JPS6042675B2

JPS6042675B2 - テレビジヨン画面表示装置

Info

Publication number: JPS6042675B2
Application number: JP53029406A
Authority: JP
Inventors: 秋信岡崎
Original assignee: Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1978-03-15
Filing date: 1978-03-15
Publication date: 1985-09-24
Also published as: JPS54122032A

Description

【発明の詳細な説明】この発明はテレビジョン画面表示装置に係るものでテレ
ビジョン受像機の画面上に情報をディス・プレイするた
めの装置であつて、カラー陰極線管および白黒陰極線管
においても明瞭に表示できるようにしたものである。

一般に陰極線管ディスプレイ装置は、現在、教育や娯楽
の分野で多種用いられている。

通常は第１図のようにテレビジョン受像機１１に対して
情報を表示する為の機器１２を接続し、画面上に所定の
パターン１３を表示するようにしている。そして前記情
報表示用機器１２に取付けられた操作パネル１４、例え
ばキーボード等をコントロールすることにより画面上の
パターンを所望の状態に変えるようにしている。このよ
うな装置にお一いて、前記テレビジョン受像機にはカラ
ー陰極線管あるいは白黒陰極線管が用いられるが、カラ
ー表示の場合のビデオ信号は輝度信号ならびに色信号を
含んでいるため画面上で映つたパターン形状は色判別可
能であるため見易くなつている。

しかるに上記のビデオ信号を白黒陰極線管に表示した場
合、画面上では白と黒の濃淡でのみ表示されるため、画
面を見た場合パターン形状の判別がしにくい欠点がある
。

例えば第１図において、カラーテレビジョン受像機の画
面に背景を緑Ｇの枠で表わし、その中に赤Ｒ１青Ｂ１黄
Ｙの３色帯を表示した場合、これがカラーテレビジョン
受像機の場合、非常に判別しやすい。ところが白黒テレ
ビジョン受像機画面に表示した場合、緑Ｇ１赤Ｒ１青Ｂ
１の部分が同じような輝度で現われるため画面のパター
ンが判別しにくくなつてしまう。本発明は上記の点に対
処したものでカラー陰極線管で表示しても白黒陰極線管
で表示しても画面のパターン・形状の判別を行い易くし
明瞭パターンを映出できるようにしたテレビジョン画面
表示装置を提供するものである。以下本発明について第
２図〜第４図を参照して説明する。

第２図はテレビジョン受像機へ情報を表示するための表
示用機器１２内のビデオ信号発生回路を示したものであ
る。

尚、第２図中一点鎖線枠１５は本発明の最も特徴とする
ところの輝度調整回路である。第２図においてデコーダ
１６はマイクロコンピュタ等によつて作られたデータか
ら輝度信号および各種色信号を得るための基準信号を発
生させるもので各端子１７，１８，１９，２０にそれぞ
れ第３図に示すように輝度信号ａ１黄色コード信号ｂ、
赤色コード信号ｃ、青色コード信号ｄが得られる。

この各端子１７〜２０はそれぞれゲート回路２１，２２
，２３，２４に接続されている。

また端子２６には色副搬送波信号（３．５８ＭＨｚ）が
加えられこの端子はそれぞれ位相回路２７，２８，２９
，３０およびゲート回路２５に接続されている。このゲ
ート回路２５には端子３４からパーストゲート信号が加
えられ、前記各ゲート回路２１，２２，２３，２４，２
５の出力端はそれぞれ第１のミ゛キサー３１に接続され
、この第１のミキサー３１の出力は第２のミキサー３２
に接続されている。この第２のミキサー３２には前記輝
度信号ａおよび端子３３から同期信号が加えられている
。尚、一点鎖線枠部１５については後述することにして
以上まで述べた回路の動作を第３図を参照して説明する
。

前記デコーダ１６からの輝度信号ａ、黄色コード信号ｂ
、赤色コード信号Ｃ１青色コード信号ｄがゲート回路２
１，２２，２３，２４に加えられる一方、端子２６から
の３．５８ＭＨｚ信号は位相回路２７，２８，２９，３
０によつてそれぞれ緑（背景色）、黄、赤、青の各位相
にされ、ゲート回路２１，２２，２３，２４において各
色相の信号が抜き取られる。またゲート回路２５には端
子２６からの３．５８ＭＨｚ信号と端子３４からのパー
ストゲート信号（第３図ｅ）が加えられ、出力からパー
スト信号が取出される。これら各ゲート回路２１，２２
，２３，２４，２５の出力が第１のミキサー３１に加え
られる。そしてこの第１のミキサー３１からは第３図の
ｈで示すような色信号が得られる。この色信号ｈは次の
第２のミキサー３２で輝度信号ａ１同期信号１と合成さ
れ、出力端子３５からビデオ信号ｊが得られる訳である
。

このビデオ信号ｊを見ると、輝度レベルが背景色（緑）
の部分以外は同一レベルであることが分る。この信号ｊ
をＲＦ変調してテレビジョン受像機の入力端（アンテナ
入力端）に加えれば所望の表示ができるが、カラーテレ
ビジョン受像機においては明確に表現されるものの、白
黒テレビジョン受像機においては前述したように明確な
表現がなされない。特に陰極線管ディスプレイとして絵
模様を表示“する場合、あるいはテレビゲーム装置のよ
うに多種のパターンを表示して２人で競技するような場
合、白黒パターンでは明確な判断ができないため、白黒
テレビジョン表示に不向きとなつていた。

本発明は上記点の対策として第２図の輝度調整回路１５
を設け、第３図のｊに示すビデオ信号に輝度変化を与え
て第３図ｋのように各色毎に輝度レベルを異ならせるよ
うにしたものである。

この例では青色のレベルが最も高く、次いで赤色、黄ｌ
色の順にしている。この様に輝度を変えれば白黒テレビ
ジョンの画面においても輝度差があるため、パターン形
状の明確な判断ができる。では上記輝度調整回路１５に
ついて第４図をも一諸に述べる。

つまり、前記デコーダ１６の端子３６，３７からそれぞ
れ第３図の赤、青のコード信号Ｃ，ｄと逆極性のゲート
信号Ｆ，ｇを得、このゲート信号Ｆ，ｇの到来に基いて
輝度信号を変化させる訳である。

前記輝度調整回路１５はレベル設疋回路３８を有し、こ
の回路３８は第４図に示す如く、抵抗４５、ダイオード
５５の直列回路および抵抗４６、ダイオード５６の直列
回路から成り、端子３６，３７に前記信号Ｆ，ｇをそれ
ぞれ加える。この第４図においてその他の部分は前記第
２図の第２のミキサー３２を構成するもので、＋Ｂ電源
とアース間に接続した２つの抵抗４１，４２と、この両
抵抗の接続点Ａに接続した、抵抗４４とダイオード５４
の直列回路および抵抗４３とダイオード５３の直列回路
を有し、さらにコンデンサ３９をこのＡ点に接続すると
ともにエミッタフォロアトランジスタ４０のベースもこ
のＡ点に接続している。そしてこのトランジスタ４０の
コレクタは＋Ｂ電源に接続し、エミッタは出力端子３５
および抵抗５７を介してアースしている。尚、前記抵抗
４４，４３およびコンデンサ３９の他端は端子１７，３
３，６０に接続され、これら端子にはそれぞれ輝度信号
ａ１同期信号１１色信号ｈが加わるようにしている。次
にこの第４図の回路動作を説明する。

尚、各抵抗４１，４２，４３，４４，４５，４６の値を
それぞれＲｌ，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５，Ｒ６としてお
くと、まず黄色パターンが表示されるときは、第３図ｂ
の信号がハイレベルの期間に相当し、端子１７に加わる
第３図ａの信号はこの期間ハイレベルーであるからダイ
オード５４はダイオードクランプによりオンとなる。同
様に端子３３に加わる第３図１の同期信号はこの期間ハ
イレベルであからダイオード５３もオンとなる。一方、
端子３６，３７に加わる信号は第３図Ｆ，ｇで示すよう
にこの．期間ハイレベルであるからダイオード５５，５
６はいずれも逆バイアスとなつてオフする。このため黄
色パターンの輝度レベルは抵抗Ｒｌ，Ｒ２，Ｒ３，Ｒ４
の値によつて設定され、例えば第３図ｋの１レベルに決
まる。次に赤色パターンが表示されるときは、第３図ｃ
の信号がハイレベルの期間に相当し、端子３６に加わる
第３図ｆの信号はこの期間ローレベルであるからダイオ
ード５５はオン、ダイオード５３は前述と同様にオンと
なる。

一方、端子１７に加わる第３図ａの信号はこの期間もハ
イレベルであるからダイオード５４はオンとなり、端子
３７に加わる第３図ｇの信号はこの期間ハイレベルであ
るからダイオード５６は逆バイアスとなつてオフする。
このため赤色パターンの輝度レベルは抵抗Ｒｌ，Ｒ２，
Ｒ３，Ｒ４，Ｒ５の値によつて設定され、例えば第３図
ＫＯｍレベルに決まる。さらに青色パターンが表示され
るときは、第３ノ図ｄの信号がハイレベルの期間に相当
し、端子３７に加わる第３図ｇの信号はこの期間ローレ
ベルであるからダイオード５６はオン、ダイオード５３
は前述と同様にオンとなる。

一方、端子１７に加わる第３図ａの信号はこの期間もハ
イレベルであり、ダイオード５４はオンとなり、端子３
６に加わる第３図ｆの信号はこの期間ハイレベルである
からダイオード５５は逆バイアスとなつてオフする。こ
のため青色パターンの輝度レベルは抵抗Ｒｌ，Ｒ２，Ｒ
３，Ｒ４，Ｒ６の値によつて設定され、例えば第３図ｋ
（７）ｎレベルに決まる。尚、Ｒｌ，Ｒ２，Ｒ３は同期
信号のレベルを決めるため定値に設定するため、黄色の
輝度レベルは抵抗Ｒ４、赤色の輝度レベルは抵抗Ｒ４と
Ｒ５、青色の輝度レベルは抵抗Ｒ４とＲ６で決まること
になる。

従つてこれらＲ４，Ｒ５，Ｒ６を選定すれば各色パター
ン毎に輝度変化を与えることが可能となる。尚、抵拍只
，，Ｒ５，Ｒ６を可変抵抗にて変えられる様にしても良
い。以上説明したように本発明ではダイオードと抵抗の
簡単な回路で白黒テレビジョン表示、カラーテレビジョ
ン表示のいずれにおいても画像をはつきりと映すことが
でき区別できるようになつた。

またカラーテレビジョン受像機で受像しても輝度差があ
るため水平方向の分解度も良くなり、複雑画像も表示す
ることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図はテレビジョン画面表示装置の一般的構成を示す
正面図、第２図は本発明におけるテレビジョン画面に情
報を表示するための回路図、第３図は第２図の回路動作
説明用のタイムチャート、第４図は本発明の主要部の回
路図である。１５・・・・輝度調整回路、４３〜４６・・・抵抗、
５３〜５６・・・・・・ダイオード。

Claims

【特許請求の範囲】

１映出すべき輝度信号及び複数種の色信号を出力する
信号供給手段と、この信号供給手段にて得られるそれぞ
れの色信号を混合する第１の混合回路と、前記第１の混
合回路から得られる色信号のうち少なくとも第１および
第２の色の部分に対応して第１、第２のゲート信号を発
生するゲート信号発生手段と、上記ゲート信号発生手段
から第１、第２のゲート信号がそれぞれ印加される第１
及び第２の入力端子を有するとともに、前記信号供給手
段からの輝度信号、ならびに走査期間に所定直流レベル
を有する同期信号がそれぞれ印加される第３、第４の入
力端子を有し、さらに前記第１の混合回路の出力が印加
される第５の入力端子を有し、前記第１乃至第５の入力
端子に入力された信号を重畳する第１の抵抗とを有する
第２の混合回路と、この第２の混合回路の前記第１の抵
抗と前記第１の入力端子間に直列に接続した第２の抵抗
および前記第１のゲート信号の印加によつて導通する第
１のダイオードとからなる第１のレベル設定回路と、前
記第１の抵抗と第２の入力端子間に直列に接続した第３
の抵抗および前記第２のゲート信号の印加によつて導通
する第２のダイオードとからなる第２のレベル設定回路
とを少なくとも具備し、前記第２の抵抗と第３の抵抗の
値を異ならせ、前記第２の混合回路の第５の入力端子に
印加される色信号のレベルにかかわらず、再生色に対応
する直流再生レベルを異ならせた信号を前記第１の抵抗
両端から取出すようにしたことを特徴とするテレビジョ
ン画面表示装置。