JPS6053994B2

JPS6053994B2 - 円盤状情報記録媒体再生装置

Info

Publication number: JPS6053994B2
Application number: JP55113759A
Authority: JP
Inventors: 博之杉山
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1980-08-19
Filing date: 1980-08-19
Publication date: 1985-11-28
Also published as: JPS5738074A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は円盤状情報記録媒体再生装置に係り、円盤状
情報記録媒体を回転するモータの定速サーボ回路の基準
信号発振器の発振周波数を所定の周波数とすることによ
り、再生素子強制移相用パルスを生成するための倍速同
期信号を上記基準信号発振器を共用して使用し得、好適
なトリツクブレ。

イ等の再生を行ない得る円盤状情報記録媒体再生装置を
提供することを目的とする。本出願人は先に特願昭５
２−２５２６０号（特公昭５９一２１１０４号）その
他により、針案内溝を形成することなく主要情報信号並
びに第１乃至第３のトラッキング制御用参照信号（以下
トラッキング信号という）が夫々幾何学的形状の変化と
して記録された電極機能を有する円盤状情報記録媒体、
及びそれを電極を有する再生針との相対的↑Ｂ動走査に
より上記主要情報信号並びに第１乃至第３のトラッキン
グ信号を静電容量の変化として読取り再生する再生装置
を提案した。

また、上記の本出願人の提案になる円盤状情報記録媒体
は映像信号等が主要情報信号として螺旋状の主トラック
に１回転宛４７イールド記録されており、かつ、主要情
報信号の記録周波数帯域よりも低域周波数で、互いに相
異なる周波数の第１及び第２のトラッキング信号ｆ、、
及びｆｐ２が夫々記録媒体の１回転周期毎に切換えられ
、かつ、水平帰線消去期間部分に対応してバースト状に
相隣る上記主トラック間の中間部分に副トラックを形成
して記録されており、更にｆｐｈ、ｆｐ２の切換接続部
分（垂直ブランキング期間内にある）には、トラッキン
グサーボ回路のトラッキング極性を切換えるための第３
のトラッキング信号ｆｐ、が主要情報信号に影響を与え
ないよう所定レベル以下のレベルで記録されている。
第１図はこの円盤状情報記録媒体の記録トラッキング信
号の記録配置鑑係を模式的に示す図で、同図中のＯ印は
ｆｐ、（又はｆｐ２）記録位置、Δ印はｆｐ。

（又はｆｐ、）記録位置を示し、更に実線は主トラック
のトラック中心線を示す。また第３のＦラッキング信号
チ，，は第１図中、破線で示す位置に記録される。本発
明は特にこの本出願人の提案になる円盤状情報記録媒体
の再生装置において、ディスクの回転と再生素子強制移
送パルスとを同期させるべく、ディスク回転用モータの
定速サーボ回路の基準信号発生用発振器の出力を所定周
波数に選定したものであり、以下図面と共にその一実施
例番こつき説明する゜。

第２図は本発明装置の一実施例のブロック系統図、第３
図は第１図示の円盤状情報記録媒体と再生針との再生状
態を示す部分拡大斜視図を示す。

両図中、１は第１図示の記録トラックパターンを有する
回転情報記録媒体（以下「ディスク」と略す）で、第２
図に示すターンテーブル２上に載置せしめられてモータ
３によリターンテーブル２と共に高速で同期回転せしめ
られる。ディスク１の表面上には第３図に示す如く平坦
面２６とビット２？とが繰り返されてなる主要情報信号
記録主トラックと、２８で示すビットと平坦面２６との
繰り返しにょるトラッキング信号Ｆｐ，記録副トラック
と、２９で示すビットと平担面２６との繰り返しにょる
トラッキング信号Ｆｐ。記録副トラックとが夫々形成さ
れており、矢印方向へ主要情報信号がＮＴＳＣ方式カラ
ー映像信号のようなフィールド周波数６０Ｊ−（ｚの映
像信号の場合は９００ｒｐｍで回転せしめられる（なぉ
、ＰＡＬ方式、ＳＥＣＡＭ方式等のカラー映像信号の場
合は７５０ｒｐｍで回転せしめられる。）。また４は再
生針て、その後端面に電極４ａが蒸着固定されており、
４ｂで示す底部がディスク１の表面と摺動せしめられ、
電極４ａとディスク１との間に形成される静電容量が断
続するビット列の変化に応じて変化することを検出し、
高周波信号に変換する。

この再生針４は螺旋状主トラックに沿ってフィード機構
（図示せず）によつてディスク１の回転軸方向へ移送せ
しめられる。再生針４により読取られた上記高周波信号
（既記録信号）は、第２図に示す前置増幅器５を経て復
調回路６、チＰ沁出器７及びトラッキング回路８に夫々
供給される。

復調回路６は主トラックから再生された主要情報信号を
復調する。またＦ，，検出器７は前記第３のトラッキン
グ信号Ｆｐ。を再生信号中より周波数選択して取り出し
、また第３のトラッキング信号チＰ３がドロップアウト
等により得られないときにはＦｐ３に相当する信号を出
力し、トラッキング回路８に前置増幅器５よりの再生信
号と共に供給する。トラッキング回路８を再生信号中よ
り弁別分離した前記第１及び第２のトラッキング信号Ｆ
ｐ，及びＦｐ。

を差動増幅器にてレベル比較してトラッキングずれ量に
応じたレベルで、かつ、トラッキングずれ方向に応じた
極性のトラッキング誤差信号を出力する。このとき、デ
ィスク１の１回転周期毎に上記再生トラッキング信号Ｆ
ｐ３によつてトラッキング極性が切換えられる。上記ト
ラッキング誤差信号は駆動回路９により所要の電力に変
換された後トラッキングコイル１口に供給され、再生針
４のトラックすれを補正する。ノーマル再生時は以上の
動作を行なう本出願人の提案になる再生装置によれば、
前記したようにディスク１には針案内溝が形成されてい
ないから、ステイルモーシヨン再生、スローモーシヨン
再生、ファーストモーション再生、高速位置検索等の種
々の所謂トリツクプレイを行ない得るものであるが、こ
のトリツクプレイ時には再生針４を相隣る主トラックへ
１トラックピッチ分強制的に移送せしめる強制移送パル
ス（以下「キックパルス」という）がトラッキングコイ
ル１０に印加される。

本発明はこのキックパルス生成の基になる倍速同期信号
を、モータ３の定速サーボ回路における基準信号発振器
から共用して取り出し得るよう構成したものであり、以
下その動作につき詳細に説明する。

第２図において、１１は水晶発振器で、本実施例ではそ
の発振器周波数を３．３９８６ＭＨｚに選定した点に特
徴を有する。

すなわち、いまモータ３の回転数を検出する回転検出器
１５がモータ３の１回転宛５睡のパルスを出力するもの
であり、またＮ’ＫＣ方式カラー映像信号記録ディスク
とＰＡＬ方式（又はＳＥＣＡＭ方式）カラー映像信号デ
ィスクとの互換再生を行ない得るようにし、更に再生針
４はディスク１の１回転宛最大６４回キックさせるもの
とする。たた七、上記最大６４回のキックはディスク１
の１回転を等間隔で７２（＝６４＋４×２）分割し、各
分割地点でキックできるように構成し、そのうち垂直同
期信号検出時点直前（又は直後）の２分割地点では後述
の理由でキックしないようにし、それにより結局ディス
ク１回転宛最大計６４回残りの各分割地点でキックでき
るようにしたものである。また上記キックのためのキッ
クパルス生成用倍速同期信号の３倍の周波数の信号を表
示やキー入力取込用のマイクロコンピュータ２３の割込
み信号とするものとする。しかして、水晶発振器１１よ
り取り出された３．３９８６Ｍ圧の発振周波数信号は青
分周器１２に供給され、ここで詣分周されて（すなわち
Ｎ＝７２Ｘ３）、１５．７３４ｋ圧というＮＴＳＣ方式
カラー映像信号の水平走査周波数に等しい周波数とされ
る。

この？分周器１２より取り出された水平走査周波数に等
しい周波数の信号はプログラマブル分周器１３に供給さ
れ、ここで入力端子１７よりの制御信号に応じて吉分周
又は入分周された後位相比較器１４に基準信号として供
給され、前記回転検出器１５よりの回転検出信号と位相
比較された後モータ３に印加され、その回転数を制御す
る。ここで、１回転宛４フィールドのｖ田Ｃ方式カラー
映像信号がディスク１に記録されている場合は、１回転
宛１０５０本の水平走査線が記録されているから、正規
の回転数９００ｒ′Ｐｍでは回転検出器１５よりのディ
スク１回転宛５陥取り出される回転検出パルスの１個の
パルス当り、２１本の水平走査線が再生されていること
になるから、上記プログラマブル分周器１３の分周比は
吉に設定される。一方、１回転宛４フィールドのＰＡＬ
方式及びＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号がディスク１に
記録されている場合には、１回転宛１２５０本の水平走
査線が記録されているから、回転検出パルスの１個あた
り２５本の水平走査線が再生されるよう、プログラマブ
ル分周器１３の分周比は入に設定される。これにより、
上記のような本来ＮＴＳＣ方式カラー映像信号が記録さ
れているディスクを再生する再生装置でＰＡｌ．方式及
びＳＥＣＡＭ方式カラー映像信号が記録されたディスク
を再生する場合には、そのディスクの再生水平走査周波
数がその再生装置に予め定められているＮ′ＹＳＣ方式
の水平走査周波数となるように制御される。これにより
再生装置内の回路を変更することなくＰＡｌ．方式又は
ＳＥＣＡＭカラー映像信号記録ディスクを再生すること
ができる（詳細は本出願人の提案になる特願昭５５−６
１９９８号参照のこと）。このようにして、水晶発振器
１１の出力発振周波信号はモータ３の定速サーボ回路の
基準信号として用いられるが、本発明では更にキックパ
ルス生成のための倍速同期信号を得るためにも用いるも
のであり、このために水晶発振器１１の出力発振周波信
号はまずプログラマブル分周器１６に供給され、ここで
入力端子１７よりの制御信号により分周器１３と同様に
Ｎ千℃方式カラー映像信号記録ディスク再生時には分周
比が吉に設定され、ＰＡＬ方式又はＳＥＣＡＭ方式カラ
ー映像信号記録ディスク再生時には分周比が入に設定さ
れる。

この分周器１６の出力信号は分周器１８に供給され、こ
こでふ分周されて倍速同期信号周波数ｆ！の３倍の周波
数の信号とされる。この信号は後述する表示、キー入力
取込用マイクロコンピュータ（以下１キーコンョという
）２３の割込み信号といて供給される一方、分周器１９
に供給され、ここでＡ分周されて所定周波数１．０７８
９ｋＨＺとされた後ゲノート回路２０に供給される。こ
のゲート回路２０の出力信号はカウンタ２１に供給され
、ここで１６個のパルスを計数する毎に１個のパルスが
出力されて単安定マルチバイブレータ２２をトリガーす
る。これにより、単安定マノｖチパイプレータ２２・は
第４図Ｂに示す如く一定期間（分周器１９の出力パルス
の約２．５周期）ローレベルの信号をゲート回路２０に
ゲート信号として印加し、その期間のみゲートを閉じさ
せる。このようにして、ゲート回路２０は分周器１９）
の出力パルスを１帽通過させた後２個遮断する動作を繰
り返し、第４図Ａに示す如き波形の前記倍速同期信号Ｆ
，を出力し、上記カウンタ２１の計数人力端子及び装置
動作制御用マイクロコンピュータ（以下０メカコンョと
いう）２４の割込み信号入力端子、更にキーコン２３に
夫々印加される。

なお、カウンタ２１はＦＰ３の検出器７の出力によつて
リセットされる。キーコン２３は分周器１８からのパル
ス３ｆＩ入力がある毎にゲート回路２０からの倍速同期
信号Ｆ，入力があるか否かを判断して、入力があるとき
にテンキー等からの入力や表示の取込み動作を行なう。

またメカコン２４は上記倍速同期信号ｆ１が入力された
時には、他の処理を中断してキーコン２３からのデータ
に従つて再生針４のキックを行なわせるのか否かを判断
してキックを行なわせる場合には倍速同期信号を倍速比
に応じて選択して正極性パルスと負極性パルスとを１個
づつ交互に出力する。その出力順序はキック方向に応じ
て異なる。キックパルス発生器２５は上記メカコン２４
からの正極性及び負極性パルスを加算して所定のキック
パルスを発生する回路で、例えばメカコン２４から第５
図Ａに示す正極性パルスと同図Ｂに示す負極性パルスと
が出力された時には同図Ｃに示す如き波形のキックパル
スを発生出力しトラッキング回路８、駆動回路９を夫々
経てトラッキングコイル１０に印加され、再生針４を１
トラックピッチ分強制的にディスク内周方向（又は外周
方向）へ移送せしめる。

例えばＦ，３記録位置でのみ１回転毎に外周方向へキッ
クすると再生針４は常に同一トラック上を走査すること
になるからステイルモーシヨン再生が行なえ、また例え
ばＦ，３記録位置に対向する垂直同期信号記録位置での
み１回転毎に内周方向へキックすると再生針４は１回転
前のトラックよりも２トラック分内周のトラックを走査
することになるから２倍速フオワード再生が行なえる。
本実施例によれば、ディスク１の１回転宛最大６４回キ
ックパルスを出力することができるから、再生針４を内
周方向へディスク１回転宛６４回キックさせるとら倍速
フオワード再生ができ、外周方向へ６４回キックさせる
と６３倍速バックワード再生ができる。なお、上記倍速
同期信号は第４図Ａに示す如く分周器１９の出力パルス
ｍ個のうち２個を欠落させているが、これはこの欠落期
間においてキーコン２３とメカコン２４との間でデータ
転送を行なうためである。

本発明によれば、上記したようにモータ３の定速サーボ
回路の基準信号をキックパルス生成のために倍速同期信
号発生のためにも共用して使用しているので、モータ３
の回転と倍速同期信号とは同期せしめられており、たと
えモータ３の回転数が変化しても、ディスク１回転宛キ
ックする数が同じであれば（倍率比が同じであれば）再
生針４は常にディスク上正規回転時と同じ位置でキック
されることになる。

なお、以上の説明は本出願人は先に提案した円盤状情報
記録媒体の再生装置に関して行なつたが、再生素子とし
て再生針の代りにレーザービーム等の光を用いて記録信
号を読取り再生する装置にも適用できる。

また上記実施例において、ＰＡＬ方式又はＳＥＣＡＭ方
式カラー映像信号記録ディスクを本来再生する再生装置
では、水晶発振器１１の出力発振周波数は３．３７５ｒ
！４ＨＺに選定されるが、分周器１３，１６，１８，１
９の分周比は上記実施例と同一の値でよい。

上述の如く、本発明になる円盤状情報記録媒体再生装置
は、円盤状情報記録媒体を定速回転させるためのモータ
サーボ回路の基準信号を発生出力する発振器の出力信号
を、円盤状情報記録媒体の１回転期間当りＭ個以上発生
するパルス列である倍速同期信号を生成するための信号
としても使用し、かつ、発振器の出力信号周波数を、本
来再生すべき円盤状情報記録媒体の記録信号の水平走査
周波数と、円盤状情報記録媒体の１回転期間を等間隔で
分割したときの分割数Ｍ（Ｍは任意の複・数）との積の
整数倍の周波数に選定したため、上記記録媒体及びその
回転用モータの回転と倍速同期信号とを同期させること
ができ、よつて上記記録媒体の１回転宛再生素子を半径
方向上強制的に移送させる数が同じである場合は回転数
の変化に・拘らず常に同じ位置で移送させることができ
、また上記発振器を共用したので、回路構成が簡単で、
かつ、安価に構成でき、更に水晶発振器を用いることに
より安定な動作を行なわしめることができる等の特長を
有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本出願人は先に提案した円盤状情報記録媒体の
トラッキング制御用参照信号記録配置を模式的に示す図
、第２図は本発明装置の一実施例を示すブロック系統図
、第３図は第１図示の円盤状情報記録媒体と再生装との
再生状態を示す部分拡大斜視図、第４図Ａ，Ｂ及び第５
図Ａ−Ｃは夫々第２図示装置の動作説明用信号波形図で
ある。１・・・円盤状情報記録媒体（ディスク）、３・・・モ
ータ、４・・・再生針、１１・・・水晶発振器、１２・
・・Ａ分周器、１３，１６・・・プログラマブル分周器
、１４・・・位相比較器、１５・・・回転検出器、１８
，１９・・・分周器、２０・・・倍速同期信号出力用ゲ
ート回路、２３・・・表示、キー入力取込用マイクロコ
ンピュータ（キーコン）、２４・・・装置動作制御用マ
イクロコンピュータ（メカコン）、２５・・・キックパ
ルス発生器。

Claims

【特許請求の範囲】

１円盤状情報記録媒体の１回転期間をＭ分割し（Ｍは
任意の複数）、上記１回転期間当りＭ個以上発生するパ
ルス列である倍速同期信号を倍速比に応じて選択して生
成した強制移相パルスにより、円盤状情報記録媒体から
既記録信号をピックアップ再生するための再生素子を、
上記Ｍ個の分割時点のうち選択された一又は二以上の分
割時点で強制的に該記録媒体の半径方向上移送させてト
リツクプレイを行ない得る再生装置において、上記円盤
状情報記録媒体を定速回転させるためのモータサーボ回
路の基準信号を発生出力する発振器の出力信号を、上記
倍速同期信号を生成するための信号としても使用し、か
つ、該発振器の出力信号周波数を、本来再生すべき円盤
状情報記録媒体の既記録信号の水平走査周波数と、上記
分割数Ｍとの積の整数倍の周波数に選定したことを特徴
とする円盤状情報記録媒体再生装置。