JPS6025569Y2 - 疲労試験機 - Google Patents
疲労試験機Info
- Publication number
- JPS6025569Y2 JPS6025569Y2 JP3511883U JP3511883U JPS6025569Y2 JP S6025569 Y2 JPS6025569 Y2 JP S6025569Y2 JP 3511883 U JP3511883 U JP 3511883U JP 3511883 U JP3511883 U JP 3511883U JP S6025569 Y2 JPS6025569 Y2 JP S6025569Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- axis
- testing machine
- rotation
- guide frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は偏心重錘を回転軸芯のまわりに回転し、それ
によって発生する遠心力を試験片に伝え試験片に繰り返
し荷重を与えて材料の疲労度を試験する疲労試験機に関
するものである。
によって発生する遠心力を試験片に伝え試験片に繰り返
し荷重を与えて材料の疲労度を試験する疲労試験機に関
するものである。
各種材料の機械的諸特性のなかでも耐疲労性は設計等に
おいて重要視しなければならない特性であり、種々の試
験方式そして疲労試験機が提供されている。
おいて重要視しなければならない特性であり、種々の試
験方式そして疲労試験機が提供されている。
なかでも上記試験機は第1図に示すとおり比較的簡略な
構成からなる試験機で広く利用されている。
構成からなる試験機で広く利用されている。
すなわち試験片1はチャック2,3を介して固定部10
と振動体4との間に介設されており振動体4の上下方向
の振動により繰り返し荷重が付与される。
と振動体4との間に介設されており振動体4の上下方向
の振動により繰り返し荷重が付与される。
この振動体4の振動はこの振動体4を貫通している回転
軸6が偏心重錘を取り付けた状態で回転するとき発生さ
れるわけである。
軸6が偏心重錘を取り付けた状態で回転するとき発生さ
れるわけである。
回転軸6の回転は伝動軸7を介して電動機8の出力によ
り行なわれるが、この駆動機構はベルト駆動機構でもよ
い。
り行なわれるが、この駆動機構はベルト駆動機構でもよ
い。
9は振動体4の上下振動を許容しつつ支持するための板
ばねであり11はコイルばねである。
ばねであり11はコイルばねである。
ところで第1図に示されるように偏心重錘が偏心距離固
定形のものである場合、試験始動時すなわち偏心重錘の
回転開始時、電動機8の急激な回転速度の増加により試
験片には所定荷重値を越える衝撃的過荷重が付与される
。
定形のものである場合、試験始動時すなわち偏心重錘の
回転開始時、電動機8の急激な回転速度の増加により試
験片には所定荷重値を越える衝撃的過荷重が付与される
。
この状態は第2図Aに示されるとおりである。
したがって試験片はこの過荷重によって亀裂などが生じ
て正常な試験ができないことがある。
て正常な試験ができないことがある。
このような問題を解決する工夫が提案されており、たと
えば回転開始時、振動体の振動を手動操作によって阻止
し一定時間後この阻止を解放し過荷重の付与を防止する
方法である。
えば回転開始時、振動体の振動を手動操作によって阻止
し一定時間後この阻止を解放し過荷重の付与を防止する
方法である。
しかし、この方法は一方向のみの阻止であり、したがっ
て第2図Bに示すとおり一方向(上側)は過荷重は生じ
ないものの他方(下側)は所定荷重をオーバーする過荷
重となり試験精度上問題を有している。
て第2図Bに示すとおり一方向(上側)は過荷重は生じ
ないものの他方(下側)は所定荷重をオーバーする過荷
重となり試験精度上問題を有している。
また手動操作は剛性の高い試験片の場合は振動体の振動
を完全に阻止することができず、さらに作業者の誤操作
なども生じるなど不利である。
を完全に阻止することができず、さらに作業者の誤操作
なども生じるなど不利である。
ここに提供する疲労試験機はこのような従来の問題点を
完全に解消した試験機を提供しようとするものである。
完全に解消した試験機を提供しようとするものである。
すなわち、この考案が提供する疲労試験機は偏心重錘を
案内枠体と、この枠体内方に移動自在に嵌合保持され、
遠心力により摺動移動する移動重錘およびこの移動重錘
の移動速度を制御する弾力体によって構成し偏心重錘の
回転開始時、移動重錘の偏心量を小さくして過負荷を発
生させないようにしたものである。
案内枠体と、この枠体内方に移動自在に嵌合保持され、
遠心力により摺動移動する移動重錘およびこの移動重錘
の移動速度を制御する弾力体によって構成し偏心重錘の
回転開始時、移動重錘の偏心量を小さくして過負荷を発
生させないようにしたものである。
以下、図面に示される実施例に沿ってこの考案を説明す
る。
る。
。第3図〜第6図はこの考案による構成を
示すもので偏心重錘体が明らかにされている。
示すもので偏心重錘体が明らかにされている。
すなわち12が中空の円筒枠体で回転軸6に螺合され一
端゛にはキャップ13が螺合されて一体にされている。
端゛にはキャップ13が螺合されて一体にされている。
これらによって案内枠体が構成されている。この案内枠
体には第6図に示されるとおり複数個の窓12hが形成
されている。
体には第6図に示されるとおり複数個の窓12hが形成
されている。
14はこの円筒枠体12の内方にその軸芯方向に移動自
在に嵌合保持された移動重錘でこの重錘14には中央孔
14hを有している。
在に嵌合保持された移動重錘でこの重錘14には中央孔
14hを有している。
この中央孔14hに調節杆15が貫通しているのである
。
。
調節杆15には中間にフランジ15Fを有し、このフラ
ンジ15Fが重錘14の左方端面(遠心力により移動す
る方向の端面)に当接し重錘14の移動量を規制する。
ンジ15Fが重錘14の左方端面(遠心力により移動す
る方向の端面)に当接し重錘14の移動量を規制する。
16はキャップ13と移動重錘14との間に介在された
弾力体(圧縮ばね)であり、移動重錘14を常に回転軸
芯方向に付勢している。
弾力体(圧縮ばね)であり、移動重錘14を常に回転軸
芯方向に付勢している。
調節杆15の右方部にはねじ部15S′および右端部に
操作部15′が設けられ、これらは一体的に形成されて
いる。
操作部15′が設けられ、これらは一体的に形成されて
いる。
このねじ部15Sは円筒枠体12のねじ部12Sに螺合
されており、したがって操作部15′より回転操作すれ
ば調節杆15は左右変位腰フランジ部15Fの位置調節
が行なわれる。
されており、したがって操作部15′より回転操作すれ
ば調節杆15は左右変位腰フランジ部15Fの位置調節
が行なわれる。
この位置調節により移動重錘14がそれ以上左方へ移動
できないわけであり設定荷重値の設定を意味する。
できないわけであり設定荷重値の設定を意味する。
これらの点を図面に沿って説示すれば第3図の状態は移
動重錘14を室右方端に位置させるためフランジ部15
Fを最右方に寄せた状態である。
動重錘14を室右方端に位置させるためフランジ部15
Fを最右方に寄せた状態である。
つぎに設定荷重値に相応する位置にフランジ部15Fを
セットする(第4図)。
セットする(第4図)。
この状態で案内枠体の回転を開始する。
すると開始時は重錘14の偏心量が極小であり試験片に
は過荷重Cマ付与されない。
は過荷重Cマ付与されない。
そして回転の進行により遠心力の作用を受けて移動重錘
14が圧縮ばね16の押圧力にうちかつて次第に左方向
に(矢印の方向)移動していくと繰り返し荷重も増大し
最終的には設定荷重値に到達する。
14が圧縮ばね16の押圧力にうちかつて次第に左方向
に(矢印の方向)移動していくと繰り返し荷重も増大し
最終的には設定荷重値に到達する。
このときの重錘14の位置は第5図に示されるとおりフ
ランジ15Fの右側面まで到達する。
ランジ15Fの右側面まで到達する。
重錘14の移動中圧縮ばね16が緩衝体となり移動速度
は制御される。
は制御される。
したがって以上のような構成であるから試験開始時にお
ける試験片1への繰り返し荷重は第7図に示される。
ける試験片1への繰り返し荷重は第7図に示される。
ような結果となるのである。また圧縮コイルばね16は
偏心重錘の回転を停止(試験終了)した場合、移動重錘
の遠心力がなくなるため、移動重錘14を回転軸芯方向
に押しやり試験開始前(第4図)と同じ状態にすること
ができ、移動重錘をもとの位置(室右方端)に戻す手間
をはぶくことができる。
偏心重錘の回転を停止(試験終了)した場合、移動重錘
の遠心力がなくなるため、移動重錘14を回転軸芯方向
に押しやり試験開始前(第4図)と同じ状態にすること
ができ、移動重錘をもとの位置(室右方端)に戻す手間
をはぶくことができる。
この発明は以上説示したとおりの構成を特徴とするもこ
れら説示ならびに図面に限定されるものではない。
れら説示ならびに図面に限定されるものではない。
特に円筒枠体の形状さらにはこれらを含む案内枠体の形
状については円筒状にされることを限定しない。
状については円筒状にされることを限定しない。
すなわち、単に数本の案内棒を有する枠体とすることも
可能であろう。
可能であろう。
また、設定荷重値の設定手段についても図示例のように
調節杆によらず、キャップ側より調節ねじ杆をねじ込み
、その先端が移動重錘の先端面に当接する方法も挙げら
れる。
調節杆によらず、キャップ側より調節ねじ杆をねじ込み
、その先端が移動重錘の先端面に当接する方法も挙げら
れる。
この考案は以上詳述したとおりであるから偏心重錘の回
転開始時における荷重値は偏心量が小さく、シたがって
設定荷重値に対して過荷重とならず試験片に対して始動
時にクラックが発生するようなことなく第7図に示され
るように徐々に荷重値を増大して設定値に至らしめるこ
とができ精度良好な試験を保障する。
転開始時における荷重値は偏心量が小さく、シたがって
設定荷重値に対して過荷重とならず試験片に対して始動
時にクラックが発生するようなことなく第7図に示され
るように徐々に荷重値を増大して設定値に至らしめるこ
とができ精度良好な試験を保障する。
また移動重錘による簡略な構成でかつ上記効果を発揮し
安価であり試験精度の向上にもなる。
安価であり試験精度の向上にもなる。
また既設の試験機機械に容易に付設できる点も大きな利
点である。
点である。
第1図は従来の試験機の構成を概略的に示す図、第2図
は従来の試験機の場合の特性図、第3図〜第6図はこの
考案による試験機、特に要部たる偏心重錘の構成国、第
7図はこの考案の試験機の場合の特性図である。 1・・・・・・試験片、2・・・・・・チャック、3・
・・・・・チャック、4・・・・・・振動体、5・・・
・・・偏心重錘、6・・・・・・回転軸、7・・・・・
・伝動軸、8・・・・・・電動機、9・・・・・・板ば
ね、10・・・・・・固定部、11・・・・・・コイル
バネ、12・・・・・・円筒枠体、13・・・・・・キ
ャップ、14・・・・・・移動重錘、15・・・・・・
調節杆、16・・・・・・圧縮はね。
は従来の試験機の場合の特性図、第3図〜第6図はこの
考案による試験機、特に要部たる偏心重錘の構成国、第
7図はこの考案の試験機の場合の特性図である。 1・・・・・・試験片、2・・・・・・チャック、3・
・・・・・チャック、4・・・・・・振動体、5・・・
・・・偏心重錘、6・・・・・・回転軸、7・・・・・
・伝動軸、8・・・・・・電動機、9・・・・・・板ば
ね、10・・・・・・固定部、11・・・・・・コイル
バネ、12・・・・・・円筒枠体、13・・・・・・キ
ャップ、14・・・・・・移動重錘、15・・・・・・
調節杆、16・・・・・・圧縮はね。
Claims (1)
- 偏心重錘を回転軸芯のまわりに回転させるとき前記回転
軸芯と垂直方向に発生する遠心力を試験片に伝え試験片
に繰り返し荷重を与えて材料の疲労度を試験する試験機
において、偏心重錘をその軸芯が前記回転軸芯と垂直な
方向に配置されて回転軸に連結した案内枠体と、この案
内枠体の軸芯方向に移動自在に保持され、かつ、この枠
体の回転により発生する遠心力を受けて案内枠体軸芯方
向に移動する移動重錘と案内枠体と移動重錘との間に介
在され、移動重錘を常に回転軸芯に向けて付勢する弾力
体と、移動重錘の移動量を限定する設定荷重量の調節機
構とを有することを特徴とする疲労試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3511883U JPS6025569Y2 (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 疲労試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3511883U JPS6025569Y2 (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 疲労試験機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58163855U JPS58163855U (ja) | 1983-10-31 |
JPS6025569Y2 true JPS6025569Y2 (ja) | 1985-07-31 |
Family
ID=30046601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3511883U Expired JPS6025569Y2 (ja) | 1983-03-10 | 1983-03-10 | 疲労試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025569Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4807730B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2011-11-02 | 国立大学法人名古屋大学 | 曲げ疲労試験機及び曲げ疲労試験方法 |
EP4134653A4 (en) | 2020-04-08 | 2023-09-27 | Fukuoka University | REPEATED MOMENT GENERATION DEVICE |
-
1983
- 1983-03-10 JP JP3511883U patent/JPS6025569Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58163855U (ja) | 1983-10-31 |
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