JPS6051711B2 - 情報ホルダ構造体並びに該構造体の製造方法及び装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は情報ホルダ並びに該ホルダの製造方法及び装置
に関するものである。

例えば薬品の分与作業のための従来の情報ホルダは一般
にアコーディオン式に折りたたまれるか又は他の方法で
折り込まれており、比較的遅く且つ高価な装置を備え、
その結果相当高価なものであつた。

本発明の主たる目的は不注意にも折りたたみが解けるこ
とがなく且つ所望時には簡単に折りたたみを解くことの
できるものであつて、更に比較的安価な装置で極めて迅
速に製造することができ相当費用の節減を図ることので
きる情報ホルダを堤供することである。

次に図面、特に第４図について詳しく説明すると、複数
のブランクが概括して２１０で表わされ、該ブランクは
紙とか他の適当な可撓性を持つた折りたたみ自在のシー
ト材料で作ることができる。

該ブランク２１０は一般に外形が矩形状とされ、一般に
平行な長手方向の下方側縁２１１と上方側縁２１２を備
え、端縁部２１３及び、２１４は互いに平行にのび且つ
前記側縁部に対し垂直に構成される。複数の一般に平行
な折線２１６，２１７，２１８，２１９，２２０，２２
１，２２２，２２３及び２２４がブランク材２１０に形
成され、又該折線は互いに実質的に等距離にて離間され
そして各々側縁２１１及び２１２に対し一般に垂直にの
びている。前記折線２１６〜２２４は境界線２１１〜２
１４と結合し、シート２１０を互いに隣り合つて配列さ
れた複数個の一般に矩形のパネルに分割し、又前記パネ
ルは折線２１６〜２２４によつて隣り合つた側縁に沿つ
て折り曲げ自在に連結される。更にブランク２１０は、
側縁２１１と２１２の間で且つ該側縁の長手方向に互い
に等間隔にて平行にのび、且つ端縁２１３及び２１４に
対し一般に垂直に交差している、長手方向にのび且つ平
行に離間して設けられた複数個の切断分離線２２６，２
２７及び２２８によつて複数個の矩形の、細長細片（ス
トリップ）に分離される。

シート２１０は複数個の実質的に同じストリップ２３０
，２３１，２３２及び２３３に切断される一群のブラン
クと考えることができる。詳しく言えば、細長ストリッ
プ２３０は端縁２１３，２１牡側縁２１２及び下方側部
切断線２２６によつて画定され、ストリップ２３１は端
縁２１３，２１４及び上方、下方の長手方向側部切断線
２２６，２２７の間に画定され、ストリップ２３２は端
縁２１３，２１４及び上方、下方の長手方向側部切断線
２２７，２２８の間に画定され、そしてストリップ２３
３は端縁２１３，２１４並びに上方切断線２２８及び下
方側部縁２１１の間に画定される。ストリップ２３０〜
２３３は全て実質的に同じであるので、一個のストリッ
プについてのみ更に詳しく説明する。詳しく言えば、ス
トリップ２３０は分割線、即ち、折線又は刻み線２１６
〜２２４によつて複数個の実質的に同じの一般に矩形を
したパネル２３５〜２４４に分割される。前記パネルは
隣り合つた縁部が中間の折線２１６〜２２４によつて一
緒に折り曲け旧在に並んで配置される。更に詳しく言え
ば、パネル２３５は切断線２２６、端縁２１３、側縁２
１２及び折線２１６内に画定され；パネル２３６は切断
線２２６、折線２１６、縁２１２及び折線２１７内に画
定され：パネル２３７は切断線２２６、折線２１７、縁
２１２及び折線２１８内に画定され；パネル２３８は切
断線２２６、折線２１８、縁２１２及び折線２１９内に
画定され；パネル２３９は切断線２２６、折線２１９、
縁２１２及び切断線２２０内に画定され；パネル２４１
は切断線２２６、折線２２１、縁２１２及び折線２２２
内に画定され；パネル２４２は切断線２２６、折線２２
２、縁２１２、及び折線２２３内に画定され、；パネル
２４３は切断線２２６、折線２２３、縁２１２及び折線
２２４；及び端部パネル２４４は切断線２２６、折線２
２４、縁２１２及び縁２１４内に画定される。更に、ス
トリップ２３０の少なくとも一表面には、例えば印刷又
は捺印によつて、諸情況に応じ必要とされる適当な情報
が堤供される。

端部パネル２３５には表示、又はマーキング２４５が設
けられ、一方端部パネル２３６及び２３７には結合表示
又はマーキング２４６が設けられる。同様に、隣接した
パネル２３８及び２３９にも結合表示又はマーキング２
４７が設けられ、そして隣接したパネル２４０及び２４
１に、も結合表示又はマーキング２４８が設けられる。
一個のパネル２４２には表示又はマーキング２４９が設
けられ、マーキング２４９はマーキングのない中間領域
２５１を残すようにパネルの中間領域から離れた所に設
けられる。加うるに、端部パネル２４４に隣り合つて折
り曲げ自在とされたパネル２４３はタイトルとして、又
は前パネルとして使用することができ、タイトル表示又
は同定表示２５２が設けられ、一方端部パネル２４４に
は、所望に応じ、何ら表示しないようにすることができ
る。

ストリップ２３０から、第１図から第３図に示す情報ホ
ルダ３３０が形成される。

詳しく言えば、ブランク２１０は、各々単一のホルダ３
３０を形成する複数個のストリップを堤供するために数
個の切断線２２６，２２７及び２２８に沿つて切断され
る。つまりホルダ３３０は次に隣接するパネル３３６に
折線又はヒンジ３１６によつて連結された内側パネル３
３５を有し、前記パネル３３６は折線３１６のまわりに
曲げられ、最も内側のパネル３３５と大略一致して対面
した状態となる。続いて隣り合つたパネル３３７が例え
ば折線３１７によつてパネル３３６の他端に折り曲げて
連結されており、折り曲げて連結されたパネル３３６の
ように最も内側のパネル３３５と一致して対面した状態
に前記折り曲げ連結部のまわりに折り曲げられる。パネ
ル３３７は折り曲げ連結部又は折線３１７から離れた折
線３１８によつて同様な一般に矩形をしたパネル３３８
に折り曲げて連結され、該パネル３３８は折り曲げ連結
部３１８のまわりに折り曲げられ幾つかの内側パネル３
３５，３３６及び３３７と大略一致して対面した状態に
なされる。更に、パネル３３８は折り曲げ連結部３１８
から離れた折線３１９によつて大略矩形の実質的に一致
したパネル３３９に折り曲げて連結され、折線３１９の
所で曲げられ、幾つかのパネル３３５〜３３８と対面関
係にされる。更にパネル３４０が折り曲げ線３２０によ
つて隣接したパネル３３９に連結されそしてパネル３３
９とその間の複数個のパネルとに折り重ねるべく折り曲
げられる。パネル３４０は折り曲げ連結部又は折線３２
１によつて更に大略矩形のパネル３４１に連結さ・れ、
該パネル３４１は折線３２１のまわりに折り曲げられ前
記数枚の、内側パネルに折り重ねられる。

又パネル３４１には更に他の矩形のパネル３４２に対す
る折り曲け連結部又は折線３２２が折線３２１から離れ
た方向に殿けられ、該パネル３４２は折り曲げられて幾
つかの内側パネルと大略一致して折り重ねられる。最後
にタイトルパネル３４３が例えば折り曲げ連結部３２２
より離れた折線３２３によつてパネル３４２に折り曲け
て連結され、そして内側のパネルと一致して折り重ねノ
られるように折り曲げられる。最も外側のパネル３４４
はタイトル又は前パネルに対して折り曲げ連結部又は折
線３２４のまわりに折り曲げられる。従つて、数枚のパ
ネル３３４，３３６，３３７，３３８，３３９，３４０
，３４１，３４２，３４３及び３４４は全て螺旋状に巻
き取られそして一般に平らな実質的に矩形をしたバッド
形状へと扁平にされ、従つて折り曲げ自在に連結された
各隣り合つた対のパネルはバッド形状の中心面の両側に
配置されることとなる。

又、大略扁平なバッド状パッケージ又はホルダ３３０が
適当な固定手段、例えば一番端の外側パネル３４４と該
パネルと対面し隣り合つたパネル３４２との間に設けら
れた接着剤３５５によつて閉鎖状態に有効に固定される
。

パネル２４２の印字部２５０の中間空間を設けることに
より印字部を汚損することなく接着剤による固定を可能
とすることができる。扁平な螺旋形状によつて且つ幾つ
かの折りたたみ部３１６〜３２４の形状を保持すること
によつて、ホルダ３３０はその扁平形状を有効に保持す
る。更に、ホルダ３３０は、所望に応じ、例えば適当な
容器、つまり箱、又は他の容器に適当な接着剤を用いて
又は他の方法で取付ることができる。この態様において
、ホルダ３３０はその関連の容器から故意に取外すこと
はできるが、不注意によるか又は偶発的には外れること
はないようにされる。又ホルダはその後開放され、表示
部は接着剤又は他の手段によつて汚損されることなく観
察することが可能となる。例えば、幾つかの表示領域、
２４６〜２５０は、その巻き込みを解くときに、ストリ
ップの片側に全て露出され観察されるであろう。

又、もしシート２３０に前に述べたと同じ表示が内側に
印刷されたとすれば、所望に応じ幾つかのストリップは
いずれかの方向に巻くことができるであろうということ
が理解されるであろう。

次に更に詳しく第５図から第７図について説明すると、
ラベル形成装置が概括して２０で示され、上壁２２を持
つたスタンド２１が設けられ．る。上壁２２の大略中央
部の上には例えば適当な剛性板のような一般に水平なテ
ーブル、ベッド又は支持体２５が配置される。前記支持
体は例えば垂直材又は垂直支柱２６及び２７によつて垂
直方向に調整自在に支持される。従つて、水平支持体，
又はテーブル２５及び垂直支柱２６及び２７は後で更に
詳しく説明される目的のために昇降機を画定するべく構
成される。前記垂直支柱２６及び２７はスタンド２１へ
と垂下しそしてそこに取付けられた螺子要素とすること
ができ、垂直、長手方向運動に制限を加え、２８及び２
９で表わされる螺子付カラーに作動的に連結されている
。前記カラーは回転運動を強制され、運動手段３０及び
適当な動力伝達手段３１に対し駆動関係にもたらされる
。従つて、テブル又は支持体２５は最上部のシートが所
定高さになるようにした一般に水平のシートの重畳体３
５をそこに担持するための昇降機を画定する。一対の案
内レール又は案内路３６及び３７が互いに平行に離間し
且つ一部一緒に伸長する支持板２５の両側から離間して
スタンドの上壁２２上に取付けられる。

長手方向に移動自在とされた摺動部材は各案内路３６及
び３７に夫々例えば３８及び３９にて、調整自在に担持
される。摺動部材３８及び３９は夫々案内路３６及び３
７に沿つて長手方向に摺動自在とされ、且つ例えばファ
スナ又はクランプ４０のような適当な手段によつて脱着
自在にそこに取付けられる。例えば４１及び４２のよう
な垂直部材又は支柱が各摺動自在部材から直立しており
、又横方向架橋部材４３が支柱４１及び４２の上端を横
切つて且つ該上端の間にのびる。前記架橋部材４３及び
その側部支柱又は支持体４１及び４２は前記昇降機テー
ブル又は重畳体支持体２５上に離間して設けられ且つ架
橋又は掛け渡しの状態にて案内路３６及び３７の長手に
沿つて、一体として、選択的に移動自在とされる。４５
及び４６で示されるポスト又は垂直ブラケットが各側部
レール又は案内路３６及び３７から、これらの内端に隣
接して直立している。

例えば４７及び４８のような螺子付部材又は螺子が各ポ
スト又はブラケット４５及び４６を貫通して内方向にの
びて設けられる。重畳体案内４９及び５０は細長い棒て
あり、重畳体を支持体又はテーブル２５に適当に配置す
るために該ラベル重畳体３５の両長手方向縁部と対面係
合して配設される。重畳体案内バー４９及び５０はこの
端部の方にて、各螺子４７及び４８によつて担持され、
且つ取付螺子の回転によつて互いに接近したり、離れた
りして平行対面関係を維持して移動可能とされる。加う
るに、重畳体案内バーの一方、即ち、バー５０は重畳体
高さ検出器又はスイッチ５１を有することができ、前記
スイッチには検出要素又は指片５２が設けられる。この
検出器は例えば導線５３によつて運動手段３０に連結さ
れ、支持テーブル２５を、重畳体３５の最上部シートに
載置された検出指片５２の高さによつて決定される上限
位置まで上昇せしめる。架橋骨組構造４１，４２及び４
３はその横部材４３にシリンダ５５を担持することがで
き、又該シリンダは内部ピストンと、部材４３を貫通し
て垂下しているピストンロッド５６とを備えている。

垂下バー又はピストンロッド伸長体５７はピストンロッ
ド５６の下方端から下方向にのび、又前記フレーム側部
材４１及び４２の間にのび且つこれらの少し手前でその
両端部が終わる横部材又はロッド５８が前記伸長体５７
の下方端に取付けられる。下方向に突出する弁ステム又
はアクチュエータ６２を持つた垂下ノズル又は出口６１
を夫々具備した複数個のにかわ塗布機６０が横ロッド５
８に担持されそして該ロッドから長手方向内方向に突出
している。横部材５８と数個のにかわ塗布機６０の組立
体はシリンダ５５の作動によつて制御されるピストンロ
ッド５６及びその伸長体５７の上下方向への運動時に垂
直方向に移動し得るようにされる。アクチュエータ６２
を下方物体と係合させ、それによつて関連するノズルに
対しアクチュエータを上昇させるべく数個のノズル６１
を下方向に運動させるときに、内部弁が開放されそれに
よつて或る量のにかわが分与される。従つて、数個のに
かわ分与機６０、横取付部材５８及びノズル６１は垂直
方向に移動自在のにかわヘッドとして考えることができ
、該にかわヘッドは下方向に運動し最上部のラベルシー
ト重畳体３５と係合状態に至ると、最上部のラベルシー
トに一連の点状にかわを付与するであろう。にかわ供給
導管又はホース６５は下方端を各ノズル６１に連結し、
数個の可撓性の上方端は、例えばにかわ貯槽６７を上方
側に担持しているにかわ分配マニホルド６６に連結され
る。

適当な手段によつてマニホルド６６及び貯層６７が所定
関係にて取付けれられ、一方にかわヘッド６０は往復運
動し、数個のホース６５は可撓性のものとされる。下方
の横断、即ち、架橋部材６８は側部材４１及び４２の間
で、上方の架橋部材４３の下側に離間して所定関係にて
延在している。

又複数個の内側又は前方向伸長体６９は下方の架橋部材
６８から突出し、重畳体３５の最上部ラベルシートの隣
接部分を超えて自由端７０に終わる。実施態様には二つ
の指片６９が図示されているが、この数は所望に応じ増
減することができる。最上部のラベルシート３５を貫通
しそして次の隣り合つたラベルシート３５へと突き通る
突刺要素又は鋭端保持部材７１がが各指片６９の自由端
から垂下しており、これらの目的はやがて明らかとされ
るであろう。にかわヘッド６０から離れた、重畳体支持
テーブル２５の反対端に、一般に水平方向に配設され且
つ横方向にのひる中空即ち管状部材又はマンドレル７５
が設けられる。

第５図及び第６図に最もよく図示されるように、にかわ
ヘッド６０及び数個のにかわノズル６１は重畳体３５の
最上部ラベルシートの一端縁にわたつて配設される。マ
ンドレル７５は最上部ラベルシートの反対端縁上に配設
される。中空マンドレル７５にはその長手に沿つてマン
ドレルの内部と連通する長手方向に列なつた開口又は孔
７６が設けられ、一方マンドレル７７の一端は、第５図
及び第７図に図示されるように、閉鎖されている。閉鎖
されたマンドレル端７７から離れた、昇降機支持体２５
の片側にマンドレル７５を軸線方向に回転自在に取付け
るジャーナルベアリング７８が設けられる。真空供給導
管７９はジャーナル７８を介してマンドレル７５の内部
と連通し、他端は、矢印８０の方向にて真空源と連通す
る。マンドレル支持ジャーナル７８は、適当な歯車装置
８６を有し、例えば伝導手段ノ８７によつてジャーナル
７８と駆動関係にて連結されたモータ８５によつて動力
が供給される。マンドレル７５から外方向に且つ該マン
ドレルに沿つて上部壁２２には概括して９０で表わされ
るストリッパ組立体が設けられる。該組立体は、７例え
ば端板９２及び９３によつて上部壁２２に適当に固着し
て取付けられた一対の横方向にのびるレール又は案内路
手段９１を具備する。キャリッジ９４がレール９１に沿
つて前後方向に運動するように取付けられる。作動シリ
ンダーピストン組フ立体９５が上部壁２２に取付けられ
、シリンダの両端には一対のプーリ又はロール９６及び
９７を備え、そのまわりにケーブル９８及び９９が巻回
される。各ケーブル９８及び９９はその両端を各々シリ
ンダ９５のピストン及びキャリッジ９４に連結しており
、各プー１Ｊ９６，９７のまわりに巻回される。シリン
ダ９５にはピストン及びキャリッジ９４の運動を所望通
りに行なうために流体連結手段１００及び１０１が設け
られる。ストリップ機構９０は更に、キャリッジ９４に
取付けられた直立アーム又は台１０２と、マンドレル７
５と一般に平行に前記台１０２から真直にのびた軸又は
ロッド１０３とを具備する。

一般に水平なアーム１０４は、例えばスリーブ１０２に
よつてロッド１０３に適当に取付けられそして前記ロッ
ドからマンドレル７５を超えた或る位置まで外方向へと
のびる。第８図及び第９図に最もよく図示されるように
、一対のジョー１０５がアーム１０４に対し枢着され、
そして該アームからマンドレル７５の両側へと垂下して
いる。例えばジョー１０５の間に連結されたコイル引張
ばねのような弾性手段がジョー１０５をマンドレル７５
を把持する方向に屈従自在に付勢している。流体シリン
ダ１０１がアーム１０４に取付けられ、そこから直立し
ており、又前記流体シリンダ１０７は垂下ロッド１０８
を有する。ロッド１０８の下方端に、はばね１０６の戻
り力に抗してジョーを拡げたり即ち開けたりするために
ジョー１０５の間で係合自在とされるカム又はロール部
材１０９が設けられる。又揺動自在アーム１０６１がア
ーム１０４及びジョー１０５から隔設されたアーム又は
ロッド１０３に担持され、該アームの外端にはマンドレ
ル７５上で且つ該マンドレル７５と転動係合状態にて載
置されているロール１１０７を担持する。

マンドレル７５の端部７７に近接離間し且つ整列して、
概括して１１０で示される折目付手段が設けられる。該
折目付手段１１０は一対の一般に接線方向に動く回転部
材又はロール１１１及び１１２を具備する。該ロールは
その湾曲部が一般に！マンドレル端７７と整列している
。例えばモータ１１３のような動力手段がロール１１１
及び１１２の上方に且つ伝動装置１１４を介して該ロー
ルと駆動関係をなして取り付けられる。ロールは駆動手
段１１３，１１４を取付けることのできるケ４ーシング
又はフレーム１１５に適当に支承される。又マンドレル
端７７に隣接した１１７において、端部が拡開されるか
漏斗状にされた案内スリーブ１１６がケーシング１１５
に取付けられ、折目付ローラ１１１及び１１２の間を通
過させ且つ折り目又は折りたたまれた状態でそこから出
て行くべくマンドレルから巻き込まれたロール状の管１
１８を受容する。作動に際し、装置２０は高さ検出手段
５１及び昇降機支持体２５によつて制御される所定高さ
位置に重畳体３５の最上部のラベルシートを自動的に維
持される。

この所定高さ位置において、鋭端保持部材又は突刺要素
７１は重畳体３５の少なくノとも最上部のラベルシート
及び次に隣り合つたラベルシートを突き通しこれらラベ
ルシートに係合する。又重畳体の最上部ラベルシートは
マンドレル７５の下側に隣接し且つわずかな間隔をおい
てすぐ下方の制御された高さ位置にある。第６図に・図
示されるように、反時計方向に回転するマンドレル７５
と、該マンドレルの内部へと導管７９を介して連通され
る真空とによつて、マンドレルのすぐ下方の最上部ラベ
ルシートの端縁部はマンドレルの方へと持上げられそし
てマンドレルに吸着”される。この状態は第８図に図示
される。マンドレルの連続回転により、最上部のシート
はマンドレルのまわりに巻き付けられる。最上部のシー
トは次の隣り合つたシートから離され、該シートに対し
て自由に摺動する。最上部のシートは鋭端保持部材７１
による突刺保持から裂開される。マンドレル７５の内部
に連通する真空はマンドレルが数回転した後止められそ
してロール１１０７が巻回時にマンドレル上に巻き付け
られるシートの最も外側の部分に載置され、幾分抵抗力
を与えそして一様な巻き付け作用を確実に行なうように
する。各シートにはマンドレル７５に近接して設けられ
た検出器１２１の下方を通過しそして例えばモータ８５
を脱勢することによつてマンドレル回転手段を不作動状
態にするためのレジスタ即ち制御マーク１２０が設けら
れる。例えば光導電材である検出手段１２１とこのレジ
スタマーク１２０とによつてマンドレル７５の巻き付け
回転運動は、所望に応じ、折り目付手段１１０に対し所
定角度位置にて停止せられる。従つて、検出器１２１は
適当な導体及び適当な制御手段を介してマンドレルの回
転を停止せしめる。この巻き付け作業時にストリッパジ
ョーは第８図に図示される位置へとピストンロッド１０
８及びカム１０９を下方向に伸長させることによつて開
放状態に保持されている。マンドレルの回転が停止する
と、例えば加圧空気のような流体手段がピストンロッド
１０８及びカム１０９を上方向に引つ込めさせそしてマ
ンドレル７５のまわりに巻き付けられたラベルシート３
５ａをストリッパジョー１０５が把持するように（第９
図の関係になるように）該ジョーを解放する。又折目付
手段１１０の方へキャリッジ９４を移動させるために流
体圧力が使用され、それによつて丸く巻かれた（ロール
状）管３５ａは案内１１６の方へと抜き取つて案内され
回収され、次でロール１１１及び１１２によつて折目が
付けられる。第１０図には装置から分離されたラベルシ
ート重畳体３５が表わされており、シートを複数個の長
手方向にのびたストリップ１２６に分割するための切断
線１２５を示している。

重畳体３５の一端縁に沿つて各ストリップ１２６毎に点
状のにかわ部１２７が設けられる。重畳体３５は、第１
１図に図示されるように、螺旋巻き付け管３５ａを形成
するために、前に説明したように、マンドレル７５のま
わりに巻き付けれる。完全に巻き付けられた状態で、に
かわ部１２７は最外側部を所定位置に固定し、管３５ａ
を閉鎖状態に維持するように作用する。ロール１１０７
はにかわ部１２７が固着するまで管３５ａを閉鎖状態に
保持する働きをなすであろう。管３５ａを抜き取りそし
て折目付ロール１１１及び１１２を通して供給すると、
扁平になつた、即ち、折目のついた、巻き付けられたラ
ベ形成体３５ｂが作製される。

その後該形成体３５ｂは力．ツタ又はスリツタへと送ら
れ、数個の切断線１２５に沿つて切断され、第１３図に
図示されるように、複数個の別々になつたラベル形成体
３５ｃを画定する。マンドレルはその長さにわたつて大
略一定の円！形断面体のものとして説明したが、所望に
応じ他の断面形状のマンドレルも使用可能である。

例えば、マンドレルは扁円状、扁平状、楕円状又は多角
形状断面とすることができる。このような断面において
は折目付作用の初期作動に有効となつた・り、所望に応
じ、或る条件下では折目付作業をなくすこともできるで
あろう。例えば、円形又は多角形の容器又は包装体のま
わりに管状ラベルシートを円周に沿つて設けるために、
扁平にする作業を行なわずに、円形又は多角形断面形状
の管に形成されたラベルシートを堤供することが所望さ
れるであろう。上記作業手順の終わりに当つて、キャリ
ッジ９４は第５図から第７図に図示されるようにその初
期位置に戻り、流体シリンダ１０７はジョー１０５を拡
げるべく作動される。

これらは全て所定調時サイクルにて又他の適当な制御手
段にて行なわノれ、上記作業を繰り返し行なう。前述か
ら、本発明はラベル又はホルダ構造体を堤供し、又極め
て簡単で且つ迅速な又長時間作動にわたつて耐久性及び
信頼性があるラベル形成方法及び装置は著しい金銭的な
節約を可能とし、又本発明の諸目的を完全に達成するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に従つて構成された情報ホルダを表わす
前斜視図である。 第２図は第１図の情報ホルダの後斜視図である。第３図
は第２図の線３−３に沿つて取つた断面図である。第４
図は本発明に係る複数個の情報ホルダへと形成されるブ
ランクを表わす平面図である。第５図は本発明に従つた
ラベル形成装置を表わす平面図である。第６図は第５図
の線６−６に沿つて取つた断面図である。第７図は第６
図の線７−７に沿つて取つた端面図で、明確にするため
一部破断されている。第８図は第６図に図示される部品
の概略図で、理解し易いように拡大し且つ一部破断され
ている。第９図は第８図と類似の部分断面図で、本発明
に係る方法の作動の後の段階を示す。第１０図は本発明
に係る方法の初期段階におけるラベルシートを図示する
斜視図である。第１１図は本発明に係る方法の幾分後の
段階におけるラベルシートを表わす斜視図である。第１
２図は本発明に係る方法に従つて形成されたラベルシー
トの後の段階を表わす斜視図である。第１３図は本発明
に係る方法の最終段階を表わす斜視図である。２０：ラ
ベル形成装置、２５：支持体、３５：ラベルシート重畳
体、６０：にかわ塗布機、７１：鋭端保持部材、７５：
マンドレル、９０：ストリツパ組立体、１１０：折目付
手段、３３０：情報ホルダ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 折りたたまれるラベルの重畳体を担持するために上
   担持表面を有した支持体を水平方向に配置し；該支持体
   は、ラベル重畳体の一番上のラベルを所定高さ位置に位
   置せしめるために垂直方向に移動可能とし；前記支持体
   上のラベル重畳体の一番上のラベルの一部分に付着する
   ようにして係合しそして該一番上のラベルを次の、ラベ
   ルから分離するために、前記支持体に、隣接し且つ前記
   支持体の高さ位置より上方に所定距離だけ離間してマン
   ドレルを設け；該マンドレルは、前記一番上のラベルを
   次のラベルから分離して吸引し且つ同時に該一番上のラ
   ベルを該マンドレルのまわりに管状に巻付けるために回
   転自在とされ；更に、前記マンドレルの一端に隣接して
   、折目付ロールを設け、それによつて前記マンドレル上
   のラベル管状体を前記マンドレルから抜き取り且つ同時
   に該ラベル管状体を押圧することによつて扁平形状へと
   折目付けを行なうようにしたことを特徴とするラベル折
   畳装置。 ２ マンドレルは、一番上のラベルの一端縁部に隣接し
   て設けられ、ラベルの該端縁部をマンドレルに、付着せ
   しめるために該マンドレルを介して真空手段が連通され
   て成る特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３ ラベルの他の端縁部に接着剤を付与するためにマン
   ドレルから離間して接着剤付与手段が設けられて成る特
   許請求の範囲第２項記載の装置。 ４ ラベル管状体をマンドレルから折目付ロールへとマ
   ンドレルに沿つて摺動運動させそしてマンドレルから抜
   き取るためにストリッパ組立体が設けられて成る特許請
   求の範囲第１項記載の装置。 ５ 支持体は、折りたたまれるラベルの重畳体を担持す
   るためのテーブルを具備して成る特許請求の範囲第１項
   記載の装置。 ６ 一番上のラベルが次のラベルから分離されて巻き取
   られるとき、該次のラベルを保持するために鋭端保持部
   材が設けられて成る特許請求の範囲第５項記載の装置。 ７ 鋭端保持部材は、一番上のラベル及び次のラベルを
   突き通して係合し得る突刺部材を具備し、一番上のラベ
   ルは、吸引しそして巻き取られるとき前記突刺部材から
   裂開し、このとき次のラベルはその場に保持されて成る
   特許請求の範囲第６項記載の装置。８ 折目付ロールは
   、マンドレルに対して一般に垂直方向に配置された１対
   のロールであり且つマンドレルの一端に隣接している特
   許請求の範囲第１項記載の装置。 ９ ラベルシート重畳体の一番上のラベルシートの端縁
   をマンドレルに脱着自在に付着し、該一番上のラベルシ
   ートを次のラベルシートの上を滑らせ、同時に該一番上
   のラベルシートをマンドレルのまわりに巻き付けそして
   マンドレル管状体を形成する工程；前記一番上のラベル
   シートと次のラベルシートとを突刺し、該一番上のラベ
   ルシートと共に次のラベルシートが滑らないように該次
   のラベルシートを保持する工程；前記一番上のラベルシ
   ートが滑るとき該ラベルシートを前記突刺状態から裂開
   せしめる工程；前記ラベル管状体を前記マンドレルから
   抜き取る工程；及び前記管状体を扁平とし、折りたたま
   れるラベルを形成せしめる工程を具備することを特徴と
   するラベル折畳方法。 １０ ラベルシートの一端縁は、マンドレルからの吸引
   によつて次のラベルシートから分離されて前記マンドレ
   ルに付着されて成る特許請求の範囲第９項記載の方法。 １１ 抜き取り工程は、ラベル管状体をマンドレルに対
   して軸線方向に摺動させることによつて行なわれる特許
   請求の範囲第９項記載の方法。１２ 抜き取られるラベ
   ル管状体の一端を折目付ロールへと送給し、該管状本体
   を扁平とするようにした特許請求の範囲第１１項記載の
   方法。