JPS603205A - 衛星電波受信アンテナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、衛星電波受信アンテナに関し、特に１ズ射
板と一次放射器からなる受信アンテナにおける仰角及び
方位角の微調整構造に関するものである。

（ロ）従来技術 第１図及び第２図は、従来から使用されている静止衛星
電波受信用のパラボラアンテナを示している。

このアンテナの１−ｉ、肘板１を支持する架台２は、固
定台３」二に基枠４を摺動自在に載せ、調整ボルト５に
より基枠６を摺動して方位角を調整するようにしている
。また、基枠４に多数の粗調整穴６を設け、その適宜な
位置を選定して支持脚７を取付けることにより仰角を粗
調整し、かつ支持脚７の頂部に設けた調整ボルト８によ
り、仰角の微調整を行なっている。

その他、反射板１の支持構造は各種のものがあるが、そ
の仰角の微調整機構は、いずれも上記のようなねじ調整
によるものである。

（ハ）発明によって解決しようとする間頭点上記の微調
整機構においては、反射板の仰角を３０〜４０°の範囲
内で０．１°程度の精度で調整する必要があること、強
大な風圧に耐えなければならないこと等から、複雑かつ
高価１こなる間顆かあった。

また、重量物である大きな反射板を直接動かして角度調
整を行なうことは、高所作業であることと併せ、非常に
困難であり、特に風圧を強く受ける場合は、著しく困難
である間顆があった。

この発明は上記のごとき間頃点を解消した衛星電波受信
アンテナを提供することを目的としてシＡる。

（ロ）　間顆点を解決するための手段 この発明は、反射板と一次放射器よりなるアンテナにお
いて、−次放射器の位置が一定範囲内で位置ずれを生し
ると、ビーム方向かずれるが、ゲインその他の特性はほ
とんど変わらないことに着目し、反射板に対し一次放射
器を仰角及び方位角方向１こ移動できるようｌこ取付け
た構成としたものである。

上記の構成を、第６図の原理図に基づいて説明する。

パラボラ反射板１の直径上にＸ軸、中心軸上にＹ軸をと
ったＸ、Ｙ座標を定める。同図におし）で３は　反射板
１の半径 Ｆは　反射板１の焦点距離 ｆは　移動前の一次放射器の位置 ｆ′は　移動後の一次放射器の位置、ｆ’（ｘ、ｙ）は
Ｘ、Ｙ軸上の位置 θは　ビームの振れ角 δは　反射板１中心からＸ、Ｙ軸の交点までの距ｐ１１
Ｆ ｅｌ、　１２　は反射板１周辺からｆ′までの距離ｅ３
は　反射板１中心からｆ′までの距離である。

いま、反Ｑ＝）板１のビーム（衛星電波が受信てきる方
向）がＹ軸と一致しているとすれば、−次放射器はｆの
位置、すなわち焦点におかれる。

次に、ビームの方向が角度θだけ振れたとすると、従来
は反射板１の向きをその方向に向けるべく移動させてい
たが、この発明の場合は、反射板１の向きを変えること
なく、−次放射器をｆ／（ｘ。

ｙ）に移動するものである。

ｆ’　（ｘ、　ｙ）の最も望ましい位置、すなわちゲイ
ン低下が最小となる位置は、例えば次のようにしてめる
ことができる。

すなわち、反射板１の中央部、端部からの反射波の位相
差を零にするには、反射板１に入射する寸前の等位相面
ｍから、ｆ’　（ｘ、ｙ）に至る電波の経路の長さが等
しければ、ｆ’（ｘ、ｙ）に到達した電波の位相差は零
になるはずであるから、これを反射板１の中央部及び両
端部に到来する電波についてみるとθが小さい内は次の
ようになる。

７？１＝　７？ｚ＋　２　ａθ＝ｂ＋δ＋ａθ　−（１
）−’、　ｌｌ＋１２２１３２δ＝０　・・・　（２）
ここに、 ！・−ｆ乙＋ｘ）’＋ｙ” Ｉ！２＝Ｊ＜　ａニン）２１評 ｅ３＝Ｊル＋（−ｙ＋δ〆 一／−−７−１− δ−（＼、・　ａ＋Ｆ　−１Ｆ）／２ である。但し、Ｆは反射板１の焦点距離である。

−いＩ７→−ｐ＝＝　’０　・・・　（３）上記（３）
式で示されるｆ’（ｘ、ｙ）がゲイン低下を最少とする
点である。

よって、−次放射器をこのような関係を満足する”（ｘ
＋ｙ）の位置に移動すれば、仰角を調整することかでき
、また方位角についても、Ｘ軸と直交するＺ軸とＹ軸と
により形成される平面において、同様に調整することが
できる。

（ホ）　実施例 第３図は、オフセット型パラボラアンテナの例であり、
反射板１は従来の場合と同様に、固定台１３、基枠４及
び支持脚６でなる架台２上に固定され、方位角及び仰角
を粗調整できるようになっている。−次放射器９は、支
持腕１０によってオフセット位置に取付けられている。

上記支持腕１０の先端には、方位角調整金具１１がボル
ト１２により固定されている。この調整金具１１は、立
上がり片１１ａを有し、この立上り片１１ａは、適宜な
曲率をもつよう水平方向、垂直方向にわん曲した外側面
を有する。また、その立上がり片１１ａに水平方向の長
孔１３を設けている。

また、仰角調整金具１４は上記立上がり片１１ａの外側
面に沿った曲率の内側面と、縦方向の長孔１５を有し、
上記立上がり片１１ａの外側面にその内側面を重ね、両
者の長孔１３，１５の交差部分を調整ボルト１６により
結合する。また、−次放射器９は仰角調整金具１４の先
端に固定される。

上記立上がり片１１ａと仰角調整金具１４の曲面の曲率
は、前述の”（ｘ＋Ｙ）の位置がとれるように適宜定め
られる。

（へ）　効果 以上のように、この発明は一次放射器の位置を移動する
ことにより、方位角又は仰角の微調整を行なうようにし
たものであるため、微調整機構が不要となり、大幅なコ
ストの低減を図ることができるとともに、反射板に比べ
きわめて軽い一次放射器をわずかに移動するだけで微調
整が行なえるので、作業も著しく容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来例の断面図、第２図は第１図の基礎部分
の平面図、第３図はこの発明の実施例の断面図、第４図
−次放射器部分の平面図、第５図は同」二の断面図、第
６図は原理図である。 １・・・反射板、２・・・架台、９・・・−次放射器、
１０・・・支持腕、１１・・・方位角調整金具、１３・
・・長孔、１４・・・仰角調整金具、１５・・・長孔、
１６・・・調整ボルト 特許出帆人　住反電気工業株式会社 回　代理人　鎌　１）文　二

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１反射板と一次放射器よりなる衛星電波受信アンテ
   ナにおいて、反射板に対し一次放射器を仰角及び方位角
   方向に移動できるように取付け、−次放射器の移動によ
   り仰角及び方位角の調整を行なうことを特徴とする衛星
   電波受信アンテナ。 （２）上記反射板を粗調整］規模を介して取付けたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の衛星電波受
   信アンテナ。 （３）１記−次放射器を、衛星電波が反射板の主要点に
   反射して一次放射器に集まる各反射波の位相差が最小に
   なる位置に移動することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項又は第２項に記載の衛星電波受信アンテナ。 ＋４＋　ｌ記の反射板を回転パラボラ面により形成し、
   その中心点及びパラボラ面の端部に到来する電波が反射
   して一次放射器に集まって来る電波の位相が一致するよ
   うに仰角及び方位角面において下記の式で示す軌跡に沿
   って一次放射器を移動することを特徴とする特許請求の
   範囲第１項から第３項のいずれかに記載の衛星電波受信
   アンテナ。 記 一ム２＋　ｐ　２　’　＋　ｐ−。 ただし、 ａ：ビーム方向を調整しようとする面内におけるパラボ
   ラ面の中心からパラボラ面の端部まての長さＦ：パラボ
   ラ面の焦点距離 Ｘ：ビーム方向を調整しようとする面内においてパラボ
   ラ中心軸と直角方向の座標軸上の位置 ｙ：同じく、パラボラ中心軸と一致する座標軸上の位置
   （５）上記−次放射器を方位角及び仰角調整板を介して
   取付け、上記各調整板に所要の曲率をもった曲面を形成
   するとともに一方の調整板に水平の長孔、他方の調整板
   に垂直の長孔を設け、上記の曲面を暇ねかつ面長孔の交
   差部を調整ボルトにより結合したことを特徴とする特許
   請求の範囲第３項又は第４項に記載の衛星電波受信アン
   テナ。