JPS6028692Y2 - コンベア式連続電着塗装装置 - Google Patents

コンベア式連続電着塗装装置

Info

Publication number
JPS6028692Y2
JPS6028692Y2 JP6987481U JP6987481U JPS6028692Y2 JP S6028692 Y2 JPS6028692 Y2 JP S6028692Y2 JP 6987481 U JP6987481 U JP 6987481U JP 6987481 U JP6987481 U JP 6987481U JP S6028692 Y2 JPS6028692 Y2 JP S6028692Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor
rectifier
electrodeposition coating
type continuous
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6987481U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57185767U (ja
Inventor
春雄 村瀬
正人 喜多川
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
株式会社中央製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社, 株式会社中央製作所 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP6987481U priority Critical patent/JPS6028692Y2/ja
Publication of JPS57185767U publication Critical patent/JPS57185767U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6028692Y2 publication Critical patent/JPS6028692Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコンベア式連続電着塗装装置に関する。
いわゆる電着装置は、水溶性樹脂塗料の電解塗料液に被
塗装物を浸漬させ、この被塗装物を一方の電極とし、別
個に設けた他方の電極との間に直流通電を行うことによ
り被塗装物表面に樹脂塗料を析出させて塗膜を形成する
もので、従来から広く実用されている。
第1図はこの電着塗装装置の概要を示したもので、1は
内面に絶縁ライニングが施され塗料液2が満たされた塗
料槽であり、この塗料槽1の上方にコンベア3が張設さ
れており、このコンベア3のフック5によって被塗装物
4が懸吊され図示矢印方向に搬送される。
また、コンベア3に沿って通電用ブスバー6が設けられ
ており、フック5に設けられた電刷子7がブスバー6に
摺動接触するこをにより被塗装物4に給電が行われる。
一方、塗料槽1には電極8が設けられており、この電極
8と被塗装物4とに対して整流器9の出力端子10.1
1から給電が行われる。
塗料としてはカチオン樹脂塗料とアニオン樹脂塗料とが
あるが、この何れを用いるかにより電源極性が異なる。
図の場合はカチオン樹脂塗料である。
ここにおいて、コンベア3は塗装作業中でも停止を余儀
なされることがある。
これは、塗料槽もしくはコンベアあるいは塗料装置に連
なる前後各工程の装置の故障の場合である。
コンベア3が停止すると塗料槽内にある全ての被塗装物
4が槽内に停滞することになる。
この場合、整流器9から給電を継続すると、被塗装物の
塗膜が過度に成長じて不経済である許りか外観上も見劣
りのする塗装となる不都合がある。
したがってコンベア3が停止した場合には整流器の出力
電圧を零もしくは零近くの低い値に低下させて塗膜の過
度の成長を防止する。
これにより塗膜の成長は停止するものの、一旦形成され
た塗膜の若干が溶解する不具合がある。
この状態で故障原因除去後に塗装作業を再開するには、
整流器の出力電圧に留意しなければならない。
この理由は次の通りである。整流器の負荷として塗装装
置を見た場合、最も抵抗値が大きいのは塗膜抵抗であり
、塗料液抵抗は電導度が十分高く塗膜抵抗よりも遥かに
小さい。
したがって、被塗装物が槽内に停滞して一旦形成された
塗膜が多少とも溶解した状態では、整流器の負荷抵抗は
正常状態つまりコンベア3を停止させる直前における値
よりもかなり低くなっていることが分る。
この結果、故障後の運転再開に際して仮に正常状態での
運転電圧を印加すれば過大電流が流れて整流器が損傷す
ることになる。
したがって、この運転再開に際しては整流器の出力電圧
を零または零近くの低い値から徐々に上昇させることに
より過電流状態となるのを避けつつ正規の電圧に到達さ
せる、いわゆるソフトスタート方式を採るのが普通であ
る。
しかしながら、このソフトスタート方式を採用しても問
題が残る。
それは次の理由による。過電流状態を生じないような電
圧上昇速度で正規電圧に到達させるためのソフトスター
ト時間は約3晰程度になる。
一方、コンベア式連続電着塗装における塗装時間つまり
1つの被塗装物が塗料槽入口に入槽して槽内で塗装が行
われた後に出口から出槽するまでの時間は約3分である
したがってコンベアが停止した時に槽内にあった被塗装
物の中のコンベア停止直前に入槽した被塗装物は、全電
着塗装時間3分の中で2分3#が正規電圧、3形が正規
電圧に満たない電圧の下で電着処理を受けることになる
3分の中での3□□□は無視し得るような短時間ではな
く、塗装後の塗膜厚さが不十分であり、塗装の目的であ
る耐食性能を損うことになる。
本考案は上述の点に鑑みなされたもので、コンベアの運
転停止後、直ちに通電をソフトスタートに要する時間に
相当する時間だけ通電を継続した上で電流電圧を零もし
くは零近くに低下させるようにし、通電停止による塗膜
の溶解を防止し得る電着塗装装置を構成したものである
以下第2図乃至第4図を参照して本考案の一実施例を説
明する。
第2図は第1図における整流器9の具体的構成を示した
ものである。
この整流器9はサイリスタ整流器として構成され、この
整流器の主回路は、3相交流電源12に接続された変圧
器13からサイリスタ14〜19を有するサイリスクブ
リッジ整流回路(により整流出力が形成され、この整流
出力がリアクトル20により平滑された出力端子10.
11に出力される。
サイリスタ14〜19には後述する制御回路から点弧パ
ルスが与えられる。
第3図はこの制御回路つまり点弧回路の一構成例を示し
たものである。
すなわち、この点弧回路21は第2図のサイリスタ14
〜19のゲートに与えるべき信号を形成するもので、直
流電源Bの電圧を可変抵抗VRで分圧して取出し、リレ
ー接点22a3、および抵抗RおよびコンデンサCから
なる時定数回路を介して点弧信号発生装置23に与える
ようにしている。
リレー接点22a3は22a□t22a2と共にリレー
22の付勢によって閉成するものであり、リレー22は
コンベアの運転信号接点24aの閉成によって付勢され
る。
コンベアの運転信号は接点24bによっても与えられ、
これはオンディレィタイマ25の付勢に用いられる。
このタイマ25の接点25aは点弧信号発生装置23の
動作、不動作を決めるものであり、もう1つの接点25
bはリレー22の付勢、消勢を決めるものである。
第4図は第3図の回路動作のタイミングを示したもので
あり、以下このタイムチャートにしたがって第3図の点
弧回路の動作を説明する。
いま時点ちにおいてコンベアが動き始めると運転信号接
点24aが閉じてリレー22が付勢する。
これによりリレー接点22att 22a2? 2
2a3が閉じる。
リレー接点22a1が閉じるとリレー22の自己保持が
行われ、たリレー接点22a3により点弧回路21の時
定数回路に給電が行なわれる。
そして時定数回路のソフトスタート特性にしたがって点
弧信号発生装置23に電圧が与えられ、点弧信号発生装
置23はサイリスタ14〜19(第2図)にソフトスタ
ート特性にしたがって点弧信号を送出する。
そして、時点ちに達したときコンベアが停止したとする
これにより運転信号接点24aが開いて24bが閉じて
オンディレィタイマ25が始動し時限デの経過後にその
接点25aを閉じ、25bを開く。
つまり、コンベアが停止してから時限Tの経過するまで
のコンベア停止前の状態が続く訳である。
ここでオンディレィタイマ25の時限Tを上記時定数回
転の時定数と略々等しく選べばコンベア停止後の通電継
続時間をソフトスタートに要する時間に略々等しくする
ことができる。
タイマ25の接点25aが閉じることにより点弧信号発
生装置23は点弧信号の送出を停止し、また接点25b
が開くことによりリレー22の付勢を解く。
これにより第3図の回路は完全に停止状態となる。
コンベアその他の故障が除去された時点t3において、
コンベアが運転再開すると上記の動作が再び開始され、
ソフトスタート特性による回路動作が行われる。
本考案は上述のように、コンベア式連続電着塗装装置に
おいて、コンベアの停止後ソフトスタートに要する時間
に相当する時間だけ電着処理を継続するようにしたため
、最低限でもこの時間だけの電着処理による塗膜形成が
行われ、塗膜厚さが不充分となる事もなく、またソフト
スタート通電を行うため電着塗装装置の再始動に塗膜抵
抗が低過ぎることによって生じる過電流事故を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の対象とするコンベア式連続電着塗装装
置の説明図、第2図は第1図の装置に使用される整流器
の主回路構成を示す図、第3図は同整流器を制御するた
めの本考案の一実施例の回路図、第4図は第3図の回路
の動作説明用タイムチャートである。 1・・・・・・塗料槽、3・・・・・・コンベア、4・
・・・・・被塗装物、5・・・・・・フック、9・・・
・・・整流器、14〜19・・・・・・サイリスク、2
1・・・・・・点弧回路、22・・・・・・リレー、2
4・・・・・・運転信号接点、25・・・・・・オンデ
ィレィタイマ、T・・・・・・タイマ25の設定時限。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塗料を満たした塗料槽と、この塗料槽に被塗装物を連続
    的に搬送するコンベアと、前記被塗装物と前記槽内に設
    けた電極との間に通電するための整流器と、前記コンベ
    アの運転信号が与えられることによって前記整流器をソ
    フトスタートさせ、該コンベアの停止信号が与えられた
    とき前記ソフトスタートに要する時間に相当する時間だ
    け前記整流器を動作させた上でその出力電圧を零または
    零近くの値に低下させる制御回路とをそなえたコンベア
    式連続電着塗装装置。
JP6987481U 1981-05-14 1981-05-14 コンベア式連続電着塗装装置 Expired JPS6028692Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6987481U JPS6028692Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14 コンベア式連続電着塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6987481U JPS6028692Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14 コンベア式連続電着塗装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57185767U JPS57185767U (ja) 1982-11-25
JPS6028692Y2 true JPS6028692Y2 (ja) 1985-08-30

Family

ID=29865726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6987481U Expired JPS6028692Y2 (ja) 1981-05-14 1981-05-14 コンベア式連続電着塗装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6028692Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57185767U (ja) 1982-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3597339A (en) Process for anodizing aluminum and its alloys
JPS6028692Y2 (ja) コンベア式連続電着塗装装置
US3708407A (en) Process for anodizing aluminum and its alloys
US4151453A (en) Induction motor control system
US6197179B1 (en) Pulse-modulated DC electrochemical coating process and apparatus
US4132585A (en) Method of automatically monitoring and regenerating an etchant
EP0056478B1 (en) Process for electrolytically colouring a piece of aluminium or aluminium alloy
US3369928A (en) Method and apparatus for use with metal treating solutions
JPS5836077B2 (ja) カチオン樹脂塗料を用いる電着塗装装置
US4720666A (en) Electric braking apparatus for brushless excitation system generator
JPS6366919B2 (ja)
JPS59136499A (ja) 電着塗装設備
JPS5778385A (en) Digital control system for dc motor
SU1137117A1 (ru) Тиристорный источник тока дл электролитического железнени
SU1507887A1 (ru) Устройство дл управлени процессом травлени при железнении
JPH0543105Y2 (ja)
JPS59136500A (ja) 電着塗装方法及び装置
JPS61183499A (ja) 電着塗装装置
JPH11350194A (ja) 全没通電用電着塗装装置及びその装置を使用した電着塗装方法
KR900003993B1 (ko) 유도 전동기의 순시정전 재 기동 회로
JPS61231199A (ja) 電着塗装方法およびその装置
JPS6348695Y2 (ja)
JPS57119680A (en) Starting control of inverter for system connection
DE3317531A1 (de) Verfahren und vorrichtung zur energiesparenden auf- und entladung von akkumulatoren, insbesondere in werkstaetten und betrieben zur herstellung, inbetriebsetzung, aufladung und regenerierung von akkumulatoren
GB1306193A (ja)