JPS6039391B2 - 電気かみそり - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電気かみそりに関するものである。

くし状の刃を有する電気かみそりは、電気かみそりの操
作の際刃を肌に強く押当てて肌を傷付けるおそれがある
ため、従来第１図のようにコーム等の肌当て部材Ａを刃
Ｂの近傍に設けたものがあった。ところが、コームＡが
あるため肌Ｃに対する刃の適正な角度が制限され、第２
図ａの状態が最も快適で短くそることができ、同図ｂ，
ｃの場合は短くそれないため、剃り時間が長びくという
欠点があった。したがって、この発明の目的は、肌を傷
付けずしかも短くそることができる器具の操作角度の制
限を緩和でき、剃り時間を短縮できる電気かみそりを提
供することである。

この発明の第１の実施例を第３図ないし第８図に示す。

すなわち、この電気かみそりは、グリップを兼ねた本体
１にモータ２および電池を内蔵し、モータ軸３に駆動樟
４および継手５を取付け、前記本体１にホルダ６を連結
するとともに、ホルダ６に内した鷹心継手７を前記継手
５に結合する。偏心継手７にはローラ付偏心軸８が連結
され揺動駆動樟９の一端部に係合している。ホルダ６の
刃頭部には〈し状固定刃１０、可動刃１１および押上げ
ばね１２よりなる刃部１３が設けられ、可動刃１１に設
けた駆動子１４の係合億を前記駆動禅９の他端部に係合
している。１５はカバー、１６はスィッつまみ、１７は
防塵板、９ａは支点ビンである。

さて、前記カバー１５はホルダ６から刃部１３の先端部
の両側に延出片１８を形成し、延出片１８の外面で丁度
可動刃１１と固定刃１０の摺動面１９（第６図）の相当
位贋に支軸２０を突成し、この支軸２０に肌当て部材２
１を支持している。

肌当て部材２１はプラスチック製の長方枠体形で両側片
の肌当て部村２２ａ，２２ｂの一面にコーム２３を形成
し、また両端の連結片２４は坂厚の肌当て部材２１の長
手方向にして中心部が外方へ弾性わん曲できるようにし
、その中心部に舌片２５を形成して軸孔２６を穿孔して
いる。この肌当て都村２１の連結片２４を外方へ広げて
鞠孔２６を支軸２０‘こ接着すると上側コーム２３（肌
当て部２２ａ）が可動刃１１に位置し、また下側コ−ム
２３（肌当て部２２ｂ）が固定刃１０脚に位置し、かつ
支軸２０を中心に回動できるようになっている。スイッ
チつまみ１６を操作して、モータ２を作動するとモータ
軸３が回転し、駆動樟４、継手５および偏′０継手７が
回勤し、揺動駆動樟９が揺動し、可動刃１１が押上げば
ね１２により固定刃１０に押付けられながら固定刃１０
を往復超動する。

第６図ないし第８図は使用状態であり、第６図は刃部１
３を肌Ｃに直角に当てた場合、第７図おび第８図は刃部
１３を肌Ｃに斜めに当てた場合である。

いずれの場合も肌当て部材２１の押当て部２２ａ，２２
ｂが肌Ｃに当接するため、電気かみそりを肌Ｃに強く押
し当てることがあっても肌当て部材２１のストッパ作用
により刃部１３の先端が肌Ｃに食い込んで傷付けること
がない。また肌当て部材２１の回敷中心である支軸２０
が刃部１３の先端で摺動面付近に位置するため、前記使
用態様のいずれの場合も、刃部１３の肌Ｃに対する食い
込み方向の接触度は変わらない。このため毛×を短く剃
れる使用角度８（第７図）が従来に比して広くなり、短
くそれなし、場合が少なくなるので剃り時間を短縮でき
る。この発明の第２の実施例を第９図ないし第１３図に
示す。

すなわち、この電気かみそりは、前記舌片２５に対応す
る舌片２５′に３個の軸孔２６ａ〜２６ｃを肌当て部材
２１′の平面と直角な方向に連続達通形成し、その両側
に弾性付与孔２７を形成している。その他は第１の実施
例同様である。このように構成したため、支軸２０に鉄
舎する軸孔２６ａ〜２６ｃにより肌当て都材２１′が刃
部１３の刃先に対して進退できることとなる。たとえば
、第１２図は鞠孔２６ｃに支軸２０を位置させた場合で
、肌当て部材２１′は刃部１３から突出する。この場合
は膝（わき）などのように柔かし、肌の部分の毛を剃る
のに好都合である。また第１３図は藤孔２６ａに支軸２
０を位置させた場合で、肌当て部村２１′は刃部１３の
刃先より後退する。この場合は腕や脚のように肌Ｃが比
較的硬い部位に好適である。さらに電気かみそりを操作
する人の押付力の〈せや肌Ｃの感触に応じて軸孔２６ａ
〜２６ｃを選択できる。しかも鞠孔２６ａ〜２６ｃの変
更は突出方向または後退方向に押すだけで孔２７により
孔縁部が弾性変形するので簡単にできる。なお、押当て
部はコームのほか、ブラシが円筒棒でもよい。

以上のように、この発明の電気かみそりは、くし状の固
定刃および可動刃よりなる刃部と、この刃部の両外側に
沿って一対の肌当て部が並設されるとともにその両端の
連結部で互いに一体に連結されて前記連結部における前
記刃部の先端部の両端外方位直に回動軸部を設けた肌当
て部材とを備えたため、くし状の刃部を肌に対して任意
角度に押し当てても肌当て部は連結部により一体に連結
されているの広がることがなく、したがって肌当て部に
より肌を傷付けないとともに、肌当て部の回動中心を前
記刃部の先端部の両端外方位層に設けており、固定刃と
可動刃の摺動面付近に位置するため肌に対すろくし状刃
部の任意の角度に対して刃部の接触度が変化しないので
、従釆に比して短く剃れる角度が広がり剃り時間を短縮
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の斜視図、第２図はその剃り状態の断面図
、第３図はこの発明の第１の実施例の要部斜視図、第４
図はその断面図、第５図は部分分解斜視図、第６図ない
し第８図は使用状態の断面図、第９図は第２の実施例の
斜視図、第１０図はその分解斜視図、第１１図は肌当て
都材の部分拡大斜視図、第１２図および第１３図はその
使用状態の断面図である。 １０・・・・・・固定刃、１１・・・・・・可動刃、１
３・・・・・・刃部、１９…・・・摺動面、２０・・・
…支軸、２１，２１′・…・・肌当て部材、２２ａ，２
２ｂ・・・・・・肌当て部、２４・・・・・・連結片、
２６，２６ａ〜２６ｃ・・・・・・軸孔。 第１図 第２図 第６図 第７図 第８図 第３図 第４図 第５図 第９図 第１０図 第１１図 第１２図 第１３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ くし状の固定刃および可動刃よりなる刃部と、この
   刃部の両外側に沿つて一対の肌当て部が並設されるとと
   もに両端の連結部で互いに一体に連結されて前記連結部
   における前記刃部の先端部の両端外方位層に回動軸部を
   設けた肌当て部材とを備えた電気かみそり。 ２ 前記連結部は前記刃部の往復方向に弾性湾曲でき、
   前記回動軸部は軸孔により形成され、前記刃部の両側に
   設けられた軸に弾性嵌着している特許請求の範囲第１項
   記載の電気かみそり。 ３ 前記肌当て部材は前記刃部の刃先方向に対して進退
   調節自在である特許請求の範囲第１項記載の電気かみそ
   り。