JPS6037965A - 食品用保存剤 - Google Patents
食品用保存剤Info
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- JPS6037965A JPS6037965A JP14599283A JP14599283A JPS6037965A JP S6037965 A JPS6037965 A JP S6037965A JP 14599283 A JP14599283 A JP 14599283A JP 14599283 A JP14599283 A JP 14599283A JP S6037965 A JPS6037965 A JP S6037965A
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- JP
- Japan
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- food
- lysozyme
- preservative
- bacteria
- fatty acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本・尾側は新規な食品用保存剤に関するものである。
従来から各抽食品を最期間保存するために、その食品に
イチ在する大腸菌、乳酸菌等各種の菌に対し静菌作用の
ある、即ちそれらの面の発育を停止する作用を有する食
品用保存剤が種々提供され、使用されている。たとえば
、エタノール、有機酸又はその塩類、低級脂肪酸モノグ
リセライド、リゾチーム等があげられ、これらは単独で
使用されるか、又は数種併用して用いられているが、夫
々に利点とともに難点を有し、十分満足すべきものは見
出されていない。
イチ在する大腸菌、乳酸菌等各種の菌に対し静菌作用の
ある、即ちそれらの面の発育を停止する作用を有する食
品用保存剤が種々提供され、使用されている。たとえば
、エタノール、有機酸又はその塩類、低級脂肪酸モノグ
リセライド、リゾチーム等があげられ、これらは単独で
使用されるか、又は数種併用して用いられているが、夫
々に利点とともに難点を有し、十分満足すべきものは見
出されていない。
酵素の一種であり、卵白リゾチームとして容易に入手し
うるリゾチームを例にとれば、このリゾチームは静菌作
用は有するが、静菌しうる細菌が限られ、しかも静菌作
用が鈍いため単独では汎用性のある食品用保有剤とはな
らない。そのため卵白リソチームにＩリシン、シスチン
、システィン、カプリル酸モノグリセリド等を組合わせ
て用いる飲食品の保存、改良法（特開昭４８−８８２２
５号公報）、卵白リゾチームにフィチン酸やグルコノデ
ルタラクトンを組合わせ用いて食品の保存性の高揚をは
かる方法（％開昭５０−１９９５０号公報）等が提案さ
れ、これらの外、他の櫨々の化合物を組合わせた保存料
、たとえば酢酸、酢酸ナトリウムにフイチン酸とアルコ
ールを組合わせてなる食品の保存料（特開昭５６４１３
２８５号公報）なども提案されている。
うるリゾチームを例にとれば、このリゾチームは静菌作
用は有するが、静菌しうる細菌が限られ、しかも静菌作
用が鈍いため単独では汎用性のある食品用保有剤とはな
らない。そのため卵白リソチームにＩリシン、シスチン
、システィン、カプリル酸モノグリセリド等を組合わせ
て用いる飲食品の保存、改良法（特開昭４８−８８２２
５号公報）、卵白リゾチームにフィチン酸やグルコノデ
ルタラクトンを組合わせ用いて食品の保存性の高揚をは
かる方法（％開昭５０−１９９５０号公報）等が提案さ
れ、これらの外、他の櫨々の化合物を組合わせた保存料
、たとえば酢酸、酢酸ナトリウムにフイチン酸とアルコ
ールを組合わせてなる食品の保存料（特開昭５６４１３
２８５号公報）なども提案されている。
周矧のように食品にはｈＪｈｋ雑多の細菌が付着し、繁
殖している。そして食品の種類、製造条件、保存条件な
どにより繁殖する＃１菌が異なる。上記の例を倉む食品
用保存剤は夫々特定の菌に対しては静菌効果を有するが
限られたものであって、食品に付着、諮殖する可能性の
あるすべての菌には力・かる効果は示さない。たとえば
前記特開昭４８−８８２２５号公報には大腸］！ｉ、ズ
ドー状球菌、一般細菌等について有効なことが記載され
ているのみであり、特開昭５０−１９９５０号公報でも
同様に食品にイ」着する可能性のあるあらゆる菌に対し
て静菌作用を有することは何ら示されていない。
殖している。そして食品の種類、製造条件、保存条件な
どにより繁殖する＃１菌が異なる。上記の例を倉む食品
用保存剤は夫々特定の菌に対しては静菌効果を有するが
限られたものであって、食品に付着、諮殖する可能性の
あるすべての菌には力・かる効果は示さない。たとえば
前記特開昭４８−８８２２５号公報には大腸］！ｉ、ズ
ドー状球菌、一般細菌等について有効なことが記載され
ているのみであり、特開昭５０−１９９５０号公報でも
同様に食品にイ」着する可能性のあるあらゆる菌に対し
て静菌作用を有することは何ら示されていない。
かくて本発明は食品に付着する可能性のある種々の白に
対して静菌効果を示す食品用保存剤を提供することを目
的とするものである。
対して静菌効果を示す食品用保存剤を提供することを目
的とするものである。
本発明名らはかかる目的を達成するために多数の食品用
保存剤について組合わせを変えるなど種々研究、実験を
重ねた結果、リゾチームと低級脂肪酸モノグリセライド
に更にフィチン酸或は酢酸ナトリウム或はこれらの両者
を絹合わ、（１）れば、これら３種又は４棟の物質が相
乗効果を発揮して、食品に付着しうる種々の菌に対して
静閑作用を有し汎用性のある食品用保存剤を提供しうろ
ことが見出されたのである。
保存剤について組合わせを変えるなど種々研究、実験を
重ねた結果、リゾチームと低級脂肪酸モノグリセライド
に更にフィチン酸或は酢酸ナトリウム或はこれらの両者
を絹合わ、（１）れば、これら３種又は４棟の物質が相
乗効果を発揮して、食品に付着しうる種々の菌に対して
静閑作用を有し汎用性のある食品用保存剤を提供しうろ
ことが見出されたのである。
かくて、本発明は第１にリゾチーム、低級脂肪酸モノグ
リセライＰ及びフィチンＭ’ｘ有効成分とする食品用保
存剤、第２にリゾチーム、低級）脂肪酸モノグリセライ
ド及び酢酸ナトリウムを有効成分とする食品用保存剤、
第３にリゾチーム、低級脂肪酸モノプリセライト、フィ
チン酸及び酢酸ナトリウムを有効成分とする食品用保存
剤を提供するものである。尚上記３種の食品用保存剤を
本明細書において以下類に保存剤１．２．３と称するこ
ととする。
リセライＰ及びフィチンＭ’ｘ有効成分とする食品用保
存剤、第２にリゾチーム、低級）脂肪酸モノグリセライ
ド及び酢酸ナトリウムを有効成分とする食品用保存剤、
第３にリゾチーム、低級脂肪酸モノプリセライト、フィ
チン酸及び酢酸ナトリウムを有効成分とする食品用保存
剤を提供するものである。尚上記３種の食品用保存剤を
本明細書において以下類に保存剤１．２．３と称するこ
ととする。
本発明について以下拝眉１に説明する。
まず本発明において有効成分として用いられる各化合物
について云えば、リゾチームは卵白やイチジク乳液中等
から常法によシ抽出してえられる酵素であり、等電点リ
ゾチームのみでなく塩化リゾチーム等のりゾチーム塩類
も含む。通常卵白中のりゾチームを抽出し、結晶化して
見られる結晶状の卵白リゾチームの外結晶状の卵白リゾ
チームを微粉末化した粉末状リゾチーム等卵白起源のり
ゾチームが用いられる。
について云えば、リゾチームは卵白やイチジク乳液中等
から常法によシ抽出してえられる酵素であり、等電点リ
ゾチームのみでなく塩化リゾチーム等のりゾチーム塩類
も含む。通常卵白中のりゾチームを抽出し、結晶化して
見られる結晶状の卵白リゾチームの外結晶状の卵白リゾ
チームを微粉末化した粉末状リゾチーム等卵白起源のり
ゾチームが用いられる。
つぎに本発明における低級脂肪酸モノグリセライＰは炭
素数４〜１２の範囲の低級脂肪酸とグリセリンのモノエ
ステルでアム このうちカシロン酸、カプリル酸、カプ
リン酸（夫々順に炭素数６，８゜１０）のモノグリセラ
イドが好ましい。この低級脂肪酸モノグリセライＰは分
子蒸留法等によジえられた純度８０％以上のものを用い
るのが望ましいが、純度５０チ程度のものを用いること
もできる。風味の而からみると純度の高いのが好ましい
。種類によって常温で液状、結晶状、ろう状等をなして
おり、ろう状の場合は加熱して溶かして用いる。
素数４〜１２の範囲の低級脂肪酸とグリセリンのモノエ
ステルでアム このうちカシロン酸、カプリル酸、カプ
リン酸（夫々順に炭素数６，８゜１０）のモノグリセラ
イドが好ましい。この低級脂肪酸モノグリセライＰは分
子蒸留法等によジえられた純度８０％以上のものを用い
るのが望ましいが、純度５０チ程度のものを用いること
もできる。風味の而からみると純度の高いのが好ましい
。種類によって常温で液状、結晶状、ろう状等をなして
おり、ろう状の場合は加熱して溶かして用いる。
次にフィチン酸は植物種子等植物体中にカルシウムマグ
ネシウム複塩として広く存在するフィチンを常法により
抽出して酸処理してえられるイノジットのヘキサリン酸
エステルと称される化合物である。常温では黄色を帯び
た粘供な液体として存在するが、通常賦形剤を加えて乾
燥して純度約３０％の粉末としたものが用いられる。
ネシウム複塩として広く存在するフィチンを常法により
抽出して酸処理してえられるイノジットのヘキサリン酸
エステルと称される化合物である。常温では黄色を帯び
た粘供な液体として存在するが、通常賦形剤を加えて乾
燥して純度約３０％の粉末としたものが用いられる。
酢酸ナトリウムは酢酸を水酸化ナトリウムなどで中和し
てえられる結晶の形で用いられる。
てえられる結晶の形で用いられる。
これら化合物全有効成分とする本発明の食品用保存剤は
保存中の吸湿や変性を防止するため、また、食品にとけ
やすくするために通常デキストリン等の賦形剤を加えて
粉末又は顆粒状にして用いられる。
保存中の吸湿や変性を防止するため、また、食品にとけ
やすくするために通常デキストリン等の賦形剤を加えて
粉末又は顆粒状にして用いられる。
これら各有効成分及びこれに加えうる賦形剤の配合割合
について云えば、食品に用いてそこに付着しうる細菌す
べてに対し静菌効果をウラ揮させるために至適な配合割
合があり、保存剤１．２．３において有効成分の比をあ
げれば次のとおりである。ただし、使用するリゾチーム
の純度は８０チ、低級脂肪酸モノグリセライドの純度は
８０％、フィチン酸の純度は３０％、酢酸ナトリウムの
純度は１００チとする。
について云えば、食品に用いてそこに付着しうる細菌す
べてに対し静菌効果をウラ揮させるために至適な配合割
合があり、保存剤１．２．３において有効成分の比をあ
げれば次のとおりである。ただし、使用するリゾチーム
の純度は８０チ、低級脂肪酸モノグリセライドの純度は
８０％、フィチン酸の純度は３０％、酢酸ナトリウムの
純度は１００チとする。
保存剤１においては、リゾチーム５〜ｌＯ％、イ氏級脂
肪酸モノグリセライド２４〜３５係、フィチン酸５５〜
７１％であり、保存剤２においては、１ノゾチ一ム１〜
２％、低級脂肪酸モノグリセライ）′５〜１５％、酢酸
ナトリウム８３〜９４％である。保存斉ＩＪ３において
はりゾチーム１〜２チ、イ氏級月旨１辺酸モノグリセラ
イド４〜７チ、フィチン２ｓ〜１６チ、酢酸ナトリウム
７５〜８７係である。
肪酸モノグリセライド２４〜３５係、フィチン酸５５〜
７１％であり、保存剤２においては、１ノゾチ一ム１〜
２％、低級脂肪酸モノグリセライ）′５〜１５％、酢酸
ナトリウム８３〜９４％である。保存斉ＩＪ３において
はりゾチーム１〜２チ、イ氏級月旨１辺酸モノグリセラ
イド４〜７チ、フィチン２ｓ〜１６チ、酢酸ナトリウム
７５〜８７係である。
実際に提供される純度８０％の低級脂肪酸モノグリセン
イド、純度３０チのフィチン酸、その…籾純度１００襲
のリゾチーム、酢酸ナトリウムを用い賦５１剤（デキス
トリン）によって粉末又は顆粒状にノ杉成される場合の
各保存剤の好ましい自己上・害ｕ合を示せば次のとおり
である。
イド、純度３０チのフィチン酸、その…籾純度１００襲
のリゾチーム、酢酸ナトリウムを用い賦５１剤（デキス
トリン）によって粉末又は顆粒状にノ杉成される場合の
各保存剤の好ましい自己上・害ｕ合を示せば次のとおり
である。
保存剤１
リゾチーム ０．５〜２係
低級脂肪酸モノグリセライド ３〜５チフィチン酸 ５
〜６チ 賦形剤 ９１．５〜８３チ 保存剤２ リゾチーム ０．５−２係 低級脂肪酸モノグリセライド ３〜５％酢酸ナトリウム
４０ 〜６０％ 賦形剤 ５６．５〜３３ ｅｆｂ 保存剤３ リゾチーム ０．５〜２％ 低級脂肪酸モノグリセライド ３〜５条フィチン酸 ５
〜１０チ 酢酸ナトリウム ４０〜６０チ 賦形剤 ５１．５〜２３チ 上述のように本発明に係る食品用保存剤においては低級
脂肪酸モノグリセライＰが用いられるが、この物質は静
菌には欠かせない成分である反面、特有の臭気を有する
ためあまり多喰に使用すると食品の風味を害する慣れが
あるため、賦形剤を含めた保存剤全原料に対しての使用
割きを、純度８０チの場合上記のように５チ以下に留め
るのが好ましい。
〜６チ 賦形剤 ９１．５〜８３チ 保存剤２ リゾチーム ０．５−２係 低級脂肪酸モノグリセライド ３〜５％酢酸ナトリウム
４０ 〜６０％ 賦形剤 ５６．５〜３３ ｅｆｂ 保存剤３ リゾチーム ０．５〜２％ 低級脂肪酸モノグリセライド ３〜５条フィチン酸 ５
〜１０チ 酢酸ナトリウム ４０〜６０チ 賦形剤 ５１．５〜２３チ 上述のように本発明に係る食品用保存剤においては低級
脂肪酸モノグリセライＰが用いられるが、この物質は静
菌には欠かせない成分である反面、特有の臭気を有する
ためあまり多喰に使用すると食品の風味を害する慣れが
あるため、賦形剤を含めた保存剤全原料に対しての使用
割きを、純度８０チの場合上記のように５チ以下に留め
るのが好ましい。
上記の如き配合割合の成分から粉末又は顆粒に形成して
本発明に係る保存剤を製造する方法の一例を示すと、ま
ず卵白リゾチームの如きリゾチームと、カプリン酸モノ
グリセライドの如き低級脂肪酸モノグリセライＰとデキ
ストリンの如き賦形剤をよく混合し、これを、６０℃に
加温されたこの混合物の２倍量の温水中に投入して攪拌
混合し、當法によりスプレードライして粉末状とする。
本発明に係る保存剤を製造する方法の一例を示すと、ま
ず卵白リゾチームの如きリゾチームと、カプリン酸モノ
グリセライドの如き低級脂肪酸モノグリセライＰとデキ
ストリンの如き賦形剤をよく混合し、これを、６０℃に
加温されたこの混合物の２倍量の温水中に投入して攪拌
混合し、當法によりスプレードライして粉末状とする。
その後所要量のフィチン酸或は酢酸ナトリウム、或はフ
ィチン酸と酢酸ナトリウムを添加混合して本発明に係る
食品用保存剤とする。
ィチン酸と酢酸ナトリウムを添加混合して本発明に係る
食品用保存剤とする。
本発明に係る食品用保存剤によれば上記の如き３種乃至
４４！Ａの有効成分を用いることによって相乗された静
菌効果が生じ、食品中に存在しうる各Ｓ細菌の殆どを静
菌する効果を発揮する。これは従来公知のこの種保存剤
には見られなかった効果であり、誠に顕著である。又本
発明の食品用保存剤は加熱してもリゾチームの活性は失
なわれず有効に働く。
４４！Ａの有効成分を用いることによって相乗された静
菌効果が生じ、食品中に存在しうる各Ｓ細菌の殆どを静
菌する効果を発揮する。これは従来公知のこの種保存剤
には見られなかった効果であり、誠に顕著である。又本
発明の食品用保存剤は加熱してもリゾチームの活性は失
なわれず有効に働く。
本発明に係る食品用保存剤は種々の食品に広く使用する
ことができる。例えばクリーム、ケーキ、パ／、カマポ
コ、ソーセージ、ヨーグルト、ジュース等の各種食料品
或は飲料品に有効に利用しうるが、とくにカマポコ、ソ
ーセー−）等加熱が必要な食品の保存剤として用いると
有効である。
ことができる。例えばクリーム、ケーキ、パ／、カマポ
コ、ソーセージ、ヨーグルト、ジュース等の各種食料品
或は飲料品に有効に利用しうるが、とくにカマポコ、ソ
ーセー−）等加熱が必要な食品の保存剤として用いると
有効である。
以下に試験例をあげて本発明について更に説明する。尚
この例を含む明細Ｉ１１．においてチ又は部は重愉チ又
は重量部を意味する。
この例を含む明細Ｉ１１．においてチ又は部は重愉チ又
は重量部を意味する。
試験例１
次の如き５つの保存剤試料（Ａ−Ｅ）を調製した。同試
料Ｃ−Ｅは順に本発明に係る上記保存剤１〜３に相当し
、これケチスト１〜３と表示する。
料Ｃ−Ｅは順に本発明に係る上記保存剤１〜３に相当し
、これケチスト１〜３と表示する。
又比較対照のため保存剤無添加のものを試料Ａ（対照１
）とし、本発明にて有効成分として用いる物質の中２種
頬のみを含有するものを試料Ｂ（対照２）とする。
）とし、本発明にて有効成分として用いる物質の中２種
頬のみを含有するものを試料Ｂ（対照２）とする。
保存剤試料
Ａ、対照１ 保存剤無添加
Ｂ、対照２ 卵白リゾチーム２部、カプリン酸モノグリ
セライド３部、デキス トリン９３部 Ｃ，テスト１ 卵白リゾチーム１部、カプリン酸モノグ
リセライド、 フィチン酸 ５部、デキストリン９１部 り、テスト２ 卵白リゾチーム１部、カプリン酸モノグ
リセライド３部、酢酸ナ トリウム刃部、デキストリン４６部 Ｅ、テスト３ 卵白リゾチーム１部、カプリン酸モノグ
リセライド３部、フィチ ン散ｌＯ部、酢酸ナトリウム（資）部、デキストリン３
６部 ここに用いられたカプリン酸モノグリセライドは純度８
０φのもの、フィチン酸は純度３０％のものであり、卵
白リゾチーム及び酢酸ナトリウムは純度１００多のもの
でおった。
セライド３部、デキス トリン９３部 Ｃ，テスト１ 卵白リゾチーム１部、カプリン酸モノグ
リセライド、 フィチン酸 ５部、デキストリン９１部 り、テスト２ 卵白リゾチーム１部、カプリン酸モノグ
リセライド３部、酢酸ナ トリウム刃部、デキストリン４６部 Ｅ、テスト３ 卵白リゾチーム１部、カプリン酸モノグ
リセライド３部、フィチ ン散ｌＯ部、酢酸ナトリウム（資）部、デキストリン３
６部 ここに用いられたカプリン酸モノグリセライドは純度８
０φのもの、フィチン酸は純度３０％のものであり、卵
白リゾチーム及び酢酸ナトリウムは純度１００多のもの
でおった。
上記保存剤試料Ａ−Ｅについて次の如き試験方法により
代表的な細菌に対する静菌作用のテストを行なった。
代表的な細菌に対する静菌作用のテストを行なった。
試験方法：
まず次の如き成分により液状の培地をつくった。
牛肉エキス ５ｇ
ペゾト７ １０ｇ
グルコース ５ｇ
Ｍａｉｌ ５ ｇ
これに水１０１００Ｏｆ加えｐＨ６，８としこれを大試
験管に２０ｍ１づつ分注し、次いで１２１℃に１５分間
加熱して滅菌した。
験管に２０ｍ１づつ分注し、次いで１２１℃に１５分間
加熱して滅菌した。
このようにしてつくられた培地に上述の如き成分の保存
剤試料を七の培地の１％量亦加し無添加のものとともに
保存剤試料Ａ−Ｅに相当する５種の培地をつくった。
剤試料を七の培地の１％量亦加し無添加のものとともに
保存剤試料Ａ−Ｅに相当する５種の培地をつくった。
一方次の如き菌株を用いて菌敢忙つくった。
ａ、 Ｅ、ｃｏｌｉ （大腸函）
ｂ、Ｌ、ｐｌａｎｔａｒｕｍ （乳酸菌）ｃ、 Ｂ、ｃ
ｅｒｅｕｓ （セレウス菌）ｄ、 Ｓｔａ、ａｕｒｅｕ
ｇ （黄色ブドウ球菌）ｅ、 Ｓａｃ、ｃｅｒｅｖｉｓ
ｉａｅ （ｌａｐ母）これら各菌株それぞれを約１白金
耳量とりこれを生理食塩水９ｍｌに添加踵 よ＜＆拌し
て菌液とする。
ｅｒｅｕｓ （セレウス菌）ｄ、 Ｓｔａ、ａｕｒｅｕ
ｇ （黄色ブドウ球菌）ｅ、 Ｓａｃ、ｃｅｒｅｖｉｓ
ｉａｅ （ｌａｐ母）これら各菌株それぞれを約１白金
耳量とりこれを生理食塩水９ｍｌに添加踵 よ＜＆拌し
て菌液とする。
上記のようにしてつくられた５ｆ！ｒ＋の保存剤試料Ａ
−Ｅを添加した５種の培地を含む試験管各５本に上記の
如き菌液５種を夫々０．４ｍｌづつ分注、添加し、別に
１本菌液無添加のものをつくった。
−Ｅを添加した５種の培地を含む試験管各５本に上記の
如き菌液５種を夫々０．４ｍｌづつ分注、添加し、別に
１本菌液無添加のものをつくった。
これらを加℃の恒温器中に保存しＵ時間後の菌数を測定
した。菌数はＳＰＣ培地を使用し３５℃で冴〜路時間培
養後測定した。
した。菌数はＳＰＣ培地を使用し３５℃で冴〜路時間培
養後測定した。
菌数を測定した結果は図面第１〜５図に示すグラフのと
おりである。第１〜５図は順に大腸菌、乳酸菌、セレウ
ス囚、黄色ブドウ球菌、酵母の菌数変化を示すものであ
る。
おりである。第１〜５図は順に大腸菌、乳酸菌、セレウ
ス囚、黄色ブドウ球菌、酵母の菌数変化を示すものであ
る。
このグラフから明らかなように、リゾチームと低級脂肪
酸モノグリセライドの２種の有効成分からなる保存剤試
料Ｂの場合は保存剤試料Ａ即ち保存剤鳳添加の場合と同
様に、ｕ時間後いづれの菌の菌数も増加して、各面に対
して何ら静菌作用を示していないが、これに対して本発
明の保存剤１〜３に相当する保存剤試料Ｃ−Ｅを添加し
た場合はＵ時間後にｍ数はかなシ減少して、６菌に対し
いづれも著しい静菌作用を示していることが明らかであ
る。殊にリゾチーム、低級脂肪酸モノグリセライド、フ
ィチン酸、酢酸ナトリウムの４種の有効成分を有する保
存剤試料Ｅの場合は６菌に対して等しく著しい静菌作用
を示しこれら各有効成分が相乗効果を発揮しているのが
見出される。
酸モノグリセライドの２種の有効成分からなる保存剤試
料Ｂの場合は保存剤試料Ａ即ち保存剤鳳添加の場合と同
様に、ｕ時間後いづれの菌の菌数も増加して、各面に対
して何ら静菌作用を示していないが、これに対して本発
明の保存剤１〜３に相当する保存剤試料Ｃ−Ｅを添加し
た場合はＵ時間後にｍ数はかなシ減少して、６菌に対し
いづれも著しい静菌作用を示していることが明らかであ
る。殊にリゾチーム、低級脂肪酸モノグリセライド、フ
ィチン酸、酢酸ナトリウムの４種の有効成分を有する保
存剤試料Ｅの場合は６菌に対して等しく著しい静菌作用
を示しこれら各有効成分が相乗効果を発揮しているのが
見出される。
かくて本発明に係る食品用保存剤は保存剤１〜３ともに
いずれも食品に付着しうる各挿細菌に対してすぐれた静
菌効果を有することが明らかである。
いずれも食品に付着しうる各挿細菌に対してすぐれた静
菌効果を有することが明らかである。
試験例２
次の原料を用いて常法によシカスタートクリームを試作
した。
した。
牛乳 ２５０ｇ
砂糖 ７５ｇ
小麦粉 １０ｇ
コーンスターチ ９ｇ
卵黄 ２５ｇ
計 ３６９ｇ
試作に当９ペースト状のこの原料混合物に試験例１にお
いて用いられた保存剤試料Ａ−Ｅを混合物取量に対して
１％の量各別に添加し、この混合物を８５℃で５分間加
熱した後冷却し、５種のカスター１クリーム試料をつく
った。
いて用いられた保存剤試料Ａ−Ｅを混合物取量に対して
１％の量各別に添加し、この混合物を８５℃で５分間加
熱した後冷却し、５種のカスター１クリーム試料をつく
った。
これらの試料を１５℃の温度に４日乃至８日間保存して
各日毎に菌数とｐＨと外観をしらべてｆＪ′ｐ菌効果全
効果した。その結果は下記の表に示すとおρである。
各日毎に菌数とｐＨと外観をしらべてｆＪ′ｐ菌効果全
効果した。その結果は下記の表に示すとおρである。
この表から明らかなように保存剤無添加のへの場合は４
日目にして腐敗臭を発生し菌数が１０８台に達し、有効
成分二つケ含む保存剤試料（ｎ）の場合は６日目にして
腐敗臭を発生し、菌数は＋Ｔｌ１Ｉ定しえぬ程増大した
のに対し、本発明の保存剤１〜３に相当する保存剤試料
Ｃ−Ｅの場合は８日間保存後もいづれも外観に変化なく
菌数も未だ１０ 〜１０の範囲ですぐれた静閑効果を示
していた。
日目にして腐敗臭を発生し菌数が１０８台に達し、有効
成分二つケ含む保存剤試料（ｎ）の場合は６日目にして
腐敗臭を発生し、菌数は＋Ｔｌ１Ｉ定しえぬ程増大した
のに対し、本発明の保存剤１〜３に相当する保存剤試料
Ｃ−Ｅの場合は８日間保存後もいづれも外観に変化なく
菌数も未だ１０ 〜１０の範囲ですぐれた静閑効果を示
していた。
かくてこの試験例２はさきの試験例１とともに本発明に
かかる保存剤１−３がいづれも食品に使用して６菌に対
してすぐれた静菌効果を有する汎用性食品用保存剤であ
ること全庁している。
かかる保存剤１−３がいづれも食品に使用して６菌に対
してすぐれた静菌効果を有する汎用性食品用保存剤であ
ること全庁している。
しかも本発明においては３種乃至４種物質を有効成分と
する食品用保存剤１〜３がその中の２種の物質を有効成
分とする保存剤に比べて顕著な静菌効果を示すことから
みてこれら３種乃至４種の物質により相乗された静菌効
果かえられることが明らかである。
する食品用保存剤１〜３がその中の２種の物質を有効成
分とする保存剤に比べて顕著な静菌効果を示すことから
みてこれら３種乃至４種の物質により相乗された静菌効
果かえられることが明らかである。
かくて本発明は誠にすぐれた食品用保存剤を提供するも
のである。
のである。
図面第１〜５図は試験例１に従って各保存剤試料（Ａ−
Ｅ）の６菌に対する静菌幼果を示すグラフであって、植
に大腸菌、乳酸菌、セレウス菌、黄色ブドウ球菌及び酵
母に対する場合を示す。 出願人代理人 猪 股 清 第 １ 図 第２図
Ｅ）の６菌に対する静菌幼果を示すグラフであって、植
に大腸菌、乳酸菌、セレウス菌、黄色ブドウ球菌及び酵
母に対する場合を示す。 出願人代理人 猪 股 清 第 １ 図 第２図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、リゾチーム、低級脂肪酸モノグリセライド及びフィ
チン酸を有効成分とする食品用保存剤。 ２、リゾチーム、低級脂肪酸モノグリセライド及び酢酸
ナトリウムを有効成分とする食品用保存剤。 ３、リゾチーム、低級脂肪酸モノグリセライド、フィチ
ン酸及び酢酸ナトリウムを有効成分とする食品用保存剤
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14599283A JPS6037965A (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 食品用保存剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14599283A JPS6037965A (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 食品用保存剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6037965A true JPS6037965A (ja) | 1985-02-27 |
| JPS6134793B2 JPS6134793B2 (ja) | 1986-08-09 |
Family
ID=15397665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14599283A Granted JPS6037965A (ja) | 1983-08-10 | 1983-08-10 | 食品用保存剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6037965A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4814193A (en) * | 1988-04-06 | 1989-03-21 | General Foods Corporation | Reduction of microbial population on surface of food materials |
| CN102687841A (zh) * | 2011-03-25 | 2012-09-26 | 小川博卫 | 稳定的粉末状植酸组合物及其制备法 |
| JP2012213380A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-11-08 | Hiroe Ogawa | 安定な粉末状フィチン酸組成物、その製造法及びそれを用いた食品の風味品質改良剤 |
| JP2020037543A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 殺菌又は静菌用液状組成物 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1994024890A1 (en) * | 1993-04-26 | 1994-11-10 | Eisai Co., Ltd. | Food preservative and food preservation |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4888225A (ja) * | 1972-03-02 | 1973-11-19 | ||
| JPS5167741A (en) * | 1974-12-09 | 1976-06-11 | Freunt Ind Co Ltd | Shokuhinno hozonhoho |
| JPS5231848A (en) * | 1975-09-04 | 1977-03-10 | Sanei Kagaku Kogyo Kk | Method of protecting noodles from deterioration |
-
1983
- 1983-08-10 JP JP14599283A patent/JPS6037965A/ja active Granted
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4888225A (ja) * | 1972-03-02 | 1973-11-19 | ||
| JPS5167741A (en) * | 1974-12-09 | 1976-06-11 | Freunt Ind Co Ltd | Shokuhinno hozonhoho |
| JPS5231848A (en) * | 1975-09-04 | 1977-03-10 | Sanei Kagaku Kogyo Kk | Method of protecting noodles from deterioration |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4814193A (en) * | 1988-04-06 | 1989-03-21 | General Foods Corporation | Reduction of microbial population on surface of food materials |
| CN102687841A (zh) * | 2011-03-25 | 2012-09-26 | 小川博卫 | 稳定的粉末状植酸组合物及其制备法 |
| JP2012213380A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-11-08 | Hiroe Ogawa | 安定な粉末状フィチン酸組成物、その製造法及びそれを用いた食品の風味品質改良剤 |
| JP2015211697A (ja) * | 2011-03-25 | 2015-11-26 | 博衛 小川 | 安定な粉末状フィチン酸組成物、その製造法及びそれを用いた食品の風味品質改良剤 |
| CN102687841B (zh) * | 2011-03-25 | 2016-06-22 | 小川博卫 | 稳定的粉末状植酸组合物及其制备法 |
| JP2020037543A (ja) * | 2018-09-05 | 2020-03-12 | 株式会社日清製粉グループ本社 | 殺菌又は静菌用液状組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6134793B2 (ja) | 1986-08-09 |
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