JPS6031514A - 耐熱耐衝撃性樹脂及びその製造方法 - Google Patents

耐熱耐衝撃性樹脂及びその製造方法

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JPS6031514A
JPS6031514A JP13921483A JP13921483A JPS6031514A JP S6031514 A JPS6031514 A JP S6031514A JP 13921483 A JP13921483 A JP 13921483A JP 13921483 A JP13921483 A JP 13921483A JP S6031514 A JPS6031514 A JP S6031514A
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diene
vinyl aromatic
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Kazunobu Tanaka
田中 一伸
Hirotaka Miyata
宮田 浩隆
Tokuji Tanaka
田中 得治
Tsutomu Yamato
大和 勉
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は特殊な微細構造を有するビニル芳香族単量体と
不飽和ジカルボン酸無水物の共重合体エラストマー強化
耐熱針gfJ撃性樹脂及びその製造方法に関するもので
ある。
ビニル芳香族単量体と不飽和ジカルボン酸無水物の共重
合樹脂はビニル芳香族ホモポリマー(例えばポリスチレ
ン)に比して耐熱変形温度が高い特徴を有して最近注目
を浴び始めている。
しかしながら該共重合樹脂は耐@撃性が低く、成形材料
として不充分であるため、エラストマーによる強化の方
法が例えば特公昭55−7849号公報に提案されてい
る。即ち特公昭55−7849号公報は、エラストマー
が0.02〜50μの粒径でマトリックス樹脂中に分散
し、そのはとんとかビニル芳香族単量体と不飽和ジカル
ボン酸無水物の非等モルランダム共重合体を吸収含有し
ている樹脂の製造方法を開示しているが、該共重合樹脂
の脆化性の改良は未だ不十分である。
本発明者等は上記欠点を改良すべ(検討の結果、ビニル
芳香族単量体と不飽和ジカルボン酸無水物及びこれらと
共重合し得る単量体よりなる共重合体マトリックス樹脂
(A)を内包したジエン系エラストマー+Bj中にさら
に、層状のブロックエラストマー(OJを組み込むこと
により優れた性能を有する−す熱耐衝撃性樹脂を得られ
ることを見い出し本発明を完成した。
即ち本発明は (a) ビニル芳香族単量体75〜95重量%、不飽和
ジカルボン酸無水物5〜25重盆%及びこれらと共重合
し得る単量体口〜20服反%と、 (b) ジエン系エラストマー(B)並びに100〜1
000Aの長周期を有する層状ブロックエラストマー<
0)の合計が10〜25重童%−重量成るグラフト共重
合体であって、 層状ブロックエラストマー(030割合が全エラストマ
ー中の5〜40重量%であり、ビニル芳香族単量体、不
飽和ジカルボン酸無水物及びこれらと共重合し得る単量
体より成る共重合体マトリックス(Nにジエン系エラス
トマー(B)が分散して、少なくとも大部分のジエン系
エラストマー粒子が共重合体マトリックス樹脂を内包し
、かつジエン系エラストマー粒子の一部には共重合体マ
トリックス樹脂に加えて100〜1000Aの長周期を
有する層状ブロックエラストマー(07を玉ねぎ状の繰
り返し構造又は/及びラメラ状に内包していることを特
徴とする耐熱耐衝撃性樹脂に係わるものであり、この様
な耐熱耐衝撃性樹脂はビニル芳香族単址体75〜95重
量%、不飽和ジカルボン酸無水物5〜25重量%及びこ
れらと共重合し得る単量体0〜20重量%の割合の単量
体なジエン系エラストマー(B)並びに100〜100
0Aの長周期を有する層状ブロックエラストマー(0)
の存在下でグラフト共重合せしめるに当り、先ずビニル
芳香族単量体と不飽和ジカルボン酸無水物とを上記ジエ
ン系エラストマーの存在下で重合反応させ、重合系に於
けるエラストマーの転相後上記層状ブロックエラストマ
ーを重合系に添加して重合反応させ、上記二種のエラス
トマーの合計が生成グラフト共重合体中10〜25重量
%であり、且つJ−状ブロックエラストマーの割合が全
エラストマー95〜40重量%である様にする製造方法
により得ることが出来る。
本発明に於てビニル芳香族単量体としては、チ スチレン、α−メチルスチレン、p−メルスチ△ レン、ビニルトルエン、ハロースチレン類(例えば0−
クロルスチレン、p−クロルスチレン等)などおよびそ
れらの混合物があげられる。
好ましくはスチレンである◎ 不飽和ジカルボン酸無水物としては無水マレイン酸、ク
ロロマレイン酸無水物、ジクロ四マレイン酸無水物、シ
トラコン酸無水物、イタコン酸無水物、フェニルマレイ
ン酸無水物、アコエラ)ff無水物などおよびそれらの
混合物かあげられる。好ましくは無水マレイン酸である
本発明においてビニル芳香族単量体と不飽和ジカルボン
酸無水物の量比は、前者が75〜95重量%に対し後者
が5〜25重量%の範囲が好ましい。不飽和ジカルボン
酸無水物が5重讐%より少ない場合は充分な耐熱性向上
の効果が望めない。又25重重讐より多い場合は生成す
る共重合体が重合系に不溶解のため析出して均一重合が
行なえなくなること、分子蓋が低くなること、耐水性が
相当低下すること、溶融流動性が惑くなること等プラス
チックス製品としての欠点が多くなり、不都合である。
ビニル芳香族単量体と不飽和ジカルボン酸無水物を共重
合するに当っては、前者が等モルより多い組成を用い、
且つ両者は交互共重合性が強いため後者の消費速腿が早
いので、不飽和ジカルボン酸無水物を重合系に夕景ずつ
添加して共重合組成を均一化する方法も採用し得る。
本発明の実施に当ってはビニル芳香族単量体と不飽和ジ
カルボンIIR無水物に共重合し得る他の単量体を両者
の10000重量部し0〜20重量部の1割合で1種又
は2種以上用いて多元共重合を行なlも可能である。か
かる他の単量体としては、メタクリ/I/酸メチル、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル
、メタクリル叡2−ヒトnキシエチル、メタクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸アリル、アクリル酸、メタクリ
ル酸等のアクリル化合物、アクリルニトリル、メタクリ
ルニトリル等の不飽和ニトリル化合物及びオレフィン類
、ジオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸
ビニル等ビニル重合し得る単量体が含まれる。
本発明で用いるジエン系ニジストマー(BJとしてはポ
リブタジェン、スチレン−ブタジェンランダム共重合体
などが例示でき、又100〜1000Aの長周期を有す
る層状ブロックエラストマー(C)としてはビニル芳香
族単量体と共役ジエンのブロックエラストマー等のブロ
ックポリマーがあり、好ましくは共役ジエン含黛が50
振量%以下(好ましくは5〜45重蝋%)のビニル芳香
族単量体(例えばスチレン)と共役ジエン(例えばブタ
ジェン、イソプレン)のマルチブ膣ツクエラストマーで
ある。ここで100〜100DAの長周期を有する層状
の形態とは公知のオスミウム酸染色法により染色後透過
屋電子顕微蜆にて観察した場合、エラストマー中の被染
色成分であるジエン成分が第1図の如く、縞模様を呈し
、しかも繰り返し長周期dが100〜1000Aの間隔
をあけて配列する形態を言う。この様な層状プロジク共
重合体の溶融流動指数はメルトインデクサ−での200
7:、5に11荷重の測定条件下で1.0〜20.0I
i/10分である。
(B)と(OJの総使用址は10〜25重量部が好まし
い。10重量部より少ない場合は充分な耐衝撃性の向上
効果が望めないし、一方25重量部より多い場合は得ら
れる樹脂が柔軟になりすぎ【不飽和ジカルボン酸無水物
による耐熱変形温度の向上効果が損われる。又(B)と
(Ct)の総使用餓中の(03の割合いは5〜40重量
%が好ましい。
((1がエラストマー総意の5重賞%より少ない場合は
、本発明の耐衝撃性の向上効果が望めないし、40i蓋
%より多い場合はエラストマー中の総ジエン含量が少な
(なりすぎて衝撃強度が逆に低下する。ジエン系エラス
トマーの粒径トしては、0.05〜10μが望ましい。
0.05μより小さい場合は耐衝撃性力zpなわれる。
一方10μより大きい場合はマトリックス樹脂中に分散
しているゴム粒子数を低下させ、同様に耐衝撃性が損な
われる。
本発明の耐熱耐衝撃性樹脂の製造方法に於ては、例えば
回分式重合方法にあっては、ジエン系エラストマー(B
Jを反応の初期に添加し、且つ、重合反応が進行し、工
2ストマーの転相が起ってから(これは重合系が透明な
状態から白濁した状態に変化する等の現象で確認される
)、層状プ胃ツクエラストマー(0)を重合系に添加す
る〇この添加の方法は、ジエン系エラストマー(BJ。
転相直後から連続的に添加する方法、更に数分割して時
間間隔をおいて添加する方法及び転相後の一時期に層状
ブロックエラストマーCO)を添加する方法等を選択す
る事が出来る。但し、重合率が最終重合率(設定)の4
75に到達するまでに使用するニジストマーの全部の添
加を終了するJ#が望ましく、さもなければ、重合の最
終時期に重合系に添加されるエンストマーの糸への分散
性が著るしく悪くなる恐れがある。
又、例えば連続式重合方法にあっては、ジエン系エラス
トマー(BJを第1槽に連続的に添加し、且つ第2槽以
降に層状ブロックエラストマー(O)を連続的に添加す
る。この添加方法は、第2槽以降の6槽に連続的に添加
する方法や第2WI以降の選択された1個以上の借にの
み連続的に添加する方法やピストンフローを示す連続横
型反応槽に1点又は多点に連続的に添加する方法その他
が採用される。
本発明の製造方法に於て重合反応の温度は、50C〜1
80Cの範囲が適当で、それ以下では重合速度が遅すぎ
て反応に長時間か\り過ぎるし、それ以上では重合速度
が早すぎて、暴走反応を起し易(危険である。重合温度
が1000以上の高温では、無触媒でスチレンの熱ラジ
カル開始によるいわゆる熱グラフト重合も行ない得るが
、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、
ジクミルパーオキシドの如きij4酸化物触媒やアゾイ
ソブチロニトリルの如きラジカA/開始剤を用いて通常
のラジカルグラフト重合を行なう事も勿論可能である。
グラフト重合反応は、無浴剤で塊状でも行ない得るし、
ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
テトラヒトにフラン、ジオキサン、クロロホルム又は四
塩化炭素等の適当な溶媒を用いた溶液重合も可能であり
1重合方法に特に制限は無い。また必要に応じて、抗酸
化剤、紫外線吸収剤、滑剤、可望剤及び着色剤等の添加
物を重合前、重合中又は重合後に適宜添加する事が出来
る。
本発明によれば、特に100〜1000Aの長周期を有
する層状のブ目ツクエラストマー(CtJを本発明の如
(配合することにより、共重合体マトリックス(AJの
剛直な高分子鎖による著るしい脆化性を篇(べき程、大
巾に改良することができる。本発明の耐熱耐Iii撃性
樹脂はマトリックス形成共重合樹脂(A)を内包したジ
エン系エラストマー(BJにさらKMみ込まれた層状1
μツクエラストマー(0)を玉ねぎ状の&9返し構造又
は/及びラメラ状に内包していることにその%徴がある
。さらに、層状ブロックエラストマー(C)の一部が共
重合体マトリックス(勾中に層状に分散し、マトリック
スを補強した形態も本発明に含まれる。第2図にジエン
系エラストマー(B)およびマトリックス形成共重合樹
脂(AJに分散した100〜1000Aの長周期を有す
る層状プはツクエラストマー(qを有する本発明の耐熱
耐衝撃性樹脂の透過型電子に!R微鏡写真を例示する。
本発明の耐熱耐衝撃性樹脂に於ては、マトリックス相溶
化機能団であるビニル芳香族単量体および衝撃吸、収層
相溶化機能団である共役ジエンかうなる層状ブ四ツクエ
ラストマー(切が衝撃吸収層であるジエン系エラストマ
ー(BJに組み込まれたり、ジエン系エラストマー/*
(87を互い釦結合することにより、@撃吸収力を相乗
的に大巾に高めていることが想定される。特に第2図に
図示される如く、ジエン系エラストマー(BJとマトリ
ックス(A)との界面近(に層状ブロックエラストマー
(GJを配置することによりその効果をさらに高めるこ
とができる。
ゴム強化機構については、1−Aas樹脂」88員(高
分子学会発行)に記載されている如(、一般的にはり2
ツク説とクレーズ説があるが、マトリックス樹脂相とゴ
ム相との界面接着力が弱いと、クレーズ発生とともに容
易に界面にボイドが生成し、クラック化し、破壊に至る
が、界面の接着力が強いとクレーズの初期におけるクラ
ックの発生が起りに(いとされている。
本発明に於てはマトリックス相溶化機能団および衝撃吸
収層相連化機能団を有するノー状ブロックエラストマー
(0)を上記の如く配置することにより、重合の場で発
現したエンストマーとのグラフト鎖による接着力をさら
に高めることができ、エラストマー補強効果を相乗的に
関めることができるものと推定される。
本発明の製造方法はジエン系エラストマー(BJを反応
の当初に添加し、且つ層状ブロックエラストマー(0)
を重合中に後添加することを特徴としており、連続式重
合方法に於て例えば比較例3に示す様に層状プルツクエ
ラストマー(0)をジエン系エラストマー(87ととも
に第1槽に添加した場合は、耐@撃性向上効果は減殺さ
れる。この場合層状ブqツクエラストマー<C)はジエ
ン系エラストマー(BJの周辺に星雲状に極めて@利に
分散した形態となる。また比較例4に示すように、ジエ
ン系ニジストマー(B)のみを使用して得たマトリック
ス樹脂を内包し7S構造、即ち第3図に示す如きサラミ
4#造を有する樹脂に層状ブロックエラストマー(CJ
を溶融ブレンドするのみでは、第2図に示す如き本発明
の特徴とする形態の発現がなく、かつ耐衝撃性はむしろ
低下する。従って層状ブロックエラストマー(0ンが特
有のノー状繰り返しのgl剛構造を呈することが従来の
構造よりも耐衝撃性を高めるために必要である。
本発明の方法により得られる樹脂材料は、耐衝撃性、耐
熱性に優れ、成形性その信実用上要求される諸性質を兼
備しているので、射出成形、押出成形、その他の加熱賦
形方法によりプラスチック成形品を製造する為の材料と
してその用途に有利に供され得る。
以下に実施例を掲げて本発明を説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
実施例1 10重を部のポリブタジェン(旭化成工業(株)M;ジ
エンNF35A)を90重蓋部のスチレンモノマーに溶
解した溶液と15重蓋部の無水マレイン酸モノマーを8
7重量部のスチレンモノマーに溶解した溶液とをそれぞ
れ17kg / hr 、 4.4’k)/ hrの速
度で連続的に内温が160Cに保たれた答址250影の
第1重合宿に仕込む。この第1嵐合檀は3段パドル萬を
有する完全混合槽で1M合僧内は均一に混合されている
。この第1重合宿の充填率が約4°0%の一定値になる
ように第1重合槽から連続的に反応混合物を取り出し、
内温130Cに保たれた容量180ノの第2重合槽に供
給する。一方、第2重合槽にはブタジェンとスチレンの
長周期d=35 OAの層状プルツクエラストマー(旭
化成工業(〜株)!!:アサフレックス810、温度2
00C,荷M 5 kiでの浴融流動指数が5.017
10分、結合スチレン量的70重蓋%)17重量部をス
チレンモノマ−83凰意部に溶解した溶液と前記無水マ
レイン酸モノマーのスチレンモノマー溶液とをそれぞれ
5.0 kl/ M。
5、5 kg / hr の速度で連続的に仕込む。第
2重合槽はダブルへリカルリボン其が装置した完全混合
槽であり、s o rpmで均一に混合攪拌するととも
に、第2重合槽の充填率が約75%の一定値になるよう
に第2重合槽から連続的に反応混合物を取り出し、10
 Tart、に保たれた脱モノマー機に連続的に仕込6
.250〜260Cの温度に加熱して脱揮し、ストラン
ドとして取り出し切断してベレットとする。
一方、第1重合槽および第2重合槽内の反応混合物をそ
れぞれ約10.9取り出し、100++Jのメチルエチ
ルケトンで溶解した後、100mのメタノール中に再沈
させ、ろ過乾燥して重量を測定し、固型分率をめたとこ
ろ、第1重合宿の固型分率40,7重量%、第2重合槽
の固型分率56.5重量%であった。またベレット中の
エンストマー含蓄は14.1重量%であった。
さらにペレットの0.5Iを50ゴのメチルエチルケト
ンで溶解分散した後、水酸化ナトリウムの0.1重濃度
メタノール溶液により滴定し、全ポリマー中の無水マレ
イン重量を測定したところ6.9重量%であった・ 物性評価用の成形品を射出成形機により成形し、アイゾ
ツト衝撃強度と熱変形温度を測定した。結果を表−1に
示す。
又公知のオスミウム酸染色法により成形品を染色後、透
、4型電子顕微鏡で観察し、第2図の写真を得た。
夾施例2 第1重合槽および第2重合槽の内温がどちら4120C
であり、実施例1のポリブタジェンのスチレンモノマー
溶液および無水マレイン酸のスチレンモノマー溶液の第
1重合槽への仕込み速度がそれぞれ9.2 k1!/ 
hr 、 2.4 kll / hrであり、実施例1
0層状ブロックエラストマーのスチレンモノマー溶液お
よび無水マレイン酸のスチレンモノマー溶液の第2重合
槽への仕込み速度がそれぞれ2.7 kg / hr 
、 3.0 kg / hrであることを除いて実施例
1と同じ実験を繰り返した。結果を表−1に示した。
実施例3 実施例1のポリブタジェンのスチレンモノマー溶液をダ
ブルへリヵルヘリヵルリボy JI47:)Xついた容
量404の重合招に15.5kg仕込み、攪拌しなから
130Cまで昇温し、昇温終了後、150Cの内温、3
0 rpmの攪拌回転数を保つとともに実施例1の無水
マレイン酸のスチレンモノマー溶液を最初の2時間はB
、759/hrの速度で、以陣各2時間ごとに780 
J/hr。
79511 /hr、7101/hrの速度で供給した
。一方昇温完了後より2時間後に重合槽内を観察し、た
とこる反応混合物が透明から不透明に変化していたので
エラストマーの転相が確認された。そこで実施例1記載
の層状ブロックエラス)マー25重JHR1ヲスチレン
モノマ−75重量部に溶解した溶液1.8klを同じ重
合槽に昇温完了後3時間50分から4時間までの間に徐
々に供給した。
昇温完了後より8時間経過後、重合槽内の反応混合物を
分析のために約10IIサンプリングするとともに重合
槽内に65Jの4,4′−チオビス(6−t−ブチル−
3メチルフエノール)を加え、さらに5分間攪拌を継続
した後、反応混合物を脱モノマー機に仕込み、5 To
rr、 250Cで脱揮し、ベレットとした。
前記反応混合物のサンプルおよびベレットヲ実施例1に
示した方法で分析、成形、測定した結果を表−1に示し
た。
比較例1 第1重合槽および第2M合槽の内温がどちらも120C
であり、実施例1の無水マレイン酸のスチレンモノマー
溶液および10.7重量%のポリブタジェンのスチレン
モノマー溶液の第1重合槽への仕込み速度がそれぞれ2
.3 kl / hr。
8.1 kg/ hr であり、かつ実施例1の無水マ
レイン酸のスチレンモノマー溶液および層状ブレツクポ
リマーに代えてポリブタジェンのスチレンモノマー溶液
(濃度12.5重量%)の第2重合槽への仕込み速度が
それぞれ5.1kjJ / hr 。
5.5kIP/hr であることを除いて実施例1と同
じ実験を繰り返した。ゴムの形態はハイインパクトポリ
スチレン(ax−ps)樹脂においてよ(見られる如き
、マトリックス樹脂を内包したサラミ構造を示している
。結果を表−1に示した。又公知のオスミウム染色法に
より成型品を染色後、透過型電子顕@鏡で観察し、第3
図の写真を得た。
比較例2 第1重合槽および第2重合槽の内温がどちら0120C
’であり、ポリブタジェンゴムの濃度d!11.6重量
%のスチレンモノマー浴液および実施例1の無水マレイ
ン酸のスチレンモノマー溶液のs1重重合への仕込み速
度がそれぞれ11、7 kg / hr 、2.6 k
g/ hrであり、かつ実施例10層層状ブロックエラ
ストマースチレンモノマー溶液の供給をどの重合槽にも
全く行なわず、第2重合槽には実施例1の無水マレイン
酸のスチレンモノマー溶液のみを5.1 kg / h
r の仕込み速度で供給することを除いて実施例1と同
じ界験を繰り返した。結果を表−1に示した。
比較例3 層状ブロックエラストマー3.8重量%とポリブタジェ
ン八6重蓋%を合せてスチレンモノマーに溶解した溶液
および実施例1の無水マレイン酸のスチレンモノツー溶
液の第1重合槽への仕込速度がそれぞれ25A kll
 hr 、4.9kf/hrであり、第2重合槽へは実
施例1の無水マレイン酸のスチレンモノマー溶液のみを
5.4kIP/hrで仕込むことを除いて実施例1と同
じ実験な繰り返した。結果を表−1に示した。
比較例4 比較例1の方法で得たベレン)5kpと実施例1で使用
した層状プμツクエラス)−r−7911をタンブラ−
型ミキサーにて混合後、押出成形機で2400にて溶融
ブレンドした。得られたベレットを実施例1の方法で評
価し、結果を表−1に示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する層状ブロックエラストマーの
長周期の透過型電子顕微競写真モデル図、第2図は実施
例1の試料の透過型電子顕出願人代理人 古 谷 馨 第1図 第 2 図 第 3 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 t (a) ビニル芳香族単量体75〜95重量%、不
    飽和ジカルボン酸無水物5〜25重量%及びこれらと共
    重合し得る単せ体0〜20重t%と、 (b) ジエン系エラストマー(BJ晟びに100〜1
    000Aの長周期を有する層状プ胃ツクエ2ストマー(
    GJの合計が10〜25重t%から成るグラフト共重合
    体であって、 層状ブμツクエラストマー(qの割合が全エンストマー
    中の5〜40重景%重量り、ビニル芳香族単量体、不飽
    和ジカルボン酸無水物及びこれらと共重合し得る単量体
    より成る共重合体マトリックス(A)にジエン系エラス
    トマー(B)が分散して、少なくとも大部分のジエン系
    ニジストマー粒子が共重合体マトリックス樹脂を内包し
    、かつジエン系エラストマー粒子の一部には共重合体マ
    トリックス樹脂に加えて100〜1000人の長周Mン
    有する層状ブロックエラストマー(0)を玉ねぎ状の繰
    り返しS造又は/及びラメラ状に内包していることを特
    徴とする耐熱耐衝撃性樹脂。 2 ビニル芳香族単量体75〜95厘世%、不飽和ジカ
    ルボン酸無水物5〜25重量%及びこれらと共重合し得
    る単量体0〜20重量%の割合の単量体をジエン系エラ
    ストマーfB)並びに100〜1000Aの長周期を有
    する層状ブロックエラストマー(CJの存在下でグラフ
    ト共重合せしめるに当り、先ずビニル芳香族単量体と不
    飽和ジカルボン酸無水物とを上記ジエン系エラストマー
    の存在下で重合反応させ、重合系に於伏るエラストマー
    の転相後上記層状ブーツクエラストマーを重合系に添加
    して重合反応させ、上記二机のエラストマーの合計が生
    成グラフト共重合体中10〜25重童%であり、且つ層
    状ブロックエラストマーの割合が全エラストマー中5〜
    40重盆%である様にしたことを特徴とする耐熱耐衝撃
    性樹脂の製造方法。
JP13921483A 1983-07-29 1983-07-29 耐熱耐衝撃性樹脂及びその製造方法 Granted JPS6031514A (ja)

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