JPS6027514B2 - デキストラナ−ゼの製造法 - Google Patents
デキストラナ−ゼの製造法Info
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- JPS6027514B2 JPS6027514B2 JP12053982A JP12053982A JPS6027514B2 JP S6027514 B2 JPS6027514 B2 JP S6027514B2 JP 12053982 A JP12053982 A JP 12053982A JP 12053982 A JP12053982 A JP 12053982A JP S6027514 B2 JPS6027514 B2 JP S6027514B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は不完全菌でパェシロマィセス
(Paecilomyces)属に類似する性質を有す
るが異なるデキストラナーゼ生産館を有する微生物TC
I−No.9011を培養し、その培養物からデキスト
ラナーゼを採取することを特徴とするデキストラナ−ゼ
の製造法に関するものであり、その目的とするところは
デキストランに作用させ、イソマルトースを工業的に製
造する方法、および特にう蝕原性菌(Streptoc
occ瓜muta瓜など)由釆のデキストランに作用し
、強力なデキストラン分解能を有するデキストラナーゼ
を発酵工業的に製造する方法を提供することにある。
るが異なるデキストラナーゼ生産館を有する微生物TC
I−No.9011を培養し、その培養物からデキスト
ラナーゼを採取することを特徴とするデキストラナ−ゼ
の製造法に関するものであり、その目的とするところは
デキストランに作用させ、イソマルトースを工業的に製
造する方法、および特にう蝕原性菌(Streptoc
occ瓜muta瓜など)由釆のデキストランに作用し
、強力なデキストラン分解能を有するデキストラナーゼ
を発酵工業的に製造する方法を提供することにある。
本発明者はデキストランを基準として、土壌中の多数の
微生物について検索、検討した結果、パェシロマィセス
属菌に類似する性質を有するが異なる菌が強力なデキス
トラナーゼ生産館を有することを見い出し、デキストラ
ン分解酵素を分離することに成功し、本発明方法を完成
するに至った。
微生物について検索、検討した結果、パェシロマィセス
属菌に類似する性質を有するが異なる菌が強力なデキス
トラナーゼ生産館を有することを見い出し、デキストラ
ン分解酵素を分離することに成功し、本発明方法を完成
するに至った。
以下に本発明方法について詳述する。
まず本発明方法において用いる微生物はパェシロマィセ
ス属に類似する性質を有するが、菌叢が栄養源によつて
特異的に異なるデキストラン分解酵素生産菌であり、本
発明方法の実施例に用いた微生物は不完全菌、TCI−
恥.9011(以下単に「No.9011」と称する)
であって、この菌種は本発明者の発見に係り、軽井沢地
方の土壌から分離されたものであり、昭和57年6月2
5日附工業技術院微生物工業技術研究所へ徴工研菌寄第
6602号として寄託された。該TCI−No.901
1は次の菌学的性質を有する。TCI−No.9011
の菌学的性質【1’各培地における生育状態 ■ ツアベツク・ドック塔地 コロニーは円型、コロニーの表面は綿毛状で濃緑色の菌
叢を中心に澄色・黄色・緑色の菌論の菌叢をなし生育す
る。
ス属に類似する性質を有するが、菌叢が栄養源によつて
特異的に異なるデキストラン分解酵素生産菌であり、本
発明方法の実施例に用いた微生物は不完全菌、TCI−
恥.9011(以下単に「No.9011」と称する)
であって、この菌種は本発明者の発見に係り、軽井沢地
方の土壌から分離されたものであり、昭和57年6月2
5日附工業技術院微生物工業技術研究所へ徴工研菌寄第
6602号として寄託された。該TCI−No.901
1は次の菌学的性質を有する。TCI−No.9011
の菌学的性質【1’各培地における生育状態 ■ ツアベツク・ドック塔地 コロニーは円型、コロニーの表面は綿毛状で濃緑色の菌
叢を中心に澄色・黄色・緑色の菌論の菌叢をなし生育す
る。
■ バレイン・培地
コロニーは円型、コロニーの表面は綿毛状で中心は白色
、黄緑色の菌叢がその周辺に広がり生育する。
、黄緑色の菌叢がその周辺に広がり生育する。
■ YPSS培地
コロニーは円型、コロニーの表面は綿毛状で、濃緑色の
菌叢が一面に広がり、局綾部は白色を示し、生育する。
菌叢が一面に広がり、局綾部は白色を示し、生育する。
■ 麦芽培地
コロニーは円型、コロニーの表面は綿毛状で、生育が進
むにつれて菌叢の色は黄緑色から階緑色に変化し、生育
は良好である。
むにつれて菌叢の色は黄緑色から階緑色に変化し、生育
は良好である。
■ 合成ムコール培地
コロニーは円型、コロニーの表面は綿毛状で、生育が進
むにつれて、菌叢の色は澄色から黄土色に変化し、生育
する。
むにつれて、菌叢の色は澄色から黄土色に変化し、生育
する。
■ オートミール培地
コロニーは円型、コロニ−表面は綿毛状で生育が進むに
つれて菌叢の色が白色から黄緑色、脂緑色に変化し、生
育良好である。
つれて菌叢の色が白色から黄緑色、脂緑色に変化し、生
育良好である。
■ サブロー培地
コロニ−は円型、コロニーの表面は綿毛状で中心が青緑
色から黄緑色の菌叢が周辺に広がり生育し、表面は赤褐
色の色素を生産する。
色から黄緑色の菌叢が周辺に広がり生育し、表面は赤褐
色の色素を生産する。
以上の培地においてTCI一M.9011の生育状態は
繁夫培地内部に菌糸が侵入し、生育する性質を有し、菌
叢は一般に綿毛状となり生育する。
繁夫培地内部に菌糸が侵入し、生育する性質を有し、菌
叢は一般に綿毛状となり生育する。
菌叢の色は各塔地によって異にし、デキストランを含む
培地に生育すると中心部は燈色から外部に従って青線色
の菌叢を示し生育する。色素は培地により異にするが、
主に赤褐色または黄色を示す。分生子の形成は第1図の
顕微鏡写真の通りであり、分生子は卵型で褐色、緑階色
を示す。
培地に生育すると中心部は燈色から外部に従って青線色
の菌叢を示し生育する。色素は培地により異にするが、
主に赤褐色または黄色を示す。分生子の形成は第1図の
顕微鏡写真の通りであり、分生子は卵型で褐色、緑階色
を示す。
■ 各生理的性質■ 最適生育条件
pH6.5で好気性を示す。
最適生育温度は30℃である。■ 生育の範囲
柵3〜8で好気性で生育し、生育し得る温度は15q0
〜370で特に好ましい温度は20〜30℃である。
〜370で特に好ましい温度は20〜30℃である。
{3’各炭素源の利用性
マルトース、デキストリン、フルクトース、サツカロー
ス、でんぷん、グルコース、キシロース、ラフイノー、
マンノース、イヌ1」ン、トレハロースを利用し、酸を
生産する。
ス、でんぷん、グルコース、キシロース、ラフイノー、
マンノース、イヌ1」ン、トレハロースを利用し、酸を
生産する。
ラクトース、アラビノース、ガラクトースは酸を生産し
ない。以上の述べた性質に基づき、「微生物の分類と同
定」(長谷川武治、1975)「TheFu増i」(G
.C.Ainswonhetal,1973)に記載の
分類方法に従って比較検索した結果、不完全菌(Deu
teromycotina)の一種と考えられる。
ない。以上の述べた性質に基づき、「微生物の分類と同
定」(長谷川武治、1975)「TheFu増i」(G
.C.Ainswonhetal,1973)に記載の
分類方法に従って比較検索した結果、不完全菌(Deu
teromycotina)の一種と考えられる。
従って不完全菌の分類基準である分生子形成とその分生
子型について比鮫懸討するとTCI−No.9011は
分生子柄は裸生で分生子柄から分生子着生までの部分は
べニチラスに似ているが、分生子の形成はフィアロスポ
ア(Phialospore)型で、一見べニシリウム
(Penicillmm)属に似ているが、最先端の枝
(Phialidesprigma)が細長く、分生子
柄の分岐も密でなく形成も異にする。また菌叢は褐色、
綿毛状等はパェシロマィセス(Paecilomyce
s)属に類似する点がある。
子型について比鮫懸討するとTCI−No.9011は
分生子柄は裸生で分生子柄から分生子着生までの部分は
べニチラスに似ているが、分生子の形成はフィアロスポ
ア(Phialospore)型で、一見べニシリウム
(Penicillmm)属に似ているが、最先端の枝
(Phialidesprigma)が細長く、分生子
柄の分岐も密でなく形成も異にする。また菌叢は褐色、
綿毛状等はパェシロマィセス(Paecilomyce
s)属に類似する点がある。
しかし本菌株は培地組成によって菌叢の色が大きく異な
り分生子の色も異なる特徴を有する。よって本発明者は
不完全菌nCI−No.9011と命名した。
り分生子の色も異なる特徴を有する。よって本発明者は
不完全菌nCI−No.9011と命名した。
なお本発明方法においてその他その自然的および紫外線
照射、ニトロソグアニジン等による変異方法を用いて処
理した人工的変異株の使用を当然包含するものである。
次に本発明のデキストラン分解酵素の製造法についてで
あるが、パェシロマィセス属に類似する性質を有するが
異なるTCI−No.9011菌株を天然、または人工
培地に培養する。
照射、ニトロソグアニジン等による変異方法を用いて処
理した人工的変異株の使用を当然包含するものである。
次に本発明のデキストラン分解酵素の製造法についてで
あるが、パェシロマィセス属に類似する性質を有するが
異なるTCI−No.9011菌株を天然、または人工
培地に培養する。
使用塔地は液体または団体でもよいが、工業的生産には
液体培地を用いて通気蝿梓培養法が有効である。培地の
栄養源としては微生物に一般に用いられているものが用
いられる。例えば炭素源としてはデキストランが最も有
効で、窒素源としてはべプトン、酵母エキス、硝酸ナト
リウムなどが用いられる。無機塩としては、りん酸、マ
グネシウム、カリウムなどの塩類が用いられる。さらに
分子量7万のデキストランを1.0W/V%培地に基質
として添加することによってデキストラナーゼの生産は
高収率に得られる。特に好ましい培養条件は温度25〜
30qo、培養基のpHは6〜7である。培養時間は培
養条件によって異にするが通常静直培養では5〜10日
間、通気繍梓培養では2〜3日間であるが、デキストラ
ナーゼが培養物中に最高の活性を示す時期に培養を終了
する。このようにして充分に活性を示す培養物をフィー
ルタープレス等で猿遇し、繭体を除去し、瀞液を得る。
酵素活性を有する櫨液から酵素を分離精製する方法は、
例えば塩析分別法、溶剤沈殿法、イオン交換樹脂製方法
、函気泳動などで分離精製することができる。更にこれ
らの方法を適宜組み合せることでも精製できる。このよ
うにして得られた酵素は次記のとおりの理化学的性質を
有する。酵素の理化学的諸性質 ‘1} 作用及び基質特異性 本酵素はQ−1,6−グルコシド結合の多糖物質を加水
分解する性質を示し、特にグルコース、ィソマルトース
に分解する性質のエンドタイプ(endoツpe)であ
る。
液体培地を用いて通気蝿梓培養法が有効である。培地の
栄養源としては微生物に一般に用いられているものが用
いられる。例えば炭素源としてはデキストランが最も有
効で、窒素源としてはべプトン、酵母エキス、硝酸ナト
リウムなどが用いられる。無機塩としては、りん酸、マ
グネシウム、カリウムなどの塩類が用いられる。さらに
分子量7万のデキストランを1.0W/V%培地に基質
として添加することによってデキストラナーゼの生産は
高収率に得られる。特に好ましい培養条件は温度25〜
30qo、培養基のpHは6〜7である。培養時間は培
養条件によって異にするが通常静直培養では5〜10日
間、通気繍梓培養では2〜3日間であるが、デキストラ
ナーゼが培養物中に最高の活性を示す時期に培養を終了
する。このようにして充分に活性を示す培養物をフィー
ルタープレス等で猿遇し、繭体を除去し、瀞液を得る。
酵素活性を有する櫨液から酵素を分離精製する方法は、
例えば塩析分別法、溶剤沈殿法、イオン交換樹脂製方法
、函気泳動などで分離精製することができる。更にこれ
らの方法を適宜組み合せることでも精製できる。このよ
うにして得られた酵素は次記のとおりの理化学的性質を
有する。酵素の理化学的諸性質 ‘1} 作用及び基質特異性 本酵素はQ−1,6−グルコシド結合の多糖物質を加水
分解する性質を示し、特にグルコース、ィソマルトース
に分解する性質のエンドタイプ(endoツpe)であ
る。
‘2} 至適PH及び安定舟
本酵素の作用pHは第2図の如き曲線として得られ、作
用の至適pHの範囲は3〜6であり、PH5.0で最大
活性を示す。
用の至適pHの範囲は3〜6であり、PH5.0で最大
活性を示す。
pH安定性は第3図に示されているようにPH4〜6で
ある。【31作用適温の範囲 本酵素の作用至適温度は第4図に示されているように、
30〜500○であり、4000で最大活性を示す。
ある。【31作用適温の範囲 本酵素の作用至適温度は第4図に示されているように、
30〜500○であり、4000で最大活性を示す。
また酵素の温度安定性は第5図に示されているように、
3ぴ0以下である。‘41 酵素に対する金属塩の阻害
、活性化および安定化本酵素はリチウム、マグネシウム
に対して安定、亜鉛、鉄、マンガン、モリブデン、コバ
ルト、カルシウム、銀、水銀に対して阻害が見られ、鉛
、スズ、銅は著しい阻害を示す。
3ぴ0以下である。‘41 酵素に対する金属塩の阻害
、活性化および安定化本酵素はリチウム、マグネシウム
に対して安定、亜鉛、鉄、マンガン、モリブデン、コバ
ルト、カルシウム、銀、水銀に対して阻害が見られ、鉛
、スズ、銅は著しい阻害を示す。
脚 力価測定法
1%デキストラン(分子量7万)溶液10泌に0.1M
酢酸緩衝液(pH5.0)4の‘および1の【酵素溶液
を加える。
酢酸緩衝液(pH5.0)4の‘および1の【酵素溶液
を加える。
酵素作用温度370で2ぴ分間反応後遊離してくる還元
糖をソモキ−・ネルソン(Somogyi,Nelso
n)法で測定し、1時間あたり1一molのィソマルト
ースに相当する還元糖の増加を1単位とする(J.Bi
ol.Chem.160,61,1945,195,1
9,1952)■ 分子量本酵素の分子量はゲル渡過ク
ロマトグラフィー(トョパールHW−6価、東洋曹達工
業畑,製)により約46000である。
糖をソモキ−・ネルソン(Somogyi,Nelso
n)法で測定し、1時間あたり1一molのィソマルト
ースに相当する還元糖の増加を1単位とする(J.Bi
ol.Chem.160,61,1945,195,1
9,1952)■ 分子量本酵素の分子量はゲル渡過ク
ロマトグラフィー(トョパールHW−6価、東洋曹達工
業畑,製)により約46000である。
{71月l
精製方法は前述及び実施例に記載のとおりでなある。
■ 元素分析法
本酵素の如き高分子の酵素で元素分析を行なって炭素、
窒素、水素及び酸素の分析値を算出してもその特性を示
すことは不可能であるので元素分析の測定は行なってい
ない。
窒素、水素及び酸素の分析値を算出してもその特性を示
すことは不可能であるので元素分析の測定は行なってい
ない。
以上説明したように本発明方法はパェシロマィセス属に
類似する性質を有するが菌叢を異にする不完全菌TCI
−No.9011の如き本酵素の生産菌を培養し、その
培養液より強力なデキストラン分解酵素を極めて有利に
製造するものである。
類似する性質を有するが菌叢を異にする不完全菌TCI
−No.9011の如き本酵素の生産菌を培養し、その
培養液より強力なデキストラン分解酵素を極めて有利に
製造するものである。
以下に本発明方法を実施例によって詳述する。
実施例 1【1) 栄養源実施例
{ィー デキストラン(分子量7万)1%、ポリベプト
ン0.4%、酵母エキス0.3%、りん酸第1カリウム
0.14%、りん酸第2カリウム0.07%、硫酸マグ
ネシウム0.05%より成る組成をIN水酸化ナトリウ
ム溶液でpH7.0に調整した培地200の【を500
泌振遼培養用フラスコに分注、滅菌した後、TCI−N
o.9011(徴工研菌寄託受理第6602号)を接種
し、3ぴ0,7幼時間振函培養した。
ン0.4%、酵母エキス0.3%、りん酸第1カリウム
0.14%、りん酸第2カリウム0.07%、硫酸マグ
ネシウム0.05%より成る組成をIN水酸化ナトリウ
ム溶液でpH7.0に調整した培地200の【を500
泌振遼培養用フラスコに分注、滅菌した後、TCI−N
o.9011(徴工研菌寄託受理第6602号)を接種
し、3ぴ0,7幼時間振函培養した。
かくして得られた培養物をブフナーロードで櫨過した培
養櫨液についてデキストラン分解酵素活性を測定した結
果、培養液1の【あたり約10山単位のデキストラン分
解酵素活性を有した。{o} デキストラン(分子量7
方)2%、石 ソーダ0.6%、りん酸第2カリウム0
.4%、硫酸マグネシウム0.05%、硫酸第1鉄0.
001%、塩化カリウム0.05%より成る組成をIN
塩酸溶液でpH6.0に調整した培地200の‘を50
0叫振遼培養用フラスコに分注、滅菌した後、TCI−
No.9011(徴工研菌寄託受理番号第6602号)
を接種し、30ooで6斑寺間振鰹培養した。
養櫨液についてデキストラン分解酵素活性を測定した結
果、培養液1の【あたり約10山単位のデキストラン分
解酵素活性を有した。{o} デキストラン(分子量7
方)2%、石 ソーダ0.6%、りん酸第2カリウム0
.4%、硫酸マグネシウム0.05%、硫酸第1鉄0.
001%、塩化カリウム0.05%より成る組成をIN
塩酸溶液でpH6.0に調整した培地200の‘を50
0叫振遼培養用フラスコに分注、滅菌した後、TCI−
No.9011(徴工研菌寄託受理番号第6602号)
を接種し、30ooで6斑寺間振鰹培養した。
このようにして得られた培養物を櫨遇した培養渡液につ
いてデキストラン分解酵素活性を測定した結果、培養櫨
液1の【あたり約12山単位のデキストラン分解酵素活
性を有した。■ 精製実施例 栄養源実施例‘ィ}の組成培地30そをジャーファーメ
ンターに分注、滅菌後、栄養源実施例【ィ}の培養液2
00の‘を接種し、30℃で通気燈梓培養をおこなった
。
いてデキストラン分解酵素活性を測定した結果、培養櫨
液1の【あたり約12山単位のデキストラン分解酵素活
性を有した。■ 精製実施例 栄養源実施例‘ィ}の組成培地30そをジャーファーメ
ンターに分注、滅菌後、栄養源実施例【ィ}の培養液2
00の‘を接種し、30℃で通気燈梓培養をおこなった
。
培養期間、隆時的に培養液の酵素活性を調べ、最高の酵
素活性を示す時点(約60時間)で培養物を渡過し、培
養櫨液25そを得た。この培養櫨液のデキストラン分解
酵素活性は1泌あたり168単位であった。かくして得
られた培養櫨液に硫安70%相当量を加えて、鷹梓放置
し、沈殿してくる酵素蛋白質を遠心分離機で採取した。
この沈殿物をpH6.0,IMりん酸緩衝液500叫に
溶解して溶解物をセルロース・チューブに入れ、pH6
.0,0.001Mりん酸緩衝液で透析脱塩を行なった
。透析酵素溶液の活性は2383単位/泌(活性収率4
8%)であった。この酵素溶液を凍結乾燥し、粗酵素粉
末総を得た。
素活性を示す時点(約60時間)で培養物を渡過し、培
養櫨液25そを得た。この培養櫨液のデキストラン分解
酵素活性は1泌あたり168単位であった。かくして得
られた培養櫨液に硫安70%相当量を加えて、鷹梓放置
し、沈殿してくる酵素蛋白質を遠心分離機で採取した。
この沈殿物をpH6.0,IMりん酸緩衝液500叫に
溶解して溶解物をセルロース・チューブに入れ、pH6
.0,0.001Mりん酸緩衝液で透析脱塩を行なった
。透析酵素溶液の活性は2383単位/泌(活性収率4
8%)であった。この酵素溶液を凍結乾燥し、粗酵素粉
末総を得た。
粗酵素粉末1雌あたり428単位であった。更に得られ
た粗酵素100雌を柵6.0,0.09M酢酸緩衝液1
00の上に溶解し、pH6.0,0.08 M酢酸緩衝
液で緩衝化したイオン交換体のCMーセルロースに流出
させ、不純物の蛋白質を除去した。次にpH6.0,0
.09M酢酸緩衝液で緩衝化したイオン交換体のDEA
E−セルロースに前述した流出酵素液を流し、酵素を吸
着させた。その後、0.08M酢酸緩衝液に食塩濃度(
0〜0.9Mの範囲)を徐々に上げて、吸着させた酵素
を溶出させ、酵素活性区分を約45の【採取した。これ
までの収率は95%であった。更にこの酵素活性区分を
透析脱塩した後、凍結乾燥し、15雌の酵素精製乾燥粉
末を得た。この凍結乾燥品をゲル櫨過剤(トョパールH
W−6岬東洋曹達工業製)にかけ、分子量選別法により
、精製分離をおこなった。この精製分離操作で、酵素活
性区分を取り、透析脱塩した後、凍結乾燥し、精製酵素
8M(160山筆位/雌)を得た。実施例 2 ィソマルトースの製造 実施例1‘ィ’に示した粗酵素溶液180の‘にデキス
トラン(分子量7万)5.4夕(3%W/V)を添加し
た。
た粗酵素100雌を柵6.0,0.09M酢酸緩衝液1
00の上に溶解し、pH6.0,0.08 M酢酸緩衝
液で緩衝化したイオン交換体のCMーセルロースに流出
させ、不純物の蛋白質を除去した。次にpH6.0,0
.09M酢酸緩衝液で緩衝化したイオン交換体のDEA
E−セルロースに前述した流出酵素液を流し、酵素を吸
着させた。その後、0.08M酢酸緩衝液に食塩濃度(
0〜0.9Mの範囲)を徐々に上げて、吸着させた酵素
を溶出させ、酵素活性区分を約45の【採取した。これ
までの収率は95%であった。更にこの酵素活性区分を
透析脱塩した後、凍結乾燥し、15雌の酵素精製乾燥粉
末を得た。この凍結乾燥品をゲル櫨過剤(トョパールH
W−6岬東洋曹達工業製)にかけ、分子量選別法により
、精製分離をおこなった。この精製分離操作で、酵素活
性区分を取り、透析脱塩した後、凍結乾燥し、精製酵素
8M(160山筆位/雌)を得た。実施例 2 ィソマルトースの製造 実施例1‘ィ’に示した粗酵素溶液180の‘にデキス
トラン(分子量7万)5.4夕(3%W/V)を添加し
た。
この混合液を温度4ぴ0に保ち、2時間酵素反応を行な
った。酵素反応終了後、櫨過助剤(セラィト:酸性白土
=3:IV/V)をひいたプフナーロートで吸引櫨過し
、不溶物を除去した。この酵素反応櫨液を既知の方法で
H型、OH型に調整したダイヤイオンPK−220、ダ
イヤイオンSA−2帆(三菱化成工業肌製)それぞれ1
00の上に流出させ、塩類・蛋白質等を除去した。この
酵素分解糖溶液を活性炭クロマトグラフィー(クロマト
用活性炭、和光純薬雌製)を用いて、種々の糖の吸着を
おこなった。吸着後、蒸留水より10%メタノールの範
囲で濃度勾配をつけた溶液で、糖の溶出分離をおこなっ
た。ィソマルトースの区分約300の‘を集め、減圧濃
縮し、エタノール10の【を加えてィソマルトースを析
出させた。この析出したイソマルトースを櫨過法により
集め、デシケーターで減圧乾燥した。乾燥した純ィソマ
ルトース700の2を得た。
った。酵素反応終了後、櫨過助剤(セラィト:酸性白土
=3:IV/V)をひいたプフナーロートで吸引櫨過し
、不溶物を除去した。この酵素反応櫨液を既知の方法で
H型、OH型に調整したダイヤイオンPK−220、ダ
イヤイオンSA−2帆(三菱化成工業肌製)それぞれ1
00の上に流出させ、塩類・蛋白質等を除去した。この
酵素分解糖溶液を活性炭クロマトグラフィー(クロマト
用活性炭、和光純薬雌製)を用いて、種々の糖の吸着を
おこなった。吸着後、蒸留水より10%メタノールの範
囲で濃度勾配をつけた溶液で、糖の溶出分離をおこなっ
た。ィソマルトースの区分約300の‘を集め、減圧濃
縮し、エタノール10の【を加えてィソマルトースを析
出させた。この析出したイソマルトースを櫨過法により
集め、デシケーターで減圧乾燥した。乾燥した純ィソマ
ルトース700の2を得た。
第1図は本発明方法の使用菌不完全菌TCI−No.9
011の顕微鏡写真であり、第2図は本発明方法による
酵素の各母における活性を示すグラフである。 第3図は本酵素の各pHにおける安定性を示し、第4図
は本酵素の各温度における活性を示すグラフである。第
5図は本酵素の各温度における安定性を示すグラフであ
る。第2図 第3図 第1図 第4図 第5図
011の顕微鏡写真であり、第2図は本発明方法による
酵素の各母における活性を示すグラフである。 第3図は本酵素の各pHにおける安定性を示し、第4図
は本酵素の各温度における活性を示すグラフである。第
5図は本酵素の各温度における安定性を示すグラフであ
る。第2図 第3図 第1図 第4図 第5図
Claims (1)
- 1 デキストラナーゼ生産能の有する不完全菌に属する
TCI−No.9011を培養し、その培養物よりデキ
ストラナーゼを採取することを特徴とするデキストラナ
ーゼの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12053982A JPS6027514B2 (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | デキストラナ−ゼの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12053982A JPS6027514B2 (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | デキストラナ−ゼの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5911178A JPS5911178A (ja) | 1984-01-20 |
JPS6027514B2 true JPS6027514B2 (ja) | 1985-06-29 |
Family
ID=14788787
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12053982A Expired JPS6027514B2 (ja) | 1982-07-13 | 1982-07-13 | デキストラナ−ゼの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027514B2 (ja) |
-
1982
- 1982-07-13 JP JP12053982A patent/JPS6027514B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5911178A (ja) | 1984-01-20 |
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