JPS60257280A - カラ−インク媒体の状態検出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 扱４汰」 本発明は、熱転写形のカラー記録装置におけるカラーイ
ンク媒体の色面およびインク層先端の状態検出をなすカ
ラーインク媒体の状態検出方式に関する。

皿米夜莞 一般に、熱転写形のカラー記録装置にあっては。

複数の記録素子が主走査方向に１ライン分配設された記
録ヘッドとプラテンとの間にシート状のカラーインク媒
体と記録紙とを圧接して副走査送りさせながら、各原色
別による各１ライン分の画情報に応じた熱転写による記
録を順次行なわせるようにしている。

その際、第６図に示すように、カラーインク媒体には面
順次に減法混色によるイエロー（Ｙ）。

マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各カラーインク層が形
成されているとともに各インク層に１ペ一ジ分の記録容
量をそれぞれもたせ、まずイエロー（Ｙ）のインク層部
分によって１ペ一ジ分の記録を行なわせたのちに記録紙
のみをその先端が記録ヘッド部分にくるように引き戻し
、次いでマゼンタ（Ｍ）のインク層部分による１ペ一ジ
分の記録を行なわせたのちに再度記録紙の引戻しを行な
わせ、最終的にシアン（Ｃ）のインク層部分による１ペ
一ジ分の記録を行なわせることにより重ね転写によるカ
ラー画像を得るようにしている。

しかしてこのような熱転写形のカラー記録装置では、所
定のカラー画像の記録を行なわせるためには必要な色面
をもったインク層の先端が記録紙の先端と位置合せされ
た状態で記録位置にくるようなカラーインク媒体の送り
制御を高精度に行なわせなければならず、そのカラーイ
ンク媒体の送りエラーを生ずると誤まった色による記録
がなされてしまったり色ずれを生じたりしてしまうこと
になる。

そのため従来では、第６図に示すカラーインク媒体にお
けるカラーインク層の色を専用の色検出器を用いて検知
するようにしているが、各カラーインク層の色をそれぞ
れ検知させるためには複数の色検出器を設けなけれはな
らず、色検出のための構成が複雑になるとともに、イン
ク層先端の検出を精度良く行なわせることができないも
のになっている。また従来、第６図に示すカラーインク
媒体面に赤色光および緑色光をそれぞれ切り換えながら
照射してその透過光の有無の組合せによって各カラーイ
ンク層の色を検知するようにしているが（実開昭５８−
１３０７５９号公報参照）、２つの発光素子における発
光制御手段および１つの受光素子の出力に応じた色判定
手段を必要として前述と同様に色検出のための構成が複
雑でかつインク層先端の検出に精度良く行なわせること
ができないとともに、カラーインク媒体面に三原色以外
の黒インク層などが設けられているときにその色検出を
行なわせることができないものになっている。

ＩＩケ 本発明は以上の点を考慮してなされたもので、熱転写形
のカラー記録装置のカラーインク媒体における各色面の
検出を容易かつ確実に行なわせるとともに、カラーイン
ク層先端の検出を精度良く行なわせることができるよう
にしたカラーインク媒体の状態検出方式を提供するもの
である。

璽戎 以下、添付図面を参照して本発明の一実施例について詳
述する。

本発明によるカラーインク媒体の状態検出方式は、第１
図に示すように、透光性をもったシート状のフイルムノ
＼−スヒにそ４Ｌそれ［ベージ分の記憶容量をもたせた
イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の各カ
ラーインク層および黒（Ｂ）のインク層が面順次に形成
されたカラーインク媒体１にあって、各インク層間に一
定の間隔を空けて各インク層の開始領域ａをそれぞれ形
成するとともに、その開始領域ａの上端部または下端部
に必要に応して光の透過をしゃ断させる各色を識別させ
るためのマークｍを伺″し、そのカラーインク媒体１の
副走査送りにしたがって透過型の光センサＳｌ、Ｓ２に
よりそれぞれマーク検出を行なわ　′せ、光センサＳｌ
、Ｓ２によるマーク検出状態に応じて各開始領域ａに続
くインク層の色検出およびインク層先端検出をなす手段
をとるようにするものである。

すなわちこの場合には、開始領域ａ１において光センサ
Ｓｌ、Ｓ２の各出力信号がともにハイレベル”　Ｈ’″
となったときにイエロー（Ｙ）のインク層が検出され、
開始領域ａ２において光センサＳ１の出力信号がローレ
ベルｒｒ　Ｌ　ＩＩで、かつ光センサＳ２の出力信号が
ハイレベル”１１”となったどきにマゼンタ（Ｍ）のイ
ンク層が検出され、開始領域ａ　、３において光センサ
Ｓ１の出力信号がハイレベル″′Ｈ″で、かつ光センサ
Ｓ２の出力信号がローレベル″Ｌ′″となったとき！、
こシアン（Ｃ）のインク層が検出され、開始領域ａ４に
おいて光センサＳ１の出力信号がローレベル１１　Ｌ　
１１、光センサＳ２の出力信号がハイレベル”　Ｈ”と
なり、かつ前回光センサＳ２の出力信号がローレヘルＮ
　Ｌ　ＩＩであるときに黒（Ｂ）のインク層が検出され
ることになる。また光センサＳ］、Ｓ２の少なくとも何
れか一方のセンサ出力がハイレベル”　Ｈ”となったと
きに、各インク層の先端がそれぞれ検出されることにな
る。

なお、各インク層部分では各光センサＳｌ、８２の出力
信号が何れもローレベル１１　Ｌ　Ｈとなる。

第２図（ａ）、（ｂ）は本発明によるカラーインク媒体
の状態検出方式を具体的に実施するための構成例を示す
もので、記録ヘッド３とプラテン４との間にロール状に
□巻回された第１図に示すカラーインク媒体１と単葉の
記録紙２とを圧接して副走査送りしながら、各インク層
ごとにおける熱転写による記録を記録紙２の引戻しを適
宜付なわせながら順次なして重ね転写によるカラー画像
を得るようにした熱転写形のカラー記録装置にあって、
カラーインク媒体１の供給側における記録部の近傍にマ
ーク検出用の発光素子５および受光素子６からなる透過
型の光センサＳ　（Ｓｌ、Ｓ２）を設けるようにしてい
る。なお、この場合には光センサＳとして透過型のもの
を使用するため、同図（ｂ）に示すように、特にカラー
インク媒体１の幅を記録紙２よりも大きくして記録紙２
により光が阻止されることがないようにしている。なお
記録ヘットとしては、直接加熱形のものではサーマルヘ
ッドが、ま、τ通電加熱形（インク媒体のフィルムベー
スに導電性をちり一せでそのジュール熱を利用するよう
にしている）のものでは多針電極と帰路電極とを具備し
たヘットがそれぞれ用いられることになる。また記録ヘ
ッドを用いることなく、画情報により光変調されたレー
ザ光をインク媒体に照射してその熱エネルギにより熱転
写を行なわせるようにしてもよい。

しかしてこのように構成されたものにあっては、カラー
インク媒体１の副走査送りにともなう多光センサＳｔ、
Ｓ２の出力信号の変化が図示しないシステムコントロー
ラに読み込まれ、そこで前述のように各光センサＳｌ、
Ｓ２によるマーク検出状態に応じた論理判定によるイン
ク層の色検出およびその先端検出がそれぞれなされるこ
とになる。

また、給紙された記録紙２がレジス（〜位置にくるとそ
れが図示しない光センサによって検出され、その検出信
号に応じてシステムコントローラはプラテン４を回転駆
動させてカラーインク媒体１を空送りさせなから各光セ
ンサＳｌ、Ｓ２の出力信号に応じたインク層の色検出お
よびその先端検出をなし、カラーインク媒体１における
第１色目のイエロー（Ｙ）のインク層の先端と記録紙２
の先端とが一致して記録部に供給されるようなカラーイ
ンク媒体１と記録紙２との送り制御を行なわせるように
なっている。なおその際各光センサＳｌ。

Ｓ２は、その設置箇所をできるだけプラテン４に近すげ
るようにしたほうがカラーインク媒体１の送り誤差をな
くす点から有利となる。また、記録紙２と同し幅をもっ
たカラーインク媒体１を用いる場合には、第２図（ａ）
、（ｂ）中においてそれぞれ点線で示すように、光が記
録紙２により阻止されることがないような位置に各光セ
ンサＳｌ。

Ｓ２を設置する必要がある。

また第３図は本発明の他の実施例を示すもので、この場
合はカラーインク媒体１における各インク層間にその開
始領域ａをそれぞれ設けるとともに、カラーインク媒体
１の上、下縁部に縁領域すをそれぞれ設け、その各縁領
域すにおいて各開始領域ａに応じたマークｍを適宜付す
ようにしている。

しかしてこの場合には、光センサＳ１の出力信号がロー
レベルＩＩ　Ｌ　Ｉ＋でかつ光センサＳ２の出力信号が
ハイレベル”Ｈ″′となったときにイエロー（Ｙ）のイ
ンク層が検出され、光センサＳ１の出力借上がハイレベ
ル″Ｈ′″状態にあるとき光センサＳ２の出力信号がロ
ーレベルｒＬ　Ｌ　Ｈになるオフ回数をシステムコント
ローラによりカウントさせ、１回目のオフ時にマゼンタ
（Ｍ）のインク層か検出され、２回目のオフ時にシアン
（Ｃ）のインク層が検出され、３回目のオフ時に黒（Ｂ
）のインク層が検出されるようになっている。また光セ
ンサＳｌ。

Ｓ２のうちの何れかがローレベル＋１　Ｌ　Ｉ＋となっ
たときに、各インク層の先端がそれぞれ検出されるよう
になっている。なお、この場合各インク層部分では各光
センサＳｌ、Ｓ２の出力信号が何れもハイレベル”　Ｈ
”となる。

このように本発明によるカラーインク媒体の状態検出方
式を採用すれば、熱転写形カラー記録装置においてカラ
ーインク媒体１における各インク層の色面およびその先
端位置を容易にかつ精度良く検出することができるよう
になり、誤まった色による記録や色ずれを生ずることな
く記録紙２を引き戻しながらの重ね転写によるカラー記
録を行なわせることができるようになる。

また第４図は本発明のさらに他の実施例を示すもので、
この場合は前述のようにカラーインク媒体ｌにおける各
インク層の色およびその先端をそれぞれ検出させること
なく、記録順序が定まっているイエロー（Ｙ）、マゼン
タ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、黒（Ｂ）の各インク層からな
るブロックごとにその先頭となるインク層の識別を行な
わせることができるようにしたもので、そのイエロー（
Ｙ）のインク層の開始領域ａ１にのみマークｍを付し、
そのマークｍの位置に対応して設けられた１つの光セン
サＳによりマーク検出を行なわせるようにしている。な
お、白のインク層を用いる場合には普通、白、イエロー
、マゼンタ、シアンの順序で記録を行なわせるのが良い
とされており、その場合にはカラーインク媒体１におけ
る各ブロックの先頭に白のインク層がくるようにする。

なおりラーインク媒体１における各インク層の先端のみ
の検出を行なわせればよい場合には、第５図に示すよう
に各インク層間に開始領域ａのみを設け、１つの光セン
サＳによりその開始領域ａの検出を行なわせるようにす
ればよい。

なお本発明によるカラーインク媒体の状態検出方式は前
記各実施例に何ら限定されるものではなく、例えばマー
クｍに磁性体からなるものを付してそれを磁気センサに
より検出するような手段をとることが可能となり、また
カラーインク媒体１におけるインク層の色数は４色の場
合に限らず３色または５色などであってもその色数に応
じて適宜マークｍを付するようにすれば同様に色検出お
よび先端検出を行なわせることができるようになる。さ
らに本発明では、シート状のカラーインク媒体１を用い
たラインプリンタの場合に限らず、リボン状のカラーイ
ンク媒体を使用してそれを記録ヘッドとともにキャリッ
ジに搭載して主走査方向に搬送させながら副走査送りさ
れる記録紙に対して各１ラインごとに各色のインク層に
よる重ね転写によるカラー記録を順次行なわせるシリア
ルプリンタの場合にあっても同様に適用できることはい
うまでもない。

一級末 以上、本発明によるカラーインク媒体の状態検出方式に
あっては、熱転写形カラー記録装置のカラーインク媒体
における各カラーインク層間に一定の間隔を空けて各イ
ンク層の開始領域をそれぞれ形成するとともに、各開始
領域においてそれに続くインク層の色および先端位置を
検出する手段をとるようにしたもので、実施に際して簡
単な構成によりカラーインク媒体における各色面の検出
を容易かつ確実に行なわせることができるとともに、各
インク層の先端を精度良く検出することができるという
優れた利点を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するためのカラーインク媒体の構
成および光センサの配置関係の一例を示す図、第２図（
ａ）、（ｂ）は同実施例を具体的に実行するためのシス
テム構成例を示す正面図および平面図、第３図ないし第
５図は本発明を実施するためのカラーインク媒体の構成
および光センサの配置関係の他の例をそれぞれ示す図、
第６図は従来のカラーインク媒体を示す図である。 １・・・カラーインク媒体　２・・・記録紙　３・・記
録へラド　４・・・プラテン　５・・・発光素子　６・
・受光素子　Ｓ、ＳＬ、Ｓ２・・・光センサ 出願人代理人　鳥井　清 第１図 第３図 第２図 ｔσノ （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱転写形カラー記録装置のカラーインク媒体における各
   カラーインク層間に一定の間隔を空けて各インク層の開
   始領域をそれぞれ形成するとともに、各開始領域におい
   てそれに続くインク層の色および先端位置を検出する手
   段をとるようにしたカラーインク媒体の状態検出方式。