JPS6032749A - ニトロフェノ−ル類含有水溶液の処理方法 - Google Patents

ニトロフェノ−ル類含有水溶液の処理方法

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JPS6032749A
JPS6032749A JP13972483A JP13972483A JPS6032749A JP S6032749 A JPS6032749 A JP S6032749A JP 13972483 A JP13972483 A JP 13972483A JP 13972483 A JP13972483 A JP 13972483A JP S6032749 A JPS6032749 A JP S6032749A
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JP
Japan
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aqueous solution
nitrophenol
alcohol
nitrophenols
nitrophenol compound
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Pending
Application number
JP13972483A
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English (en)
Inventor
Takakazu Niwa
丹羽 敬和
Shinichi Yasuda
晋一 保田
Takayuki Kurohara
隆行 黒原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koei Chemical Co Ltd
Original Assignee
Koei Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 方法に関する.更に詳しくは、特定の抽出剤を用いて二
トロフェノール類含有水溶液からニトロフェノール類を
抽出回収する方法に関するものである。
ニトロフェノール類を含有する水溶液は主に染料、医薬
、農薬、工業薬品及びその中間体などの製造工場におけ
る洗浄液、ろ液などの工場廃水として大量に生じている
。この廃水をそのまま排出すると、そのCOD負荷及び
毒性などが極めて高く廃水の流入する河川、海等の水質
汚染の原因となる。
従来このような廃水の処理方法としては塩析、酸析、凝
集、沈殿、活性汚泥処理法等が知られているが、処理費
が著しく高くなったり効果が不充分であるなどいずれも
満足すべき方法ではない。
又、J、SOC,Chem、In1..87 48頁(
1948)及び特開昭50−122463号に記載され
ているように脂肪族アミン、芳香族3級アミンまたは該
アミンを炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、石油エ
ーテル等で稀釈した抽出剤を用いてニトロフェノール類
を抽出除去する方法が知られている。しかしながら抽出
及びアルカリ性水溶液による逆抽出の際に液が乳濁し分
液にかなりの時間を要する。このためかかる公知方法は
工業的に実施が困難である。又、アニオン交換樹脂を用
いて酸性水溶液からニトロフェノール類を吸着回収する
方法も知られているが、苛性ソーダ等のアルカリ水溶液
を用いて吸着したニトロフェノール類を溶離する際、溶
離性が悪く実用には適し得ない。
本発明者らはこのような欠点について鋭意検討した結果
、ニトロフェノール類含有水溶液からニトロフェノ−類
を抽出、逆抽出により回収する際、抽出剤として炭素数
8以−にのアルコール類または実質的に水不溶性の脂肪
族アミンもしくは含窒素複素環式化合物と該アルコール
との混合物を、また、逆抽出剤としてアルカリ性水溶液
を用いると、抽出および逆抽出の時いずれも極めて短時
間に水層と油層に分液し、しかも高い抽出率および逆抽
出率が極めて短時間直の操作で得られることを見出し本
発明を完成した。
すなわち、本発明はニトロフェノール類含有水溶液から
炭素数8以上のアルコール類または該アルコール類と実
質的に水不溶性の脂肪族アミンもしくは含窒素複素環化
合物との混合物を抽出剤として用いて、ニトロフェノー
ル類を抽出し、次いで得られた抽出液をアルカリ性水溶
液で逆抽出させてニトロフェノール類を回収することを
特徴とするニトロフェノール類含有水溶液の処理方法に
関するものである。
本発明におけるニトロフェノール類とはパラニトロフェ
ノール、オルソニトロフェノールのごときニトロフェノ
ール、パラニトロアニソール、オルソニトロアニソール
のごときニトロアニソール、4−ニトロメタクレゾール
、6−ニトロメタクレゾールのごときニトロクレゾール
、3,5−ジニトロパラクレゾール、4.6−ジニトロ
パラクレゾール、2,4−ジニトロメタクレゾールのご
ときジニトロクレゾール、あるいはクロロニトロフェノ
ール等である。
本発明における炭素数8以上の脂肪族アルコール類とは
l−オクタノール、2−オクタノール、2−エチルヘキ
サノール、3,3.5−)リメチルヘキサノール、ノナ
ノール、n−デカノール、ウンデカノール、n−FT”
カノール、トリメチルノニルアルコール、トリデカノー
ル、テトラデカノール、ペンタデカノールあるいはこれ
らの混合物である。工業的にはオキソ反応で合成された
高級アルコール類を用いることが望ましい。又、これら
のアルコール類は他の希釈剤として脂環式炭化水素を0
〜30%の割合で添加することができる。
本発明における実質的に水不溶性の脂肪族アミン類とし
てはトリブチルアミン、トリアミルアミン、トリーn−
オクチルアミン、トリ(2−エチルヘキシル)アミン、
トリラウリルアミン等の炭素数12以上の3級アミンが
好ましいが、これらに限定されない。
本発明における実質的に水不溶性の含窒素複素環式化合
物としては炭素数10以上のピリジン塩基類またはキノ
リン類を用いることができる。これらの例としてはフェ
ニルピリジン;4−(5−ノニル)ピリジン等のフルキ
ルピリジン;ベンジルピリジン、4−フェニルプロピル
ピリジン等のアラルキルピリジン;キナルジン、レピジ
ン等のメチルキノリン等である。
これらの脂肪族アミンあるいは含窒素複素環式化合物は
脂肪族アルコールに対して0〜20%好ましくは5〜1
0%混合することができる。
本発明におけるニトロフェノールを抽出する方法は回分
式、連続式のいずれでも実施できる。実際に実施できる
抽出方法の具体例としてはミキサーセトラ一方式或いは
多孔板塔、パルス塔、シャイベル塔などを使用した連続
抽出方式の何れの方法も採用することができる。
本発明で得られたニトロフェノール類抽出液はアルカリ
性水溶液を用いて逆抽出することができる。アルカリ性
溶液としては苛性ソーダ、苛性力り、アンモニアなどの
水溶液を用いることができる。アルカリ性水溶液のアル
カリ濃度は0.1〜20%の範囲で用いることができる
が、好ましくは0゜5〜5%である。
又、ニトロフェノール類は水に対する溶解度が小さいの
で得られた逆抽出液は硫酸で中和することにより結晶と
して回収することが可能である。
又、ニトロフェノール類を含むアルカリ水溶液も逆抽出
剤として使用することができる。従って通常の操作とし
ては抽出液中に存在するニトロフェノール類に対して過
剰量且つ高濃度のアルカリ水溶液を逆抽出剤として循環
使用する。それにより高濃度のニトロフェノール類のア
ルカリ水溶液が回収できるので、ニトロフェノール類回
収の際には極めて有利である。勿論、該抽出液からニト
ロフェノール類を逆抽出した抽出剤はそのまま次の抽出
工程に反復使用することができる。また必要であれば水
洗浄を行なって再使用することができる。本発明の抽出
剤を使用してニトロフェノール類含有水溶液からニトロ
フェノール類を酸性条件下好ましくはpH4以下でニト
ロフェノール類を抽出し抽出液中のニトロフェノール類
をアルカリ水溶液を用いてアルカリ塩水溶液として逆抽
出させて回収する際抽出及び逆抽出における分液性は非
常に良好である。又、このようにして得られた抽残相中
のニトロフェノール類はきわめて低減されCOD負荷や
毒性の非常に低い水溶液となる。
又、特にベンゼン類のニトロ化工程より生じる廃水中の
ニトロフェノール類を抽出、除去する際本発明の抽出剤
を用いると、その分液性、操作性に於て非常に有利に実
施できる。
次に、実施例を用いて本発明を具体的に説明する。
実施例−1 2,6−ジニトロメタクレゾール22O44pp、4.
6−ジニトロメタクレゾール501ppmを含有するp
H14のベンゼン類のニトロ化工程で生成する廃水(C
OD 5320ppm )を濃硫iでpH2に調製して
析出したジニトロメタクレゾールの結晶をろ過してジニ
トロクレゾールf175ppm含有のる液を得た。
このろ液を分液ロートに入れ、表−1に示す抽出剤を用
いて抽出剤/ろ液=171(重量比)、40℃で10秒
間振って抽出した。次いで1分間静置したところ、2層
に分液した。また表−1に示す抽出の結果を得た。次に
、このようにした得られた各抽出液を分液ロートに入れ
、1%苛性ソーダ水溶液を用いて抽出液/1駕苛性ソー
ダ水溶液−171(重量比)で30秒間振って逆抽出し
た。次いで1分間静置したところ、2層に分液した。な
お表−1に示すような逆抽出率を得た。
/ 、/ 実施例−2 表−2示すニトロフェノール類含有水溶液(pH4、硫
酸酸性)及び表−2示す抽出剤を、ニトロフェノール類
含有水溶液/抽出剤=1/l(重量比)の割合で分液ロ
ートに入れ、室温で30秒間振って抽出した。次いで2
分間静置すると、2層に分液した。なお抽出の結果を表
−2示す。このようにして得られた各抽出液を分液ロー
トに入れ、0.5z苛性ソーダ水溶液を用いて抽出液1
0.5 %酢性ソーダ水溶液=l/l(重量比)で30
秒間振って逆抽出した。2分間静置すると、2層に分液
した。表−2に示すような逆抽出率を得た。
/ 2 実施例−3 実施例−1で得られたろ液を分液ロートに入れ、ドバー
ル23を用いてろ液/抽出剤=5/l(重量比)で室温
下、20秒間振って抽出したところ、2分間静置すると
2層に分液した。このようにして得られた抽残相をさら
に抽残相/抽出剤−5/1(重量比)で前記と同様な操
作を行なったところ、2回目の抽残相のジニトロメタク
レゾール濃度は20ppm 、CODは?50pp腸お
よび抽出率は98.3%であった。又、1回目の抽出液
を分液ロートに入れ、2z苛性ソーダ水溶液を用いて抽
出液72%苛性ソーダ水溶液=571(重量比)で40
秒間振って逆抽出したところ、1分間静置すると2層に
分液した。逆抽出率は913.Hであった。
出願人 広栄化学工業株式会社 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ニトロフェノール類含有水溶液から炭素数8以上の
    アルコール類、または実質的に水不溶性の脂肪族アミン
    もしくは含窒素複素環式化合物と該アルコール類との混
    合物を抽出剤として用いてニトロフェノール類を抽出し
    、次いで得られた抽出液をアルカリ性水溶液で逆抽出し
    てニトロフェノール類を回収することを特徴とするニト
    ロフェノール類含有水溶液の処理方法。 2、ニトロフェノール類含有水溶液がベンゼン類のニト
    ロ化工程より生じる廃水である特許請求の範囲wS1項
    記載の方法。 3、炭素数8以上の脂肪族アルコールがオクタツール、
    2−エチルヘキサノール、3,3.5−トリメチルヘキ
    サノール、ノナノール、デカノール、ウンデカノール、
    ドデカノール、トリデカノール、テトラデカノール、ペ
    ンタデカノール、或いはこれらの混合物である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4、水不溶性の脂肪族アミンが炭素数12以上の3級ア
    ミンである特許請求の範囲第1項記載の方法。 5、水不溶性の含窒素複素環式化合物が炭素数10以・
    上のフルキルピリジン類或いはアラルキルピリジン類で
    ある特許請求の範囲第1項記載の方法。 8、ニトロフェノール類がニトロフェノール、ジニトロ
    フェノール、ニトロクレゾールまたはジニトロクレゾー
    ルである特許請求の範囲第1項記載の方法。 7、アルカリ性水溶液が苛性ソーダ、苛性カリ、または
    アンモニアの水溶液である特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
JP13972483A 1983-07-30 1983-07-30 ニトロフェノ−ル類含有水溶液の処理方法 Pending JPS6032749A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4814518A (en) * 1986-08-14 1989-03-21 Hoechst Aktiengesellschaft Process for extracting nitrohydroxyaromatics from aqueous solutions
CN108706825A (zh) * 2018-05-31 2018-10-26 华南理工大学 一种处理含酚煤化工废水的方法

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