JPS6050382B2 - 不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
不飽和ポリエステル樹脂組成物Info
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- JPS6050382B2 JPS6050382B2 JP54093892A JP9389279A JPS6050382B2 JP S6050382 B2 JPS6050382 B2 JP S6050382B2 JP 54093892 A JP54093892 A JP 54093892A JP 9389279 A JP9389279 A JP 9389279A JP S6050382 B2 JPS6050382 B2 JP S6050382B2
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- Japan
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- cyclopentadiene
- polyester resin
- unsaturated polyester
- resin composition
- oil
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G63/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carboxylic ester link in the main chain of the macromolecule
- C08G63/02—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/12—Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids or from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds derived from polycarboxylic acids and polyhydroxy compounds
- C08G63/52—Polycarboxylic acids or polyhydroxy compounds in which at least one of the two components contains aliphatic unsaturation
- C08G63/54—Polycarboxylic acids or polyhydroxy compounds in which at least one of the two components contains aliphatic unsaturation the acids or hydroxy compounds containing carbocyclic rings
- C08G63/553—Acids or hydroxy compounds containing cycloaliphatic rings, e.g. Diels-Alder adducts
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F299/00—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers
- C08F299/02—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates
- C08F299/04—Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates from polyesters
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な不飽和ポリエステル樹脂組成物に関し、
さらに詳しくは、硬化反応性、収縮性、粘度特性、耐水
性等の改善された不飽和ポリエステル樹脂組成物に関す
る。
さらに詳しくは、硬化反応性、収縮性、粘度特性、耐水
性等の改善された不飽和ポリエステル樹脂組成物に関す
る。
不飽和アルキッドと架橋性ビニルモノマーとから成る不
飽和ポリエステル樹脂組成物は、1股に機械的性質、電
気的性質、耐薬品性などに優れ、且つ比較的低価格であ
ることから、塗料、注型一 Ω゛ IL、V+↓= 、
、 11、JA゛↓↓などの分野で広く使用されている
。
飽和ポリエステル樹脂組成物は、1股に機械的性質、電
気的性質、耐薬品性などに優れ、且つ比較的低価格であ
ることから、塗料、注型一 Ω゛ IL、V+↓= 、
、 11、JA゛↓↓などの分野で広く使用されている
。
とくに最近では、ガラス繊維と組合せたガラス繊維強化
プラスチック用に用いられる中心的なプラスチックとし
て構造材料などにも使用されるようになつてきている。
しかし、こうした利点を有する不飽和ポリエステル樹脂
組成物にも欠点があり、なかでも硬化反応性、とくに空
気乾燥性に劣ることや硬化時における収縮率の大きいこ
とが指摘されている。
プラスチック用に用いられる中心的なプラスチックとし
て構造材料などにも使用されるようになつてきている。
しかし、こうした利点を有する不飽和ポリエステル樹脂
組成物にも欠点があり、なかでも硬化反応性、とくに空
気乾燥性に劣ることや硬化時における収縮率の大きいこ
とが指摘されている。
つまり、不飽和ポリエステル樹脂組成物を過酸化物によ
つて空気中に硬化させる際に空気に接した表面が十分に
硬化せす粘着性を示すことや、硬化時の収縮率が大きい
ために内部応力が大きくなり硬化後の成型品の亀裂発性
の原因となつたりガラス繊維との接着を損うことが問題
になつている。そこで不飽和ポリエステル樹脂組成物の
空気乾燥性を改良するために、すでにいろいろな方法が
開発されている。たとえば、不飽和アルキッドをシンク
ロペンタジエンで変性する方法が知られて・いる(石油
学会誌第12巻第11号第862頁など)が、この方法
の場合には反応時におけるシンクロペンタジエンの解離
を防止するために反応温度を低くしなければならないと
いう制限があり、また臭気の面でも問題があつた。一方
、特定なシクロ、ペンタジエン系樹脂で変性る方法も知
られている(特開昭53−60984号、特開昭54−
60的号)が、この方法の場合には使用できる樹脂の種
類が限定されるうえに生成物の粘度が上昇するという欠
点があつた。本発明者らはこうした従来技術の欠点を改
良すべく鋭意研究を進めた結果、ジシクロペンタジエン
またはシクロペンタジエン系樹脂の代りに低分子量のシ
クロペンタジエン系油を使用すると、高温における不飽
和アルキッドの合成が可能となるほかシクロペンタジエ
ン系油の種類の如何に拘りなく使用することができ、し
かも空気硬化性や硬化時における収縮率、粘度特性、硬
化物の耐水性なども改良されることを見出し本発明を完
成するに到つた。
つて空気中に硬化させる際に空気に接した表面が十分に
硬化せす粘着性を示すことや、硬化時の収縮率が大きい
ために内部応力が大きくなり硬化後の成型品の亀裂発性
の原因となつたりガラス繊維との接着を損うことが問題
になつている。そこで不飽和ポリエステル樹脂組成物の
空気乾燥性を改良するために、すでにいろいろな方法が
開発されている。たとえば、不飽和アルキッドをシンク
ロペンタジエンで変性する方法が知られて・いる(石油
学会誌第12巻第11号第862頁など)が、この方法
の場合には反応時におけるシンクロペンタジエンの解離
を防止するために反応温度を低くしなければならないと
いう制限があり、また臭気の面でも問題があつた。一方
、特定なシクロ、ペンタジエン系樹脂で変性る方法も知
られている(特開昭53−60984号、特開昭54−
60的号)が、この方法の場合には使用できる樹脂の種
類が限定されるうえに生成物の粘度が上昇するという欠
点があつた。本発明者らはこうした従来技術の欠点を改
良すべく鋭意研究を進めた結果、ジシクロペンタジエン
またはシクロペンタジエン系樹脂の代りに低分子量のシ
クロペンタジエン系油を使用すると、高温における不飽
和アルキッドの合成が可能となるほかシクロペンタジエ
ン系油の種類の如何に拘りなく使用することができ、し
かも空気硬化性や硬化時における収縮率、粘度特性、硬
化物の耐水性なども改良されることを見出し本発明を完
成するに到つた。
すなわち本発明の目的は、不飽和アルキッドの合成時に
おける効率を高め、かつ空気乾燥性、硬化時の収縮率、
粘度特性及ひ耐水性に優れた硬化物を形成可能な不飽和
ポリエステル樹脂組成物を提供することにあり、かかる
本発明の目的は、不飽和ポリエステル樹脂組成物の一成
分である不飽和アルキッド成分として、25℃における
粘度が100〜50000センチポイズであるシクロペ
ンタジエン系油の存在下に多塩基酸成分と多価アルコー
ル成分とを反応して得られた変性アルキッドを使用する
ことによつて達成される。
おける効率を高め、かつ空気乾燥性、硬化時の収縮率、
粘度特性及ひ耐水性に優れた硬化物を形成可能な不飽和
ポリエステル樹脂組成物を提供することにあり、かかる
本発明の目的は、不飽和ポリエステル樹脂組成物の一成
分である不飽和アルキッド成分として、25℃における
粘度が100〜50000センチポイズであるシクロペ
ンタジエン系油の存在下に多塩基酸成分と多価アルコー
ル成分とを反応して得られた変性アルキッドを使用する
ことによつて達成される。
本発明において用いられるシクロペンタジエン系油は、
25℃における粘度が100〜50000センチポイズ
、好ましくは300〜30000センチポイズのもので
あればいずれでもよいが、通常はシクロペンタジエン系
単量体の含量が3唾量%以上、好ましくは40重量%以
上のホモポリマーまたはコポリマーである。
25℃における粘度が100〜50000センチポイズ
、好ましくは300〜30000センチポイズのもので
あればいずれでもよいが、通常はシクロペンタジエン系
単量体の含量が3唾量%以上、好ましくは40重量%以
上のホモポリマーまたはコポリマーである。
かかるシクロペンタジエン系油はベンゼン、トルエン、
キシレンなどのごとき不活性溶剤の存在もしくは不存在
下にシクロペンタジエン系単量体!または該単量体と共
単量体との混合物を熱重合する方法(例えば特開昭53
−98383号)、カチオン重合する方法などの公知の
方法によつて得ることができる。
キシレンなどのごとき不活性溶剤の存在もしくは不存在
下にシクロペンタジエン系単量体!または該単量体と共
単量体との混合物を熱重合する方法(例えば特開昭53
−98383号)、カチオン重合する方法などの公知の
方法によつて得ることができる。
重合に用いられるシクロペンタジエン系単量体クは、シ
クロペンタジエンやメチル置換及びエチル置換などの低
級アルキル置換シクロペンタジエン及びこれらの二量体
、三量体、共二量体の如き低位のデイールス◆アルダー
付加物ならびにそれらの混合物であり、共単量体として
は、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、スチレ
ン、α一メチルスチレンなどのモノオレフィン、1,3
一ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエンなど
の共役ジエン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニト
リル、アクロレイン、アリルアルコールなどの極性基を
有するビニル単量体、フェノール、クレゾール、オキシ
スチレンなどのフノエノール類、亜麻仁油、桐油、脱水
ヒマシ油などの乾性油または半乾性油などが例示される
。
クロペンタジエンやメチル置換及びエチル置換などの低
級アルキル置換シクロペンタジエン及びこれらの二量体
、三量体、共二量体の如き低位のデイールス◆アルダー
付加物ならびにそれらの混合物であり、共単量体として
は、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、スチレ
ン、α一メチルスチレンなどのモノオレフィン、1,3
一ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエンなど
の共役ジエン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アク
リル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニト
リル、アクロレイン、アリルアルコールなどの極性基を
有するビニル単量体、フェノール、クレゾール、オキシ
スチレンなどのフノエノール類、亜麻仁油、桐油、脱水
ヒマシ油などの乾性油または半乾性油などが例示される
。
シクロペンタジエン系油の粘度は、反応温度、反応時間
などの重合条件や生成物の分離精製条件を適当に選択す
ることにより適宜調節することが・できる。本発明にお
いては、シクロペンタジエン系油のなかでも特定範囲の
粘度を有するものを選択的に使用することが必要であり
、過度に高粘度のものを使用するとシクロペンタジエン
系樹脂を使用する際に見られる欠点、すなわち生成物の
高゛粘度化、ゲルの副生、アルキッド樹脂の合成に際し
て固体状の樹脂を取り扱うことに基因する操作上の煩雑
さなどの問題点を生じる。またシクロペンタジエン系油
中のシクロペンタジエン系単量体含量は前記したごとく
3唾量%以上であることが好ましく、この含量が低くな
るにつれて乾燥性、収縮性の改良効果が低下する。
などの重合条件や生成物の分離精製条件を適当に選択す
ることにより適宜調節することが・できる。本発明にお
いては、シクロペンタジエン系油のなかでも特定範囲の
粘度を有するものを選択的に使用することが必要であり
、過度に高粘度のものを使用するとシクロペンタジエン
系樹脂を使用する際に見られる欠点、すなわち生成物の
高゛粘度化、ゲルの副生、アルキッド樹脂の合成に際し
て固体状の樹脂を取り扱うことに基因する操作上の煩雑
さなどの問題点を生じる。またシクロペンタジエン系油
中のシクロペンタジエン系単量体含量は前記したごとく
3唾量%以上であることが好ましく、この含量が低くな
るにつれて乾燥性、収縮性の改良効果が低下する。
逆にシクロペンタジエン系単量体含量の高い場合にはと
くに制限はないが、シクロペンタジエン系単量体の単独
重合ては前記範囲の粘度を有する油状物を得にくいので
、経済性の面からはシクロペンタジエン系単量体含量4
0〜9唾量%の共重合油が賞用される。シクロペンタジ
エン系樹脂を使用する従来技術においては、エステル結
合または水酸基を有するビニル単量体との共重合物しか
使用できないとされていたが、本発明の場合には共単量
体の種類の如何に拘りなく使用することができる。また
本発明においては、シクロペンタジエン系油の一種とし
て該油を公知の方法に従つて変性して得られる誘導体を
使用することもできる。
くに制限はないが、シクロペンタジエン系単量体の単独
重合ては前記範囲の粘度を有する油状物を得にくいので
、経済性の面からはシクロペンタジエン系単量体含量4
0〜9唾量%の共重合油が賞用される。シクロペンタジ
エン系樹脂を使用する従来技術においては、エステル結
合または水酸基を有するビニル単量体との共重合物しか
使用できないとされていたが、本発明の場合には共単量
体の種類の如何に拘りなく使用することができる。また
本発明においては、シクロペンタジエン系油の一種とし
て該油を公知の方法に従つて変性して得られる誘導体を
使用することもできる。
その具体的な例としては、無水マレイン酸やフマル酸な
どを付加して得られる酸変性油、エチレングリコール、
プロピレングリコールなどを付加して得られるアルコー
ル変性油などが例示され、これらの誘導体は未変性のシ
クロペンタジエン系油と同等の効果を奏する。さらに本
発明の効果を本質的に損わない範囲内であれば、シクロ
ペンタジエンやシクロペンタジエン系樹脂を併用するこ
ともできる。本発明においては、かかるシクロペンタジ
エン系油の存在下に合成された変性アルキッドが不飽和
アルキッド成分として使用される。
どを付加して得られる酸変性油、エチレングリコール、
プロピレングリコールなどを付加して得られるアルコー
ル変性油などが例示され、これらの誘導体は未変性のシ
クロペンタジエン系油と同等の効果を奏する。さらに本
発明の効果を本質的に損わない範囲内であれば、シクロ
ペンタジエンやシクロペンタジエン系樹脂を併用するこ
ともできる。本発明においては、かかるシクロペンタジ
エン系油の存在下に合成された変性アルキッドが不飽和
アルキッド成分として使用される。
この変性アルキッドはシクロペンタジエン系油を必須成
分とすること以外は常法に従つて得ることができ、例え
ば多塩基酸成分、多価アルコール成分及びシクロペンタ
ジエン系油を100〜250℃で5〜■時間程度加熱反
応せしめることによつて得られる。従来、ジシクロペン
タジエンで変性する場合には解離によるシクロペンタジ
エンの副生を防止するために反応温度を厳密に制御する
ことが要求されていたが、その場合でさえも解離を完全
に防止することができず、またジシクロペンタジエン特
有の臭気がアルキッド樹脂合成時の安全衛生上の問題点
とされていた。本発明においては、ジシクロペンタジエ
ンの代りにシクロペンタジエン系油を使用しているため
かかる欠点がなく、任意の反応条件によつて効率よく反
応を行うことができる。用いられる多塩基酸成分はマレ
イン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸などのα,β一不飽和二塩基酸またはその無水
物であるが、所望によりこれらとともにフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、コハク酸、
これらの無水物などの他の二塩基酸または無水物を併用
することもできる。
分とすること以外は常法に従つて得ることができ、例え
ば多塩基酸成分、多価アルコール成分及びシクロペンタ
ジエン系油を100〜250℃で5〜■時間程度加熱反
応せしめることによつて得られる。従来、ジシクロペン
タジエンで変性する場合には解離によるシクロペンタジ
エンの副生を防止するために反応温度を厳密に制御する
ことが要求されていたが、その場合でさえも解離を完全
に防止することができず、またジシクロペンタジエン特
有の臭気がアルキッド樹脂合成時の安全衛生上の問題点
とされていた。本発明においては、ジシクロペンタジエ
ンの代りにシクロペンタジエン系油を使用しているため
かかる欠点がなく、任意の反応条件によつて効率よく反
応を行うことができる。用いられる多塩基酸成分はマレ
イン酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シト
ラコン酸などのα,β一不飽和二塩基酸またはその無水
物であるが、所望によりこれらとともにフタル酸、テト
ラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、コハク酸、
これらの無水物などの他の二塩基酸または無水物を併用
することもできる。
また多価アルコール成分としては、通常使用されている
ものてあればとくに限定されるものではなく、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
、グリセリン、トリメチロールプロパン、ビスフェノー
ルAのエチレンオキシド付加物などが例示される。変性
アルキッドの合成に際して用いられるシクロペンタジエ
ン系油の使用割合は、通常5〜5鍾量%、好ましくは1
0〜4鍾量%の範囲であり、シクロペンタジエン系油の
量が5重量%未満では乾燥性の改良効果が乏しく、逆に
5轍量%を越えて大量に配合すると硬化物の強度や密着
性、可撓性などが低下する。
ものてあればとくに限定されるものではなく、例えばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレン
グリコール、ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
、グリセリン、トリメチロールプロパン、ビスフェノー
ルAのエチレンオキシド付加物などが例示される。変性
アルキッドの合成に際して用いられるシクロペンタジエ
ン系油の使用割合は、通常5〜5鍾量%、好ましくは1
0〜4鍾量%の範囲であり、シクロペンタジエン系油の
量が5重量%未満では乾燥性の改良効果が乏しく、逆に
5轍量%を越えて大量に配合すると硬化物の強度や密着
性、可撓性などが低下する。
一方、本発明において用いられる架橋性ビニルモノマー
は、例えばスチレン、α−メチルスチレン、メチルメタ
クリレートなどであり、これらのビニルモノマーは通常
不飽和アルキッド成分との合計量中の20〜5鍾量%の
範囲で使用される。
は、例えばスチレン、α−メチルスチレン、メチルメタ
クリレートなどであり、これらのビニルモノマーは通常
不飽和アルキッド成分との合計量中の20〜5鍾量%の
範囲で使用される。
かくして得られる本発明の不飽和ポリエステル樹脂組成
物は、常法に従つてラジカル発生型のパーオキシドと混
合して常温または加熱下に反応させることにより容易に
硬化し、硬化型樹脂として塗料、注型品、積層品、ライ
ニング、化粧板、シーリング材などの分野に広く使用さ
れる。さらに本発明の組成物に通常使われている有機金
属塩系のドライヤー、有機及び無機の顔料、充填剤等を
配合して使うこともできる。以下に実施例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明する。
物は、常法に従つてラジカル発生型のパーオキシドと混
合して常温または加熱下に反応させることにより容易に
硬化し、硬化型樹脂として塗料、注型品、積層品、ライ
ニング、化粧板、シーリング材などの分野に広く使用さ
れる。さらに本発明の組成物に通常使われている有機金
属塩系のドライヤー、有機及び無機の顔料、充填剤等を
配合して使うこともできる。以下に実施例を挙げて本発
明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例及び参考例中の部及び%はすべて重量基準
てある。参考例1 第1表に示すごとき組成の単量体混合物をキシレン溶媒
の存在下に260゜Cで4時間熱重合して各種のシクロ
ペンタジエン系油を得た。
てある。参考例1 第1表に示すごとき組成の単量体混合物をキシレン溶媒
の存在下に260゜Cで4時間熱重合して各種のシクロ
ペンタジエン系油を得た。
実施例1
四ロフラスコにプロピレングリコール167部、無水マ
レイン酸98部、無水フタル酸148部を仕込み、16
0′Cで3時間、窒素気流下で還流し、酸価・100〜
150になるまでエステル化したのち、第1表に示す各
種油(社)部を加え、さらに200′Cまで昇温し、減
圧により生成する水及び未反応プロピレングリコールを
除去し酸価50以下になるまでエステル化をすすめ、変
性不飽和アルキッドを合成し)た。
レイン酸98部、無水フタル酸148部を仕込み、16
0′Cで3時間、窒素気流下で還流し、酸価・100〜
150になるまでエステル化したのち、第1表に示す各
種油(社)部を加え、さらに200′Cまで昇温し、減
圧により生成する水及び未反応プロピレングリコールを
除去し酸価50以下になるまでエステル化をすすめ、変
性不飽和アルキッドを合成し)た。
その後、60℃まで冷却し、ヒドロキノン0.2%を含
むスチレン3叩部を加え、不飽和ポリエステル樹脂組成
物を調製した。得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物
について25℃における粘度を測定し、次いで試料10
ダをアルミニウム皿にとり、試料1(1)部に対しメチ
ルエチルケトンパーオキシド1部、コバルト分6%のナ
フテン酸コバルト0.5部を添加し、25℃にて5時間
放置したのち、その表面状態を指触にて調べた。
むスチレン3叩部を加え、不飽和ポリエステル樹脂組成
物を調製した。得られた不飽和ポリエステル樹脂組成物
について25℃における粘度を測定し、次いで試料10
ダをアルミニウム皿にとり、試料1(1)部に対しメチ
ルエチルケトンパーオキシド1部、コバルト分6%のナ
フテン酸コバルト0.5部を添加し、25℃にて5時間
放置したのち、その表面状態を指触にて調べた。
結果を第2表に示す。この結果から、本発明の組成物は
空気乾燥性に優れており、また粘度の上昇も僅かである
ため作業性にも優れていることがわかる。一方、シクロ
.ペンタジエン系樹脂を用いる場合には、粘度上昇が厳
しいうえ未反応の樹脂が表面に析出して強い粘着性を示
す。実施例2 実施例1で調製した不飽和ポリエステル樹脂組!成物に
つき、硬化物の性能を評価するために次のような試験を
行つた。
空気乾燥性に優れており、また粘度の上昇も僅かである
ため作業性にも優れていることがわかる。一方、シクロ
.ペンタジエン系樹脂を用いる場合には、粘度上昇が厳
しいうえ未反応の樹脂が表面に析出して強い粘着性を示
す。実施例2 実施例1で調製した不飽和ポリエステル樹脂組!成物に
つき、硬化物の性能を評価するために次のような試験を
行つた。
まず不飽和ポリエステル樹脂組成物100部に過酸化ベ
ンゾイル1部を溶解し、予め用意した3TfUn厚のガ
ラス枠に流し込み、60予Cで1時間、さらに110℃
で2時間反応を行つて注型板を作り、所定の寸法に切削
加工して以下の試験に供した。結果を第3表に示す。こ
の結果から、本発明の組成物(実験番号6,7及び8)
は無添加の場合(実験番号10)に比較して耐水性が大
巾に向上しており、また硬化物の密度の比較から硬化時
の収縮性も改良されていることがわかる。
ンゾイル1部を溶解し、予め用意した3TfUn厚のガ
ラス枠に流し込み、60予Cで1時間、さらに110℃
で2時間反応を行つて注型板を作り、所定の寸法に切削
加工して以下の試験に供した。結果を第3表に示す。こ
の結果から、本発明の組成物(実験番号6,7及び8)
は無添加の場合(実験番号10)に比較して耐水性が大
巾に向上しており、また硬化物の密度の比較から硬化時
の収縮性も改良されていることがわかる。
一方、対照例に示されるシクロペンタジエン系樹脂を用
いた場合(実験例9)においては、硬化特性の改良がみ
られず、また不飽和アルキッドの合成時の反応性及び相
溶性が悪いため硬化物は不透明で機械強度にも劣つてい
る。
いた場合(実験例9)においては、硬化特性の改良がみ
られず、また不飽和アルキッドの合成時の反応性及び相
溶性が悪いため硬化物は不透明で機械強度にも劣つてい
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不飽和アルキッドと架橋性ビニルモノマーとから成
る不飽和ポリエステル樹脂組成物において、前記不飽和
アルキッドが25℃における粘度100〜50000セ
ンチポイズを有するシクロペンタジエン系油の存在下に
多塩基酸成分と多価アルコール成分とを反応せしめたも
のであることを特徴とする新規な不飽和ポリエステル樹
脂組成物。 2 シクロペンタジエン系油がシクロペンタジエン系単
量体含量30重量%以上のものである特許請求の範囲第
1項記載の不飽和ポリエステル樹脂組成物。 3 シクロペンタジエン系油が熱重合またはカチオン重
合により得られたものである特許請求の範囲第1項記載
の不飽和ポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54093892A JPS6050382B2 (ja) | 1979-07-24 | 1979-07-24 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
US06/171,171 US4299950A (en) | 1979-07-24 | 1980-07-22 | Unsaturated polyester resin composition |
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