JPS6036173Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は、化粧用コンパクトに係る。

化粧用コンパクトは、身の側に係合突条が、また、蓋の
側に係合突条が設けられ、蓋を閉じたときに互いに係合
するようになっている。

本案は、斯様な化粧用コンパクトにおいて、その係合の
解除を、押釦の押圧で容易に得られるようにしようとす
るものである。

図示の実施例について説明すると、１は、扁平な身、２
は、該身に嵌合固定した扁平な中皿、３は、身に後部で
枢着４した扁平な蓋である。

身１は、前壁１１の中央に切欠１２を設け、前壁１１の
内側に少しの空間ａを隔てて内壁１３を起立除数内壁の
外面で、切欠１２の平面視中央に対応させて、下部に突
子１４を突設すると共に、上部に係合突条１５を横設し
、上記空間ａに、シーソー型押釦５を切欠１２において
露出させて横向きに内装除数押釦は、両側面で、外側に
円弧面５１．５１を、また、内側にストッパ５２．５２
を設け、内面で、一半に斜め上方に面する傾斜カム面５
３を設けており、内面中央部５４を上記突子１４へ当接
すると共に、円弧面５１゜５１を切欠１２の両側縁へ摺
動自在に当接して、突子１４を支点に揺動するよう装備
し、上記空間ａ及び押釦５を中皿２の前縁部２１でカバ
ーし、該前縁部２１において上記係合突条１５に対応し
て窓孔２２を穿設している。

蓋３は、前部下面から上記窓孔２２に挿通し得る係合突
片３１を垂設して、閉じた際上記係合突条１５に係合す
るように除数係合突片３１の下端を押釦５の傾斜カム面
５３に対応させている。

なお、上述の各部材は、合成樹脂によるものである。

図中、６は、鏡である。而して、中皿２には、化粧料を
直接に、または、ドラムに充填の上で収容し、押釦５の
一半を押圧すると、該押釦が突子１４を支点に回動し、
傾斜カム面５３が押込まれて、該傾斜カム面によって係
合突片３１が上方に押上げられ、該係合突片が撓んで係
合突条１５を乗り越えて、係合突条１５との係合が解除
される。

その後、蓋３を単に回動させるだけで数差が開く。

開いた蓋は、閉じたときに下方へ押圧すれば、係合突片
３１が係合突条１５を乗り越えて、再び係合突片１５に
係合し、押込まれている傾斜カム面５３がその係合突片
３１で押出され、全てが元の状態に戻る。

本案によれば、シーソー型押釦５を特別の支持部材や枢
着部材を用いることなく簡単に装備でき、該押釦５によ
り蓋３の係止をワンタッチで極めて容易に解除できる。

【図面の簡単な説明】

図面は、本案実施例で、第１図は、截断平面図、第２図
は、第１図■−■線の一部截断側面図、第３図は、第１
図■−■線の一部截断側面図、第４図は、要部の分解斜
視図である。 １・・・・・・身、 ２・・・・・・中皿、 ３・・・・・・蓋、 ５・・・・・・押 釦、 １４・・・・・・突子、 １５・・・・・・係合突条、 ３１・・・・・・ 係合突片、 ５３・・・・・・傾斜カム面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 身１とＭ３とを後部て枢着４し、身１の前部に係合突状
   １５を、また、蓋３の前部にその係合突状１５に係合す
   る係合突片３１を設けて、閉じた蓋３を係止するように
   した化粧用コンパクトにおいて、身１の前壁１１に切欠
   １２を設け、該前壁の内側に少しの空間ａを隔てて内壁
   １３を起立し、上記係合突片３１をその空間ａ内に挿入
   するよう形成すると共に、内壁１３の外面適所に上記係
   合突状１５を設け、また、内壁１３の外面適所に突子１
   ４を設け、上記空間ａにシーソー形押釦５を切欠１２に
   露出させ且つ突子１４を支点に回動するようにして内装
   し、該押釦５の内面適所に上記係合突片３１を押上げ可
   能に傾斜カム面５３を設け、上記空間ａ及び押釦５を身
   １に内装した中皿２等の縁部で覆ったことを特徴とする
   化粧用コンパクト。