JPS6027903B2 - 給湯装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は瞬間湯沸器を利用する給濠装置に関するもので
あり、給湯配管長さの延長による湯温立上り時間の遅れ
を解消し、快適な給湯装置を提供することを目的とする
ものである。

近年、各家庭において大型瞬間傷沸器によるセントラル
給湯が増加しているが、湯の使用場所は台所、洗面所、
風呂場と分れており、どうしても配管長さが長くなる。

この場合、第１図の従来例のように大型瞬間湯沸器１の
給湯配管先を風呂場２、台所３とした場合において一番
長い配管長さは夕となる。第２図のグラフにおいてｔ，
は大型瞬間湯瀦器自身の湯温立上り時間、ｔ２が配管長
さにより冷却される遅れ時間である。従って、従来例の
場合、台所３で蛇口をひねつても使用できる湯が出てく
るまでの時間はＬ＋ｔ２となり、特に冬物の場合、配管
自体が冷えているので、実際の数値は配管長＆ｈで４０
〜５０秒かかることになる。これではせつかくのセント
ラル給湯も無意味で、特に台所などではとうてい待てる
時間ではない。また配管を断熱材等で十分保護しても、
立上り時の冷却には全く効果がないため、断熱などの方
法では全く対策できないという欠点があった。本発明は
上記従来の欠点を解消したものであり、以下その実施例
を図面を参照して説明する。

第３図において４はセントラル給傷用の大型瞬間湯凝器
であり、５はその給傷配管、６は末端の蛇口である。７
は保温貯湯タンクであり、その適切な箇所にはヒータ８
が設けてある。

９は電源、１０はタンク内の湯温を感知するセンサー部
、１１はセンサー部からの信号を受けてヒータ８のオン
・オフをコントロールする加温コントロール部である。

上記構成において、保温貯傷タンク７は蛇口６に極力近
い距離そ，の間に設けるようにし、電源９を入れておけ
ば、保温貯傷タンク７の内部に満たされた水（湯）はシ
ーズヒーターなどのヒーター８によってある温度中内に
保温されている。保温貯湯タンク７自体は保温力のよい
材料でつくられ、かつ適切な断熱処理が講じられている
が、長い時間には少しずつ冷却するため、定められた温
度以下になればセンサー部１０でタンク内の湯温を感知
し、加温コントロール部１１に伝えて加熱を始めるよう
になっている。また安全上、使用勝手上もある温度以上
の湯温に達すると加熱をストップさせて保温するような
機能になっている。したがって蛇口６を開けると、まず
保塩貯傷タンク７内の湯がすばやく出るので便利である
。また蛇口６の開栓と同時に大型瞬間湯沸器４にも点火
し、所定の湯が続いて蛇口６から出ることになる。この
とき、保温貯湯タンク７内により温度の低い湯が入って
きたときは加溢コントロール部１１はオンとなり、ヒー
ター８は瞬間的に加熱を行なうので、連続して走った範
囲の湯温の湯が得られる。前述の構成にもとづき本発明
には次のような作用効果がある。

‘１｝ 大型瞬間傷灘器によるセントラル給湯の欠点で
ある配管延長による湯温立上り時間の遅れを解消し、快
適な給傷生活を実現することができる。

■ 保温貯傷タンク方式であり、常に適切な温度の湯が
実在するので、蛇口から湯が出るまでの時間が極端に早
い。

小型瞬間ガス湯鍵器で配管長さがほとんどない場合でも
、その湯沸器自体の立上り時間が必要であるが、本発明
ではそれよりも早く湯が出てくる。■ 保温貯傷タンク
は商用１００Ｖ電源あるいは電池などで使用できるため
、設置場所に限定されず、家屋の未使用スペースに設置
することも可能であり、台所、洗面所など復数力所にそ
れぞれ別個に取付ければ、前記｛１｝の効果で述べた便
利さをそれぞれの場所で発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の給湯システム図、第２図は従釆例の湯
温立上りグラフ、第３図は本発明の一実施例の給湯シス
テム図である。 ４・・・大型瞬間湯沸器、５・・・給傷配管、６・・・
蛇口、７…保温貯濠タンク、８…ヒータ、９…電源、１
０・・・センサ−部、１１…加温コントロール部。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 瞬間湯沸器と、その給湯配管とを備え、上記瞬間湯
   沸器から遠く離れた蛇口近くの給湯配管途中に保温貯湯
   タンクを直列に設け、この保温貯湯タンクにはタンクを
   加熱するヒータ、タンク内の湯温を感知するセンサー部
   、センサー部の信号によつてヒータを制御してタンク内
   の湯温を所定温度にコントロールする加温コントロール
   部を付属させたことを特徴とする給湯装置。