JPS6049554B2 - ボルト締付装置 - Google Patents

ボルト締付装置

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JPS6049554B2
JPS6049554B2 JP10205981A JP10205981A JPS6049554B2 JP S6049554 B2 JPS6049554 B2 JP S6049554B2 JP 10205981 A JP10205981 A JP 10205981A JP 10205981 A JP10205981 A JP 10205981A JP S6049554 B2 JPS6049554 B2 JP S6049554B2
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JP
Japan
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bolt
axial force
rotation angle
torque value
tightening
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JP10205981A
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JPS584369A (ja
Inventor
秀樹 大西
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、直流直巻電動機を用いてボルトまたはナッ
トを目標軸力に達するまで締付けるボルト締付装置に関
するものである。
従来、軸力管理法により、ボルトまたはナットを目標
軸力に達するまで締付けるボルト締付装置としては各種
のものが提案されている。
しかし、これらは信号処理をアナログ回路によつて行つ
ているものであるため、処理途中の演算結果を精度良く
保持しておくことが難しい。また電動機の駆動電硫によ
り締付トルクを検出する際に駆動電流を平滑化するよう
にしているため、信号処理に位相遅れが生じ、結果的に
ボルトまたはナットを精度良く締付けることができない
という欠点があつた。 本発明はこのような欠点に鑑み
なされたもので、その目的は軸力管理法によりボルト又
はナットを精度良く締付けることができるボルト締付装
置を提供することにある。
このために本発明によるボルト締付機は、電動機の駆
動電流を検出し、その検出電流値をディジタル信号に変
換して出力する電流検出器と、上記電動機の回転により
ボルトの締付回転角度を検出する締付回転角度検出器と
、上記ディジタル信号により電動機のトルク値を算出す
る第1の演算装置と、電動機の単位回転角毎に上記トル
ク値を読込み、そのトルク値の変化によりボルト締付状
態が弾性域にあることを確認した後、トルク値の増加率
とボルトに関するデータとによりボルトの軸力を算出し
、さらにこの軸力と予め設定した目標軸力とにより目標
軸力に達するまでの必要回転角Jを算出し、この必要回
転角に一致するまで上記電動機を回転させる制御を行う
第2の演算装置とを具備し、信号処理をディジタル的に
行なうように構成したものである。
以下、図示する実施例に基づいて本発明を詳細口こ説
明する。
第1図は本発明によるボルト締付装置の一実施例を示
すブロック図である。
同図において、1は交流電源であつて、その出力電圧な
スイッチ2、半導体スイッチ3、直流直巻電動機4、電
流検出用抵抗器5からなる閉回路に供給されている。6
は電動機4の回転によりボルトの締付回転角度0毎にパ
ルスを発生する回転角検出器、7は抵抗器5に両端に発
生する電動機4の駆動電流に比例した電圧信号、すなわ
ち電流検出信号しをディジタル信号1Dに変換する電流
検出器としての油変換器、8は前記ディジタル信号1。
により任意の回転角θnにおける電動機4のトルク値T
(0n)を算出する第1の演算装置、9は第1の演算装
置8においてトルク値T(0n)を求めるための演算用
プログラムを記憶しているメモl八10は電動機4の単
位回転角毎に第1の演算装置8により算出されたトルク
値T(θn)を読込みそのトルク値T(θn)の増加率
によりボルト締付状態を弾性域にあることを確認した後
、予め設定したトルク値TI,に達した時点でトルク値
T(0n)の増加率とボルトに関するデータ(呼び径、
弾性係数など)とによりボルトの軸力Nsを算出し、さ
らにこの軸力NI,が予め設定した目標軸力Nfに達す
るまでの必要回転角0fを算出し、この必要回転角θf
に一致するまで電動機4を回転させる制御を行う第2の
演算装置、11は第2の演算装置において所定の処理を
行うための演算プログラムを記憶しているメモリ、12
は弾性域に達したか否かを判断するためのデータおよび
ボルトに関するデータならびに目標軸力Nfを設定する
入出力装置、13は第2の演算装置10からの制御信号
によるゲートパルス発出回路14から発生させる半導体
スイッチ3に対するゲートパルスの位相を制御する位相
制御回路、15はスイッチ2の閉成を検出して第2の演
算装置10に対して演算開始信号を与える電源電圧検出
器である。次に、第2図のフローチャートおよび第3図
の特性図に基づいて動作を説明する。まず、入出力装置
12により、ボルトの呼び径、弾性係数などのデータが
設定される。
また、第3図の回転軸θとトルク値Tとの特性図を示す
ように、ボルトの締付状態が弾性域Aに達したかどうか
を判断するためのトルク値増加幅ΔTSlトルク値Ts
と、目標軸力Nfが設定される。次に、スイッチ2が閉
成される。すると、電源電圧検出器15はスイッチ2の
閉成を検出し、第2の演算装置10に対して演算開始信
号を送り、第2の演算装置10を初期化する。これによ
り、第2の演算装置10はメモl川1から演算プログラ
ムを順次読込み、この演算プログラムに従つた処理を実
行するようになる。この演算プログラムの最初では演算
装置8に対して初期化信号が送られ、演算装置8がメモ
リ9からプログラムを読込み、任意の回転角θnにおけ
るトルク値T(0n)を算出できるような状態とされる
。そして、次に演算装置10は位相制御回路13に動作
開始lの制御信号を送り、ゲートパルス発生回路14か
ら位相の制御されたトリガパルスを発生させる。これに
より、半導体スイッチ3がトリガパルスの発生タイミン
グに同期した位相で導通して電動機4が駆動され、電動
機4は回転し始める。これに−より、ボルトは順次締付
けられていくが、その締付けトルクT(θn)は第1の
演算装置8により算出される。すなわち、直流直巻電動
機4においては、締付けトルクT(θn)は駆動電流1
Mの実効値に比例している。このため、演算装置8・は
、抵抗5の出力信号1Mを油変換器7によつて交流電源
周期より極めて短い周期で量子化したディジタル信号1
Dを順次読込み、このディジタル信号1。を交流電源1
周期または半周期に亘り積分演算する。そして、この積
分演算値1Dから電動機4の無負荷電流値(予め設定さ
れている)を減じ、ボルトの締付けに寄与する実効値を
求め、さらにこの実効値に対し、必要に応じて電動機4
や歯車機構の損失などの係数を乗じ、この乗算値を回転
角0nにおけるトルク値T(θn)として出力する。こ
のトルク値T(0n)の算出動作は交流電源一周期また
は半周期に繰り返し行なわれる。このようにして第1の
演算装置8においてはボルトの締付けトルク値T(θn
)が算出されるが、このトルク値T(0n)は回転角度
検出器6から電動機4の所定回転角θ毎に1個の割合い
で出力される信号により第2の演算装置10に読込まれ
る。
第2の演算装置10は第1の演算装置8から読込んだト
ルク値T(θn)に基づき次のような演算および制御を
行う。すなわち、第2図のフローチャートのステップ1
01で示すように、前回読込んだトルク値T(θn−1
)と今回新たに読込んだトルク値T(0n)とに基づく
トルク増加率ΔT=100−JUO− と、T(θn)
の零点を基準にした大きさとの2つの値によりボルトの
締付け状態が弾性域にあるか否かを判断する。すなわち
、弾性域になつたかどうかを判断するため、第3図に示
すように弾性域でのトルク値Tsとその増加率αが入出
力装置12により予め設定されているので、演算装置1
0はΔT≧αおよびT(θn)≧Tsであることを条件
に、ボルト締付け状態が弾性域になつたものとして判断
する。もし、この条件が成立しないならば、条件成立ま
で同じ動作を繰り返し行う。そして、条件成立によりボ
ルトの締付状態が弾性域にあると判断したならば、この
時の軸力Nsはで求めることができる。
すなわち、締付トルクT(θn)とその時の軸力N(0
n)との間には、Kをトルク係数、dをボルトの呼び径
とすればT(θn)=KId●N(0n)なる関係があ
るが、トルク係数Kはボルトの弾性域における締付トル
クTの増加率ΔTに比例しているからである。
第2図のステップ104に示すようにメモリ11から定
数C1を読出し、上記式により軸力Nsを求める。この
場合、定数C1はボルトおよび被締付部材の弾性を総合
的に評価して決めたものである。次に、演算装置10は
軸力Nsと予め設定した目標軸力Nfとの差RNf−N
SJを求め、この差RNf−NSョとボルト寸法および
材質等により定まる定数C2とにより、目標軸力Nfに
達するまでの必要回転角度を求める。
そして、この必要回転角度ΔOの算出後からボルトの締
付回転角度θの計数を回転検出器6の出力信号により開
始する。そして、Δθ=Σθとなつた時点で位相制御回
路13の動作を停止させる制御信号を発生し、電動機4
の回転を停止させる。これにより、ボルトは目標軸力N
fで被締付部材を締付けるようになる。
このように本実施例においては、ボルトの軸力を目標軸
力に一致させるまての処理をすべてディジタル信号処理
によつて行つているため、信号処理途中の位相遅れや信
号保持手段による誤差が発生せず、ボルトを精度良ぐ締
付けることができる。
なお、トルク値T(θn)を算出する際、電流1Mの積
分演算は交流電源一周期または半周期に亘つて行うよう
にしているが、ボルトのねじ部の状態が悪く、電流1M
が変動するような場合には複数サンプル点の平均値を積
分演算するようにしてもよい。また、上記説明では、ボ
ルトの締付けについてのみ説明したが、ナットの締付け
時にも適用できることは言うまでもない。さらに上記実
施例においては、ボルト締付状態が弾性域にあることを
確認するためにトルク値Tの増加率ΔTおよびトルク値
Tが共に設定値α,Tsより大となつたことを判別して
いるが、この発明はこれらのいずれか一方に基づいて弾
性域にあることを判別するようにしてもよいことは勿論
である。以上の説明から明らかなように本発明によれば
、ボルトを目標軸力で精度良く締付けることができる優
れた効果がある。また、ボルトの材質等の締付け条件が
変わつても定数を変更するのみで柔軟に対処できる汎用
性の点で極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
その演算処理過程を示すフローチヤーlト、第3図は回
転角とトルクとの関係を示す特性図である。 1・・・・・・交流電源、2・・・・・スイッチ、3・
・・・・・半導体スイッチ、4・・・・・・直流直巻電
動機、5・・・・・・電流検出用抵抗器、6・・・・・
・回転角検出器、7・・・・・・電流門検出器としての
AD変換器、8・・・・・・第1の減算装置、9,11
・・・・・・メモリ、10・・・・・・第2の演算装置
、12・・・・・入出力装置、13・・・・・位相制御
回路、14・・・・・・ゲートパルス発生回路、15・
・・・・・電源電圧検出器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直流直巻電動機を備えたボルト締付機装置において
    、上記電動機の駆動電流を検出し、その検出電流値をデ
    ィジタル信号に変換して出力する電流検出器と、上記電
    動機の回転によりボルトの締付回転角度を検出する締付
    回転角度検出器と、上記ディジタル信号により電動機の
    トルク値を算出する第1の演算装置と、電動機の単位回
    転角毎に上記トルク値を読込み、そのトルク値の変化に
    よりボルト締付状態が弾性域にあることを確認した後、
    トルク値の増加率とボルトに関するデータとによりボル
    トの軸力を算出し、さらにこの軸力と予め設定した目標
    軸力とにより目標軸力に達するまでの必要回転角を算出
    し、この必要回転角に一致するまで上記電動機を回転さ
    せる制御を行う第2の演算装置とを具備してなるボルト
    締付装置。
JP10205981A 1981-06-29 1981-06-29 ボルト締付装置 Expired JPS6049554B2 (ja)

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JPS584369A JPS584369A (ja) 1983-01-11
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JP5408519B2 (ja) * 2007-07-27 2014-02-05 日本ファスナー工業株式会社 電動トルクレンチによる締付方法
JP2011110672A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Kanto Auto Works Ltd 締付装置及び回転角法による締付方法

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