JPS6033778A - 原稿検出方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、デジタル画像記録システムにおける現稿検出
方法に関し、基体的には原稿サイズや載置位置を検出す
る方法に関する。

（ロ）従来技術 最近、原稿台上に載置した原稿の画像情報をイメージセ
ンサ（固体撮像素子などの光電変換素子）を用いたイメ
ージリーダ【こまって読み取り、得られた画像信号を２
値化してメモリに格納し、その後メモリから読み出した
デジタル信号に基づいて画像記録を行なうようにしたデ
ジタル式画像記録システムが開発されている。このよう
な画像記録システムにおいては、通常の原稿１枚ごとの
記録はもちろんのこと複数の原稿を合成して１枚の画像
を記録することもできる。合成画像を記録する場合、各
原稿の画像データは順次メモリに格納されるが、このと
きに原稿サイズがわかると各原稿ごとに必要な記憶容量
が決まるので、データがメモリに無駄なく格納できメモ
リ容量を有効に利用できる。またイメージセンサで読み
取った原稿の画像情報を原稿ごとにメモリに格納し、必
要なときに随時読み出して利用するファイル管理方法も
考えられているが、この場合においても、原稿サイズが
わかると格納可能な情報量がわかり、メモリの有効利用
が図れて管理上都合がよい。また、原稿サイズがわかる
と給送される記録紙が自動的に決まるので、給紙選択の
操作が不要となるとともに原稿サイズに合わせてメモリ
容量の割当てができる。そのほかに原稿の画像情報をデ
ジタル化しない通常の複写機などでも同様であるが、原
稿サイズがわかると給紙サイズが決まり、さらに選択さ
れた希望の給紙サイズと原稿台上をこ置かれた原稿サイ
ズとが異なっているときはＪＪＸ　８６サイズと給紙サ
イズとから自動的に原稿画像の縮小率または拡大率を決
定することができる。

一方、デジタル式画像記録システムにおいて合成画像を
記録するには原稿台」二の原稿位置を知る必要がある。

また通常の複写機などでも同様であるが、原稿位置がわ
かると原稿を原稿台上のいかなる位置に置いても給紙タ
イミングなどを制御して合わせることができるので、記
録時Ｇこ原稿の位置合わせに気を使う必要がなくなる。

このように、画像記録システムにおいては原稿サイズお
よび原稿位置がわかると上述したような利点があるので
、従来原稿サイズと原稿位置を検出する方法がいくつか
提案されているが。

デジタル式画像記録システムにおける検出方法の一例と
して、原稿押えカバー（以下「プラテンカバー−１とい
う）の裏面を単色（たとえば反射率の高い銀色）に塗り
、イメージセンサ（たとえばＣＣＤ）によって原稿画像
情報を読み取る際プラテンカバー裏面からの反射光量が
多（・ためにイメージセンサの出力レベルが原稿画像情
報の出力レベルより大きくなることを利用して原稿サイ
ズを検出する方法が知られて（・る。

ところが、この方法では長い間両像記録を行なっている
うちにプラテンカッく一裏面が次第に汚れてきたりして
イメージセンサかもの出力レベルが次第に低下し、原稿
の画像情報レベルとほとんど同じ大きさをこまでなると
原稿サイズおよび原稿位置が検出できなくなってしまう
おそれがある。

ｅ慢発明の目的および構成 本発明は、上記の点にかんがみてなされたもので、原稿
台上に載置した原稿と原稿押え力〕（−裏面とからの光
情報を読み取って得た画像信号に基づいて原稿を検出す
る方法において、プラテンカバー裏面が汚れても原稿お
よび原稿位置の検出が確実にできるようにすることを目
的とし、そのために、前記原稿押えカバー裏面を単色に
塗り前記画像信号をディザ処理して得た２値化画像信号
の周期性に基づいて原稿を検出するようにデジタル式画
像記録システムを構成したものである。

（→実施例 以下図面に基づいて本発明を説明する。

第１図は本発明による原稿サイズの検出方法を適用する
デジタル式画像記録システムの一実施例のブロック線図
である。この実施例では。

原稿画像情報の２値化処理に組織的ディザ法が利用され
ており、すなわちイメージセンサによって光学的に読み
取られた原稿画像情報の画素レベルを予め定めた閾値と
比較し、その大小関係により２値（０またはＩ）変換し
て擬似中間調を表わすとともに原稿サイズと原稿位置の
検出を行なうようにしている。図においてｌは第２図に
示したイメージリーダ２の原稿台２ａ上に載置される原
稿の画像情報を光学的に読み取るイメージセンサ、３は
イメージセンサＩにより読み取られた原稿の画像情報の
画素レベルを予め定めたディザマトリクスにより決まる
パターンで周期的に変化する閾値で、２値化を行なう組
織的ディザ法による２値化処理回路である。

４は２値化処理回路３から出力される２値化画像信号を
一旦メモリ５に格納し、その後この画像信号に基づいて
イメージプリンタ６において画像記録を行なうとともに
後述する原稿サイズ、位置の検出を行なう画像コントロ
ーラである。

いま、単色に塗られたプラテンカバー２ｂを開け（第２
図参照）、第３図に示すように原稿台２ａ上に原稿Ｐを
置く。原稿画像およびプラテンカバ−２ｂ裏面を横方向
Ｎｃ主走査方向）に１走李すると、第４図に示すように
プラテンカバー裏面の領域ＡＣ第３図の斜線部分に対応
）ノ濃度レベルは一定しベルａとなるため、これをディ
ザ法による周期的に変化する閾値レベルｂ（鎖線で示す
）に基づいて２値化すると所定のパターンが繰返えされ
る２値運信号が得られる。一方、原稿Ｐの画像領域Ｂ（
第３図の白色部分に対応）の濃度レベルはその画像情報
に応じてたとえばＣで示すようになる。

第５図は本発明に係る原稿サイズの検出回路であり、７
はイメージリーダ２（第１図参照）から出力されるプラ
テンカバー裏面および原稿の画像情報のデジタル画像信
号Ｓ□　を格納するシリアル入力パラレル出力タイプの
シフトレジスタ、８は上述したように赤あるいは黄など
の単色で塗られたプラテンカバー裏面の情報が２値化さ
れたパターンデータＤを予め格納したレジスタである。

９はシフトレジスタ８から送り出されるデータがレジス
タ８のパターンデータＤと一致しているか否かを判別し
、一致しているときは一致信号Ｓ３　を出力する一致回
路、１０は一致回路９の出力に基づいて所定時間−の開
信号Ｓ４　を出力する再トリガ可能な単パルスのマトリ
クスサイズに対応するパターン周期より少し長い時間に
設定されている。従って画像記録が可能な最大領域であ
る画像有効期間（第６図の丑　に相当する）中に前記パ
ターン周期ごとに信号Ｓ３　が入力されると第６図に信
号ｓ５で示すように連続的にＨレベルを保つことになる
。１１はＲ−Ｓフリップフロップであり、そノセット端
子Ｓには第３図においてプラテンカバー裏面の領域Ａ（
斜線部分に対応）および原稿Ｐの画像領域Ｂを主走査方
向Ｎに１走査するごとに出力される水平同期信号Ｓ２　
が人力され。

リセット端子Ｒには単パルス発生器１０の出力が入力さ
れるようになっている。Ｉ２は単パルス発生器１０から
の信号述　とフリップフロップ１１からのフリップフロ
ップ出力信号ｓ６　とが人力されるオア回路であり、こ
の出力端子Ｑからのオア信号３７Ｇこより原稿サイズお
よび原稿位置が検出されるようになっている。

次に、第６図のタイムチャートに基づいて原稿サイズお
よび原稿位置の検出方法を説明する。

イメージリーダ２（第１図参照）からのデジタル画像信
号Ｓｌ　はプラテンカバー裏面領域Ａと原稿画像領域Ｂ
とにわたって図に示すようになり、シフトレジスタ７に
４ａ納される。その後、一致回路９においてこれらのデ
ジタル画像信号Ｓ□　はレジスタ８内のパターンデータ
Ｄと一致しているか否かが判別される。その結果、プラ
テンカバー裏面領域ｉこおいて画像信号Ｓ１　が時間ｔ
エ　のとき最初のパターンデータＤと一致したことが判
別されると一致回路９から一致信号第　が出力され、そ
の後時間ｔ、ｖ　経過した時点より少し前にやはりパタ
ーンデータ（最初のパターンデータと同じ）と一致した
ことが判別されると再び一致信号Ｓ３　が出力されるた
め、単パルス発生器ｌＯはこのとき再トリガされ、図の
ようにＨレベルを続けるＳ４　信号となる。

次に原稿画像領域Ｂにおいては、原稿の画像信号Ｓ１　
は」１記パターンデータとは一致しないので、この間は
一致回路９から一致信号Ｓ３　が出力されることはなく
、従って信号Ｓ４　もＬレベルとなる。その後、走査が
原稿画像領域Ｂから時１１ＪＪ　ｔａにおいて再びプラ
テンカバー裏面領域Ａに移った後、時間ｔ４において完
全なパターンデータＤと同じ信−号が順次出力されるよ
うになり、時間ｔ５　にて画像信号Ｓ□　とパターンデ
ータとが一致すると一致信一号Ｓ３　が出力される。？
１′Ｌノ（ルス発生器１０からはこのような一致信号Ｓ
３に基づいてｍ　’Ｆ　Ｓ４　が出力される。一方、プ
ラテンカバー裏面および原稿画像の主走査方向への走査
がスタートしたとき゛（時間ｔ。のとぎ）には水平同期
信号Ｓ２　が出力されているので、プラテンカバー裏面
の走査前にフリップフロップ１１はセット状態にあり、
その間フリップフロップ出力信号ち　に基づいてオア回
路１２からはオア信号Ｓ７　が出力される。いま、フリ
ップフロップｌｌからの出力信号Ｓ６　が時間ｔエ　に
おいて零になっても、このとき単パルス発生器ｌＯから
信号Ｓ４　が出力されるためオア信号ジは出力され続け
、プラテンカバー裏面領域Ａについての走査が終わる時
間ｔ２で零となる。

このようにすれば、時間ｔ２からｔ５　までの間すなわ
ちオア信号Ｓ７が、Ｌレベルとなっている時間Ｔ１　か
も主走査方向の原稿サイズを検出することができる。ま
た水平同期信−号皐カ出力すれた時間ｔ。から原稿画像
領域Ｂの始Ｎｒｌを表わす時間ｔ２　までの時間１゛。

かり原稿位置を検出できる０な４６．縦方向（副走査方
向、）・Ｍ（第３図参照）の原稿サイズは第６図に示し
た信号輝のうち′ｒ１　に相当する部分が発生し始めて
から終丁するまでの間に出力される水平同期信″；３−
８２の数をカウントすることにより検出できる。言い替
えれば副走旌方向のサイズを検出するには画像有・効期
間１゛２（第６図の信ｇＳ５を参照）中に信号勢　が立
「がった数をカウントすることによりめられる。

ここで、第６図かられかるように原稿画像領域Ｂ（原稿
サイズ）の終端検出の時間は実際はｔ３　から１パタ一
ンデータ分の時間側　ないし最大２パタ一ンデータ分だ
け遅れてあり、また図には示されていないがプラテンカ
バー裏面領域Ａから原稿画像領域Ｂに移るときの時間ｔ
２は実際は最大ｌパターンデータ分の時間ん　だけ遅れ
るが、このパターンデータの時間偲　はディザマトリク
スサイズに対応し、長さに換算して非常に短いので、こ
のような時間遅れ従って原稿画像領域Ｂの境界の検出誤
差は無視できる。

さて、上記検出回路においてはレジスタ８内に予め格納
されるプラテンカバー裏面をこ相当するパターンデータ
Ｄは、プラテンカバー裏面の汚れ具合いに応じてたとえ
ばｌ、２ケ月ごとに（あるいは記録回数に応じて）自動
的また手動により交換されるようにすれば、プラテンカ
バー裏面の汚れが進むＧこつれてプラテンカバー裏面に
対応する２値化画像信号も変わるが、比較されるレジス
タに与えられるパターンデータも変わるので、汚れ具合
にかかわらず同じ動作原理で原稿サイズと原稿位置の検
出ができる。

なふ本発明は原稿を固定して画像記録を行なうシステム
に限らず、原稿が自動的に原稿台に送られるＡＤＦｒ自
動原稿送り機構）を備えた画像記録システムにも適用で
きる。

（ホ）発明の詳細 な説明したように、本発明は、原稿台上に載置した原稿
と原稿押えカバー裏面とからの光↑１′ｊ報を読み取っ
て得た画像信号に基づいて原稿を検出する方法において
、前記原稿押えカバー裏面を単色に塗り、前記画像信号
をディザ処理して得た２値化画像信号の周期性に基づい
て原稿を検出するようにしたので、長い間両像記録を行
なっているうちにプラテンカバー裏面の汚れが進むにつ
れてプラテンカバー裏面に対応した２値化画像信号のパ
ターンが変わっても、記憶しであるパターンデータも変
わるため、汚れ具合にかかわらず原稿サイズと原稿位置
の検出かできる。また、ディザ法にょる２値化処理にお
いてディザマトリクスを細がくすることにより検出精度
を向上することができる。なお、従来と同様にして画像
読取り信号がそのまま原稿サイズの検出にも使えること
はもちろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による原稿サイズの検出方法を適用する
デジタル式画像記録システムの一実施例のブロック線図
、第２図は第１図に示した第４図はプラテンカバー裏面
および原稿画像の濃度レベルとディザ法による閾値レベ
ルを示した図、第５図は本発明に係る原稿サイズの検出
回路、第６図は第５図に示した検出回路の動作を説明す
るためのタイムチャートである。 ｌ・・・イメージセンサ　２・・・イメージリーダ３・
・・２値化処理回路　４・・・画像コントローラ５・・
・メモリ　６・・・イメージプリンタ７・・・シフトレ
ジスタ　８・・・レジスタ９１９．一致回路　１（）・
・・単パルス発生器１１・・−Ｒ−Ｓフリップフロップ １２・・・オア回路 特許出願人　小西六写真工業株式会社 第１図 第２図　第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿台上をこ載置した原稿と原稿弁えカバー裏面とから
   の光情報を読み取って得た画像信号に基づいて原稿を検
   出する方法において、前記原稿弁えカバー裏面を単色に
   塗り、前記画像信号をディザ処理して得た２値化画像信
   号の周期性に基づいて原稿を検出することを特徴とする
   原稿検出方法。