JPS604556A - 振動吸収用組成物 - Google Patents
振動吸収用組成物Info
- Publication number
- JPS604556A JPS604556A JP11019983A JP11019983A JPS604556A JP S604556 A JPS604556 A JP S604556A JP 11019983 A JP11019983 A JP 11019983A JP 11019983 A JP11019983 A JP 11019983A JP S604556 A JPS604556 A JP S604556A
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- JP
- Japan
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- vibration
- weight
- parts
- softening point
- damping
- Prior art date
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Vibration Dampers (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の関連する技術分野
この発明は、たとえば自動車、鉄道車両等の輸送機器、
機械類などの防振処理(ダンピング処理)に用いられる
振動吸収用組成物に関するもので、特に常温から40°
C近辺の温度条件下で著しく優れた防振性のピークを示
し、且つ広い温度域で安定した防振効果を顕現でき、耐
寒性、耐熱性、接着性、遮音性および′取り扱い作業性
の点でも改善された、防振複合鋼板のようなサンドイッ
チダンピング材用の中間層を形成するのに適する振動吸
・収用組成物に関するものである。
機械類などの防振処理(ダンピング処理)に用いられる
振動吸収用組成物に関するもので、特に常温から40°
C近辺の温度条件下で著しく優れた防振性のピークを示
し、且つ広い温度域で安定した防振効果を顕現でき、耐
寒性、耐熱性、接着性、遮音性および′取り扱い作業性
の点でも改善された、防振複合鋼板のようなサンドイッ
チダンピング材用の中間層を形成するのに適する振動吸
・収用組成物に関するものである。
従 来 技 術
従来、前記輸送機器、機械類などの防振方法の一つとし
てサンドインチタイプの防振方法が適用されており、こ
の方法は、例えば金属板の如き基体表面に粘弾性を有す
る共重合体樹脂の薄層を設け、該層上に拘束層、例えば
金属板を重ねて接合一体化させて、金属板/粘弾性共重
合体樹脂の薄M/金属板の構造から成る防振複合鋼板を
用いる方法であるが、かかる複合鋼板については、振動
吸収用の粘弾性中間層として使用される樹脂成分につい
て、主に複合鋼板と成した後のプレス加工性に主眼をお
いて種々の工夫が試みられ、特公昭89−12451号
、特公昭45−f34708号、特公昭45−8566
2号、特公昭46−81457号、特公昭46−878
98号、特公昭46−87902号公報等に数多く提案
されている。しがしながら、これらの樹脂薄層がら成る
中間層は防振複合鋼板と成した後の加工性においてその
優劣が問われるものであり、中間層の厚みとしてはせい
ぜいIIII+以下で、防振効果および遮音性にも自か
ら限界があった。また特に自動車を例にとれば安価な歴
青系防振シートと較べ経済性の上からも実用には供し得
ないものであった。
てサンドインチタイプの防振方法が適用されており、こ
の方法は、例えば金属板の如き基体表面に粘弾性を有す
る共重合体樹脂の薄層を設け、該層上に拘束層、例えば
金属板を重ねて接合一体化させて、金属板/粘弾性共重
合体樹脂の薄M/金属板の構造から成る防振複合鋼板を
用いる方法であるが、かかる複合鋼板については、振動
吸収用の粘弾性中間層として使用される樹脂成分につい
て、主に複合鋼板と成した後のプレス加工性に主眼をお
いて種々の工夫が試みられ、特公昭89−12451号
、特公昭45−f34708号、特公昭45−8566
2号、特公昭46−81457号、特公昭46−878
98号、特公昭46−87902号公報等に数多く提案
されている。しがしながら、これらの樹脂薄層がら成る
中間層は防振複合鋼板と成した後の加工性においてその
優劣が問われるものであり、中間層の厚みとしてはせい
ぜいIIII+以下で、防振効果および遮音性にも自か
ら限界があった。また特に自動車を例にとれば安価な歴
青系防振シートと較べ経済性の上からも実用には供し得
ないものであった。
一方、歴青質物、変性剤および充填材から成る加熱融着
型の歴青系防振シートおよび該防振シートが自動車の床
面に単独で加熱融着されて用いられることはよく知られ
ている。これに関連して本出願人は先に第1パネルと第
2パネルとの間に加熱融着する未発泡性の防振遮音材を
介挿するとともに加熱して第1パネルと第2パネルに加
熱溶着した車体の防振遮音構造を提案した(特開昭58
−22765号)。該提案においてはパネル間に介挿す
る防振遮音材としてアスファルト、石綿、コールタール
等を原材料としたメルシート等が用いられているが、か
かる従来公知の歴青系の防振材より成るシートを用いた
場合80〜100°C近辺に防振効果のピークが認めら
れ、40°C近辺に於ける防振効果という点で満足し得
るものではなかつた。
型の歴青系防振シートおよび該防振シートが自動車の床
面に単独で加熱融着されて用いられることはよく知られ
ている。これに関連して本出願人は先に第1パネルと第
2パネルとの間に加熱融着する未発泡性の防振遮音材を
介挿するとともに加熱して第1パネルと第2パネルに加
熱溶着した車体の防振遮音構造を提案した(特開昭58
−22765号)。該提案においてはパネル間に介挿す
る防振遮音材としてアスファルト、石綿、コールタール
等を原材料としたメルシート等が用いられているが、か
かる従来公知の歴青系の防振材より成るシートを用いた
場合80〜100°C近辺に防振効果のピークが認めら
れ、40°C近辺に於ける防振効果という点で満足し得
るものではなかつた。
発 明 の 開 示
かかる現況に鑑み発明者らは各種素材を鋭意研究の結果
、特定の軟化点と針入度を有する変性歴青物に、充填材
を配合してなる組成物により、常温から40°C近辺と
いう常用の温度条件下で極めて優れた防振性のピークを
顕現でき且つ遮音性能を大幅に向上し得ること、更に取
扱い作業性の面でも改善されたサンドインチダンピング
材用の中間層を形成し得ることを見出しこの発明を達成
するに至った。
、特定の軟化点と針入度を有する変性歴青物に、充填材
を配合してなる組成物により、常温から40°C近辺と
いう常用の温度条件下で極めて優れた防振性のピークを
顕現でき且つ遮音性能を大幅に向上し得ること、更に取
扱い作業性の面でも改善されたサンドインチダンピング
材用の中間層を形成し得ることを見出しこの発明を達成
するに至った。
即ちこの発明は歴青質物を熱可塑性物質で変性した、溶
融混合後のバインダーの軟化点が60°C〜120℃、
針入度が90〜120である変性歴青質物に充填材を配
合して成る振動吸収用組成物に関するものである。
融混合後のバインダーの軟化点が60°C〜120℃、
針入度が90〜120である変性歴青質物に充填材を配
合して成る振動吸収用組成物に関するものである。
この発明の振動吸収用組成物は、従来公知の歴青系防振
シートを構成する防振材では歴青質物としてストレート
アスファルト、ブロンアスファルト等の単独あるいは混
合物が使用されているが、これらのアスファルト類はJ
IS規格によれば、例えばブロンアスファルトを例に取
ると、針入度が0〜5のものの軟化点は130℃以上、
5〜lOのものは110℃以上、10〜20のものは9
0℃以上、20〜30のものは80℃以上、30〜40
のものは65°C以上の如く、針入度と軟化点が反比例
の関係にある汎用アスファルトが使用されているのに対
して、主成分のバインダーとしての変性歴青物の軟化点
を60〜120°C1針人度を90〜120と今まで全
く試みられたことのない、JIS規格とは全く逆の特定
範囲に設定したもので、このように設定することにより
、40°C近辺に於て著しく優れた防振性のピークを顕
現し、且つ取り扱い作業性の改善された防振シートを得
ることを可能にしたものである。
シートを構成する防振材では歴青質物としてストレート
アスファルト、ブロンアスファルト等の単独あるいは混
合物が使用されているが、これらのアスファルト類はJ
IS規格によれば、例えばブロンアスファルトを例に取
ると、針入度が0〜5のものの軟化点は130℃以上、
5〜lOのものは110℃以上、10〜20のものは9
0℃以上、20〜30のものは80℃以上、30〜40
のものは65°C以上の如く、針入度と軟化点が反比例
の関係にある汎用アスファルトが使用されているのに対
して、主成分のバインダーとしての変性歴青物の軟化点
を60〜120°C1針人度を90〜120と今まで全
く試みられたことのない、JIS規格とは全く逆の特定
範囲に設定したもので、このように設定することにより
、40°C近辺に於て著しく優れた防振性のピークを顕
現し、且つ取り扱い作業性の改善された防振シートを得
ることを可能にしたものである。
即ちこの発明の組成物は軟化点が60〜120°C1針
人度が90〜200をほとんど同時に満足する変性歴青
質物を使用することを必須としており、変性剤混合後の
バインダーとしての変性歴青質物の軟化点が60°C未
満であると、シート状に成形する際の生産性および車輌
等に載置する際の取り扱い作業性が劣悪で実用には供し
得ず、120°Cを超えると防振性のピークが80〜1
00°Cの高温度域から40°C近辺に移行し得ない不
具合があり、一方針人度が90未満であると防振性のピ
ークが80〜100℃の高温度域から40°C近辺に移
行し得ない不具合があり、200を超えると10°C以
下の低温度域に移行し過ぎるので好ましくない。即ち、
軟化点または針入度の一方のみが上記範囲内にあっても
この発明が目的とする効果は顕現できず、軟化点および
針入度の両方が同時に上記範囲内にあることにより初め
て、常温から40°C伺近で防振性のピークを示すと共
に、広い温度域で安定した防振効果を示し、更に耐寒性
、耐熱性、接着性、遮音性および取り扱い作業性に優れ
たサンドインチダンピング材を構成し得るものである。
人度が90〜200をほとんど同時に満足する変性歴青
質物を使用することを必須としており、変性剤混合後の
バインダーとしての変性歴青質物の軟化点が60°C未
満であると、シート状に成形する際の生産性および車輌
等に載置する際の取り扱い作業性が劣悪で実用には供し
得ず、120°Cを超えると防振性のピークが80〜1
00°Cの高温度域から40°C近辺に移行し得ない不
具合があり、一方針人度が90未満であると防振性のピ
ークが80〜100℃の高温度域から40°C近辺に移
行し得ない不具合があり、200を超えると10°C以
下の低温度域に移行し過ぎるので好ましくない。即ち、
軟化点または針入度の一方のみが上記範囲内にあっても
この発明が目的とする効果は顕現できず、軟化点および
針入度の両方が同時に上記範囲内にあることにより初め
て、常温から40°C伺近で防振性のピークを示すと共
に、広い温度域で安定した防振効果を示し、更に耐寒性
、耐熱性、接着性、遮音性および取り扱い作業性に優れ
たサンドインチダンピング材を構成し得るものである。
言い換えれば、JISで規定した汎用の従来公知のアス
ファルトであっては、この発明の組成物によるような効
果は全く期待できない。これは、例えばストレートアス
ファルトにおいては、針入度が90〜200のものがあ
るものの軟化点が約35〜50°Cであり、シート状に
成形する際の生産性および車輌等に載置する際の取扱い
作業性が劣悪になる欠点に加え、積層貯蔵時にブロッキ
ングを起こし好ましくなく、ブロンアスファルトに於て
は、軟化点が70〜120°Cのものは、針入度は40
以下であり、防振性のピークが80〜100°Cの高温
度域に移行してしまうからである。
ファルトであっては、この発明の組成物によるような効
果は全く期待できない。これは、例えばストレートアス
ファルトにおいては、針入度が90〜200のものがあ
るものの軟化点が約35〜50°Cであり、シート状に
成形する際の生産性および車輌等に載置する際の取扱い
作業性が劣悪になる欠点に加え、積層貯蔵時にブロッキ
ングを起こし好ましくなく、ブロンアスファルトに於て
は、軟化点が70〜120°Cのものは、針入度は40
以下であり、防振性のピークが80〜100°Cの高温
度域に移行してしまうからである。
この発明において用いる軟化点および針入度とはJIS
K2207(1980’)5.4および5.8に規定
する方法にて測定した結果のものである。
K2207(1980’)5.4および5.8に規定
する方法にて測定した結果のものである。
次にこの発明で歴青質物の変性剤として用いる熱可塑性
物質としては、スチレン−ブタジェンゴム、ブタジェン
−アクリロニトリルゴム、ブチルゴム、ネオプレンゴム
、クロロブレンゴム、ポリブタジェン等のゴム成分、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑
性合成樹脂、石油樹脂から成る群から選ばれた1種また
は2種以上を用いることができる。
物質としては、スチレン−ブタジェンゴム、ブタジェン
−アクリロニトリルゴム、ブチルゴム、ネオプレンゴム
、クロロブレンゴム、ポリブタジェン等のゴム成分、ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の熱可塑
性合成樹脂、石油樹脂から成る群から選ばれた1種また
は2種以上を用いることができる。
更に、可塑剤等の添加剤を加えることは差し支えないが
、添加する場合には上記変性歴青質物100重量部に対
し5重量部未満が好ましい。
、添加する場合には上記変性歴青質物100重量部に対
し5重量部未満が好ましい。
歴青質物および変性用熱可塑性物質の配合割合は歴青質
物100重量部に対して変性用熱可塑性物質2〜20重
量部の範囲が好ましく、2重量部未満では軟化点が低く
、組成物から形成した防振シートの取扱い作業性、防振
シート貯蔵時のブロッキングの面等で不具合があり、2
0重量部を超えると加熱融着時に大きな収縮が伴い鋼板
の凹凸部に対する馴じみが悪い不具合を有する。
物100重量部に対して変性用熱可塑性物質2〜20重
量部の範囲が好ましく、2重量部未満では軟化点が低く
、組成物から形成した防振シートの取扱い作業性、防振
シート貯蔵時のブロッキングの面等で不具合があり、2
0重量部を超えると加熱融着時に大きな収縮が伴い鋼板
の凹凸部に対する馴じみが悪い不具合を有する。
この発明において、前記変性歴青物は、歴青質物と変性
用熱可塑性物質を、160〜200°Cで1〜3時間溶
融混合してつくるのが好ましい。
用熱可塑性物質を、160〜200°Cで1〜3時間溶
融混合してつくるのが好ましい。
このようにして得られた変性歴青質物に混合する充填材
としては無機質充填材および有機質充填材を用いること
ができ、無機質充填材としては、タルク、クレー、炭酸
カルシウム等の粉末状、アスベスト、スラッグウール等
の繊維状、マイカ、雲母等の鱗片状、シリカバルーン等
の中空球状等の任意の通常無機充填材として用いられる
ものの単独、もしくは2種以上の混合物であっても良く
、また有機質充填材としては合成樹脂粉末、合成繊維屑
等を用いることができる。
としては無機質充填材および有機質充填材を用いること
ができ、無機質充填材としては、タルク、クレー、炭酸
カルシウム等の粉末状、アスベスト、スラッグウール等
の繊維状、マイカ、雲母等の鱗片状、シリカバルーン等
の中空球状等の任意の通常無機充填材として用いられる
ものの単独、もしくは2種以上の混合物であっても良く
、また有機質充填材としては合成樹脂粉末、合成繊維屑
等を用いることができる。
上記充填材の配合量は、歴青質物と変性用熱可塑性物質
よりなるバインダーとしての変性歴青質物100重量部
に対して50〜200重量部が好ましい。配合量が50
重量部未満では、シートとして貯蔵する場合にブロッキ
ングが起こり、又車両フロア−等への載置時の作業性が
悪く、200重量部を超えると、歴青質物が粘結剤とし
ての役割を果たし得なく粘弾性が減じ、ひいては防振性
が低下して好ましくない。
よりなるバインダーとしての変性歴青質物100重量部
に対して50〜200重量部が好ましい。配合量が50
重量部未満では、シートとして貯蔵する場合にブロッキ
ングが起こり、又車両フロア−等への載置時の作業性が
悪く、200重量部を超えると、歴青質物が粘結剤とし
ての役割を果たし得なく粘弾性が減じ、ひいては防振性
が低下して好ましくない。
このように変性歴青質物に充填材を配合して成る振動吸
収用組成物は、常温から約40°Cの温度条件下で著し
く優れた防振性のヒ゛−りを示し、且つ広い温度域で安
定した振動吸収による防振効果を示すもので、シート状
とし、特にサンドイッチ状の防振構造の中間層として好
ましく用いられる。
収用組成物は、常温から約40°Cの温度条件下で著し
く優れた防振性のヒ゛−りを示し、且つ広い温度域で安
定した振動吸収による防振効果を示すもので、シート状
とし、特にサンドイッチ状の防振構造の中間層として好
ましく用いられる。
かかるシート状の中間層を用いサンドインチ状の防振構
造とする為には、例えば車両等のボディ面に中間層を積
層し、次いで硬質の拘束層、例えば0.2〜0.8闘の
鋼板を積層した後、通常の中塗または上塗の焼き付は炉
により熱軟化融着させ三者を一体化する方法、またはあ
らかじめ硬質の拘束層、例えば鋼板に中間層を貼着させ
たものをボディ面に積層した後、同様の焼き付けにより
、熱軟化融着させ、一体化する方法等による。
造とする為には、例えば車両等のボディ面に中間層を積
層し、次いで硬質の拘束層、例えば0.2〜0.8闘の
鋼板を積層した後、通常の中塗または上塗の焼き付は炉
により熱軟化融着させ三者を一体化する方法、またはあ
らかじめ硬質の拘束層、例えば鋼板に中間層を貼着させ
たものをボディ面に積層した後、同様の焼き付けにより
、熱軟化融着させ、一体化する方法等による。
この際車両のボディ面と、拘束層としての鋼板とは、点
溶接または周縁部でのシームレス溶接等を施すことなく
、拘束層は接着性の優れた中間層を介してボディ面に積
層後、焼き付は等により熱軟化融着一体化することが肝
要で、ボディと拘束層が直接部分的に結合している場合
、防振性は激減する。尚熱軟化融着一体化に際しては、
100°C以上で80分程度の焼き付けによればよく、
現行自動車ラインの中塗り又は上塗り焼付炉の利用が経
済的である。
溶接または周縁部でのシームレス溶接等を施すことなく
、拘束層は接着性の優れた中間層を介してボディ面に積
層後、焼き付は等により熱軟化融着一体化することが肝
要で、ボディと拘束層が直接部分的に結合している場合
、防振性は激減する。尚熱軟化融着一体化に際しては、
100°C以上で80分程度の焼き付けによればよく、
現行自動車ラインの中塗り又は上塗り焼付炉の利用が経
済的である。
次に拘束層として鋼板を用゛いる場合のボディ面と拘束
層の厚さの比率は1:0.1〜2が適当であり、鋼板の
厚さが薄過ぎると防振性および遮音効果が著しく低下し
、厚過ぎると車両重量軽量化に反し、不適当である。
層の厚さの比率は1:0.1〜2が適当であり、鋼板の
厚さが薄過ぎると防振性および遮音効果が著しく低下し
、厚過ぎると車両重量軽量化に反し、不適当である。
また中間層の厚さは1〜8關が好ましく、この範囲内で
あれば満足なる制振効果が得られると共に、車両重量の
著しい増加が生ずることがない。
あれば満足なる制振効果が得られると共に、車両重量の
著しい増加が生ずることがない。
発明の実施例
実施例1
軟化点88°C1針人度180であるアスファルト10
0重量部を加熱溶融し、スチレン−ブタジェンゴム6重
量部を添加し、180°Cで約1時間混合攪拌した。得
られた変性歴青質物の軟化点は90°Cで、針入度は1
40であった。
0重量部を加熱溶融し、スチレン−ブタジェンゴム6重
量部を添加し、180°Cで約1時間混合攪拌した。得
られた変性歴青質物の軟化点は90°Cで、針入度は1
40であった。
上記加熱溶融状態の変性歴青質物60重量部に、炭酸カ
ルシウム85重量部およびアスベスト5重世部を添加し
、混練後、得られた組成物をカレンダーロールにて圧延
し、厚さ8闘の防振シートを得た。
ルシウム85重量部およびアスベスト5重世部を添加し
、混練後、得られた組成物をカレンダーロールにて圧延
し、厚さ8闘の防振シートを得た。
実施例2
軟化点38°C1針人度180であるアスファルト10
0重量部を加熱溶融し、液状ポリブタジェン4.5重置
部を添加し、180”Cで約1時間混合攪拌した。得ら
れた変性歴青質物の軟化点は76°Cで針入度は】47
であった。
0重量部を加熱溶融し、液状ポリブタジェン4.5重置
部を添加し、180”Cで約1時間混合攪拌した。得ら
れた変性歴青質物の軟化点は76°Cで針入度は】47
であった。
上記加熱溶融状態の変性歴青質物62重b1部に、炭酸
カルシウム88重量部およびアスベスト5重量部を添加
し、混練後、得られた組成物をカレンター四−ルにて圧
延し、厚さ3順の防振シートを得た。
カルシウム88重量部およびアスベスト5重量部を添加
し、混練後、得られた組成物をカレンター四−ルにて圧
延し、厚さ3順の防振シートを得た。
実施例8
軟化点88°C1針人度180であるアスファルト10
0重量部を加熱溶融し、エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂4重量部および石油樹脂(8石ネオポリマー、日本
石油化学社製、商品名)4重量部を添加し、180°C
で約1時間混合攪拌した。
0重量部を加熱溶融し、エチレン−酢酸ビニル共重合体
樹脂4重量部および石油樹脂(8石ネオポリマー、日本
石油化学社製、商品名)4重量部を添加し、180°C
で約1時間混合攪拌した。
得られた変性歴青質物の軟化点は105°Cで、釦大度
は110であった。
は110であった。
上記加熱溶融状態の変性歴青質物65.fifi部に炭
酸カルシウム80重量部およびアスベスト5重量部を添
加し、混練後、得られた組成物をカレンダーロールにて
圧延し、厚さ3 witの防振シートを得た。
酸カルシウム80重量部およびアスベスト5重量部を添
加し、混練後、得られた組成物をカレンダーロールにて
圧延し、厚さ3 witの防振シートを得た。
比較例
を他点112°C1針人度7のブロンアスファルト60
重量部を加熱溶融し、これに炭酸カルシウム85重量部
、アスベスト5重量部を混合混練した後、カレンダーロ
ールにて圧延し、厚さ3 i+itの従来公知の防振シ
ートを得た。
重量部を加熱溶融し、これに炭酸カルシウム85重量部
、アスベスト5重量部を混合混練した後、カレンダーロ
ールにて圧延し、厚さ3 i+itの従来公知の防振シ
ートを得た。
試験例
実施例1〜8および比較例で得た防振シートを夫々18
0 X 201111の大きさに切断し、試料とした。
0 X 201111の大きさに切断し、試料とした。
これ等の試料を夫々200X20X0.811mの鋼板
に載置し、更に18CIX20闘×0.4龍の鎖板を積
層し、150°Cで80分間加熱し、一体化し、車両の
防振構造体とし、防振性能試験を行い、得た結果を下表
に示す。
に載置し、更に18CIX20闘×0.4龍の鎖板を積
層し、150°Cで80分間加熱し、一体化し、車両の
防振構造体とし、防振性能試験を行い、得た結果を下表
に示す。
尚測定はオーベス)[法(日本音響材料協会出版「騒音
対策ハンドブック」488頁参照)により損失係数ηを
めた。ηの値が大きい程防振効果は高く、0.05以上
であれば防振効果があるとされている。
対策ハンドブック」488頁参照)により損失係数ηを
めた。ηの値が大きい程防振効果は高く、0.05以上
であれば防振効果があるとされている。
試 験 結 果
発 明 の 効 果
以上説明してきたように、この発明の振動吸収用組成物
は、歴青質物を熱可塑性物質で変性した、軟化点が60
°C〜1zO°C1針人度が90〜200である変性歴
青質物に充填材を配合した構成としたことにより、常温
から40°C近辺という常用の温度条件下で極めて優れ
た防振性のピークを示し、前記表の結果から明らかなよ
うに40°C近辺において最も優れた制振性を示すと共
に、広い温度域に亘り良好な制振性を示し、接着性、耐
熱性、耐寒性等の物性面においても優れた性能を示すも
ので、防振材として極めて有用なものである。
は、歴青質物を熱可塑性物質で変性した、軟化点が60
°C〜1zO°C1針人度が90〜200である変性歴
青質物に充填材を配合した構成としたことにより、常温
から40°C近辺という常用の温度条件下で極めて優れ
た防振性のピークを示し、前記表の結果から明らかなよ
うに40°C近辺において最も優れた制振性を示すと共
に、広い温度域に亘り良好な制振性を示し、接着性、耐
熱性、耐寒性等の物性面においても優れた性能を示すも
ので、防振材として極めて有用なものである。
特許出願人 日産自動車株式会社
Claims (1)
- L 歴青質物を熱可塑性物質で変性して成る軟化点が6
0°C〜120°C1針人度が90〜200の変性歴青
質物ioo重量部に対して、50〜200重量部の充填
剤を配合して成ることを特徴とする振動吸収用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019983A JPS604556A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 振動吸収用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11019983A JPS604556A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 振動吸収用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS604556A true JPS604556A (ja) | 1985-01-11 |
JPH0568510B2 JPH0568510B2 (ja) | 1993-09-29 |
Family
ID=14529556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11019983A Granted JPS604556A (ja) | 1983-06-21 | 1983-06-21 | 振動吸収用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604556A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01151607U (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-19 | ||
JPH0385679U (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-29 | ||
JP2014502733A (ja) * | 2010-12-16 | 2014-02-03 | オートニアム マネジメント アクチエンゲゼルシャフト | 拘束層型減衰材料 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107976370A (zh) * | 2017-11-28 | 2018-05-01 | 中交第公路勘察设计研究院有限公司 | 高模量沥青混合料的沥青选型方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50126712A (ja) * | 1974-03-28 | 1975-10-06 | ||
JPS5137116A (en) * | 1974-09-26 | 1976-03-29 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | Seishinzai oyobi sonoseizohoho |
-
1983
- 1983-06-21 JP JP11019983A patent/JPS604556A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS50126712A (ja) * | 1974-03-28 | 1975-10-06 | ||
JPS5137116A (en) * | 1974-09-26 | 1976-03-29 | Nippon Tokushu Toryo Co Ltd | Seishinzai oyobi sonoseizohoho |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01151607U (ja) * | 1988-04-11 | 1989-10-19 | ||
JPH0385679U (ja) * | 1989-12-22 | 1991-08-29 | ||
JP2014502733A (ja) * | 2010-12-16 | 2014-02-03 | オートニアム マネジメント アクチエンゲゼルシャフト | 拘束層型減衰材料 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0568510B2 (ja) | 1993-09-29 |
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