JPS6048901A - 植物ウイルス病防除剤 - Google Patents

植物ウイルス病防除剤

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JPS6048901A
JPS6048901A JP15741283A JP15741283A JPS6048901A JP S6048901 A JPS6048901 A JP S6048901A JP 15741283 A JP15741283 A JP 15741283A JP 15741283 A JP15741283 A JP 15741283A JP S6048901 A JPS6048901 A JP S6048901A
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JP
Japan
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gluten
plant
controlling
active substance
mixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP15741283A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kobayashi
昭雄 小林
Susumu Ikeda
進 池田
Koji Konno
今野 浩二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上91−用隙亘 本発明は植物を植物ウィルス病から保護するための植物
ウィルス病防除剤に関する。
従沫丑」栢αi東 植物ウィルス病の防除に関する研究は従来から行われて
おり、種々の抗植物ウィルス活性成分が報告されている
が、未だ実用上満足するものは提供されていない。この
ことは、抗植物ウィルス活性成分の多くは植物に対して
薬害を生じるか、又は植物体内への滲透性が悪いことに
基づいている。
例えば、低濃度で強い抗植物ウィルス活性を示す抗生物
質として知られているプラストサイジ、ンSは植物ウィ
ルス病の防除に卓効を奏する反面、植物体への薬害も著
しいため殆ど実用に供し得ないとされており、又最近、
植物体への薬害が生じ難い抗植物ウィルス活性成分とし
て開発された、糸状菌類に属する微生物の培養物もしく
はそれから採取されるものの有効成分(特開昭52−3
821号)は分子量が約1万乃至敵方の高分子物質であ
るため、これを植物の茎葉に散布した場合植物体内に滲
透せず、また根部より吸収させようとしても殆ど吸収さ
れない。したがって、」−記培養物もしくはそれから採
取される有効成分は、いわゆる葉面処理法により接触伝
染によるウィルス病を防除し得ても虫媒伝染によるウィ
ルス病に対しては殆ど防除効果がみられない。
叙上のような事情から、伝染径路にかかわりなく植物ウ
ィルス病に対して防除効果を示し、かつ植物に対して薬
害を生ずることのない植物ウィルス病防除剤の開発が強
く要望されていた。
j1男−gし目−的一 本発明は、叙」二のような現状に鑑みてなされたもので
あって、植物体内への滲透性を有し、かつ植物に対する
薬害もみられない、新しい形態の植物ウィルス病防除剤
を提供することを目的とする。
光朋奥(株 本発明の構成上の特徴は、植物ウィルス病に対して防除
活性を有する物質を、グルテンもしくはグルテンと伯の
高分子物質との混合物に担持させたものを植物体内に挿
入するのに適した形状の成形物に成形したことにある。
すなわち、本発明は、植物体内への滲透性を有しない高
分子物質から成る抗植物ウィルス病活性成分の植物体内
へ取り込みについて検討した結果、該活性成分を水製透
性高分子物質に担持させた成形物を植物体に挿入すると
、上記活性成分が徐々に放出されて植物体内へ18透す
るようになること、および−に配水滲透性高分子物質は
植物体液によって崩壊し難く、且つ成る程度の硬さを有
していることが必要であるが、グルテンならびにグルテ
ンとその他の高分子物質との混合物がこのような水製透
性高分子物質として適しているという知見に基づくもの
である。
本発明では上述のように、植物ウィルス病防除活性物質
をグルテンもしくはグルテンとその他の高分子物質の混
合物に担持させるものであって、グルテンを上記混合物
として用いるときはグルテンが少なくとも10重量%以
上、好ましくは35重量%以上の割合になるように混合
したものを用いる。
ここでグルテンと混合して用いる高分子物質としては、
アルギン酸並びにその誘導体、デンプン並びにその誘導
体、デキストリン、ペクチン、ゼラチン、寒天、ローカ
ストビーンガム、アラビアガム、ザンサンガム、グアガ
ム並びにその誘導体等の天然高分子物質、もしくはポリ
ビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸
等の合成高分子物質を例示し得る。なお、これらの高分
子物質は1種又は2種以」:をグルテンと混合して用い
得る。
本発明において、植物ウィルス病防除活性を有する物質
をグルテンもしくはグルテンと上記高分子物質との混合
物に担持させるには、該活性物質をグルテンもしくは上
記混合物に添加し、更に適量の水を加えて混和するとよ
く、ついでこの混和物を植物体に挿入するのに適した形
状に成形し、乾燥して目的とする成形物を得る。また、
この成形に当っては、水に代えて例えば松脂のような有
機溶媒に可溶性な粘性の高分子物質を用いてもよい。
本発明でグルテンもしくはグルテンと上記高分子物質と
の混合物に担持させて用いる植物ウィルス病防除活性物
質としては、植物ウィルスに対して防除活性を有する抗
生物質であるプラストサイジンS、ファミジン、ナラマ
イシン、ホルマイシンB等、並びに薬害が少ないとされ
るアスペルギルス属に属する糸状菌の培養物又はそれか
ら得られる植物ウィルス病防除活性成分(特開昭52−
3821号)等を例示し得る。なお、上記抗生物質と糸
状菌の培養物を併用して担持させることも可能である。
これらの活性物質の成形物における担持量は、例えばプ
ラストサイジンSのような抗生物質では、植物に対する
薬害が強いので薬害の発生しない程度の量以下にするこ
とが必要であるが、本発明に従って成形物に担持させた
場合には、意外にも上記活性物質は植物体内に徐々に溶
出するようになって1100pp程度以上担持させても
薬害を生ずることなく、植物ウィルス病に対して持続的
な防除効果を呈するようになる。因に、プラストサイジ
ンSは通常の草葉撒布ではippmの溶液でも葉面がち
ぢれて生育が遅れるという薬害を発生する。また、植物
に対して薬害のない上記アスペルギルス属に属する糸状
菌の培養物では0.1〜25重量%程度担持させること
が可能である。
本発明では植物ウィルス病防除活性物質を担持させたグ
ルテンもしくはグルテンとその他の高分子物質との混合
物を、植物体内に挿入するのに適した形状の成形物を成
形する。
ここでいう“植物体内に挿入するのに適した形状”とは
植物体内のいずれかの部位に挿入可能な形状であればよ
く、棒状、細い板状、楕円球状、球状等を例示しj7る
が、植物体の茎に挿入して使用する場合には少なくとも
一方の先端部を鋭角状にした棒状体が挿入し易いので特
に好ましい。なお、上述したような形状の成形物に成形
したものを植物体内に挿入するに際しては、該成形物を
適当な方法で植物体内に刺し込み、挿入した成形物が脱
落しないように挿入個所をテープで巻いて固定するか、
又は適当な器具を用いて挟持させることが好ましい。
上述したように、植物ウィルス病防除活性物質をグルテ
ンもしくはグルテンとその他の高分子物質との混合物に
担持させたものの成形物を植物体内に挿入すると、上記
活性物質がそれを担持しているグルテンもしくは上記混
合物の水泡透性による植物体内への滲透に伴なって徐々
に植物体内へ溶出するので、前述したごとく、薬害の強
い活性物質の場合でも薬害を生ずることなく持続的に植
物ウィルスに作用するようになる。したがって、本発明
に係る防除剤は接触伝染による植物ウィルス病のみなら
ず虫媒伝染による植物ウィルス病に対しても優れた防除
効果を奏する。
叙上のように、本発明に係る植物ウィルス病防除剤は、
植物体内へ挿入して適用し得るので、高分子量の植物ウ
ィルス病防除活性物質でも植物体内へ徐々に放出させて
滲透させることが可能となって持続的な植物ウィルス病
防除効果を示すものであり、加うるに、従来植物に対す
る薬害の故に実用に供し難った上記活性物質を比較的多
量に用いても薬害を生ずることがない利点を有するもの
である。
以下に実施例を示して本発明の構成および効果を更に具
体的に説明する。
実施例1 アスペルギルス属に属するN F−1244菌株(微工
研菌寄第3100号)の培養物を乾燥して得られる粉末
形態の植物ウィルス病防除活性物質の25重量部を、グ
ルテン粉末40重量部および松脂粉末35重量部と均二
に混合し、この混合物にその半量の水を加えて混練りし
たものを径約Inn、長さ約2m111の棒状に成形す
ると共にその一方の先端部を鋭角状に形成した。このよ
うにして得られた成形物を120℃で3分間減菌処理し
た後40℃で乾燥して成形物から成る植物ウィルス病防
除剤を得た。
次に、上述のようにして得られた防除剤を供試植物とし
てのインゲン(大手芒)の茎部に1本刺し込み、その一
部の群のインゲンには翌日、他の群のインゲンには5日
後に0.1モルの燐酸緩衝液(pif 7.0)に溶解
させたタバコモザイクウィルス(普通系)をカーボラン
ダム法によりそれぞれ接種した。なお、対照として防除
剤を刺し込まない群を用意した。
上記の各群の試験区について上記接種4日後における病
斑数を調べた結果、防除剤を刺し込んだ群の試験区では
インゲンの葉面に発生した局所的病斑数は平均10%以
下であったが対照群の試験区では全身に病斑がみられた
実施例2 実施例1に記載したと同様な手順で調製した防除剤を、
発芽2週間後のキュウリ (近成山東)の茎部に一本宛
刺し込み、3日後に各キュウリに予めキュウリモザイク
ウィルスを保菌させたワタアブラムシを3頭/株の割合
で付けて、該アブラムシを媒介としてキュウリモザイク
ウィルスを接種した。なお、対照として防除剤を刺し込
まないキュウリの群にも同様にしてキュウリモザイクウ
ィルスを接種した。
」1記により接種してから2週間経過後、各試験区のキ
ュウリの群についてウィルス病発現の状態を調べた結果
、防除剤を刺し込んだ試験区では全身病徴の発現したキ
ュウリは10株中2株の割合であったが、対照試験区で
は10株株中株の割合で発病がみられた。なお、調査後
防除剤を各キュウリから抜いたところ略々原型の形状を
保っていた。
実施例3 実施例1で用いたN F−1244菌株の培養物の乾燥
粉末から成る植物ウィルス病防除活性物質1重量部及び
プラストサイジン30.005重量部を、グルテン粉末
45重量部、松脂粉末40重量部及びローカストビーン
ガム15重量部とよく混合し、この混合物を実施例1に
記載したと同様な手順で成形し、滅菌した後乾燥して成
形物から成る植物ウィルス病防除剤を得た。
次に、この防除剤を、3号鉢に植えた発芽3週間後のト
マト(福寿2号)の茎部に1本宛刺し込み、3日後実施
例1におけると同様にしてタバコモザイクウィルスを接
種した。なお、防除剤を刺し込まないトマトの群に同様
に上記ウィルスを接種した区を対照とした。
上記接種してから2週間経過後各試験区について発病状
況を調べた結果、防除剤を刺し込んだ試験区では全身病
徴の発現は20本中5本の割合でみられたにすぎないの
に対して対照区では20本中17本の割合であった。
また、更に2週間後防除剤を刺し込んだ区にタバコモザ
イクウィルスを再接種して2週間後に調べたところ全身
病徴が発現したトマトは20本中2本の割合でみられた
にとどまった。
実施例4 1 プラストサイジン30.01重量部とグルテン粉末99
.9重量部をよく混合し、この混合物を実施例1に記載
したと同様な手順で成形し、滅菌した後乾燥して成形物
から成る植物ウィルス病防除剤を得た。
次に、この防除剤を、3号鉢に植えた発芽3週間後のト
マ1−(福寿2号)の茎部に1本宛刺し込み、その一部
の群には当日、他の一部の群には3日後および残りの群
には6日後それぞれ実施例1に記載したと同様な手順に
従つタバコモザイクウィルスを接種した。なお、防除剤
を刺し込まないトマトの群を対照区とした。
」1記による接種から2週間経過後各群の試験区におけ
る全身病徴の発現状況を調べた結果、当日接種区では1
0本当り1本の割合で発現がみられ、3日後の接種区で
は10本当り2本の割合で発現し、および6日後の接種
区では10本当り4本の発現がみられた。これに対し、
対照区では10本当り9本の割合で全身病徴の発現がみ
られた。
2 なお、防除剤の刺し込みにより生じた茎部の傷ついた箇
所は2週間後ちは略修復されていた。また、葉面におけ
る薬害も観察されなかった。
出願人 呉羽化学工業株式会社 代理人宮1)広豊

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■、植物ウィルス病に対して防除活性を有する物質を、
    グルテンもしくはグルテンと他の高分子物質との混合物
    に担持させたものを植物体内に挿入するのに適した形状
    の成形物に成形して成る植物ウィルス病防除剤。 2、植物ウィルス病に対して防除活性を有する物質が糸
    状菌類の培養物もしくはそれから採取したものである特
    許請求の範囲第1項記載の防除剤。 3、グルテンと他の高分子物質との混合物におけるグル
    テンの割合が35重量%以上である特許請求の範囲第1
    項記載の防除剤。 4、成形物は少なくとも一方の先端部が鋭角状を呈する
    棒状体である特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれ
    かに記載の防除剤。
JP15741283A 1983-08-29 1983-08-29 植物ウイルス病防除剤 Pending JPS6048901A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996007311A1 (de) * 1994-09-09 1996-03-14 Lts Lohmann Therapie-Systeme Gmbh Implantierbare formkörper zur verabreichung von wirkstoffen an pflanzen

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996007311A1 (de) * 1994-09-09 1996-03-14 Lts Lohmann Therapie-Systeme Gmbh Implantierbare formkörper zur verabreichung von wirkstoffen an pflanzen

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