JPS6046229A - 複合フイルムを用いて化粧された樹脂発泡体を製造する方法 - Google Patents

複合フイルムを用いて化粧された樹脂発泡体を製造する方法

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JPS6046229A
JPS6046229A JP58154285A JP15428583A JPS6046229A JP S6046229 A JPS6046229 A JP S6046229A JP 58154285 A JP58154285 A JP 58154285A JP 15428583 A JP15428583 A JP 15428583A JP S6046229 A JPS6046229 A JP S6046229A
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layer
foam
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順一 安田
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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    • B29C44/02Shaping by internal pressure generated in the material, e.g. swelling or foaming ; Producing porous or cellular expanded plastics articles for articles of definite length, i.e. discrete articles
    • B29C44/12Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements
    • B29C44/14Incorporating or moulding on preformed parts, e.g. inserts or reinforcements the preformed part being a lining
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2023/00Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリエチレン・スチレン共重合体製発泡体の
表面の絵付に適した複合フィルム、およびこの複合フィ
ルムの表面に印刷を施こしたブランク、ラベル等の化粧
材を用いて化粧された樹脂発泡体を製造する方法を提供
するものである。
発泡ポリスチレンの型物製品は、電気洗擢機、テレビ、
冷蔵庫等の家電製品の緩衝材、梱包材として、まだ、新
幹線、航空機内でコーヒー、紅茶のカップとして用いら
れている。
前者の緩衝材として用いられるときは、更にこの緩衝材
を梱包するダンボール箱が併用され、ダンボール箱に商
品名、製造元名、販売元名等が印刷されている。しかし
ながら、ダンボール箱の使用は包装材のコスト増になる
ので、ダンボール箱を使用し々い、または使用しても箱
状でなく、断片的に用いる包装材の出現が望まれている
また、後者のカップ状容器においては稀に粘着ラベルが
貼合されていることが見受けられるがこの容器の外観は
之しい。更に、即席カップ麺において高級即席カップ麺
が販売されているが、従来の安価な普及品のカップ麺と
の差別化のために発泡ポリスチレン容器のより高級な加
飾化が検討されているのが実情である。
プラスチック成形品に1 ラベル、ブランク等の化粧シ
ートで絵付けすることは従来より知られている。例えば
、文字や絵柄を印刷したポリ塩化ビニルやポリプロビレ
/、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂フィルムを切り出し
、これを金型内に静電付着または減圧によシ固定し、つ
いでフィルムと同一素材の熱可塑性樹脂の溶融物を加圧
下または減圧下にフィルムに接触させ、更忙溶融物を冷
却してラベルが貼着または絵付けされた熱可塑性合成樹
脂成形品を製造する方法が提案されている(特公昭28
−5036号、同3B−26119号、同40−129
88号、同4g−9959号、同48−12865号公
報等参照)。
これら印刷された熱可塑性樹脂フィルムをラベルとした
射出成形品、中空成形品、真空成形品等は、成形時にラ
ベル貼着が行われるのでラベルと成形品の密着が強固で
ある。また、ラベルの素材が耐水性に富む熱可塑性樹脂
フィルム製である場合には特に洗剤、シャンプー、不凍
液、薬品瓶等の液体中空容器として有用である。
本発明者等はこれら絵付けの方法を発泡ポリスチレンの
型物製品に利用することによシ、ダンボール箱の廃止ま
たけカップ状容器の加飾を画る目的で、発泡ポリスチレ
ンとは同じ素材であるハイインパクトポリスチレン製の
合成紙(特公昭49−4320号、特公昭49−431
15号)、およびハイインパクトボリスチレ/に炭酸カ
ルシウム等の無機質充填剤を配合した樹脂組成物の延伸
フィルムよりなる合成紙の表面に印刷し、これをブラン
クとして型内に固定させ、次いで予備発泡ビーズを型内
に次項し、110〜120℃で加熱成形してこれら印刷
された合成紙が表面に積層した発泡ポリスチレン型物製
品を製造したところ、成形時に合成紙が溶融し、印刷が
若干ぼけることが判明した。また、合成紙が60ミクロ
ン、150ミクロンと肉厚が厚いときは絵付けされた発
泡体製品を保存している間にブランクがカールして発泡
体製品よシ剥離する現象も見受けられた。
本発明者等はかかる原因は絵付は用フィルムと型物製品
の樹脂素材が同一素材のポリスチレンであることと、そ
の成形温度に起因すると判断し、次いで、合成紙として
ポリスチレンの成形温度(110〜120℃)よシは高
い融点を有するポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリアミド等の結晶性の熱可塑性樹脂に、無機
微細粉末を配合した延伸フィルムよシなる合成紙(特公
昭46−40794号、USP3,741,841号、
USP4,318,950号、特開昭j6−118.4
37号、同56−141.339号)を用いて検討した
ところ、発泡ポリスチレン製品と合成紙の融着が不十分
であることが判明した。
本発明者等は、微細な文字や絵柄が多色オフセット印刷
できるこれら合成紙の熱溶着、不良を解消する目的で、
更に種々の絵付は用フィルムと、発泡ポリスチレンを検
討したところ、発泡ポリスチレンとしてスチレン・ポリ
エチレン共重合体発泡体を用い、ラベル用のこれら高融
点樹脂の合成紙の裏面に、肉厚が1〜30ミクロンのポ
リエチレンフィルムが一体に接着された複層構造のフィ
ルムは、グラビア印刷、フレキソ印刷、オフセット印刷
も可能であり、また、発泡スチレン・ポリエチレン共重
合体用の絵付は用フィルム(ラベル、ブランクも含む)
、即ち化粧シートとして用いた場合でも、印刷のぼけの
ない、かつ、融着が強固な絵付けされた発泡スチレン・
ポリエチレン共重合体の型物製品が得られることを見い
出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、無機微細粉末を8〜65重量%含有す
る融点が145℃以上の熱可塑性樹脂のフィルムを紙状
層とし、この紙状層とは反対側の表面を構成する肉厚1
〜30ミクロンのボリエグ−レノフィルムを裏面層とす
る少くとも2層構造の複合フィルムの紙状層側に印刷を
施こしたブランクまたはラベル等の化粧シートを雄型と
雌型よりなる金型の少なくとも一方の内側に化粧材の紙
状層側が型に接するように固定し、ついで該金型の型窩
内に下記の重合法により得た樹脂粒子を予備発泡させて
得だポリエチレン・スチレン共重合体ビーズを充填した
後、型窩内にスチームを導入してこれらビーズ同志を融
着させて発泡体を形成させるとともに、化粧シートと形
成された発泡体を接着させることを特徴とする化粧褌れ
たポリエチレン・スチレン共重合体製発泡体を製造する
方法を提供するものである 重合方法: ポリエチレン樹脂粒子100重量部、スチレン10〜4
00重量部およびラジカル重合開始剤をスチレン100
重量部に対して0.01〜1重量部含む水性懸濁液を加
熱してスチレンを重合する方法において、スチレンの重
合時に膨張剤を懸濁液に供給して、またはスチレンの重
合後、膨張剤をポリエチレン・7.fレン共重合体粒子
を分散する水性懸濁液に供給して発泡性ポリエチレン・
スチレン共重合体粒子を製造する。
本発明の実施において、オフセット印刷される前の複層
構造のラベル、ブランク用の複合フィルムの一番簡単な
構造は、無機充填剤を8〜65重量%、好ましくは20
〜55重量%含有する結晶性熱可塑性樹脂のフィルムを
紙状層とし、肉厚1〜30ミクロンω)、好ましくは5
〜20μの密度0.92〜0.96 f /ωのポリエ
チレンを裏面層とする肉厚が30〜300μ、好ましく
は35〜100μの2層積層構造の複合フィルムである
この紙状I―のフィルムは配向性を有する延伸フィルム
である方が好ましい。
かかる複合フィルムは、例えば無機充填剤を含むポリプ
ロピレンと、前記ポリエチレンにエチレン・アクリル酸
共重合体の金属塩(Na、 K、 Zn )、無水マレ
イン酸グラフトエチレン・酢酸ビニル共重合体等の接着
性樹脂を配合した組成物をそれぞれ別々の押出機で溶融
、混線後、同一のダイ内に供給し、ダイ内で積層後、シ
ート状に共押出し、40〜80℃に冷却後、134−1
64℃、好ましくは145〜160℃に再加熱し、縦と
横の方向に3.5〜10倍それぞれ、同時、または逐次
2軸延伸し、必要により得られた延伸フィルムを165
〜168℃で5〜60秒間アニーリング処理することに
より得られる、 また、予じめ無機充填剤を含有するポリプロピレンフィ
ルムをロール群の周速差を利用して134〜155℃で
3.5〜7倍縦延伸して得られたフィルム上に、コロナ
放電処理を施し、インシアネート系接着剤を塗布し、熱
風乾燥後、次いで、前記ポリエチレンのフィルムをドラ
イラミネートすることにより得られる。これらの複層フ
ィルムの製法においても、以後に記載する3層以上の複
合フィルムの製法においても延伸後、必要に応じて前記
コロナ放電処理、アニーリング処理が行われる。
複合フィルムが3層以上の場合は、更に種々の態様で製
造される。例えば囚、無機微細粉末を8〜65重量%含
有するポリプロビレy、Q3’)、ホ’)プロピレンに
エチレン・アクリル酸共重合体の金属塩(K1Na%Z
nL無水マレイン酸クラフトポリエチレンもし7くはポ
リプロピレン等の接着性樹脂を0.5〜50重量係配合
した組成物、(0,ポリエチレンの各々を別々の押出機
を用いて溶融、混練17、溶融物を1台のダイに移送し
、ダイ内で[F])よりなるフィルムが中間層となるよ
うに積層し、共押出した積層シートを、(4)のポリプ
ロピレンの融点より低い温度で、同時、または逐次2軸
延伸することにより製造される。また、前述の03)の
組成物(C)のポリエチレンの共押出シートを予じめ縦
延伸した後、との共押出シートのω)のシート表面側に
■のポリプロピレン組成物のシートをラミネートシ、次
いで横延伸することによっても得られる、更に、予じめ
縦延伸したQ3)のシートの各々の面に、■のポリプロ
ピレン組成物のシートと、(C)のポリエチレンのシー
トを溶融ラミネートした後、横延伸することによっても
得られる。
更に、予じめ前記[F])の素材の縦延伸フィルムの表
裏面に、(4)の無機微細粉末を含有するポリプロピレ
ンを溶融ラミネートシ、ついで、これを横延伸して得ら
れる合成紙(かかるものは王子油化合成紙株式会社より
「ユボFPGJの商品名で販売されている)の裏面に、
イソシアネート系接着剤を塗布し、次いで(0のポリエ
チレンフィルムをドライラミネートすることによっても
製造される。
また、前記合成紙「ユボFPGJの裏面に(C)のポリ
エチレンを溶融押出し、ラミネートすることによっても
製造される。
これらの態様において、ω)の基材層のフィルムは無機
微細粉末を55重量%以下、好ましくは15〜50重量
%の割合で含有していてもよい。
これら複層フィルムの中でも、オフセット印刷性の面か
らは無機微細粉末を8〜65重量%含有するポリプロピ
レンの紙状層は1軸方向にのみ配向しているのが好まし
い。延伸によシ表面に無機微細粉末を核として亀裂が発
生し、印刷インクの接着性、乾燥性が良好となる。2軸
延伸配向となると無機微細粉末が脱落する機会が多くな
るとともに、−軸延伸により形成された深みのある亀裂
が更に延伸されることにより消滅することがあシオフセ
ット印刷性が1軸配向フイルムよシ劣る。
また、層数は中間層に2軸配向のポリプロピレンフィル
ム層を含む3層以上であることが好ましい。この2軸配
向ポリプロピレンフイルムによりラベルに腰を付与する
ことができ、シートオフセット印刷時の給紙を容易とす
る。
複合フィルムの肉厚は30〜300μ、好ましくは45
〜100μであり、壕だ、裏面層の肉厚−は1〜30μ
、好ましくは5〜20μである。複合フィルム肉厚が3
0μより薄いと給紙、オフセット印刷が困難である、ま
た、成形時に複合フィルムの収縮がおこることもある。
肉厚が300μを越えると経済的に不利である。裏面層
のポリエチレンフィルムの肉厚ハ、スチレン・ポリエチ
レン共重合体発泡体の成形時にポリエチレンフィルムが
スチームの熱により溶解し、成形品と複合フィルムが強
固に接着するために1μ以上必要である。また、30μ
を越えると複合フィルムがカールし、オフセット印刷が
困難となったり、複合フィルムを金型へ固定することが
困難となるので好ましくない。
以上、複合フィルムの熱可塑性樹脂としてポリプロピレ
ンを用いて例示したが、該樹脂としてはポリスチレンよ
りも高い融点を有する結晶性の熱可塑性樹脂であればよ
く、プロピレンホモ重合体(融点163〜170℃)、
プロピレン・エチレン共重合体(融点145〜160℃
)、プロピレン・エチレン・ブテン−1共重合体(融点
145〜160℃)、プロピレン・ブテン−1共重合体
(融点145〜158℃)等のプロピレン共重合体、ポ
リエチレンテレフタレート(融点236〜248℃)、
ナイロン6(融点246〜252℃)等も使用できる。
ポリエチレンとしては、密度が0.910〜0.965
 t / tJのポリエチレンが使用できるが、好まし
くは密度が0.910〜0.935 f/cr/Iの低
密度〜中密度ポリエチレンが発泡体との接着性の上でよ
い。このポリエチレンの50重量%以下、好ましくは3
〜30重量%をポリスチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体もしく
けその金属(Na、 Zn)塩、エチレン・(メタ)ア
クリル酸低級アルキル(C1〜C8)エステル共重合体
等に置き代えだものも使用できる。
無機微細粉末としては粒径が15μ以下、好ましくけ0
.1〜3μの重質炭酸カルシウム、クレイ、酸化チタン
、硅藻土、カオリン、タルク等が使用される。
本発明の複合フィルムは、その紙状層側にオフセット印
刷、グラビア印刷等の印刷がなされ、発泡スチレン・ポ
リエチレン共重合体の型物製品用の絵付はフィルム用の
化粧シートとして使用される。
この絵付用フィルムは必要により断裁、切り抜き、折り
曲げ加工(%にブランクとして使用する際)され、金型
内に従来の静電付着方法、減圧方法等によりその印刷面
が金型に接するように金型に固定され、次いで予備発泡
スチレン・ポリエチレン共重合体ビーズを金型のキャビ
ティ内に充填した後、100〜130℃のスチームによ
り加熱されることによ如、予備発泡ビーズ同志の融着と
この融着によシ型造くられたスチレン・ポリエチレン共
重合体発泡体製品と化粧シートである印刷された複合フ
ィルムとの接着が行われる。
次いで、冷却後、型開きを行ない、化粧シートがスチレ
ン・ポリエチレン共重合体製発泡体の表面に付着した製
品を取シ出す。
この型物発泡成形は特殊構造の複合フィルムが金型内に
装着されている点予備発泡ポリスチレンビーズの代りに
スチレン・ポリエチレン共重合体ビーズを用いる点を除
けば従来のポリスチレン型物成形(特公昭45−333
16号、英国特許第1.392,467号、同1,40
9,285号、USP3.461,088号)と同様で
ある。また、複合フィルムが特殊な構造の延伸フィルム
である点と、予備発泡ビーズがスチレン・ポリエチレン
共重合体ビーズである点を除いては、無配向のポリエチ
レンフィルムで被包された発泡ポリスチレン型物製品を
得る従来法(特開昭53−94375号、同54−46
269号)と同じである。
そして、特異な予備発泡スチレン・ポリエチレン共重合
体ビーズを与える発泡性スチレン・ポリエチレン共重合
体粒子は、特開昭48−101457号、同49−(1
7884号、同49−85187号、同50−5049
0号、同52−32972号、同53−23358号公
報等に示されるように、ポリエチレン粒子100重量部
を懸濁剤を用いて水に分散させ、該水分散液に重合開始
剤を溶解したスチレンを攪拌下に添加し、加熱してスチ
レンを懸濁重合し、得られたスチレン・ポリエチレン共
重合体粒子にブタン、ヘプタン等の発泡剤を含浸させた
後、水より発泡性スチレン・ポリエチレン共重合体粒子
を分離することによシ得られる。
上記ポリエチレンとしてはエチレン重合体、エチレンと
プロピレン、ブテン−1、ヘキセン等のα−オレフィン
等とのエチレン系共重合体、エチ エレンと酢酸ビニル
との共重合体等密度が091〜0.935 P /−の
ものが利用できる。
また、発泡剤の導入はスチレンの重合前に懸濁系に発泡
剤を導入することによっても行うことができる。発泡剤
は、得られる発泡性共重合体粒子が4〜60倍発泡する
に必要な量、即ち、得られる共重合体粒子に4〜10重
量%含有される量を用いる。
この発泡性共重合体粒子は、油化バーディッシエ■よシ
「エレンポール」の商品名で、活水化学工業■より「ピ
オセラン」の商品名で販売されている。
この発泡性共重合体粒子は温水またはスチームによシ9
0〜120℃に加熱され、4〜60倍予備発泡され、粒
径が1.8〜6mmの予備発泡ビーズが得られる。
この予備発泡ポリエチレン・スチレン共重合体ビーズを
用いて得られる発泡体製品は、発泡体製品の圧縮荷重を
受けた後の形状回復性が、予備発句ポリスチレン粒子を
用いて得た発泡体製品のそれよシもより優れる。
本発明の複合フィルムをポリエチレン・スチレン共重合
体製発泡体の絵付は用の化粧シートとして用いれば延伸
フィルムを用いているにもかかわらず、熱収縮、印刷が
不鮮明となる、カールする等の問題もなくポリエチレン
・スチレン共重合体製発泡成型体に化粧シートを強固に
貼着することができる。
従って、この印刷された複合フィルム(化粧シート)が
発泡体を保護するので外装材として使用されている段ボ
ール箱や化粧箱の一部または全部を省くことが可能とな
る。また、カップ状容器のときは、繊細な多色オフセッ
ト印刷により製品に高級感が醸し出され、消費者に購買
意欲を抱かせる利点がある。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。
合成紙の製造例 例1゜ (B)、三菱油化■製ポリプロピレン「三菱ノープレン
Mt−6j(商品名、融点=164℃)87部、三菱油
化■型窩密度ポリエチレン[ユヵロンハードEY−40
J (商品名、融点=130℃、密度0.950 f/
cC) 10部および重質炭酸カルシウム8部よシなる
組成物を押出機を用いて溶融混練したのち、グイより2
50’Cの温度でシート状に押出し、約50℃の温度と
なるまでこのシートを冷却した。
次いで、このシートを約153℃に加熱したのち、ロー
ル群の周速差を利用して縦方向に4倍延伸して、−軸延
伸フィルムを得た。
別ニ、■、三菱油化■製ポリプロピレン「三菱ノープレ
ンMA−3J (商品名、融点=163℃)57部と重
質炭酸カルシウム43部よりなる混合物を2台の押出機
を用いて溶融混練し、2台のダイよシ■の溶融物を25
0℃の温度でシート状にそれぞれ押出して前記−軸延伸
フィルムの表裏面に積層して三層シートを得た。
この三層シートを、一旦、60℃まで冷却後、約163
℃の温度となる迄再加熱し、テンターを用いて横方向に
8倍延伸し、次いで165℃に設・・りしたオープン中
を通過させて熱セットしたのち、約60℃迄冷却し、耳
部をスリットして中間層の二軸延伸基材層フィルムの肉
厚が62ミクロン、■の組成物よシなる表層および裏面
層の一軸延伸フイルムの肉厚がそれぞれ30ミクロンの
合成紙を得た。
この片面に、コロナ放電処理を施したのちに、東洋モー
トン株式会社製インシアネート系接着剤″AD−’98
0A、100部とAD−980B。
12部”の混合液を15μの厚さで塗布し、半乾燥させ
た後、(C)密度0.91 Of/−の低密度ポリエチ
レンのコロナ放電処理したフィルムをドライラミネート
し、冷却して全体の肉厚が137μの複合フィルム[1
)を得た。
例2〜4 (C)のポリエチレンの裏面層の肉厚が表1となる複合
延伸フィルムとポリエチレンフィルムの結合品が得られ
るようにポリエチレンのフィルム厚みを変える他は上記
例1と同様にして複合延伸フィルムとポリエチレンフィ
ルムの結合品[■]〜関を得た。
例5 HI/PS(耐衝撃性ポリスチレン)未延伸フィルム(
三菱モンサンド化成社製。スチレン分約92チ、ブタジ
ェン分約8チ)原反(厚さ350μ)を、延伸温度12
0℃、延伸速度xtom/秒、延伸比4〜14倍で逐次
二軸延伸し、次に20℃のモノクロルベンゼン15部と
正へブタン85部との混合溶剤中で10秒間処理し、直
ちにメタノール中に入れ(aO秒間)、乾燥して、肉厚
が94μ、白色度が88チ、ペック平滑度が210秒の
ポリスチレン系合成紙[V]を得た。この合成紙の裏面
に更に裏面に肉厚20μのポリスチレンフィルムをドラ
イラミネートし、貼合品関を得た。
例6 例1の合成紙の代りに肉厚が80μのA社製クレイコー
ト紙を用い、肉厚20μのポリエチレンフィルムをドラ
イラミネートした。
絵・けフィルムまたは紙(化粧シート)の製造例例1〜
4 前記製造例1〜4で得た複合延伸フィルムの耳部をスリ
ットし、更に、フィルムの流れ方向に直角にナイフカッ
ターで複合延伸フィルムを縦93.9の、横63.6c
mに切断し、切断した複合延伸フィルムをシートストッ
カーに保存した。
切断したシート状の合成紙の紙状層面に、各用途に応じ
た多色オフセット印刷をした後、印刷された部分をトリ
ミングし、絵付はフィルムI〜■を得た。
例5〜6 ボ1】スチレン系合成紙EV)まだはクレーコート紙[
旬の表面に、多色オフセット印刷して絵付はフィルム■
]または絵付は紙M]を得た。
ズの製造例 例1 耐圧の攪拌容器中で、下記の組成の混合物を攪拌しなが
ら90℃で4時間加熱して、ポリスチレンを軟化させた
状態で、スチレンモノマーおよびn−ペンタンをポリエ
チレン中に含浸させた。
重量部 スチレンモノマー 100 水 250 ビロリン酸ナトリウム 0.1 ポリビニルピロリドン 1.0 テイキユミルパーオキサイド 0.5 n−ペンタン 10 低密度ポリエチレンパウダー 4゜ (三菱油化■製「ユカロン EH301密度=0.92
0、MI 2.0 (平均粒径 0.3日) ) 次いで、120℃で10時間加熱して、スチレンモノマ
ーを重合させた。
得られた小球(粒径0.85〜1.3■)を冷却後、水
相から分離、水洗、乾燥した。発泡剤は、粒子中に6.
5重量%含有されていた。
節分けして粒径0.8〜1.3 rtmノ小球を20 
t/lの見掛は重量になるまで水蒸気気流中で予備発泡
させ、続いて5時間室温で放置して乾燥させた。
例2 低密度ポリエチレンパウダーの使用量を100重量部に
変更する他は前記例1と同様忙重合、予備発泡成形して
見掛密度20t/lの予備発泡ビーズを得た。
実施例1〜4、比較例1〜2 各絵付はフィルムもしくは紙の4隅を切り取り、折り目
をつけ、雌型のキャビティ全面に、印刷面が金型と接す
るように静電的に固定し、次いでスチーム孔を多数有す
る雄型と嵌合させた後、との型窩(縦200zs横15
0cm、深さ5 cm )内K。
上記例2で得た予備発泡ポリエチレン・スチレン共重合
体ビーズを充填し、次いで、o、osV4/JGのスチ
ームを1分間型窩内に導いて予備発泡粒子同志を融着さ
せた後、3分間冷却して絵付けされたポリエチレン・ス
チレン共重合体製発泡成型体を型より取り出した。
この絵付けされた製品について、印刷のぼけの有無、絵
付はフィルムまたは紙と発泡体との接着強さを調査した
結果を表1に示す。
実施例5 予備発泡ポリエチレン・スチレン共重合体ビーズとして
、前記例1で得た予備発泡ビーズを用いる他は実施例1
と同様にして絵付けされた発泡樹脂製品を得た。
(以下余白)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)、無機微細粉末を8〜65重量%含有する融点が1
    45℃以上の熱可塑性樹脂のフィルムを紙状層とし、こ
    の紙状層とは反対側の表面を構成する肉厚1〜30ミク
    ロンのポリエチレンフィルムを裏面層とする少なくとも
    2層構造の複合フィルムの紙状層側に印刷を施こしたブ
    ランクまたはラベル等の化粧シートを雄型と雌型よりな
    る金型の少なくとも一方の内側に化粧材の紙状層側が型
    に接するように固定し、ついで該金型の型窩内に下記重
    合法により得た発泡性樹脂粒子を予備発泡させたポリエ
    チレン・スチレン共重合体ビーズを充填した後、型窩内
    にスチームを導入してこれらビーズ同志を融着させて発
    泡体を形成させるとともに、化粧シートと形成された発
    泡体を接着させることを特徴とする複合フィルムを用い
    て化粧された樹脂発泡体を製造する方法。 重合方法: ポリエチレン樹脂粒子100重量部、スチレン10〜4
    00重量部およびラジカル重合開始剤をメチレフ100
    重量部に対して0601〜1重量部含む水性懸濁液を加
    熱してスチレンを重合する方法において、スチレンの重
    合時に膨張剤を懸濁液に供給して、まだはスチレンの重
    合後、膨張剤をポリエチレン・スチレン共重合体粒子を
    分散する水性懸濁液に供給して発泡性ポリエチレン・ス
    チレン共重合体粒子を製造する。 2)、複合フィルム素材の熱可塑性樹脂がポリプロピレ
    ンであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    複合フィルムで化粧された樹脂発泡体を製造する方法。 3)、複合フィルムが1軸延伸フイルムを紙状層とし、
    かつ、紙状層とポリエチレンフイルムの裏面層の間にポ
    リプロピレンの2軸延伸フイルムよりなる基材層を有す
    る3層以上の複合構造であることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の複合フィルムで化粧された樹脂発泡
    体を製造する方法。
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