JPS6052638A - パイル織物用原糸の製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパイル織物、特にタオル地の輪奈に使用する原
糸の製造法に関するものである。

従来タオル地を織製するに際し、輪奈原糸に漂白、浸染
、シルケット加工を施した所謂糸染め物を使用する試み
の内、特に絹のような光沢とソフトな風合を得る目的で
、シルケット加工を施した原糸を輪奈に使用することが
行われた。上記シルケット糸を輪奈に使用したタオル地
は、普通のものに比較し光沢を有しているが、タオル地
として要求される光沢と適度の風合に満足できなく、普
及に至らなかった。この理由は光沢度が強く且つ光沢が
平面的であって変化に乏しく、更に繊維のＷ潤で輪奈に
腰がなく、ソフト過ぎた風合を有しているからである。

本発明は上述の点を解消し、変化に富む適度の立体的光
沢とタオル地として良好な風合を有する付加価値の高い
タオル地を得る輪奈用の原糸を経済的に量産することを
目的とした製造法を提供するものである。

本発明は短縁＃集合体にシルケット加工を施した後、こ
れをばら毛状に分繊し、この短繊維を適宜の混合率を以
て混綿又は混合して紡出することを特徴とするものであ
る。

本発明で言う短１ａｓｉ合体とはシルケット加工で要求
される張力で切断、引抜けが生じない程度の撚を有する
粗糸又はせ撚の大番手紡績糸のことである。

紡績工程に於ける混綿には各種の綿花を俵で配列し、こ
れから適量ずつ配合する俵混綿、各種の綿花一種または
数種のものでラップを作って招き、異なったラップを重
ね合わせて打綿機にかけて混綿するラップ混綿及び各種
の綿花ごとに梳綿スライバーを作っておき、練篠機で混
合率に従ってスライバーを組合わせて混綿するスライバ
ー混綿等がある。

本発明はシルケット加工を旌した短繊維集合体の分繊ば
ら毛を適宜混綿率を以て他の綿花と混打綿工程で俵混綿
するか、又はばら毛で作ったラップを他の綿花で作った
ラップと打綿機でラップ混綿するか、更にばら毛のみで
作った梳綿スライバーを練篠機でスライバー混綿する等
何れかの混綿工程より通常の紡績工程を経て紡績糸を製
造するものであるが、混打綿工程で俵混綿を行うと他の
混綿方法薔こ比較し量産が可能である。更に分繊ばら毛
の配合率は要求するタオル地の立体的光沢度と風合に応
じ適宜に行うものであるが、配合率は５０％前後が好ま
しく、本発明の目的を満足することができる。

本発明の原糸を製造するには太番手のせ撚糸より粗糸を
使用すると工程の省略を計ることができる。この場合粗
糸の張力はシルケット加工に必要とする張力で切断又は
引抜けが生しないことが条件で実験（ζよれば下記の条
件の組糸で充分マーセル化反応を見る事ができた。

繊維長１吋の原綿 マイクロネヤー繊度　４７ 粗糸番手　０．００ 耐量の撚数　８．５＋！５ 実験の結果によれば粗糸は撚数が＆８０１／吋以上あれ
ばシルケット加工に必要な張力に充分耐えることができ
る。

本発明の製造法によって製造した原糸即ちシルケット加
工線Ｒ混入紡績糸は、シルケット加工を施した繊維が膨
潤し、光沢を有しているので光線による反射で光沢は系
全体でなく、変化に富んだ立体的光沢を備えていた、こ
の原糸をタオル地の輪奈に使用して織製したタオル地は
従来の同一組織で織上げたタオル地に比較し、輪奈に従
来では得られなかった立体的な光沢を有し、且つ輪奈に
腰のあるソフトな風合を有した附加価値の高い変化に富
んだタオル地が得られ本発明法の目的を充分に満足する
ものであった。

以下実施例をあげて本発明を説明するが、本発明は、こ
れによって何ら限定されるものでない。

実施例 前記した条件の組糸の篠巻５００本をシート状１こ引出
しながら緊張状態で苛性ソーダー液槽に浸漬し、シルケ
ット加工を施し、液を絞った後乾燥に次いで、このシル
ケット加工粗糸を反毛機のホッパーに供給し、開繊して
得たばら毛を混打綿機で配合率５０％で俵混綿を行って
ラップを作った。このラップより梳綿、粗紡、練篠の各
工程を杼て作った粗糸より精紡工程で２０Ｓ番手のせ撚
糸を紡出した。このせ撚紡績糸を準備工程を経てタオル
織機の輪奈用ビームを形成し、三本緯タオル組織で経緯
密に経縞にタオル地を織上げた。このタオル地は従来の
同一組織のものに比較し、輪奈Ｉこ従来では得られなか
った立体的光沢と優れた風合を有する付加価値の高いタ
オルが得られた。

昭和５８年ｌＯ月６日 特許庁長官　若　杉　和　夫　殿 ｌ、事件の表示 昭和５８年特許願第１６０９６７号 ８、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　今治市蔵敷町１丁目１番地の７（１）　＠書中
、発明の名称「バイル織物用原糸の製造法」とあるを「
糸の製造法」と補正する。

１２）　明細書第１頁８行目 ］パイル織物用原糸の製造法」とあるを「糸の製造法」
と補正する。

（３）　明ｍ１ｌｊｌＩ　１頁８行目 「パイル織物川原」を抹消する。

（４）　明細＊＊１頁９頁目行目１０行目「本発明は・
・・・・・関するものである。」とあるタオル地の輪奈
に使用する糸の製造法に関するものである。」と補正す
る。

（５）　明細書第１ｊＪｔ’５行目 「とソフトな風合」を抹消する。

（６）　明細書第２頁２行目乃至８行目「輪奈−こ腰が
・・・・・・風合を有しているからで台を有しているか
らである。」と補正する。

（７）　明細書第２頁５行目 「良好な」と１風合」間に「ソフトの」を挿入する。

（８）　明細書第６頁交尾に下記を挿入する。

「更に本発明の糸を嵩高編物地に使用することによって
前記実胞例に記載した通り、従来では得られなかった立
体的光沢とソフトな風合を有する嵩高編物が得られた。

本発明糸を製造する短繊維集合体に代りシルケット加工
を施した縁、織物をばら毛状に分繊したものであっても
よい。

更に糸の原料である分繊ばら毛をポリエステル、ナイロ
ン等の合繊フィバ−又は羊毛に混紡することも自由であ
る。」 ＆　添付書類の目録 訂正願書　１通

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 短繊維集合体にシルケット加工を施した後、これをばら
   毛状に分繊し、この短繊維を適宜の混合率を以て混綿又
   は混合して紡出することを特徴とするパイル織物用原糸
   の製造法。