JPS604231B2 - 自動車のフロントガラスの表面処理剤 - Google Patents

自動車のフロントガラスの表面処理剤

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JPS604231B2
JPS604231B2 JP52101059A JP10105977A JPS604231B2 JP S604231 B2 JPS604231 B2 JP S604231B2 JP 52101059 A JP52101059 A JP 52101059A JP 10105977 A JP10105977 A JP 10105977A JP S604231 B2 JPS604231 B2 JP S604231B2
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JP
Japan
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water
glass surface
alkanolamine
surface treatment
treatment agent
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JP52101059A
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JPS5348090A (en
Inventor
晃 宮城
弘義 野島
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Taiho Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Taiho Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のフロントガラスに使用すると有効なガ
ラス表面処理方法に関するもので、雨滴や油膜の付着を
防止するとともに乾燥時に結晶の析出を防ぐ車鋼フロン
トガラスの表面処理剤に関するものである。
走行時の車鋼の外部の雰囲気は清浄状態でない場合が多
く、窓ガラス面に塵挨、油煙油脂等の微細な汚染物質が
付着して溌水性となり、水分が水滴状として付着しやす
い状態にある。
また内燃機関の排気ガスには微細な煤や油脂等の粒子を
含んでいるので、該粒子がガラス面に付着すると油膜と
なって汚染してガラス面の溌水性をさらに高める。
ガラス面が上記したように水滴や油膜が付着したり曇る
と視野が著しく阻害され、運転に著しい危険をもたらせ
る。
このように視野が悪くなるのを防ぐ方法としては、ワイ
パーで水滴を除去する機械的方法が有るが確実なもので
はなく、特に油膜を除去することができない。
また化学的方法としてはシリコン系の塗布剤を塗布して
ガラス面の溌水性を強くし、水滴の付着を不安定にする
方法と、界面活性剤を主成分とする塗布剤を塗布してガ
ラス面を浄化するとともに親水性とし、水分が付着した
とき水滴状にしないで表面張力を低下させ、濡水現象に
よる水膜を生じさせ、透視性をもたらせるばかりでなく
ワイパーによる水膜除去を確実にする方法とがある。し
かし、上記の化学的方法は塗布剤が水溶性樹脂、界面活
性剤、石けん或いはシリコン等を主成分とするので、ガ
ラス面に塗布剤が付着したま)乾燥すると含有成分が結
晶として析出したり、或いは油性の汚染物質を含んだ塗
布剤成分が乾燥すると白色の微少な結晶状物質が生じた
り虹色の油膜が残る。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、ガラス面を親水
性にして水分が水滴状に付着するのを防ぐとともに、乾
燥時に白色物質や油膜の発生を防止するのである。
この目的を達成するため本発明は、アルキル硫酸ソーダ
又はアルキルベンゼンスルフオン酸ソーダのアニオン界
面活性剤(以下A群のアニオン界面活性剤という)の1
種以上と、アルカノールアミンの混合組成物を有効成分
とし、水に分散してなる溶液状組成物を自動車のフロン
トガラスの表面の接触させ、この組成物によりガラスの
表面を親水性及び溌油性にするようにしたことを特徴と
するガラスの表面処理剤に関するものである。
本発明の組成物の有効成分はA群のアニオン界面活性剤
の水溶液にアルカノールアミン基を存在させたものであ
り、このアルカノールアミン基をアニオン界面活性剤の
水溶液中に存在させるには、低級アルカノールアミンを
A群のアニオン界面活性剤の水溶液に混合すればよい。
前記したアルカノールアミンとしては、モノェタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、
ャシ油脂肪酸ジェタノールアミン等のアルカノールアミ
ンを使用することができる。
A群のァニオン界面活性剤は上記アルカノールアミンと
相溶性であって、しかもガラスの表面清浄作用を有し、
アルカノールアミンとの浪合水溶液がガラス表面の親水
性、溌油性に悪影響を与えず、ソーダ塩であるので、溶
解度が大で組成物で、他の成分との相溶性が良好で均一
な液状組成物とすることができる。
A群のアニオン界面活性剤に対するアルカノールアミン
の混合割合は重量%で少くとも10%以上必要である。
本発明に用いられる組成物の有効成分であるアルカノー
ルアミン基が存在するアニオン界面活性剤水溶液はアル
カリ性を示すので油性汚染物に含まれている酸性物質を
中和し、酸性による組成物の劣化を防止することができ
る。さらにアルカノールアミン基は吸湿性であるからガ
ラス表面に吸着すると有効成分の乾燥を防止して常に湿
潤性を与える。したがってガラス面で見掛上乾燥したと
しても白色の結晶状物質が発生しない。上記した本発明
に用いる組成物を溶液状とするためにエタノール、イン
ブロピルアルコール、エチレングリコール、グリセリン
、ポリエチレングリコール、ソルビトール、ソルビタン
、マンニツト等の水溶性有機溶剤を添加して水に溶解さ
せることもできる。
このような水漆性有機溶剤を添加すると、界面活性剤は
水溶液に対する溶解性が向上し、しかもガラス表面の清
浄化に効果が有る。更にエチレングリコール、グリセリ
ンのような多価アルコールを添加すると、清浄化の向上
ばかりでなく表面処理後のガラス表面に湿潤性を与えて
乾燥を防止できるので、界面活性剤の析出防止を促進す
ることができる。したがって処理したガラス表面には白
色の結晶状物質を析出させたり虹色の油膜を生じさせる
ことがない。更にガラス表面に存在する汚染物の清浄性
を向上させるため、有効成分であるアルカノールアミン
基が存在するアニオン界面活性剤水溶液に、水溶一性で
耐アルカリ性の界面活性剤を混合することもできる。
これらの界面活性剤としてはアルキルエーテル、アルキ
ルフエノールエーテル、アルキルエステル、アルキルア
ミン、アルキルアマイド、ソルビタンアルキルェステル
等のエチレンオキサィド付加物であるノニオン界面活性
剤(以下B群界面活性剤という)が用いられる。しかし
ながらB群の界面活性剤のうちエチレンオキサィド付加
物は、白色結晶物の析出を助長する傾向があるので、添
加量を極力少くするか、又はアルカノールアミンの添加
量を多くすればよい。一方、本発明に用いる組成物の有
効成分に水ガラス、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム
等の水溶性ケイ酸塩を徴量添加すると、有効成分はガラ
ス表面の親和性を高めて表面処理効果の持続性を高める
ばかりでなく、水溶液のアルカリ性を保ち、有効成分の
ァニオン界面活性剤の安定性に寄与することができる。
上記各事由から本発明に用いる組成物の有効成分のアニ
オン界面活性剤水溶液中の他の成分の混合割合は次のよ
うな範囲が適切である。
即ち、組成物の有効成分として含まれるA群のアニオン
界面活性剤とアルカノールアミンとの合量が1の重量部
であれば、その他のB群の水熔性界面活性剤が2の重量
部以下、水溶性有機溶剤が1〜50重量部、水溶性ケイ
酸塩が5重量部以下である。
又、アルカノールアミソはA群のアニオン界面活性剤に
対しては少くとも10分の1以上が必要である。
しかしアルカノールアミンが多すぎると界面活性作用が
低下し、特に防曇効果が低下するので、組成物中におけ
るA群のアニオン界面活性剤の全含有量に対して5倍を
限度とする。以上で明らかなように本発明の組成物は要
約すると有効成分としてA群のァニオン界面活性剤とァ
ルカノールアミンとを含有する水溶液、さらに必要に応
じてガラス表面の洗浄効果を高めるためのB群の水溶性
界面活性剤、各成分の相溶性と洗浄効果のための水浴性
有機溶剤、ガラス面への吸着性を向上するための水溶性
ケイ酸塩を添加して溶液状とし、ガラス表面に処理する
のである。
したがってガラス表面が親水性に処理され、自動車のフ
ロントガラスの防曇、雨滴の付着防止、油膜等の汚染物
の除去に有効である。しかも、乾燥後ガラス表面に白色
の結晶物質の析出或いは虹色の油膜の発生を確実に防止
できるのである。
この表面処理剤を使用する場合は水に稀釈してガラス表
面に塗布したり贋霧するのが最も安全で実用的であり、
例えば自動車フロントガラスにはェャゾールにして噴露
したり、ウオッシャー液中に混合して噴射し、ワイパー
を作動させればよい。しかし組成物を布にしみこませて
ガラス面を拭いてもよい。ガラスの表面処理時における
溶液中の有効成分のA群のアニオン界面活性剤の濃度は
例えばェャゾール液として、自動車ウィンドガラスへの
噴霧する場合に有効成分のアニオン界面活性剤の濃度が
1〜20%が実用的であり、十分な効果をもたらせるこ
とができる。以上要するに本発明によれば水分が水滴状
に付着したり油膜が付着するのを効果的に防止し、しか
も乾燥時に結晶状物質の発生を防ぎ、持続性の有る有効
ガラスの表面処理剤を提供するのである。
さらに本発明により処理されたガラス面は親水性となる
ので乾燥した時において油性の汚れの付着を抑制し、特
にフロントガラス面にワックス成分が付着したり空気中
に浮遊する油煙等の付着を防止することができるのであ
る。
このため、特に降雨時の夜間運転の視界を明瞭にして安
全運転を図ることができる。以下本発明の配合例および
比較例を示す。
配合例 1 ラウリル硫酸ソーダ 2重量%トリエタ
ノールアミン 5 〃水ガラス
1 〃 水 92 〃配合例 2
ドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ5重量%トリヱタ
ノールアミン 5 〃グリセリン
2〃 水 88 〃配合例
3ドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ2重量%ジエタ
ノールアミン 10 〃オルソケィ酸ナト
リウム 1 〃水
87 〃配合例 4ドデシルベンゼンスルフオン酸ソ
ーダ4重量%ポリオキシエチレンドデシルベンゼンスル
フオン酸トリェタノールアミン塩 1〃ジエタノ
ールアミン 10 〃エチレングリコール
2 〃水
83 〃配合例 5ドデシルベンゼンスルフオン酸ソ
ーダ1重量%ヤシ油脂肪酸ジェタノールアミン 3
〃トリエタノールアミン 5 〃水
91 ″配合例 6 ラウリル硫酸トリェタノールアミン 5重量%ポリオキ
シエチレンノニルフエノールエーテル(EO=10)
2 〃ラウリル硫酸ソーダ
2 〃トリエタノールアミン 4
〃水 87 〃比較例
1ポリオキシエチレンノニルフエノールエーテル(E
O=17) 5重量%ケイ酸カ
リウム 1〃トリエタノールアミン
2 〃メタノール
20〃水 72 〃比較
例 2ドデシルベンゼンスルフオン酸ソーダ3の重量%
トリエタノールアミン 3 〃〆タ珪酸ソー
ダ 10 〃水
67 〃比較例 3ラウリルメチルアンモ
ニウムクロライド(カチオン界面活性剤)とエチルアル
コールを有効成分とする市販の防曇剤比較例 4 ポリオキシエチレンノニルフエ/ールエーテル(ノニオ
ン界面活性剤)を有効成分とする市販の防雲剤上記の各
配合例、比較例の各成分を混合した表面処理剤に付いて
各々結晶物質析出防止性、防雲性、水滴防止性を試験し
たら下記の表であった。
なお、結晶物質析出防止性、防雲性、水滴防止性は次の
ような試験方法による。(1’ 結晶物質析出防止性 垂直なガラス面を清浄し、処理剤をガーゼに温めらせて
流れない程度に塗布する。
このガラス板を温度5000、湿度15〜20%の陣温
恒湿槽に入れて3昼夜放置し、ガラス表面に発生する白
色の結晶状物質について調べた。
■ 防雲性ガラス面を大豆油で汚染し、過剰油を布でふ
き取って処理剤を上記と同様の方法で塗布する。
このガラス板を処理剤塗布面を下にして30〜45度の
傾斜をもたせて800○の陣温水槽に被せるように置き
、恒温水槽の水蒸気によってガラス面に水滴や曇りの発
生するまでの時間を調べる。
【31水滴防止性 スピンドル油で汚染し、過剰油を布でふき取って処理剤
を上記と同機の方法で塗布する。
このガラス板を処理剤の塗布面が上になるように60〜
70度の傾斜をもたせて立て、霧状の水を散布しながら
水滴の発生までの時間を調べる。上言声表中、◎は極め
て良好、〇はや)良好、△はや)不良、×は極めて不良
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルキル硫酸ソーダまたは、アルキルベンゼンスル
    フオン酸ソーダの1種以上とアルカノールアミンの混合
    組成物を有効成分とし、且つ該有効成分中アルキル硫酸
    ソーダとアルキルベンゼンスルフオン酸ソーダの合量1
    0重量部に対し、アルカノールアミン1〜50重量部と
    して水に分散してなる自動車のフロントガラスの表面処
    理剤。
JP52101059A 1977-08-25 1977-08-25 自動車のフロントガラスの表面処理剤 Expired JPS604231B2 (ja)

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