JPS6048265A - 研磨具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は金型研磨等に使用する研１「貝に関するもので
ある。

［従来技術］ 自動車のボディの様に鋼板をプレス成形するプレス金型
等においは鋼板と接触する金型の突部な平滑に研磨する
必要がある。金型の突部等の研摩が不十分であると金型
の突部とプレス加工される鋼板との間で摩擦が大きくな
り、プレス成形時ζこ鋼板が破れる等の不都合が生じる
。このため従来研磨紙、研磨布を用い作業者が研磨紙等
を手の平、指の先等で押し付は金型の突部を研磨し、荒
い研磨紙から細かい研磨紙に順次研磨紙を替え最終的に
鏡面に近い平滑面となるまで研磨し、金型を研磨してい
た。

研Ｍ紙、研磨布等の従来の研磨具は作業者の手の平、指
先等で押圧し、その押圧力で金型を研磨するために、一
度に大きな面積を研磨できないとか、研磨紙に作用する
力が一様でないために平滑な面に仕上げることが困難で
あった。また、研磨に熟練を要し、困難な作業であった
。さらに、従来の研磨具は研磨紙の全面を使用すること
が比咬的困■で、無駄も多かった。

［発明の目的］ 本発明は上記した問題点を克服し、研磨作業が容易で、
かつ、研磨真表面全面を使用することが出来る効率の良
い研磨具を提供することを目的とする。

［発明の構成］ 本発明の研磨具、内部に密閉空間を有する弾性材料製の
ボール状殻体と、該殻体の外周面に保持された研磨部材
と、該殻体の密閉空間に保持された流体とで構成されて
いることを特徴とするものである。

［発明の構成の詳細な説明］ 本発明の研磨具の殻体は内部に密閉空間を有し、弾性材
料で構成されている。弾性材料としては天然ゴム、合成
ゴム等のゴム、エチレン酢酸ビニル共重合体等の軟質樹
脂等が適している。なおこの殻体は気密保持性がすぐれ
、内部の密閉空間中に封入されている流体が漏洩しない
ものである必要がある。殻体の形状はテニスボール状、
ラグビーボール状、その細穴面体に近い形状等任意の形
状とすることができる。しかしテニスボール状およびラ
グビーボール状が研磨具として最も優れた形状の様に思
われる。このボール状殻体としては、具体的にはテニス
ボールをそのまま殻体としてもよい。

研磨部材は」二記ボール状殻体の外周面に保持される。

かかる研磨部材として従来の研磨紙あるいは研磨布を該
ボール状殻体の外周面に合わせて袋状にして該殻体の外
周面に保持させたものでもよい。また研磨部材は」二記
ボール状殻体の外周面に形成された粘着層と該粘着層に
固定保持されたカーボランダム等の粒状研磨材とで構成
してもよい。

−に記ボール状般体の内部の密閉空間に１１人される流
体としては、空気、水等を使用することが出来る。作業
性から考え空気が最も実用性が高い。

なお密閉空間中にＩＪ人された流体の圧力は研磨する対
象物により任意に選択することができる。

［発明の効果］ 本発明の研磨具はボール状であるため手の平で研磨具を
掴み、研磨具を金型面に押し付は摺動させるのに都合が
よい。また作業者により金型面に押し付けられる研磨具
は、作業者の押圧力がボール状殻体の内部空間の流体圧
に変わり、この内部空間の流体圧により研磨部材が金型
の表面に押し付けられる。従って研磨部材の押圧力は内
部空間の圧力と等しくなり、金型表面には常に均等な密
閉空間の流体圧が作用することになる。このため研磨の
均一性が高い。特に研磨されるべき部分が球面状の凸面
あるいは凹面となっている様な場合においても、それら
各面に作用する圧力は常に密閉空間内の流体圧に等しく
、均等な押圧力が作用する。従って均等な研磨作業が可
能となる。

本発明の研磨具がテニスボール状である場合にはその外
表面はどの部分においても全て同一状である。従って金
型面に押し付ける研磨具の表面をｌｆｆｆｆ次変えるこ
とにより、研磨具の研磨部材の全表面を均一に使用する
ことが出来る。

５− また研磨具がラグビーボール状であるときにはこのラグ
ビーボール状の研磨具の中央部を手で押さえ、その中央
部を中心として金型面にこすり１１けることにより、比
較的幅の広い状態で研磨が可能となる。従って一度に比
較的大きい面積の研磨が容易に出来る。

研磨部材が粘着層と粘着層に固定保持された粒状研磨材
とで構成されている場合には、使用により摩耗した研磨
部材を再び粘着剤および粒状研磨材で再生することが出
来、同一のボール状殻体を用いて半永久的に研磨具とし
て使用することができる。

［実施例］ 以下、実施例により説明する。

実施例１ 本発明の第１実施例の研磨具の中央断面図を第１図に示
す。この研磨具は球状ゴム製の殻体１と、この殻体１の
外周面全面に均一に形成された研磨部材２と、該殻体１
の内部空間に封入された空気３とで構成されてい４゜殻
体１の大ぎさはテニス６− ボールとほぼ同等の大きさで、人間の手の平に入る程度
の大きさである。研磨部材２は殻体１の外周面に塗布さ
れた接着剤とその接着剤の表面に散布されて固着された
粒状の研磨材とで構成されている。なお粒状研磨材は接
着剤の表面に表出した状態で固定されているのが好まし
い。しかし接着剤層中に埋設されているものであっても
よい。なお接着剤層中に埋設されている場合には、接着
剤層の柔軟性を維持するために粒状研磨材どうしの間隔
は離れているのが好ましい。

本実施例の研磨具は以上の構成よりなる。この研磨具は
第２図にその使用状態の断面を示すように、研磨具は作
業者の手により金型Ｗの突部に押し付りられる。この押
圧力により研磨具は変形し第２図に示ず様に金型Ｗの突
部の外周面に沿った形状に研磨具の一部表面が変形する
。この状態で金型Ｗの外周面には、空気３の圧力Ｐに等
しい均等な圧力が作用する。この状態で研磨具は作業者
により第２図上紙面と垂直方向に動かされ、金型Ｗの突
部表面を研磨する。なお研磨作業は研磨材の荒いものか
ら細かいものまで幾種類もの研磨具を使用し、荒い研磨
材を用いた研磨具から順次細かい研磨材を用いた研磨具
に交換し、金型Ｗの表面を鏡面に近い平滑面に仕上げる
ものである。なお本実施例の研磨具において、その殻体
１の内周面に軟式テニスボール等にみられる空気注入用
の肪等を設は内部空間内の空気３の圧力を任意に調節す
るのが好ましい。

実施例２ 本発明の第２実施例の研磨具を第３図に示す。

この研磨具も第１図に示す研磨具と同様に、ゴム製の殻
体と該殻体の外周面に形成された層状の研磨部材と内部
空間に封入された空気とで構成されている。この実施例
の研磨具においてはその形状がラグビーボール状になっ
ている点が第１図の研磨具と異なっている。この研磨具
はラグビーボール状の長軸方向を研磨する方向に対して
垂直方向にかまえ、作業者はその手を研磨具の−に部中
央に保持し研磨具の長軸方向と垂直方向にこの研ｇ５Ｈ
を動かし一度に広い幅で金型を研磨するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１実施例の研磨具を示
し、第１図はその中央断面図、第２図は第１図の研磨具
の使用状態を示す要部断面図である。第３図は本発明の
第２実施例の研磨具の平面図である。 １・・・ボール状殻体、２・・・研磨部材、３・・・空
気 特許出願人　株式会社豊田自動織機所 代理人　弁理士　大川　宏 弁理士　藤谷　治 弁理士　丸山明夫 ９− 第１図 第３図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）内部に密閉空間を有する弾性材料製のボール状殻
   体と、 該殻体の外周面に保持された研磨部材と、該殻体の密閉
   空間に保持された流体とで構成されていることを特徴と
   する研磨具。
2. （２）研磨部材は殻体の表面に付着した接着剤層と該接
   着剤層に固定された粒状研磨材とで構成されている特許
   請求の範囲第１項記載の研磨具。
3. （３）弾性材料はゴムである特許請求の範囲第１項記載
   の研磨具。
4. （４）殻体はテニスボール状である特許請求の範囲第１
   項記載の研磨具。
5. （５）殻体はラグビーボール状である特許請求の範囲第
   １項記載の研磨具。