JPS6034641B2 - コマ型突起付きマット - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、仮設工事の資材搬入路等を形成するため軟弱
地盤等に敷設されるマットに関するものである。

従来の技術 従来、資材搬入路の形成に際しては下面が平らなマット
を地盤に敷設している。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来のマットは、車頚等の重量物が
負荷されたとき沈下を十分抑制できないため、軟弱地盤
等では資材搬入路面の凹凸が大きくなって不安定になり
、車輪のスムーズな秦入れを妨げ、資材の搬入能率を低
下させる。

従って、本発明の目的は、十分な難沈下性を有し、良好
な搬入路等の形成が可能なマットを提供することである
。

問題点を解決するための手段 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると本発明
の要旨は、第１の発明においては、マット本体ａの下面
にコマ型突起Ｐ′を多数並設させたことである。

また、第２の発明においては、マット本体ａの先端１か
らほぼ中間部２までの下面に、順次大きさを増した多数
のコマ型突起Ｐを並設し、中間部２から後端３までのマ
ット本体ａ下面には同一の大きさの多数のコマ型突起Ｐ
′を並設したことである。作用 第１の発明においては、コマ型突起付きマットｍそれ自
体の重量及びマットｍが受ける車顔等の垂直荷重と、コ
マ型突起Ｐ′の円錐形胴体７に生ずる地盤反力及び摩擦
抵抗、並びに円柱形軸胸８がある場合には該鞠脚８に生
ずる地盤反力及び摩擦抵抗の総合力とを均衡させて、不
等沈下や過度の沈み込みがない水平地耐力を発揮させる
。

第２の発明においては、第１の発明が奏する前記作用に
加えて、マット本体ａの下面の先端１からほぼ中間部２
まで順次大きさを増した多数のコマ型突起Ｐを並設して
あるため、車輪５を第３図の矢印ｖ方向へ回転してマッ
ト本体ａの上面に乗り入れるとき、過度の落差がなく、
車鋼は大きなショックを受けずに円滑に乗り入れできる
。

実施例第４図に示した第１の発明の実施例と、第Ｉ図，
第２図及び第３図に示した第２の発明の実施例では、マ
ット本体ａの上面にその全体にわたって滑り止め突起４
を多数個並設してある。

そのため、車鋼５の空転が防止され、マット本体ａ上面
への車両の乗り入れがスムーズになされる。図示の各実
施例では、マット本体ａとコマ型突起Ｐ，Ｐ′はゴムや
欧質プラスチック等の可塑性物質で一体に成型されてい
るが、マット本体ａとコマ型突起Ｐ，Ｐ′とを別個に製
作し、マット本体ａの下面にコマ型突起Ｐ，Ｐ′を接着
等によって取付けてもよい。発明の効果 以上のように第１の発明では、マット本体ａの下面に並
設したコマ型突起Ｐ′が垂直荷重に対し大きな抗力を生
じ、マットｍの沈下を抑制するため、軟弱地盤や降雨等
の場合においても難沈下性で安定性に富む資材搬入路等
を簡単に形成することができ、工事用資材の搬入能率を
増進させることができる。

第２の発明では、マット本体ａの下面には先端１からほ
ぼ中間部２まで順次大きさを増した多数のコマ型突起Ｐ
が並設されているため、マットｍ上面に車輪５が乗り入
れる時の抵抗が減少し、スムーズな車鞭の乗り入れが可
能である。

また、マットｍの布設及び除去作業は大変簡単であり、
マットは再使用し得るため、搬入路等の形成コストの節
減が可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は第２の発明の実
施例に係るコマ型突起付きマットの正面図、第２図は同
マットの平面図であ、中間部から後端部にかけた一部を
省略して示してある。 第３図は第１図に示したコマ型突起付きマットの使用状
態の正面図である。第４図は第１の発明の実施例に係る
コマ型突起付きマットの正面図であり、中間部から後端
部にかけた一部を省略してある。ａ・・・・・・マット
本体、Ｐ，Ｐ′・・・・・・コマ型突起、ｍ…．・・マ
ット、１・・・・・・マットの先端、２・…・・マット
の中間部、３・・・・・・マットの後端、４・・・・・
・滑り止め突起、５・・・・・・車輪、６・…・・地盤
、７・・・・・・円錐形胴体、８・・・・・・円柱形軸
脚。簾〆図 髪之図 笈３１函 ＊４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ マツト本体ａと、マツト本体ａの下面に多数並設さ
   れたコマ型突起Ｐ′とから成るコマ型突起付きマツト。 ２ マツト本体ａと、マツト本体ａの先端１からほぼ中
   間部２までの下面に並設され、中間部２に向う程順次大
   きさを増した多数のコマ型突起Ｐと、前記中間部２から
   後端３までのマツト本体ａ下面に並設された同一の大き
   さの多数のコマ型突起Ｐ′とから成るコマ型突起付きマ
   ツト。