JPS6034328B2 - 誘導電流を減少可能になる架空地線路 - Google Patents
誘導電流を減少可能になる架空地線路Info
- Publication number
- JPS6034328B2 JPS6034328B2 JP13547277A JP13547277A JPS6034328B2 JP S6034328 B2 JPS6034328 B2 JP S6034328B2 JP 13547277 A JP13547277 A JP 13547277A JP 13547277 A JP13547277 A JP 13547277A JP S6034328 B2 JPS6034328 B2 JP S6034328B2
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- Japan
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- overhead ground
- ground line
- current
- overhead
- induced current
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は架空地線路の遮へいに使用される架空地線路の
改良、とくに誘導電流を減少せしめ得る架空地線路に関
する。
改良、とくに誘導電流を減少せしめ得る架空地線路に関
する。
架空速電線路は第1図に示すように鉄塔1,1,・・・
・・・・・・に、碍子達2,2,・・・・・・・・・を
介して送電線3,3…・・・・・・が架線されてなるも
のであるが、これらの遮へいをするために架空地線10
が1条あるいは2条架線されている。
・・・・・・に、碍子達2,2,・・・・・・・・・を
介して送電線3,3…・・・・・・が架線されてなるも
のであるが、これらの遮へいをするために架空地線10
が1条あるいは2条架線されている。
しかして、近年架空送電線は大サイズ大容量化の傾向に
あり、これにともなって架空地線のサイズも次第に大サ
イズ化される傾向にある。
あり、これにともなって架空地線のサイズも次第に大サ
イズ化される傾向にある。
これは送電線の送電容量が増大するにつれ、これと並行
して架線されている架空地線に常時誘導される電磁誘導
電流が増大し、かつ地絡があった場合に、この架空地線
を流れる故障電流が相当大きなものとなってきたためで
ある。ある計算では誘導電流2靴Aの地絡電流が0.7
秒間重されると従来一般に使用の架空地線では500℃
以上に温度上昇がおこり許容値である400qCをオー
バーすることがわかっている。
して架線されている架空地線に常時誘導される電磁誘導
電流が増大し、かつ地絡があった場合に、この架空地線
を流れる故障電流が相当大きなものとなってきたためで
ある。ある計算では誘導電流2靴Aの地絡電流が0.7
秒間重されると従来一般に使用の架空地線では500℃
以上に温度上昇がおこり許容値である400qCをオー
バーすることがわかっている。
このため、安全率をみて架空地線のサイズが次第に太く
されてきたものであり、架線作業が面倒となることは勿
論、経済上も不必要に費用の増大をまねく結果となって
いる。本発明はかかる実情にかんがみてなされたもので
あり、架空地線に流れる常時誘導電流を減少せしめ、し
かも地絡時の故障電流は容易に導通電流せしめ得る新規
な架空地線路を提供せんとするものであって、これによ
り誘導電流による地絡自身の温度上昇を抑制して、従来
サイズの架空地線をもってしても、十分に今日の大容量
送電線路に適用できるようにしたことは勿論、場合によ
っては地線のサイズの低減をも可能としたものである。
されてきたものであり、架線作業が面倒となることは勿
論、経済上も不必要に費用の増大をまねく結果となって
いる。本発明はかかる実情にかんがみてなされたもので
あり、架空地線に流れる常時誘導電流を減少せしめ、し
かも地絡時の故障電流は容易に導通電流せしめ得る新規
な架空地線路を提供せんとするものであって、これによ
り誘導電流による地絡自身の温度上昇を抑制して、従来
サイズの架空地線をもってしても、十分に今日の大容量
送電線路に適用できるようにしたことは勿論、場合によ
っては地線のサイズの低減をも可能としたものである。
このような目的のためには、通常の誘導電流程度の比較
的導通電流の小なる範囲ではインピーダンスが大であり
、地絡時のように異常大電流の導通される場合にはイン
ピーダンスが小となるような回路を架空地線に直列に組
み込んで架空地線路を構成すればよいことを発明者らは
見出した。以下に実施例により説明する。架空地線10
は、一般に第2図に示すように鉄塔の鉄塔頂部laにお
いて引留クランブ11で引留められ、ジャンパー線12
によって例えば図のように連結せられている。
的導通電流の小なる範囲ではインピーダンスが大であり
、地絡時のように異常大電流の導通される場合にはイン
ピーダンスが小となるような回路を架空地線に直列に組
み込んで架空地線路を構成すればよいことを発明者らは
見出した。以下に実施例により説明する。架空地線10
は、一般に第2図に示すように鉄塔の鉄塔頂部laにお
いて引留クランブ11で引留められ、ジャンパー線12
によって例えば図のように連結せられている。
しかして、この鉄塔支持部において第8あるいは第9図
のような回路を設け、これと架空地線10とを直列に結
んでやることによって本発明所期目的の架空地線路を構
成することができる。
のような回路を設け、これと架空地線10とを直列に結
んでやることによって本発明所期目的の架空地線路を構
成することができる。
すなわち第8図に示すものは高抵抗部村Rとホーンギャ
ップGとを並列に組み合せたものであり、常時誘導電流
(数十〜数百A程度)に対しては高抵抗部材Rによって
そのインピーダンスが増大せしめられ電流は制限される
。の場合の抵抗値については現実の架空地線の実情に基
づき適宜選定すればよい。他方このような回路に短時間
故障電流(数千〜数万A)が流れた場合にはホーンギャ
ップGを経由に大電流が流れ相対的インピーダンスは4
・となり、容易に地絡電流を流すことができる。勿論こ
の場合ホーンを通しての大電流によりァークを生ずるの
が適宜の防護枠体を設けてこれをさえぎつてやれば鉄塔
やクランプ部にそれが飛び散ることを防止できる。また
、このようなアークの有無は後刻外部からのぞいて確認
することができる。一方、第9図は第8図の高抵抗部材
とホーンギャップの組合せの代りに可飽和IJァクトル
Lを連結したものである。
ップGとを並列に組み合せたものであり、常時誘導電流
(数十〜数百A程度)に対しては高抵抗部材Rによって
そのインピーダンスが増大せしめられ電流は制限される
。の場合の抵抗値については現実の架空地線の実情に基
づき適宜選定すればよい。他方このような回路に短時間
故障電流(数千〜数万A)が流れた場合にはホーンギャ
ップGを経由に大電流が流れ相対的インピーダンスは4
・となり、容易に地絡電流を流すことができる。勿論こ
の場合ホーンを通しての大電流によりァークを生ずるの
が適宜の防護枠体を設けてこれをさえぎつてやれば鉄塔
やクランプ部にそれが飛び散ることを防止できる。また
、このようなアークの有無は後刻外部からのぞいて確認
することができる。一方、第9図は第8図の高抵抗部材
とホーンギャップの組合せの代りに可飽和IJァクトル
Lを連結したものである。
可飽和リアクトルLはそれを導通する電流1がある所定
値になるまで電流1の増大とともに電圧Vは急勾配をも
って増大する(インピーダンスV/1が増大する。)が
ある電流値に達すると電圧上昇はきわめて小となり飽和
状態となってしまう特性を有する。すなわち電流がある
値以上においては電流の増大とともにインピーダンスV
/1は一転して減少いまじめる。インピーダンスの増大
城における導通電流を前記常時誘導電流域におけば、そ
れよりも桁ちがし、の大軍流が流れる池絡電流に対して
は可飽和1′ァクトルLはきわめて小なるインピーダン
スとなるからこれの導通をさまたげることがない。従っ
て前記第8図の場合と同等の効果を発揮せしめることが
できる。第3図から第7図は上記原理を具体化した場合
のいくつかの実態を示したものである。
値になるまで電流1の増大とともに電圧Vは急勾配をも
って増大する(インピーダンスV/1が増大する。)が
ある電流値に達すると電圧上昇はきわめて小となり飽和
状態となってしまう特性を有する。すなわち電流がある
値以上においては電流の増大とともにインピーダンスV
/1は一転して減少いまじめる。インピーダンスの増大
城における導通電流を前記常時誘導電流域におけば、そ
れよりも桁ちがし、の大軍流が流れる池絡電流に対して
は可飽和1′ァクトルLはきわめて小なるインピーダン
スとなるからこれの導通をさまたげることがない。従っ
て前記第8図の場合と同等の効果を発揮せしめることが
できる。第3図から第7図は上記原理を具体化した場合
のいくつかの実態を示したものである。
第3図は引蟹クランプ11と鉄塔頂部laとの間に碍子
13を設けることにより電流がジャンパー線12を流れ
るようにするとともにジャンパー線には高抵抗部材R,
(例えば鋼合金などによる)とホーンギャップGを接続
している。
13を設けることにより電流がジャンパー線12を流れ
るようにするとともにジャンパー線には高抵抗部材R,
(例えば鋼合金などによる)とホーンギャップGを接続
している。
第4図は第8図の別な変形例であり高抵抗部村としての
筒状体R2を用いた。
筒状体R2を用いた。
第5図は第4図の筒状体R2近傍を示す説明図であって
、図のように筒状体R2の中にホーンギャツプGが設け
られている。このように構成されていればホーンギヤッ
プにおけるアークの発散防止ができる利点もある。第6
図はジャンパー線12にリアクトルLを接続した場合を
示し、第7図は鉄心入りリアクトルL2にホーンギャッ
プGをさらに組合せ大電流に対する加重の保護をはかっ
たものである。
、図のように筒状体R2の中にホーンギャツプGが設け
られている。このように構成されていればホーンギヤッ
プにおけるアークの発散防止ができる利点もある。第6
図はジャンパー線12にリアクトルLを接続した場合を
示し、第7図は鉄心入りリアクトルL2にホーンギャッ
プGをさらに組合せ大電流に対する加重の保護をはかっ
たものである。
上記のように架空地線の必要個所に電流の大小によりイ
ンピーダンスが大中に変化する回路を設けてやることに
より、架空地線のサイズを増大することなく送電線の大
容量化時代に適応した架空地線路を設けることが可能で
あり送電損失の減少にもつながる利益は大きい。
ンピーダンスが大中に変化する回路を設けてやることに
より、架空地線のサイズを増大することなく送電線の大
容量化時代に適応した架空地線路を設けることが可能で
あり送電損失の減少にもつながる利益は大きい。
第1図は架空地線路を示す説明図、第2図は従来の架空
地線の引留部を示す説明図、第3〜7図は本発明に係る
架空地線路に介在される回路の具体例を示す説明図、第
8および9図は本発明に係る介在回路の原理を示す説明
図である。 1:架空地線、R,R,,R2:高抵抗部材、G:ホー
ンギャップ、L,L,L2:可飽和リアクトル。 ブ′図 才2図 が3図 すく図 牙,タ 図 ナ5図 才7図 才6図 ブタ図
地線の引留部を示す説明図、第3〜7図は本発明に係る
架空地線路に介在される回路の具体例を示す説明図、第
8および9図は本発明に係る介在回路の原理を示す説明
図である。 1:架空地線、R,R,,R2:高抵抗部材、G:ホー
ンギャップ、L,L,L2:可飽和リアクトル。 ブ′図 才2図 が3図 すく図 牙,タ 図 ナ5図 才7図 才6図 ブタ図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 架空地線の鉄塔支持部において、導通電流が比較的
小さい場合にはインピーダンスが大であり、比較的大な
る電流が流れる場合にはインピーダンスが小となるよう
な回路を架空地線に直列に介在せしめてなることを特徴
とする誘導電流を減少可能になる架空地線路。 2 介在回路が高抵抗部材とアーキング用ホーンギヤツ
プとの並列回路よりなる特許請求の範囲第1項記載の架
空地線路。 3 介在回路が可飽和リアクトルよりなる特許請求の範
囲第1項記載の架空地線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13547277A JPS6034328B2 (ja) | 1977-11-10 | 1977-11-10 | 誘導電流を減少可能になる架空地線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13547277A JPS6034328B2 (ja) | 1977-11-10 | 1977-11-10 | 誘導電流を減少可能になる架空地線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5468996A JPS5468996A (en) | 1979-06-02 |
JPS6034328B2 true JPS6034328B2 (ja) | 1985-08-08 |
Family
ID=15152504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13547277A Expired JPS6034328B2 (ja) | 1977-11-10 | 1977-11-10 | 誘導電流を減少可能になる架空地線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034328B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4298672B2 (ja) | 2005-04-11 | 2009-07-22 | キヤノン株式会社 | 混合分布hmmの状態の出力確率計算方法および装置 |
CN106207928B (zh) * | 2016-07-21 | 2017-10-13 | 广州开能电气实业有限公司 | 一种引流板防发热装置以及具有该装置的输电线路 |
-
1977
- 1977-11-10 JP JP13547277A patent/JPS6034328B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5468996A (en) | 1979-06-02 |
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