JPS6051380A - 磁気再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は２回転ヘッド型アジマス記録方式ビデオテープ
レコーダのごとき特殊（変速）再生可能な磁気再生装置
に関するものである。

従来例の構成とその問題点 近年、ビデオテープレコーダ等の磁気テープを用いた映
像信号磁気記録再生装置において、再生時に記録時と異
るテープ速度で再生する特殊（変速）再生機能に対する
要望が高１っている。スチル再生あるいはスローモーシ
ョン再生に関しては。

再生ヘッド出力の低下する部分を垂直帰線期間になるよ
うに磁気テープの走行を制（財）する方法が提案され、
ノイズバーがほとんど再生画面上に現われないスチル再
生あるいはスローモーション再生が実用化されている。

しかし、特殊（変速）再生機能の１つである高速再生あ
るいは逆転高速再生をノイズバーなしで実現する装置は
提案されていない。

発明の目的 本発明はスチル再生、スローモーション再生はもちろん
のこと、高速再生あるいは逆転高速再生においてもノイ
ズバーやスキューが発生しない磁気再生装置を提供する
ことを目的としたものである。

発明の構成 本発明は、主回転ヘッドに近接して取り付けた補助回転
ヘッドを用い、主回転ヘッドの再生出力信号レベルの低
下部分を、補助回転ヘッドの再生出力信号に切り換える
ことによって補うと共に、５１′−： その時に発生するスキューを、可変遅延線と、可変遅延
線を通過した再生出力信号からスキュー量を検出する検
出手段と、その検出手段の出力に応じて可変遅延線の遅
延時間を制（財）する遅延時間制御手段を用いて、除去
するように構成したものである。

実施例の説明 以下、本発明を図示の実施例に基いて説明する。

第１図は本発明の一実施例の要部構成図であり、第２図
はアジマス記録された磁気テープのトラックパターンの
例を示している。第１図において、Ｍｌは＋６°のアジ
マス角を有する主回転ヘッドであり、Ｓｌは一６°のア
ジマス角を有する補助回転ヘッドである。Ｍ２は一６°
のアジマス角を有する別の主回転ヘッドであり、Ｓ２は
＋６のアンマス角を有する別の補助回転ヘッドである。

主回転ヘッドＭ１とＭ２とは互いに１８０°離れている
。

補助回転ヘッドＳ１とＳ２も互いに１８００離れている
。これらの主回転ヘッドと補助回転ヘッドは、たとえば
、映像信号の２水平同期信号期間に６・　−′ 相当する距離だけ離れて、第１図に示すように、回転デ
ィスク（捷たはドラム）３の同一回転平面上に取り付け
られている。回転ディスク３は回転軸４を介して、モー
タ６により、矢印９の方向に１８００ｒ、　ｐ、　ｍの
回転数で回転せられる。回転ディスク３の回転位相は、
マグネッ）１３．１５および検出ヘッド１４により検出
される。磁気テープ６は、ガイドポスト７および８に案
内され、上記回転ディスク３の周囲に１０００以上にわ
たって巻付けられ、矢印１０の方向に、ピンチローラ１
１およびキャプスタン１２でもって走行せられる。

上記磁気テープ６の模式的なトラックパターンを第２図
に示す。第２図において、トラック９９゜１０１．１ｏ
３，１０５，１０７および１０９は＋６°のアジマス角
を有するｒ５Ｊ転ヘッドで記録され、トラック１００＋
　１０２ｒ　ｊ　Ｏ４ｙ　１０６＋１０８および１１０
は一６°のアジマス角を有する回転ヘッドで記録された
トラックである。

第２図の各トラックにおける斜線は水平同期信号記録位
置を示し、その傾斜角はアジマス角を示７１ニー１ している。（磁気テープ６の幅方向の半分は斜線の記入
を省略している。）−！、た、隣接トラックにおける斜
線のずれは、記録された水平同期信号が、シリンダのジ
ッタのためにずれていることを示している。なお、第２
図は、磁気テープ６が１倍速（記録時のテープ速度と同
じ）で走行している時のトラックパターンを示している
。それ故、１倍速再生時、主回転ヘッドＭ１がフィール
ド開始点において、トラック１０１の始点を走査したと
すると、そのフィールド終端においてはトラック１０１
の終点を走査する。高速再生時の一例として、第２図に
おいて破線で示すように９倍速再生時、主回転ヘッドＭ
１がフィールド開始点において、トラック１０１の始点
を走査したとすると。

そのフィールド終端においてはトラック１０９の終点を
走査する。補助ヘッドＳ１は上記回転ヘッドＭ１と同一
回転平面を有し、主回転ヘッドＭ１に近接して（本実施
例においては、映像信号の２水平同期信号期間相当の距
離だけ離れて）取付けられているので、主回転ヘッドＭ
１とほぼ同一の走査を行なう。このような９倍速再生時
において、主回転ヘッドＭ１は＋６のアンマス角を有す
るため、第３図（Ａ）に示すようなヘッド出力信号を得
る。

また、補助回転ヘッドＳ１は一６°のアジマス角を有す
るため、第３図の）に示すようなヘッド出力信号を得る
。通常、これらのヘッド出力信号は、搬送波周波数が約
３．９比であるＦＭ変調された輝度信号と、色副搬送波
周波数が約ｅ　２９　ｋＨｚに低域変換された搬送色信
号とから成り立っている。第３図（ト）に時間スケール
を示した。これは、ｔｏ　がフィールド開始時刻を示し
ており、ｔ５　がフィールド終端時刻を示している。こ
こで第３図（Ａ）に示すような高速再生時において、フ
ィールド内に数本のノイズバー（ヘッド出力信号が零の
部分）が生じる。

これは、主回転ヘッドＭ１の再生出力信号のレベル低下
部分を、第３図（Ｂ）に示すような補助回転ヘッドＳ１
の再生出力信号で置き換えることにより取り除くことが
できる。しかし上記のように主回転ヘッド再生信号と補
助回転ヘッド再生信号を切９１−゛ り換える際には、記録された水平同期信号のずれが、再
生される水平同期信号の間隔の変化となるため画面上に
スキューが現われる。

本発明は、再生映像信号を可変遅延線に通し。

その遅延時間を変化させることにより、上記の水平同期
信号の間隔の変化を補正し、スキューを取り除くもので
ある。

主回転ヘッドＭ１．Ｍ２と補助回転ヘッドＳ１゜Ｓ２の
切り換えは、たとえば９倍速の場合は次のように行う。

第４図において、スイッチ２１．２２の可動片は、ヘッ
ドスイッチ信号〔第３図（Ｄ）　）がＨレベルの時はた
とえばＸ側に、Ｌレベルの時はＹ側に接続される。ここ
で、ヘッドスイッチ信号は第１図に示した１８ｏ０離れ
た２つのマグネッ１１３．１５ＶＣより検出ヘッド１４
に得られる出力信号を、信号処理部２０で処理した信号
であって、１フイールド毎にＨレベル、Ｌレベルをｔｌ
返す。第３図（Ｄ）にこれを示す。第３図にはヘッドス
イッチ信号がＨレベルの時のフィールドの信号を示して
いる。なお、マグネット１３．１５は極１０１−′ 性が異り、シリンダーの位相を１８００毎に検出できる
のでフィールドの区別が可能である。

第４図において、スイッチ２１．２２の可動片は、たと
えばヘッドスイッチ信号がＨレベルの時はＸ側に、Ｌレ
ベルの時はＹ側に接続される。今、ヘッドスイッチ信号
がＨレベルとすると、主回転ヘッドＭ１．補助回転ヘッ
ドＳ１から、たとえば第３図の（Ａ）、　（Ｂ）にそれ
ぞれ示すような再生出力が得られる。同様にヘッドスイ
ッチ信号がＬレベルの時は、主回転ヘッドＭ２．補助回
転ヘッドＳ２から第３図の（Ａ）、　（Ｂ）に示すよう
な信号が得られ。

これらがスイッチ２３に入力される。

スイッチ２３の可動片は、たとえば端子６５に与える信
号すなわち切り換えタイミング制御手段６６の出力信号
がＨレベルの時はＹ側、Ｌレベルの時はＸ側に接続され
るようにし、端子６５に第３図のα）に示す主補助回転
ヘッド切り換え信号を与えて切り換えを行えば、スイッ
チ２３の出力端には第３図（Ｃ）に示す再生出力信号が
得られる。ここで、切り換えタイミング制御手段の一実
施例を第５図１１１− を用いて説明する。前に述べたようにして端子１８と１
９に得られた主回転ヘッドと補助回転ヘッドの再生出力
信号を、それぞれエンベロープ検波器８ｏ、８１に通し
て再生出力信号のエンベロープを検出する。得られたそ
れぞれのエンベロープ信号のレベルをレベル比較器８２
で比較し、たとえば第３図を例にとれば、主回転ヘッド
の再生出力信号すなわち第３図（Ａ）に示す信号のレベ
ルが、補助回転ヘッドの再生出力信号すなわち第３図（
Ｂ）に示す信号のレベルよりも低い時にレベル比較器８
２の出力カモビレベル、逆の場合はＬレベルになるよう
にすれば第３図停）に示す主補助ヘッド切り換え信号を
得ることができる。

なお第３図（Ａ）及び（Ｂ）から判るように、高速再生
時の再生出力信号レベルの変化は周期性を持つため、回
転ヘッドの回転位相か判れば再生出力信号のレベルを知
ることができろ。従って第３図（狗の主補助回転ヘッド
切り換え信号は、回転ヘッドの回転位相から発生させる
ことも可能である。

以上のようにしてスイッチ２３の出力端子に得られた再
生出力信号を、第４図に示す映像信号復調回路２４に入
力すると、出力からはノイズバーのない９倍速再生映像
信号が得られる。しかし、この再生信号を画面上に再生
すると、前述したように主回転ヘッドＭ１．Ｍ２と補助
回転ヘッドＳ１゜Ｓ２を切り換える時にスキューが発生
するため。

再生信号を第４のスキュー補正回路２５を通してスキュ
ーを補正する。

次にスキューの補正方法について説明する。

スキューは前記のように水平同期信号の間隔が変化する
ことにより生ずるから、再生出力信号を遅延線に通し、
遅延時間を切り換え、間隔を補正することにより取り除
くことができる。そのためには間隔の変化を検出し誤差
信号を得なければならない。誤差信号は位相比較器、ロ
ーパスフィルタ、電圧制御型発振器（以下、ＶＣＯと略
称する）より成る閉ループ回路より次のようにして得る
。

第４図の映像信号復調回路２４より得られる出力を第６
図のタップ付遅延線３０を通し、スイッチ３１でタップ
を切り換えて得た信号を第６図の１　３７°−ミ 水平同期信号分離回路３７に通し、水平同期信号を取り
出し、位相比較器４７に入力する。位相比較器４７に入
力された水平同期信号は、ＶＣＯ４２の出力と位相を比
較されろ。位相差は誤差信号電圧となって位相比較器４
７の出力端子に現われる。

この出力はローパスフィルタ４３を経てＶＣＯ４２の発
振周波数を制（財）する。従って誤差電圧は、たとえば
第７図（Ａ）に示すような波形となり、誤差の情報はそ
の尖頭値に現われる。

このようにして得られた誤差信号電圧をサンプルホール
ド回路５Ｑ、５１で構成される演算回路６ｏに入力し、
コンパレータを作動させる信号を得る。」二記演算回路
６０の動作を次に説明する。

タップ付遅延線３ｏは主回転ヘッドＭ１．Ｍ２と補助回
転ヘッドＳ１．Ｓ２を切り換えた時に位相比較器４７よ
り得られた誤差信号電圧に応じて、その時の遅延時間を
増減させるように切り換える。

従って演算回路６ｏは誤差信号電圧の尖頭値を、誤差信
号電圧が現われる直前の演算回路６ｏの出力値に加え、
それを新たな出力値とするように演　４ｔ−７ 算を行う必要がある。実際の動作は次のように行う０ 位相比較器４７の出力に得られた誤差信号電圧は、サン
プルホールド回路５１の出力と加算されてタイミング信
号発生回路３９より出力されるサンプルパルスによりサ
ンプルホールド回路５０に記憶される。この時、サンプ
ルホールド回路５１にはサンプルパルスが入力されず、
出力値は変化しない。次にタイミング信号発生回路３９
よりサンプルパルスがサンプルホールド回路５１に送ら
れ、サンプルホールド回路６１に記憶され、その値が出
力される。このようにして誤差信号電圧が次々と積算さ
れてサンプルホールド回路５１の出力に現われる。また
、２つのサンプルホールド回路５０．５１は垂直同期信
号を入力端子５２に入力してリセットを行い、誤差信号
電圧が積算されて回路が飽和するのを防ぐ。

以上のようにして得られた演算回路６ｏの出力を、コン
パレータ３６で基準電源３６から発生する基準電圧と比
較し、出力電圧に応じて切り換え１　５、、−： スイッチ３１を用いて、たとえば７つのタップを切り換
え、再生映像信号の水平同期間隔を整える。

このようにして高速再生時にノイズバーがなく、しかも
主回転ヘッド、補助回転ヘッドを切り換える際にスキュ
ーのない再生画面を得ることができる０ 逆転高速再生時においては、主回転ヘッドＭ１゜Ｍ２お
よび補助回転ヘッド３１．Ｓ２の磁気テープ６に対する
走査軌跡は前述した説明と異るが、第３図（Ａ）および
（Ｂ）に示すような主回転ヘッドＭ１゜Ｍ２の出力信号
および補助回転ヘッドＳ１，８２の出力信号と同等な（
すなわち、最大出力レベルを示す点の時刻と最小出力レ
ベルを示す点の時刻とがほぼ一致する）関係を有するた
め、第４図に示した回路構成により高速再生時と同等の
効果が得られる。

ここで、タイミング信号発生回路３９は、たとえば単安
定マルチパイプレークにより構成する。

タイミング回路３９にはヘッドスイッチ信号６５と水平
同期信号を入力し、それを基準にしてサンプルパルス、
主補助ヘッド切り換え信号を作る。

なお、ここでは遅延時間を可変する手段としてタップ付
遅延線を切り換える方法を用い、離散的なスキューの補
正を行ったが、タップ付遅延線の替わりにチャージカプ
ルドディバイス（ｃａｎ）遅延線を用い、そのクロック
として演算回路６０の出力で制（財）されるｖＣＯの出
力を用いれば、連続的に遅延時間を変化させることがで
きるので、スキュー補正を連続的に行うことができ、離
散的な補正に比べより高精度な補正が可能となる。第８
図にその回路の一例を示す。図中、７０がＶＣＯ１７１
がＣＯＤ遅延線であり、その他の部分は第５図に示した
ものと同じであるので、対応するものには同一の符号を
付している。

発明の効果 以上の説明から明らかなように本発明は、スチル再生、
スローモーション再生はもちろんのこと、高速再生ある
いは逆転高速再生においてもノイズバーやスキューが発
生しない磁気再生装置を簡単な構成で実現しうるもので
ある。さらに、前に述１７ベーパ ベたように、誤差を検出するための水平同期信号はタッ
プ付遅延線を通過した後の再生出力信号から得ているた
め、スキュー補正は帰還ループ構成により行われる。す
なわち、補正は切り換えスイッチ３１の出力に得られた
再生出力信号の水平同期間隔が一定になる丑で続けられ
る。従って位相比較器４７．電圧制（財）型発振器４２
．ローパスフイルタ４３から成る検出手段及び演算回路
ｃｏに非線形要素が含丑れていたとしても、水平同期間
隔が一定になるよう補正することが可能であるという優
れた特徴を有するものであり、その実用」二の価値は非
常に太きいものがある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の要部構成図、第２図はアジ
マス記録された磁気テープのトラックパターンの一例を
示した図、第３図は本発明の実施例における信号のタイ
ムチャート、第４図は本発明の実施例のブロック回路図
、第５図は本発明で使用し得る切り換えタイミング制御
回路の一例のブロック図、第６図は本発明で使用し得る
スキュ１　ｓｔ”−“ 一補正回路の一例のブロック図、第７図は第６図におけ
る演算回路の入力信号と出力信号の一例を示した波形図
、第８図は本発明で使用し得るスキュー補正回路の他の
例のブロック図である。 Ｍｌ、Ｍ２・・・・・・主回転ヘッド、Ｓｌ、Ｓ２・・
・・・・補助回転ヘッド、６・・・・・・磁気テープ、
２１．２２＋２３・・・・・・スイッチ回路、４２・・
・・・・電圧制量型発振器、４３・・・・・・ローパス
フィルタ、４７・・・・・・位相比較器、３０・・・・
・・タップ付遅延線、７０・・・・・・電圧制（財）型
発振器、７１・・・・・・チャージカプルドディバイス
（ｃａｎ）遅延線。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名＾　
αコ 賊　＼　−

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）アジマス角が互いに異る２個１組の主回転ヘッド
   と、前記主回転ヘッドとは取り付は位置が異り、且つア
   ジマス角が互いに異なる２個１組の補助回転ヘッドと、
   磁気テープを記録時のテープ速度とは異なる走行速度で
   走行させる時、前記主回転ヘッドと前記補助回転ヘッド
   の再生出力信号の切り換えタイミングを制御する切り換
   えタイミング制御手段と、前記切り換えタイミング側副
   手段の出力信号により、前記補助回転ヘッドの再生出力
   信号で前記主回転ヘッドの再生出力信号を置き換えるス
   イッチ手段と、前記主回転ヘッドの再生出力信号を前記
   補助回転ヘッドの再生出力信号で置き換えて得た再生出
   力信号を可変遅延線に通し、前記可変遅延線を通過した
   再生出力信号の水平同期信号の周期の変化から前記置き
   換え時に発生するスキューの２　パ 量を検出する検出手段と、前記検出手段の出力に応じて
   前記可変遅延線の遅延時間を変化させ。 前記スキューを除去する遅延時間制御手段を具備してな
   ることを特徴とする磁気再生装置。
2. （２）検出手段は、位相比較器と電圧側脚型発振器およ
   びローパスフィルタを含めて成る帰還ループ回路を具備
   し、前記位相比較器には再生水平同期信号が入力され、
   前記位相比較器の出力信号をスキュー量として検出する
   ように構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）項記載の磁気再生装置。
3. （３）切り換えタイミング制御手段は、主回転ヘッドと
   補助回転ヘッドのそれぞれの再生出力信号のレベルを検
   出するレベル検出器を具備し、前記レベル検出器の出力
   によって主回転ヘッドと補助回転ヘッドの切り換えタイ
   ミングを制御するように構成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第（１）項または第（２）項記載の磁
   気再生装置。
4. （４）切り換えタイミング制御手段は、主回転ヘツ３１
   −− ドあるいは補助回転ヘッドの回転角に応じて、主回転ヘ
   ッドと補助回転ヘッドの切り換えタイミングを制菌する
   ように構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）項または第（２）項記載の磁気再生装置。
5. （５）遅延時間制（財）手段は、垂直同期期間毎に、可
   変遅延線の遅延時間を前記可変遅延線の遅延時間可変範
   囲の中点の値に設定するように構成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項または第（２）項記
   載の磁気再生装置。