JPS605354B2 - 金属缶の補修方法 - Google Patents

金属缶の補修方法

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JPS605354B2
JPS605354B2 JP14390881A JP14390881A JPS605354B2 JP S605354 B2 JPS605354 B2 JP S605354B2 JP 14390881 A JP14390881 A JP 14390881A JP 14390881 A JP14390881 A JP 14390881A JP S605354 B2 JPS605354 B2 JP S605354B2
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paint
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film
paints
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JP14390881A
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茂 横井
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属缶の補修方法に関し、さらに詳しくは塗料
による金属缶の補修方法に関する。
金属缶(本明細書においては金属缶胴体および金属蓋を
も含めて金属缶とよぶ)、例えば側面接合部が溶接によ
り形成された金属缶胴体は、通常側面接合部およびその
近傍以外の部分は予め塗膜又は印刷膜が形成されている
が、側面接合部およびその近傍は金属面が露出している
ので、防錆、防食、美観等の点から露出金属面を補修す
る必要がある。補修方法としては、目的に応じて粉体塗
装、プラスチックフィルムの融着等の種々の方法が採用
されるが、比較的薄い塗膜の形成で補修の目的が蓬せら
れる場合は、溶剤型塗料のヱアレススプレーによる塗装
を採用することが多い。この場合、従来は第1図に示す
ように、エアレススプレーノズル1からの噴出する塗料
のスプレーパターン2の霧化領域3を被塗装面4(側面
溶接部5aおよびその近傍5a′附近に対応)に当てて
塗装を行なっていた。なお第1図において、5は金属缶
胴体、5aは側面溶接部、6は側面溶接部5aおよびそ
の近傍5a′となるべき部分を除いて予め金属ブランク
(図示せず、5に対応)に形成された内面塗膜である。
そのため第1図、第2図に示すように、塗料が被塗装面
4以外の内面塗膜6の上の側面溶接部5aを遥か離れた
部分に多量に飛散するという現象が起る。従って被塗装
面4上の塗着塗料膜7の境界7a(すなわち補修部の境
界)が不明瞭となるばかりか、側面溶接部5aを遥か離
れた内面塗膜6の面上にも塗着塗料膜7が多数飛沫状に
形成される。通常は塗着塗料膜7のキュアのための加熱
は、側面溶接部5aおよびその近傍5a′に対してのみ
に行なわれるので、前記飛沫状に形成された塗看塗料膜
7の多くはキュア不十分かキュアされることなく、金属
缶胴体5の内面に残ることになる。そのため補修后の外
観が汚い(特に缶外面補修の場合)のみならず、内容品
を充填密封した後、該飛沫状の塗着塗料膜7が剥離して
内容品中に混入したり、あるいは該塗着塗料膜7中の低
分子量成分が内容液中に溶出して衛生上の問題を招くお
それがある。これを防止するため、側面溶袋部5aを遥
か離れた部分をもキュア温度まで加熱することは、加熱
設備の大型化と加熱エネルギーコストの増大を招き、さ
らに内面塗膜6もしくは外面塗膜又は印刷膜(図示せず
)の局部的オーバキュアという問題を生ずるおそれがあ
る。本発明は以上に述べた従来技術の問題点の解決を図
ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明はェアレススプレ−ノ
ズルにより面状の塗料膜を有するスプレーパターンを形
成し、該塗料膜を金属缶の補修すべき被塗装面に当てて
塗装することを特徴とする金属缶の補修方法を提供する
ものである。
以下図面を参照しながら本発明について説明する。
第3図、第4図、第5図において第1図、第2図と同一
符号の部分は同一部分もしくは同一機能の部分を示す。
第1図の場合スプレーパターン2は、霧化領域3と扇形
の面状の塗料膜8よりなる非霧化領域よりなっており、
非霧化領域の大きさは、一般に塗料の噴出圧力の調節に
よって変えることができる。噴出圧力が小さくなるに従
い非霧化領域は大きくなるが、噴出圧力がある値(ェア
レススプレーノズルーの形状、塗料の種類、粘度等によ
って異なる)より小さくなると、扇形面状の形状が崩れ
、凸レンズの断面形状の面状に近づく懐向にある。第3
図、第4図は扇形の面状の塗料膜8の幅が、被塗装面4
の幅(側面溶接部5aおよびその近傍5a′の露出金属
面の幅より若干広い幅)よりも広くなるように噴出圧力
を調節して(通常ゲ−ジ圧で約0.5〜3.0kg′の
)、面状の塗料膜8を直接被塗装面4に当てながら、金
属缶胴体を矢印方向(第4図)に移動して、被塗装面4
上に塗着塗料膜7を形成する状態を示したものである。
かくすることにより、第5図に示されるように、被塗装
面上の塗着塗料膜7の境界7aはほぼ直線状にシャープ
になり、また内面塗膜6上に飛沫状の塗着塗料膜が形成
されることがない。面状の塗料膜8をェアレススブレー
ノズルーから形成することができる塗料としては、溶剤
型塗料(この場合水も広義の溶剤として含めるものとす
る)およびオルガノゾル等が好ましい。
上記溶剤型塗料を例示すれば、フェノール・ェポキシ系
塗料、フェノール・アミノ系塗料、アクリル系塗料、ェ
ポキシェステル系、アクリル・アミノ系、アルキツド系
、アミノ・アルキツド系、ポリウレタン系、不飽和ポリ
エステル系、ピニル系、変性ビニル系、ポリブタジェン
系塗料、およびこれらの樹脂の混合系塗料等が挙げられ
る。溶剤の含有量は10〜9の重量%が好ましい。必要
に応じビヒクル中に顔料を含んでもよい。又、塗料粘度
は一般的に3町抄、以下(2500、#4フオードカツ
プ測定)が好ましい。
粘度を低くしたい時は、通常溶剤にて稀釈するか、塗料
を加溢する。この様な方法で最適粘度が選定される。例
としてある特定のノズルを使用した時の塗料圧力とスプ
レーパターンの関係を表−1に示したが、この表による
とストライプ(すなわち被塗装面4)の中が2物舷以上
を必要とし、且つ缶とノズル間の距離が作業上2仇舷以
上を希望する場合、最適な圧力は10k9/塊となる。
表−1 註:LI)使用塗料:ェポキシ・フェノ→し系固形分:
15重量努粘 度:15秒(25℃、#フォ ードカジプにて測定) ノ ズル:ノ‐ドソン婿e製 スベシ ヤルノードソンクロスカッ トノズル (2)Lは非霧化領域の長さ、Wは非霧 化領域の最大幅を示す(第1図参照) 以上の例では塗料膜8は平面状であったが、円錐面状、
もしくはその他の形状の面状の塗料膜8を用いてもよい
本発明は以上に述べた、金属缶胴体の側面溶接部の内外
面の補修に限定されるものでなく、金属缶の各種の補修
に適用できる。
以下に2、3の例を示す。第6図、第7図は錫めつき鋼
板よりなる絞り−しごき缶胴体10の底部11およびそ
の近傍を示したものであって、底部11には缶胴体の正
立安定性を確保するため環状周縁突出部12が形成され
ている。
環状周緑突出部12の接地面12aは、搬送のさし、等
の摩擦により表面錫が失なわれ地鉄面が露出して発錆し
易い。そのため接地面12a近傍を塗装により補修する
ことが屡々行なわれる。第7図の7′は、本発明の方法
により接地面12a上に形成された塗着塗料膜よりなる
屍付塗膜を示す。大型缶(例えば2〜10リットル缶)
の場合、補強効果と意匠効果をあげるために、第8図に
示す缶胴体13のように、鉢巻状の突出部14を設ける
ことがある。缶胴体13が錫めつき鋼板もしくはティン
フリースチール(電解クロム酸処理鋼板)等の表面処理
鋼板よりなる場合、突出部14は輸送中等に缶胴体同士
の摩擦を受け易い。缶胴体13の外面は通常印刷膜又は
塗膜が全面に形成されているのであるが、以上の現象の
ために特に突出部14のみを塗料により補修することが
、防錆の見地から好ましい。7′は本発明の方法により
突出部14上に形成された塗着塗料膜よりなる焼付塗膜
を示す。
その他図示されないが、プルタブ方式のィージオープン
缶蓋の開□部を区画するスコア部(刻み線)に対応する
当該缶蓋の裏面部分の補修に対しても、本発明は好適に
適用される。
本発明によれば、エアレススプレーノズルにより形成さ
れた面状の塗料膜を金属缶の被塗装面に当てて補修する
のであるから、塗着塗料膜により形成された補修部の輪
郭がシャープであり、かつ飛沫状の塗着塗料膜が形成さ
れない。
従って補修部およびその近傍の外観は美麗であり、また
補修部をキュアのため加熱した後に、未キュアもしくは
不完全キュアの飛沫状の塗着塗料膜が残って、該塗料膜
が内容品中に混入したり、あるいは衛生上の問題を招く
おそれがないという効果を有する。以下実施例について
説明する。
実施例 内径65.3肌、高さ10物肋のマッシュシーム側面接
合部を有する錫めつき鋼板(厚さ0.24肋、錫めつき
量(内面)5.2夕/で)よりなる溶接缶胴体を作製し
た。
溶接部の幅は0.4肌であって、缶胴体の内面の他の部
分はブランクに予め形成されたフェノール・ェポキシ系
糠付塗膜によって被覆されていた。但し側面接合部に対
応する端緑に沿って両面が幅3肌にわたり未塗装部があ
り、溶接缶胴体の内面の露出金属面の幅は5.6側であ
る。エアレススプレーノズル(ノードソン■製、型式:
スベツシャルノードソンクロスカットノズル)を用意し
、下記の塗料を圧力10kg′地で噴出させた所、扇形
の面状の塗料膜(底辺までの高さ約2仇肋、底辺の幅約
22側)よりなる非霧化領域を有するスプレーパターン
が得られることが分った。このエアレススプレーノズル
を下向きにして上記缶胴体内に挿入し、ノズルと溶接部
間の距離を18側として、缶胴体を20の/分の速度で
鞠線方向に移動させながら、10k9′地の圧力で該塗
料を噴出させた所、溶接部およびその近傍にわたり幅2
仇舷の塗着塗料膜が形成され、その輪郭は直線状にシャ
ープであり、飛沫状の塗着塗料膜は全く形成されなかっ
た。その後溶接部およびその近傍を高周波誘導加熱によ
り約210o0に加熱して該塗料膜をキュアさせた。キ
ュア後の塗膜厚みは13A仇であった。塗料:タィプ・
・・・・・ェポキシフェノール系固形分…・・・15重
量%粘度……19砂(2500、#4フオードカップ)
溶剤組成……ブチルセロソルブ、メチルィソプチルケト
ン、ノルマルプタノール、キシロー′レ
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の補修方法を示す1部切断正面図、第2図
は第1図の0ーロ線からみた平面図であって、塗着塗料
膜の状態を示す図面、第3図は本発明の補修方法の例を
示す1部切断正面図、第4図は第3図に対応する1部切
断側面図、第5図は第3図のV−V線からみた平面図で
あって、塗着塗料膜の状態を示す図面、第6図は絞り−
しごき缶胴体の底部近傍の縦断面図、第7図は第6図の
缶胴体の底部の接地面を本発明の方法により補修した状
態を示す底面図、第8図は鉢巻状の突出部を本発明の方
法により補修された缶胴体の斜視図である。 1・・…・エアレススプレーノズル、4…・・・被塗装
面、5・・…・金属缶胴体(金属缶)、8・・・・・・
面状の塗料膜、10……絞り‐しごき缶胴体(金属缶)
、12a・・・・・・接地面(被塗装面)、13・・…
・缶胴体(金属缶)、14・…・・突出部(被塗装面)
。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エアレススプレーノズルにより面状の塗料膜を有す
    るスプレーパターンを形成し、該塗料膜を金属缶の補修
    すべき被塗装面に当てて塗装することを特徴とする金属
    缶の補修方法。
JP14390881A 1981-09-14 1981-09-14 金属缶の補修方法 Expired JPS605354B2 (ja)

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JPS5845773A JPS5845773A (ja) 1983-03-17
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DE3603126A1 (de) * 1986-02-01 1987-08-06 Schmalbach Lubeca Verfahren und vorrichtung zum auftragen von fluessigen korrosionsschutzmitteln auf korrosionsgefaehrdete bereiche von verpackungsbehaeltern oder -behaelterteilen
JPH0414139Y2 (ja) * 1986-02-19 1992-03-31
JP4951598B2 (ja) * 2008-08-13 2012-06-13 アクアインテック株式会社 地下構造物用筐体
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