JPS6050711B2 - 自己施錠式吊索方法及び吊索 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は袋又は類似のものに包み込んた物品を積荷し
たり、荷をおろしたり、更に運んたりする自己施錠式吊
索方法及ひ同吊索に関するものてある。

近年、吊索は数本のループて取り囲んた中央運搬帯域
を皮帯、皮ひも又は平ひもを連続して折り重ね且つ結ん
て構成したものが用いられている。

このような吊索は３つ又は４つのクローバリーフ状を有
している。 積荷、たとえは幾層にも積み重ねられた袋
が、前記運搬帯域上に位置し、その後ループが積荷の廻
りで上方に運ばれ、且つより糸によつて連結されている
。

ループの自由先端は、例えば積荷が船のホールド内又は
外に持ち上げなければならない場合にクレーンのフック
に係合するようになされる。このような公知の吊索は荷
が吊られた時のみノ互いに荷を保持する。他の状況にお
いて、吊索は荷に用せすに荷の廻りに残る。従つて一般
にクレーン以外の装置、例えばフォークリストで巧みに
扱うことは不可能である。これは時によつて大きい欠点
で、例えば積荷を異なつた運搬手段で連続的に運ばなけ
ればならない場合には特に大きな欠点となる。

そのために、英国特許第１３９４８２３号においては、
底部支持吊索と頂部吊持吊索て構成され、これら２つの
構成部が相対的な動きを可能とする手段によつて互いに
締結され、一方向及び他の方向の動きを限定する、又は
阻止する吊索システムを用いることが提案されている。

この公知のシステムの目的は、荷が吊られた時に荷重に
よる自己締結効果が付加され、締結後にシステムが施錠
される。この目的のために、前記手段は、底部支持吊索
の適切な部分に取り付けるチェーンリンクの対で構成さ
れている。吊索は一般に、一度だけ（一方向）使われる
ので、これは高価な解決方法てある。なお、積荷ユニッ
トを積み上げた時、この様式で前記構成部を連結するこ
とは時間の浪費となる。そのために、英国特許第１３９
４８２３号において、前記チェーンリンクを不要にする
と共に底部吊索のループを通る頂部吊索のループを単に
通すだけのものが提案されているが、著しく好ましい自
己施錠の特徴を失うことになる。本発明の目的はこの問
題を解決するものであ，る。

従つて、本発明は帯ひもて作られた吊索の底部及ひ頂部
の各々ぞれぞれ積荷の底部及び頂部に位置せしめられ、
２つのループ部を相互に連結せしめる吊索方法に関する
もので、頂部ループ部のル！ープの積荷の間から底部ル
ープ部を通り抜けると共にその後、前記頂部ループ部の
先端を自らの脚に２回通過せしめ１廻りからげるように
なしたものである。

本発明はまた、材料を袋包したユニット積荷用３の自己
締結及ひ自己施錠式吊索に関するもので、上述した作業
方法に適合し、帯ひもで作られた別体の底部ループ部と
頂部ループ部で構成され、底部ループ部は公知のクロー
バリーフ型であり、頂部ループ部は２つの三角形ループ
から成るｘ形ル４ープ形状を有し、それぞれの三角形ル
ープは、それぞれ２つの副ループを形成し、それぞれの
副ループを底部ループ部のループに締結することにより
吊り上げループを形成するようにしたことを特徴とする
ものである。

本発明を更に明瞭なものとするために下記に示す実施例
に基ずいて詳述する。

図中、吊索はそれ自体公知のクローバリーフ型底部ルー
プ部１と、折り重ね且つＸ状に縫われたストラップ、即
ち頂部ループ部２の２つの構成部を有している。

ストラップ２は２つの三角形ループから成り、それぞれ
の三角形ループ部は２つの副ループを形ｊ成し、全部で
４つの副ループ５を形成している。

積荷６、例えば幾層にも積み重ねられた袋、が運搬帯域
３に配置され、その後ループ４が揚げられる。ループ４
の長さは積荷６の上部レベルに届かないものである。

ストラップ２は荷の頂部に位置すると共にストラップの
各々の副ループ５は自己施錠滑り結び目８によつて対応
するループ４に結ばれ吊り上げループを形成する。

図示の如く、頂部ループ部が底部ループ部と荷の間で底
部ループ部を通つて、前記頂部ループ部の先端を自らの
脚に２回通過せしめ１廻りからけて行うようにしている
。

２度目の通過は第５図において破線で示す１回目の通過
よりも荷の頂部寄りに行われている。

副ループ５の自由端はクレーンのフックで吊り上げられ
るのに適している。荷が引き上げられると結び目８は荷
を恒久的に圧縮するように滑ベリ、そのあと、例えば、
フォークリスト及ひ類似のもので容易に移動可能になさ
れ、貨車、トラック等に運はれる。上記の如く頂部ルー
プ部を×形とすることにより、積荷を緊締吊索したとき
、荷の頂面を２本の対角線と二側辺とて締めつけること
になり荷くすれが防止される。

本発明は上述した実施例によつて制限されるものではな
く、種々の変更も考慮に入れなければならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は積荷の廻りに配置した吊索を示し、第２図は第
１図に示す吊索を分解した状態を示す斜視図、第３図、
第４図、第５図は本発明による方法によつて吊索の２つ
の構成部の締結を示している。 １・・・・・・クローバリーフ（底部ループ部）、２・
・・・・ストラップ（頂部ループ部）、３・・・・・運
搬帯域、４・・・・・・ループ、５・・・・・・副ルー
プ、６・・・・・・積荷、８・・・・・・結び目。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 帯ひもで作られた吊索のクローバリーフ型底部ルー
   プ部及び頂部ループ部のそれぞれを積荷の底部及び頂部
   に位置せしめ、上記２つのループ部を相互に連結せしめ
   る自己施錠式吊索方法において、前記頂部ループ部を■
   形に形成し、同ループ部のループ先端を積荷と底部ルー
   プ部の間から底部ループ部のループに通し、同先端を自
   らの脚に２回通して１廻りからげることを特徴とする自
   己施錠式吊索方法。 ２ 頂部ループ部のループ先端を自らの脚に通す際、１
   度目より２度目は積荷の頂部寄りに行うことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載の方法。 ３ 帯ひもで作られた別体の底部ループ部と頂部ループ
   部で構成され、底部ループ部は公知のクローバリーフ型
   であり、頂部ループ部は２つの三角形ループから成る、
   ■型ループ形状をを有し、それぞれ三角形ループは、そ
   れぞれ２つの副ループ部を成し、それぞれの副ループを
   底部ループ部のループに締結することにより吊り上げル
   ープを形成するようにしたことを特徴とする積荷の自己
   施錠式吊索。