用いて架橋成形して所定形状の架
橋シートを成形する方法、あるいは射出成形によって、
ペレット状共重合体を所定形状の架橋シートに成形する
方法などが用いられる。
得られる架橋シートは、平板なシートであっても架線工
事用に使用し得るものの、架線に懸けて使用されるので
、それの坐り安定性などを考慮して、図示された態様の
形状などであることが好ましい。シートの厚さは、耐電
圧の観点から約0.3mm以上であることが好ましく、
また経済性および作柴性の観点からは、一般に約0.3
〜3箇の厚さとされる。
架橋シートの架橋度は、:rxs a−3005のif
l定方法に準拠した場合、約80〜95%であることが
必要である。これよりも架橋度が小さいと、耐熱性に劣
り、熱変形を生ずるようになる。即ち、屋外の電線は日
光により約90℃程度迄加熱されることがあり、架線工
事ではこの熱が絶縁カバーシートに伝達される。しかも
、このカバーシートは吊り下げられた状態で使用される
ので、架橋度が小さいとシートの自重でシート自体がク
リープを起して変形し、厚さの薄い部分を形成させる。
耐電圧はシートの厚さによって変化し、厚さが薄くなる
と耐電圧は小さくなり、このため変形したシートは所定
の絶縁機能を失なうようになるのである。
一方、架橋度がこれ以上に大きくなると、伸びが小さく
なり、引裂強度も低下するようになる。なお、シートに
は、成形耐熱性、耐熱老化性、耐候性などの観点から、
老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、耐光安定剤な
どを含有せしめることが望ましい゛。
このような架橋度を有する架橋シートも、その表面に傷
が付くことによって透明性が損わ八るようになる。かか
る事態を避けるために、架橋シートの表面に表面硬度の
ある塗装を行ない、表面を平滑に維持することが有効で
ある。塗装に用いられる塗料としては、例えば用土塗料
製品のウレオールJDVAの如きポリウレタン系塗料が
用いられる0塗装に際しては、シートと塗料との接着性
を十分に確保させるため、シート表面にポリウレタン塗
料用プライマーを塗布したり、部分けん化エチレンー酢
酸ビニル共重合体を塗布したりした後、ホ。
リウレタン系塗料を塗布することが望ましい。
また、これに関連して、シートの表面が平滑であれば、
シート同士またはシートと他の材料との摩擦により、静
電気が起き易くなるので、そこに帯電防止剤を塗布する
ことも行われる。帯電防止剤トしては、アルキルリ・ン
酸エステル部分金属塩によって代表されるアルキルリン
酸エステル化合物が好んで用いられ、これ以外には脂肪
酸またはそのエステル、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、パーフルオロアルキルシランなどが用い
られる。これらの帯電防止剤は、シート自体に添加する
こともできるが、一般には前述の圧縮成形や射出成形の
際に金型に塗布し、成形時にそれをシート側に転写さセ
たり、あるいは架橋成形シートにそれを塗布することな
どによって、シート表面の帯電を防Jにさせる。
このようなポリウレタン系塗料やアルキルリン酸エステ
ル化合物などの表面処理剤のシート表面への塗布は、そ
れぞれ一方のみを行なうこともでき、あるいは両方を順
次行なうこともできる。
次に、実施例について本発明の詳細な説明する。
実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井ポリケミカル製品
エバフレックス# 250 i 酢M ヒニル含有昨2
8 重量%、メルトインデックス15 g/10分)1
00部(重膜、以下同じ) 、2.5−ジメチル−2,
5−ビス(第3ブチルパーオキシ)ヘキサ21.3部、
2−ヒドロキシ−4−n−オクチルベンゾフェノン0.
3 mおよびテトラキス〔メチレン−3−(3’、5’
−ジ第3ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート〕メタン0.1部のトライブレンド物を、T−ダイ
押出機を用いて、樹脂温度95℃成形されたシートは、
その両側をアルキルリン酸エステル部分金属壌を塗布し
たフィルムで挾み、これを圧縮成形機を用いて、140
℃で加熱圧縮成形することにより、架橋シートとした。
この架橋シートについて、:r工s 0−3005の測
定方法に準拠して架橋度を、J工5K−6760の測定
方法に準拠して機械的特性を、また:r工s K−69
11の測定方法に準拠して絶縁破壊電圧をそれぞれ測定
した。測定結果は、次の表1に示される。
表1 1 10 0 8.1 900 )400’ )400
 −2 15 19 1o、i 820 >400 >
400 −3 20 76 13.6 760 25 
:>400 =4 25 82 17.7 700 2
0 20 −5 35 88 19.8 670 5 
10 466 4.5 91 20.8 640 0 
5 −7 65 92 24.8 600 0 5 −
刀II 冬!ν ηすU)標九むS 間 y巳 出也実
施例2 実陥例1.扁5の条件下での加熱圧縮成形を、厚さ0.
5院または1咽のシート尾ついて行なった。
架f、I度、瀕械的特性δよび絶縁破壊電圧の測定結果
は、次の表2に示される。
表2 1 0.5 81 26.0 670 252 1.0
 84 25.5 670 32実施例3 実施例1において、加熱圧縮成形を150 ℃で行なっ
た。架q度および機械的特性の測定結果1次の表3に示
される。
表3 1 15 80 20.0 670 2 20 88 22.3665 3 30 92 25.2 650 4 45 94 21.8 600 5 60 95 19.3 550 以上の結果から、次のようなことがいえる。
(j)破断虞抗張力は、架橋度と共に上昇するが、その
値のピークは架橋度が92%の照にある。
(2) l断点伸びは、架橋度が上昇するにつれて低下
する。
(3)加熱変形率は、90℃のオープン中に48時時間
型を吊り下げた測定試料を静置することにより測定され
た。絶縁カバーシートにあっては、一般に約50〜10
0cyiの長さに吊り下げら5f1.るが、これは厚さ
21sのシートでは、単位幅当り約10〜209の自重
がかかることになるが、架橋度が約80%以上の架橋シ
ートでは、耐熱クリープに間圧のないことが分る。
(4)架橋シートは、電気絶縁性も良好である。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の対象となる架線工)JI用絶縁カバー
シートの一態様の斜視図である。 (符号の説明) l・・・・・・フック用孔 2・・・・・・カギ孔形断向

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、架橋度が約80〜95%の架橋エチレン系共重合体
    シートよりなる電力用1n線の架橋工事用絶縁カバーシ
    ート。 2、架橋エチレン系共重合体シートが約0.3〜3圏の
    厚さを有する特許請求の範囲第1項記載の架線工事用絶
    縁カバーシート。 3、架橋度が約80〜95%の架橋エチレン系共重合体
    シートよりなり、その表面に表面処理剤が塗布されてい
    る電力用電線の架線工事用絶縁カバーシー ト0 屯架橋エチレン系共重合体シートが約0.3〜3間の厚
    さを有する特許請求の範囲第3項記載の架線工事用絶縁
    カバーシート。 5、表面処理剤がポリウレタン系塗料である特許請求の
    範囲第3項記載の架線工事用絶縁カバーシー ト。 6、表面処理剤がアルキルリン酸エステル化合物である
    特許請求の範囲第3項記載の架線工事用絶縁カバーシー
    ト。
JP16158183A 1983-09-02 1983-09-02 架線工事用絶縁カバ−シ−ト Pending JPS6054106A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014038815A (ja) * 2012-08-20 2014-02-27 Fuji Electronics Industry Co Ltd 誘導加熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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