JPS604177Y2 - 複写機等の原稿取扱い装置

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【考案の詳細な説明】本考案は複写機等の原稿取扱い装置に関するものである
。

従来のこの種の原稿取扱い装置としては次のようなもの
があった。

（１）原稿を何枚か積み重ねてセットすると１枚づつプ
ラテン上に運び複写が終了すると排出する全自動のもの
。

（２）原稿を一枚づつセットすると自動的にプラテン上
に運び位置合せをし複写終了後排出する半自動のもの。

（３）プラテン上に原稿を手でセットし複写を行い終了
後自動的に原稿を排出しプラテンカバーを開く半自動の
もの。

これらいずれの原稿取扱い装置をローラあるいはベルト
等の駆動部を設け、複写時の操作の簡略化を計るもので
、駆動部・電気的な制御部を含めると高価なものになっ
ていた。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは複写操作時の原稿押え板の開閉の動
きを利用して原稿の排出を可能にして複写操作の簡易化
を計るとともに原稿取扱い装置の簡単化および安価化を
計ることにある。

以下、本考案を図面を参照して説明する。

図面中１はプラテンガラスであり、このプラテンガラス
１の右側方には原稿収納部である原稿排出トレイ４が配
置しである。

また、プラテンガラス１の左側には位置合せ部材２が設
けである。

プラテンガラス１の前後側方にはガイドレール５が配置
してあり、ガイドレール５は原稿排出トレイ４の前後側
方にも延長されている。

ガイドレール５には左右にループ状のガイド溝５ａ、５
ｂが形成してあり、また、ガイドレール５には爪体１１
ａ、ｌｌｂが回動可能に設けてあり、ｌｌａ、ｌｌｂは
ガイド溝５ａ、５ｂの帰り側溝部１２ａ、１２ｂの終点
の傾斜部１３’ａ。

１３′ｂに接していてガイド溝５ａ、５ｂの往き側溝部
１３ａｔ１３ｂの始点Ａと尚該往側溝部１３ａ、１
３ｂとの渡しになっている。

図面中３はプラテンカバーのような原稿押え板であり、
この原稿押え板３の右端下部には原稿送り部材８が固設
してあり、また原稿押え板３には厚手原稿カバー９が回
動可能に取付ける。

前記原稿押え板３の左右にはガイドピン６ａ。

６ｂが設けてあり、一方のガイドピン６ａは左側ガイド
溝５ａに、他方のガイドピン６ｂは右側ガイド溝５ｂに
それぞれ摺動可能に挿入しである。

７は原稿押え板３のハンドルである。

次に、作動を説明する。

先ずシートものの原稿１０を複写する場合、原稿押え板
３を右方に移動させ、原稿１０をプラテンガラス１上に
載置する（第４図の参照）。

次に、原稿押え板３を左方に移動させる。

この時原稿押え板３のガイドピン６ａ、６ｂはガイド溝
５ａ、５ｂの上側の溝すなわち往き側溝部１３ａ＊１３
ｂに沿って進むため原稿押え板３は原稿１０とは排締触
で移動する。

原稿押え板３が圧側の端にくるとガイドピン６ａ、６ｂ
がガイド溝５ａｔ５ｂの下降部分に入り、当該原稿押え
板３が下降して原稿１０をプラテンガラス１面に押付け
る。

この状態で複写を行う（第４図Ｃ参照）。

複写終了後、原稿押え板３を右方に移動させて開ける（
第４図Ｃ参照）。

この時、原稿押え板３のガイドピン６ａ、６ｂはガイド
溝５ａ＊５ｂの下側すなわち帰り側溝部１２ａ、１２ｂ
に沿って移動するため原稿押え板３の原稿送り部材８は
プラテンガラス１を押圧した状態で移動するため原稿１
０を原稿排出トレイ４へと送り出す。

原稿押え板３が右側の端にくるとガイドピン６ａ、６ｂ
を乗りこえてガイド１１５ａｔ５ｂの始点Ａに
待期する。

厚手原稿１０′の取扱いの場合には第５図に示すように
原稿押え板３に設けられた厚手原稿カバー９を使用する
。

なお、原稿送り部材８の材質を選択することにより例え
ばウレタンフオームで原稿送り部材８を作ることにより
移動時にプラテンガラス１の清掃を行うことができる。

本考案は以上詳述したようになるから、複写操作時の原
稿押え板の開閉の動きを利用して原稿の排出が可能にな
り、複写操作の簡易化を計ることができ、簡単で安価な
原稿取扱い装置の提供が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案−実施例の平面図、第２図は同側面図、
第３図はガイドレールの構成説明図、第４図ａ、ｂ、
Ｃ，ｄは本考案−実施例の操作説明図、第５図は本考
案−実施例装置における厚手原稿複写時の操作説明図で
ある。１はプラテンガラス、３は原稿押え板、８は原稿送り部
材。

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