JPS6048982A - イソサフロ−ルハロヒドリンおよび/またはイソサフロ−ルエポキシドの製造方法 - Google Patents

イソサフロ−ルハロヒドリンおよび/またはイソサフロ−ルエポキシドの製造方法

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JPS6048982A
JPS6048982A JP58156438A JP15643883A JPS6048982A JP S6048982 A JPS6048982 A JP S6048982A JP 58156438 A JP58156438 A JP 58156438A JP 15643883 A JP15643883 A JP 15643883A JP S6048982 A JPS6048982 A JP S6048982A
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術的背景〕 イソサフロールハロヒドリンは合成香料や医薬品の製造
中間体として用いられる。また、このものをアルカリ処
理することによシ、インサフロールエボキシドが容易に
得られる。インサフロールエボキシドも同様な用途に用
いられ、例えば酸触媒異性化を行うことにより容易に得
ることのできる1= (sr al−メチレンジオキシ
フェニル)グロパノン−2は医薬品製造用中間体として
用いられており、その製法については数多くの開示がな
されている〔特公昭44−10776号公報、特公昭4
4−10777号公報、特開昭49−100044、T
etrahedronLetters、23 (198
2) p、3085など〕。
また、イソサフロールエボキシドを酸性水溶液で処理す
ることにより、容易に、インサフロールグリコールが導
かれ、このものは代表的香料物質の一つであるピペロナ
ールなどの製造中間体となシ、且また、医薬品製造原料
としても重要なものである〔薬学維誌74 (1954
’) p。
975〕。
かかる有用なインサフロールハロヒドリン、イソサフロ
ールエボキシドの製造については、従来は、インサフロ
ールにN−ブロムコハク酸イミドのジメチルスルホキサ
イド溶液を作用させてインサフロールブロモヒドリンを
得、また、イソサフロールにメタクロル過安息香酸を作
用させてイソサフロールエボキシドを得た報告〔J、 
Tsuji : Tetrahedron Lette
rs、25 (1982)p、3085]が知られてい
るにすぎない。しかし、これらの方法は高価な試薬を用
いておシ工業的製法とは云い難い。
ところで、電解反応を用いることによシ、低級アルケン
を、相当するハロヒドリンまたはエポキシドに変える方
法はすでに知られているが〔特公昭41−18499号
公報、特公昭45−2363号公報など〕、これらは主
にエチレン、プロピレンのごとき低分子アルケンを用い
てお9、アルケニルベンゼンのごとき疎水性の高い化合
物では、目的とするハロヒドリン化及びエポキシ化は起
らず、更に芳香核のハロゲン化のごとき副反応が起こる
だめ、これに関する実用的な方法の開発に成功した例は
末だ報告されていない。
実際、既報の方法である低級脂肪・族不飽和炭化水素を
塩化す) IJウム水溶液中で電解することによシ行な
うエポキシ化の反応を、アルケニルベンゼンに適用する
と、芳香核への塩素化も同時に進行するため、この電解
方法ではアルケニルベンゼンの側鎖のみを選択的に酸化
する工業的手法とはなシ難い。一方、含水有機溶媒中で
電解によりハロヒドリン化及びエポキシ化を行った例と
しては、本発明者らによる鎖状テルペン系化合物の電解
酸化によるハロヒドリン体及びまたはエポキシ体の製造
方法〔特開昭55−50474号公報〕があるが、当該
発明者らの研究に於て、末だ芳香族化合物に対する最適
電解条件の解明が未解決であったため、その中では芳香
族化合物については述べていない。
最近、含水有機溶媒中で不飽和炭化水素側鎖のある芳香
族化合物としてスチレンの電解エポキシ化を行った実験
例(J、 Yoshida : J、 Org。
Ohem、、47 (1982)p、3575〕が発表
されたが、この場合、スチレンをジメチルフォルムアミ
ド−ベンゼン−水中でイオン交換樹脂に結合したピリジ
ンの臭素塩を用いてエポキシ化を試みている。しかし、
エポキシ体の合成収率は21%にすぎず、実用的製法と
は言い難い。
このように、スチレンのごとき最も単純なアルケニルベ
ンゼンでさえ実用に供することの出来る電解エポキシ化
法は完成されて居らず、しかモ、アルケニルベンゼンの
電解ハロヒドリン化については具体的な研究例の報告は
ない。加えて、インサス0−ルのごとき不飽和側鎖のみ
ならず、メチレンオキシ基が置換した芳香族化合物では
、芳香環自身の電子密度が高いため、反応性も大きく、
芳香核が容易に電解酸化されて複雑な生成物を与えるた
め、イソサフロールの側鎖を選択的に酸化するだめの電
解条件が見出せるかどうかは全く予断を許さない。
このように、インサフロールの電解酸化に於ては、電解
系での活性種の反応制御に多くの複雑な問題が介在する
。そのために、電解法を用いた選択的なイソサフロール
ハロヒドリンおよび/またはインサフロールエボキシド
の合成は全くかえり見られなかったのが実情である。
そこで、本発明者らは、インサフロールハロヒドリンお
よび/またはイソサフロールエボキシドの工業的製造方
法の確立を目的とし、鋭意研究を重ねた結果、イソサフ
ロールを出発原料とし、選ばれた有機溶媒に、ハロゲン
化合物を共存させて、電解溶液のpHを調整しつつ、の
ぞましい反応温度で電解することによって、イソサフロ
ールハロヒドリンおよび/またはイソサフロールエポキ
シドをきわめて効果良く製造し得る実用的方法を見出し
、本発明を完成するに至った。
〔発明の目的〕
本発明は、インサフロールを高収率かつ高選択率でもっ
て、イソサス0−ルハロヒドリンおよび/またはイソサ
フロールエボキシドに変換する方法に関する。
〔発明の構成〕
本発明は、イソサフロールを、ハロゲン化合物の共存下
に酸性乃至塩基性の水と有機溶媒との混合媒体中で、電
解することにより式(式中、Xはハロゲン原子を表わす
) で示されるイソサス0−ルハロヒドリンおよび/または
式 %式% で示されるイソサフロールエボキシドを製造する方法に
関する。
次に、本発明をさらに詳しく説明する。
本発明の、イソサフロールの電解法による官能基置換法
では、含水有機溶媒のpH値を調節することにより、イ
ソサフロールノ・ロヒドリンとインサフロールエボキシ
ドのいずれか一方を選択的に生ぜしめることができ、ま
た両者を混合物の状態で生せしめることが出来る。詳述
すれば、電解時の電流密度、電解質濃度、反応温度、攪
拌速度などを望ましい条件に設定したのち、pH5以下
に調節した水−有機溶媒の混合溶媒系に共存させたイン
サフロールを電解すると、イソサフロールハロヒドリン
を選択的に得ることができる。一方、同様な条件のうち
溶液OpH値のみをpH6以上に保って電解を行うとイ
ンサフロールエボキシドを得ることができる。また、溶
液の酸性度がpH3をこえpH6を下まわるpH値の範
囲に保って電解を行うとインサフロールハロヒドリンと
インサフロールエボキシドの混合物が生成する。この混
合物は、塩基などで処理することにより容易にインサフ
ロールエボキシドに変えることができる。従って、イソ
サフロールハロヒドリンを製造する際は、電解条件とし
て、含水有機溶媒に硫酸または塩酸外どの酸を少量添加
して、電解液をpH5以下にすればよい。一方、インサ
フロールエボキシドを製造する際には、トリエチルアミ
ンなどの塩基を添加し電解液のpH値をpH7以上にし
て電解を行ってもよいが本電解反応では反応の進行につ
れて電解液のpH値が適当に増加する場合もあるので、
そのような場合には特に塩基を添加する必要は々く、p
H6以上の溶液ならそのまま使用できる。
本発明を実施するには、まず、原料イソサン0−ルとハ
ロゲン化合物、水、有機溶媒を反応器に仕込み、イソサ
ス0−ルハロヒドリンの生成を望むときは、さらに酸を
加え、インサフロールエボキシドの生成を望むときは酸
の代シに塩基を加えるか、または、そのままにて二゛く
かきまぜ溶解または混合せしめる。
これに、陽陰極のための電極を各一枚以上と、もし必要
であれば更に参照電極を取シっけ、反応溶液をかきまぜ
ながら必要時間通電する。
反応終了後、常法によシ、適当な溶媒による抽出、ある
いは蒸留などの手段により、イソサフロールハロヒドリ
ンおよび/またはイソサフロールエポキシドを得ること
ができる。しかしこれらは比較的不安定な物質であるの
で、出来得れば、時をかさす次の目的物質製造のための
工程へと導くことが望ましい。
本発明に用いる出発物質のインサフロールは、天然オコ
チャ油、サツサフラス油、しょう脳赤泊から分離して得
られるサフロールを異性化することにより容易に得られ
る。
本発明に用いる酸性乃至塩基性の水と有機溶媒との混合
溶媒とは、水と有機溶媒の混合溶媒、またはこれに酸ま
たは塩基を添加したものである。酸としては、硫酸、塩
酸、硝酸などの鉱酸、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、パラ
トルエンスルホン酸などの有機酸、あるいは塩化アルミ
ニウム、三弗化ホウ素などのルイス酸等が用いることが
できるが、反応率、収率などの点からみて、硫酸、塩酸
などの鉱酸を用いることが望ましい。
塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなど
の水酸化物、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウムなどの
塩、トリメチルアミン、トリエチルアミンなどのアミン
類、ピリジン、2.6−ルチジンなどのピリジン類など
が挙げられるが、本電解反応においては電解の反応の進
行に伴ない反応溶液が塩基性になる場合もあるので、こ
のような場合には敢えて塩基を加える必要はない。
本発明に用いるハロゲン化合物としては、塩素塩、臭素
塩、沃素塩などがあげられるが、反応率および選択率の
点よりみて臭素塩が好ましい。例えば、臭化リチウム、
臭化ナトリウム、臭化カリウムなどの臭化アルカリ金属
類、臭化マグネシウム、臭化カルシウムなどの臭化アル
カリ土類金属類、臭化アンモニウム、臭化テトラメチル
アンモニウム、臭化テトラエチルアンモニウム、臭化テ
トラプロピルアンモニウム、臭化テトラブチルアンモニ
ウム、臭化テトラペンチルアンモニウムなどの臭化四級
アンモニウム塩類などを用いることが好ましい。含水有
機溶媒中のハロゲン化合物の濃度は飽和濃度までの高濃
度で用いることが出来る。工業的には後処理、効率など
を考慮し、できるだけ高濃度で実施することが望まれる
本発明に用いる溶媒は、反応速度及び選択性向上の面か
ら、水−有機溶媒の混合溶媒が用いられるが、目的とす
る電解反応を阻害することの々い有機溶媒であればよく
、単独でも、あるいは2種類以上の混合溶媒を用いても
よい。さらに、このような溶媒は必ずしも水と均一に混
り合う必要はないが、イソサフロールとは均一に混り合
うことが望ましい。使用し得る溶媒は、ペンタン、ヘキ
サン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンなどの脂肪
族または脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、などの芳香族炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、プロパツール、ブタノールなどの脂肪族アルコール
類、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチル、塩化メチ
レン、塩化エチレン、ジクロエタン、クロルベンゼンな
どのハロゲン化炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジグ
リコールメチルエーテルなどのエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトンなどのケトン類またはアセトニトリ
ルなどが用いられる。溶媒の使用量は特に制限はないが
、一般にインナフロール1モルに対し、有機溶媒1〜1
00t、好ましくは5〜50t1及び水は有機溶媒に対
し、1150〜10倍量の使用が好ましい。
本発明に用いる電極は、金、白金、金もしくは白金でメ
ッキしたチタンまたはニッケル、炭素、チタン、ニッケ
ル、ステンレス鋼、鉛、銅などおよびこれらの金属を含
む合金または表面加工した電極で一般に電解反応に用い
られるものが使用できるが、反応収率および選択率の面
から、白金、ニッケル、ステンレス鋼、炭素、鉛が好ま
しい。
電流密度としては0.1〜500 mA/lyr?の範
囲で用いられるが、電流効率及び反応選択性の面から1
〜100 mk/cyd’が好ましい。本電解反応の理
論電気量は2 F / motであるが、実際には0、
01〜10 F /mat、特に0.5〜5 F / 
motの通電が好ましい。
本発明の電解反応は温度によって大きな影響を受けるこ
とは少なく、電解温度は0〜70℃の比較的広範囲の温
度で行なうことができる。
低温では芳香核へのハロゲン化反応も同時に進行するの
で工業的には環境温度で電解を行うとよい。
次に実施例によね本発明を具体的に説明する。
実施例1 50m1の枝付き試験管に、イソサフロール50■と臭
化ナトリウム48■をアセトニトリル7mlと1%硫酸
水2ydにとかして入れてpi(値を2に取り、この枝
付き試験管に3cIg?の白金電極板を2枚取りつけ、
よく攪拌しながら20 mAの定電流(電流密度6.7
mA/1ydL)を60分間通電した(電気量2.42
 F / moA )。
反応終了後、反応溶液中に、食塩を攪拌しながら加え、
反応溶液を溶剤層と水層とに分離した。溶剤層は減圧下
に溶剤を留去し、水層は酢酸エチルで抽出し、抽出液と
溶剤層残留物とを一緒にして飽和食塩水で洗滌した。分
液した上層は無水芒硝で乾燥し、減圧下に溶剤を留去せ
しめ、得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにか
けた。すなわち、シリカゲルカラムによりn−ヘキサン
−酢酸エチル(7:1)で流出させ、淡黄色の油状のイ
ソサフロールブロムヒドリン77.5■を得た。このと
き薄層クロマトグラム上では原料イソサフロールは消失
していた。よって、転化率100%、選択率96.9%
、収率は969%であった。インサフロールプロムヒド
リンはiR,MMRにより以下のデーターに基づき確認
した。
工R(液膜、備−1): 3450 、2960 、2880 、16oo 、 
1500 。
14B5,1435,1245,1255,1035゜
930 、805 。
NMR(aDaz3.δppm ’) :ts5(a 
、J−7Hz、+n、an3)、2.36(s、1H,
oH)。
4.38(d 、q 、Jx5Hz 、J−7Hz 、
 IH,0)I3−C!H−BY ) 。
4.88(d 、J−5Hz 、 IH,Ar−C!:
E(−OH) 。
5.95(s、2H,O−C!H2−0)、6.80(
b、s、2H,Ar)。
6.90(b、s、IH,Ar) 実施例2 実施例1における臭化ナトリウムに替えて臭化アンモニ
ウムを用いたほかは、実施例1と同様に操作した。電流
を通じる前の反応液のpH値はpH2であった。得られ
たイソサフロールブロムヒドリンの転化率、選択率、収
率はそれぞれ95.0%、 6 /;、 4%、631
%であった。
実施例五 インサフロール50qと臭化ナトリウム42■をアセト
ニトリル7ffl/と10%硫酸水20■にとかした。
pH値はpH3,5であった。これを実施例1と同様に
して電解し、後処理して油状のインサフロールブロムヒ
ドリンとインサフロールエボキシドの淡黄色、油状の混
合物70.0■を得た。これをカラムクロマトグラフィ
ーにより精製分離して、イソサフロールプロムヒドリン
54.8■(収率6a6%)、インサフローyj、−x
ボキシド11.8N(収率21.4%)を得た。
実施例4゜ 30mtのガラス製枝付き試験管にインサフロール10
0Wi(0,62ミリモル)、臭化テトラエチルアンモ
ニウム3241W(1,54ミリモル)を仕込み、アセ
トニトリル7−および水5−を加え溶解した。pH値は
pH7,0であった。この枝付き試験管に3−の白金電
極板を2枚数シつけ、よく攪拌しながら20 mA の
定電流(電流密度6.7 mA /ld )で150分
間通電した(電気量3. OF / mat )。
電解反応終了後、反応溶液中に、食塩を攪拌しながら加
え、静置後置液し、上層の溶剤層は減圧下に蒸留しアセ
トニトリルを回収し、下層の水層は酢酸エチルで抽出し
、この抽出液と前記溶剤層残留物とを合せて、飽和食塩
水で洗滌した。分離した上層は、無水硫酸ナトリウムで
乾燥したのち、減圧下で溶剤を留去し、油状のインサフ
ロールエボキシド99. Off%lを得た。転化率1
00%2選択率90.1%、収率90.1%であった。
このもの機器分析値は次に示す。
IR(液膜、譚−1): 2980 、2B90 、1500 、1490 、1
445 。
126G、1240,1100.In2O,940゜8
45、805 NMR(cDat3 、δppm): 1.55(d、J=5Hz、3H,C!H3)。
2.96(d、q、J=2Hz、5’Hz、IH,CI
(3−0H−0)。
3.46(d9.r−2Hg、IH,Ar−0H−0)
5.87(s、2H,−0−0%−o)6.73(b、
S、!+H,Ar)。
実施例5゜ 実施例4に用いたと同じ装置に、インサフロール1o 
olIv(0,62ミリモル)、臭化ナトリウム160
■(1,5s ミリモル)を仕込み、アセトニトリル7
−および水3ゴを加え、溶解した。pH値はpH7であ
った。よくかきまぜながら20 mA の定電流(電流
密度6.7mA/d)で140分間通電した(電気量2
.82 F’/mot)。
電解反応終了後、反応溶液中に、食塩を攪拌しながら加
え、静置後分液し、溶剤層からアセトニトリルを回収し
、水層を酢酸エチルで抽出し、前記溶剤層残留物と合せ
て飽和食塩水で洗滌した。分離した上層は、乾燥後減圧
下で溶剤を留去し、淡黄色の油状物110.5Wを得た
更に、このものをカラムクロマトグラフィーにかけた。
すなわち塩基性シリカゲルカラムによりn−ヘキサン−
酢酸エチル(7:1)で流出させてイソサフロールエボ
キシド7a3Wおよびインサフロールグリコール27.
81qを得た。
このものは薄層クロマトグラムによりイソサフロールの
消失を確認した。したがって、転化率100%、インサ
フロールエボキシドの選択率71.3%、収率71.3
%であった。インサフロールエボキシド、イソサフロー
ルグリコールの構造は、それぞれについてIR及びNM
Rによる下記のデータに基いて確認した。
インサン0−ルエボキシド エR(液膜、cm−’ ) : 2980 、2890 、1500 、1490 、1
445 。
1260.1240,1100,1040.940゜8
45、805 NMR(cpcz、 、δppm ’) :1.35 
(d 、JM5Hz 、 5H、OHg ) 。
2、.96(+i 、(1、J=2H12+、 5Hs
++ 、 IH,0Hs−OH−0)A46(d、J−
2Hz、IH,Ar−0H−6)。
5.87(’!1,2H,0−OH,−0)。
6.75(’b、sjH,Ar)。
インサフロールグリコール エR(液膜、tss−” ) : 3370.2970.2B90,1500,1485゜
1440.1245,1040. 955. 810゜
NMR(cDaz、、δ ppm): 0.93(d、J−7Hz、5Tl、C!Hj)177
 (m、 IH,OHM−OH−OH) 、A92(s
 、2H,OH) 。
4.16(d、J−8Hff、IH,Ar−0H−OH
)。
5.86(5!、2H=O−CH2−0)、6.68(
b、s、3H,Ar)。
〔発明の効果〕
本発明によれば、インサフロールから、その芳香核にハ
ロゲンが導入されることなく高収率でしかも廉価にイン
サフロールハロヒドリンおよび/またはインサフロール
エポキシドを得ることができる。
出願人 高砂香料工業株式会社 代理人 中 本 宏 同 井 上 昭 同 吉 嶺 桂

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、イソサフロールを、ハロゲン化合物を含む酸性乃至
    塩基性の水と有機溶媒との混合媒体中で、電解すること
    を特徴とする式 (式中、又はハロゲン原子を表わす) で示されるインサフロールハロヒドリンおよび/または
    式 %式% で示されるイソサフロールエポキシドの製造方法。
JP58156438A 1983-08-29 1983-08-29 イソサフロ−ルハロヒドリンおよび/またはイソサフロ−ルエポキシドの製造方法 Granted JPS6048982A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997016450A1 (en) * 1995-10-30 1997-05-09 Merck & Co., Inc. Electrochemical oxidation in the production of an epoxide intermediate for synthesizing an hiv protease inhibitor

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