JPS6040768B2 - 赤外線ガスグリル - Google Patents

赤外線ガスグリル

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Publication number
JPS6040768B2
JPS6040768B2 JP55074808A JP7480880A JPS6040768B2 JP S6040768 B2 JPS6040768 B2 JP S6040768B2 JP 55074808 A JP55074808 A JP 55074808A JP 7480880 A JP7480880 A JP 7480880A JP S6040768 B2 JPS6040768 B2 JP S6040768B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
heated
food
ceramic
grill
Prior art date
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Expired
Application number
JP55074808A
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English (en)
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JPS57430A (en
Inventor
公明 芳野
基弘 滝内
▲けん▼也 岡本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPS57430A publication Critical patent/JPS57430A/ja
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は食品加熱の熱源として、コーディェラィト組成
にチタン酸アルミニウムを添加したセラミックを発熱体
として使用し、バーナで加熱する事によって被加熱物の
吸収波長に応じた波長分布の赤外線を放射させる効率の
良い赤外線ガスグリルを提供するものである。
一般に物を焼く場合、被加熱物である食品の赤外線吸収
特性の影響は極めて大きい。
いま魚(あじ)の身の反射スベクトルイと透過スペクト
ル口を第1図に示す。測定は、15ムmの赤外城まで測
定可能な分光光度計を用いて行なった。第1図から解か
る様に、魚肉は、0.4一m〜2.5〃mの波長の光も
しくは、熱線を反射したり、透過する量が比較的多く、
吸収しにくい。それに対して2.5山mより長い波長の
赤外線では、反射や透過するものはほとんど無く魚肉に
充分吸収され、熱エネルギーに変換されて魚肉の加熱に
対して有効に使われると言える。
魚(あじ)のみならず、小麦粉200夕と水200夕を
こねたケーキのタネについても、同様の結果を得た。魚
やケーキのタネだけで無く、広く水分を多量に含む食品
を加熱する際に共通の事と考えられる。食品を効率的に
加熱するには、2.5仏mよりも長い波長の赤外線を発
熱体からより多く放射させてやる必要がある。従来家庭
用のガスグリルでは、ガスバーナによって金属板を高温
に加熱させて、それから放射する赤外線で食品を加熱す
る方法が広く使われている。
また、シュバンクバーナも赤外線バーナとして使われて
いる。しかし、これ等から放射されている赤外線の波長
分布を測定しても主波長が2〜3〃mである。第2図イ
にステンレス金鋼を加熱体としたグIJルでの波長分布
、口にシュバンクバーナを加熱体としたグリルでの波長
分布を示す。発熱体からはかなり、2.5ムmより短か
し、放射エネルギーが放射されており、前述の理由によ
り食品に充分吸収されず効率が悪い。本発明は上記従来
技術に鑑み、現在最も良く使われている調理用熱源であ
るガスを用いて効率的に食品を加熱する事ができる新し
い赤外線ガスグリルを提供するものである。
以下本発明の詳細について実施例と共に説明する。
一般に金属に較べて、セラミックが長波長の赤外線を放
射する事は知られているが、被加熱物である食品が良く
吸収すると考えられる2.5ムm以上の波長をより多く
放射する発熱体を探索したところ、Ti02,Zr02
,BN,Aそ203,Si02等のセラミックのうち特
にコーディェラィト組成にチタン酸アルミニウムを添加
したセラミックが発熱体として優れている事を見し、出
した。
500ooでは表面を酸化させたステンレス鋼の全放射
エネルギーのうち2.5仏m以上の波長の放射エネルギ
ーが78%でしかないのに対して、コープィェラィト組
成(2Mg012Aそ2030$i02)にチタン酸ア
ルミニウム(Ti02・Aそ203)を15重量/f−
セント添加したものでは、全放射エネルギーのうち2.
5ムm以上の波長の放射エネルギーは、93%もある事
が分った。
発熱体の形状として、金属の表面にプラズマ溶射を行な
ってセラミックコーティングを行なったものの場合と、
セラミックそのものを使う場合が考えられる。
特に、溶射を行なった場合、コーディェラィト組成にチ
タン酸アルミニウムを添加したセラミックは、低膨張性
、耐熱衝撃性をもつので、本発明の様に常にくりかえし
高温にさらされる用途でも金属との密着が良く、高寿命
で期待ができる。また熱容量も小さく、加熱した際すぐ
に温度があがり、軽量であるので器具内での取り付けも
容易である。また、溶射をおこなわずに、セラミックそ
のものを、適当な保持具で固定させて発熱体としてもよ
い。
第3図,第4図に発熱体の構成の一例を示す。第3図の
様にステンレス鋼等の耐熱性に優れた材料を折りまげて
「パイプ状に焼成したコーディェラィト組成にチタン酸
アルミニウムを添加したセラミックをダイヤモンドカッ
ターで同じ長さに切断したもの3を並べストッパー2を
ネジ止め等で固定し、発熱体4を構成する。用いる焼成
したセラミックの形状は板状、角柱状、あるいは表面を
多孔性にしたものでも構わない。第5図は本発明の一応
用構成例の断面図である。
第6図は側面の断面図である。
ガスはパイプ5で導かれバーナ6の炎口7で燃焼する、
燃焼完了した高温ガスは、上部の発熱体4を加熱する発
熱体5に組込まれたパイプ状セラミック1より有効な赤
外線が放射され下面の受皿8に内蔵された金鋼9上の食
品を加熱する。又受皿はガイド10と奥のストッパー1
1により囲まれ熱の外部への放散を防いでいる。前面は
受皿8と連結したガラス扉12とそれに設置した取手1
31こより庫内よりの出し入れを自在にしている。発熱
体を加熱した燃焼ガスは、上部カバ中14に設けられた
排気口15を出て外装ケース16の上部に関孔した排気
口17より外部へでる。
外装ケースは脚亀8により設鷹面より若干の間隙を設け
て床面の温度が上昇しない様にしている。なお燃焼に必
要な空気は外装ケース16の下面に設けた空気口19よ
り流入する。金鋼9上に被加熱物(食品)を置き、バー
ナ6で発熱体4を加熱させ、波長2.5ムm以上の食品
加熱に有効な放射エネルギーを多量に放射せしめ効率的
に加熱調理する。
実施例 1 コーディェラィト組成(2Mg0・松〆203・$i0
2)100重量部に対してチタン酸アルミニウム(Ti
02・Aそ203)を15重量部添加したをのを、金属
幹US430の金網にプラズマジェットで厚み0.3肋
になる様にコーティングしたものを発熱体として使う。
これを金属(SUS430)金納を発熱体としてブンゼ
ンバーナで加熱している従来市販のグリル付ガステーフ
ルコンロのグリルの金網のかわりに使用する。即ち第5
図,第6図の様な構成で使用した。市販のケーキ類プレ
ミックス200夕と水120ccを混ぜ、金網上に置い
たステンレス製の血に流しこみ加熱した。
従来品では4分19段で表面がこげ、ケーキの下まで完
全に火が通るまで6分19砂かかったのに対し、コーデ
ィェラィト組成10の重量部に対してチタン酸アルミニ
ウムを添加したセラミックをコーティングした発熱体を
用いたものは、3分でこげはじめ5分でケーキの下まで
完全に火が通った。また、セラミックコーティングの発
熱体を用いたグリルでは、まぐろの切身(厚み16柵)
を加熱したところ3分19砂で完全に下まで火が通って
しまった。一方従来品のグリルでは、4分たってもまだ
まぐろの切身の下部に火が通っていない部分が残ってい
た。実施例 2 コーディェラィト組成10の重量部に対して、チタン酸
アルミニウム1の重量部を添加した材料をパイプ状に焼
成したセラミックを用いて第4図の様な発熱体を構成し
、実施例1と同様にテストを行なった。
中アジ(150夕)2匹を金網上に並べて、パィプ状セ
ラミックを用いた発熱体で加熱したところ、従来品より
も早く焼け、しかも表面のこげ色も良くついていた。
上記実施例からも明らかな様に、本発明のガスグリルは
、食品加熱に有効な2.5〆m以上の赤外城の波長を多
量に放射する事ができる材料を放射面積が広く且つ均一
に放射する様に発熱体をセラミックで構成しているので
、温度の立ち上がりが早く、効率的に加熱調理ができる
発熱体のコストも安く、また軽量で取り扱い易い等の優
れた効果をもつものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は魚(あじ)の身の反射スベクトルイおよび透過
スペクトル口を示す図、第2図は従来のグリルの放射波
長分布で、ステンレス納金網を加熱体としたグリルイ,
シュバンクバーナを加熱体としたグリルロの放射波長分
布を示す図、第3図はパイプ状セラミック保持体の一例
を示す分解斜視図、第4図はパイプ状セラミックを加工
した発熱体の一例を示す斜視図、第5図は本発明の一実
施例における赤外線ガスグリルの正断面図、第6図は本
発明の同側断面図である。 3・・…・パイプ状セラミック、4……パイプ状セラミ
ック発熱体、6・・・・・・バーナ、12・・・…ガラ
ス扉。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コーデイエライト組成にチタン酸アルミニウムを添
    加したセラミツクで構成した発熱体をガスバーナで加熱
    する事によつて赤外線を放射し、食品を加熱する事を特
    徴とする赤外線ガスグリル。
JP55074808A 1980-06-02 1980-06-02 赤外線ガスグリル Expired JPS6040768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55074808A JPS6040768B2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02 赤外線ガスグリル

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JP55074808A JPS6040768B2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02 赤外線ガスグリル

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Publication Number Publication Date
JPS57430A JPS57430A (en) 1982-01-05
JPS6040768B2 true JPS6040768B2 (ja) 1985-09-12

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ID=13557971

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JP55074808A Expired JPS6040768B2 (ja) 1980-06-02 1980-06-02 赤外線ガスグリル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61135965U (ja) * 1985-02-15 1986-08-23
ES2000701A6 (es) * 1985-07-19 1988-03-16 Orbital Eng Pty Un metodo de hacer funcionar un motor de combustion interna, de dos tiempos, encendido por chispa.

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JPS57430A (en) 1982-01-05

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