JPS6028891Y2 - 調理器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は調理器に係り、とりわけ多種類の調理メニュー
の表示が可能で操作性の良い調理器に関する。

高周波加熱装置のような種々の調理機能を有する調理器
において、リーフ式調理メニュー表示装置を用いて調理
メニュー表示数の増大化を図るとともに、この表示装置
に、調理機能別インデックス表示および調理メニュー表
示を行わせることにより、操作性の向上を図ったものが
開発されている。

このようなリーフ式調理メニュー表示装置を具備した調
理器においては、使用者は、まず調理機能選択キーを押
して調理機能別インデックス表示カードを選択し、続い
てこの表示カードの記載内容に従って調理メニュー選択
キーを押し、調理メニュー表示カードの選択を行う。

これにより、調理メニュー表示カードの記載内容に基づ
く調理条件（例えば温度、時間等）が自動的に設定され
るとともに、使用者は調理器によりどのような調理が行
われるか知ることができる。

そして使用者は、調理メニュー表示カードの記載内容を
確認した上で、スタートキーを押し、調理が開始される
。

しかしながら、使用者が同一の調理器を何回も使用する
ことにより、選択キーの操作手順を完全に覚えてしまう
と、上述のように、調理機能別インデックス表示カード
の選択および調理メニュー表示カードの選択を経た後に
スタートキーを押すという操作は、各動作が終了するま
で次の操作を待たねばならず、時間がかかりかえって面
倒である。

また、調理メニュー表示カードの記載内容を見る必要の
ない場合にも、上述のような操作を各段階ごとに行うこ
とは面倒であるとともにかえって操作性を悪くすること
となる。

さらに、使用者が使用当初において、調理器によりどの
ような調理が可能か否かを知りたい場合、上述のような
選択キーをそれぞれ操作することは面倒である。

本考案はこのような点を考慮してなされたものであり、
使用者の熟練度に応じてリーフ式調理メニュー表示装置
の動作を変更することができ、操作性の優れた調理器を
提供することを目的とする。

以下図面を参照して本考案の実施例について説明する。

第１図は本考案による調理器の正面図である。

調理器１０は、ヒータ、マグネトロン等の配設されたキ
ャビネット１１、加熱室の扉１２および操作キーの配列
されたパネル面１３を具備している。

第２図はパネル面１３の部分拡大図であり、上方から表
示部１４、調理機能選択キー１５、調理条件設定キー１
６、調理メニュー選択キー１７、調理メニュー表示窓１
８、スタートキー１９、リーフ式調理メニュー表示装置
を単独で動作させるキー２０、リーフ式調理メニュー表
示装置の動作をロックするキー２１などが配設されてい
る。

調理メニュー表示窓１８の内部には、第３図に示すよう
に、リーフ式調理メニュー表示装置２２が配設さ、調理
機能別インデックスおよび各種の調理メニューが選択、
表示されるようになっている。

リーフ式調理メニュー表示装置２２は、調理機能別イン
デックスおよび調理メニューの記載された多数枚の表示
カード２３を、回転部材２４の周囲に揺動可能に取付け
、この回転部材２４を回動することにより、表示カード
２３を順次反転させ、表示位置に示される調理メニュー
の内容を変更することができるようにしたものである。

回転部材２４は歯車列２５を介してモータ２６により回
転駆動され、モータ２６の回転はパネル面１３に配列さ
れた操作キーと接続された制御回路（図示せず）により
制御されている。

第２図においては、表示窓１８に調理器の有するオーブ
ン機能によるインデックス表示カード２７の一例が示さ
れている。

オーブン機能によるインデックス表示カード２７には、
調理器の機能により調理可能な調理対象が調理メニュー
選択キー１７の符号と対応させて表示されている。

例えば調理対象がクツキーである場合には、その調理メ
ニュー選択キー１７の符号は１してある。

第４図はこの調理メニュー選択キー１７の符号ｒＩＪを
押すことにより表示窓１８に選択表示される調理メニュ
ー表示カード２８の一例を示している。

この調理メニュー表示カード２８には、調理機能別イン
デックス表示カードに記載された調理対象が表示され、
その調理条件等が記載されている。

パネル面１３の下端に配置されているリーフ式調理メニ
ュー表示装置を単独で動作させるキー２０は、このキー
２０を押すことにより、他の選択キー１５および１７な
どを操作することなくモータ２６が駆動され、回転部材
２４が回動して表示カード２３の反転動作が連続的に行
われるようにしたものである。

また、リーフ式調理メニュー表示装置の動作をロックす
るキー２１は、このキー２１をロック側に操作すること
により、リーフ式調理メニュー表示装置における表示カ
ード選択動作力紬ツクされ、調理条件を設定するために
、調理機能選択キー１５および調理メニュー選択キー１
７を押しても、表示カードの反転動作がなされないよう
にしたものである。

したがって、使用者は表示窓１８の表示とは関係なく、
調理機能選択キー１５および調理メニュー選択キー１７
を順次押して、所要の調理条件を設定することができる
。

第５図は本実施例の動作ブロック図であり、スイッチＳ
１およびＳ２により、それぞれリーフ式調理メニュー表
示装置内のモータ２６の駆動を制御しうるようにされて
いる。

すなわち、スイッチＳ□は、リーフ式調理メニュー表示
装置の動作をロックするキー２１に相当し、スイッチＳ
２は、この表示装置を単独で動作させるキー２０に相当
する。

スイッチＳ２をＯＦＦにしておき、スイッチＳ１をＯＮ
（キー２１をクリアー側）とすれば、選択キー１５およ
び１７の操作に連動して表示装置が表示カードの選択動
作を行い、表示窓の表示に従って調理が行われる。

また、スイッチＳ１をＯＦＦ （キー２１をロック側）
とすれば、モータ２６への回路が切断され、選択キー１
５および１７の操作をしても表示装置は表示カードの選
択動作を行わず、調理条件のみが設定できる。

これにより迅速な調理条件の設定を行うことができる。

次にスイッチＳ２をＯＮすればモータ２６が駆動され、
選択キー１５および１７の操作とは関係なく表示装置の
表示カードの選択動作がなされる。

このように本実施例によれば、キー２１をクリアー側に
して、選択キー１５および１７を操作すれば、表示窓１
８に表示カード２３が選択表示されるとともに調理条件
が自動的に設定されるという通常の動作を行う。

またキー２１をロック側にして選択キー１５および１７
を操作すると、表示カードの選択動作を行うことなく迅
速に調理条件を設定することができる。

さらキー２０を操作すれば、調理条件の設定動作とは関
係なく、表示カードの反転動作を単独で行わせることが
でき、使用者は調理器の調理可能メニューを容易に知る
ことができる。

なお、調理条件設定キー１６を用いれば、手動により任
意の調理条件を設定することができる。

以上説明したように、本考案によれば使用者の熟練度に
応じてリーフ式調理メニュー表示装置の動作を変更する
ことができ、操作性の優れた調理器を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案による調理器の正面図、第２図はパネル
面の部分拡大図、第３図はリーフ式調理メニュー表示装
置の概略側断面図、第４図は表示カードの一例を示す図
、第５図は本実施例の動作ブロック図である。 １３・・・・・・パネル面、１５・・・・・・調理機能
選択キー、１７・・・・・・調理メニュー選択キー、１
８・・・・・・調理メニュー表示窓、２０・・・・・・
リーフ式調理メニュー表示装置を単独で動作させるキー
、２１・・・・・・リーフ式調理メニュー表示装置の動
作をロックするキー、２２・・・・・・リーフ式調理メ
ニュー表示装置、２３・・・・・・表示カード、２６・
・・・・・モータ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 調理機能別インデックスおよび調理メニューの記載
   された多数枚の表示カードを備えたリーフ式調理メニュ
   ー表示装置と、この表示装置に対し表示カードの選択を
   指令する装置と、前記表示カードの選択指令に応じて調
   理動作条件を設定する設定装置とを有する調理器におい
   て、前記表示カード選択指令装置には表示装置の表示カ
   ード選択動作をロックする装置が設けられていることも
   特徴とする調理器。 ２ リーフ式調理メニュー表示装置には、表示装置を単
   独で動作させる装置が設けられていることを特徴とする
   実用新案登録請求の範囲第１項記載の調理器。