JPS60255090A

JPS60255090A - セルビウスシステム

Info

Publication number: JPS60255090A
Application number: JP59106765A
Authority: JP
Inventors: Takanori Tagashira; 田頭　隆徳
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1984-05-26
Filing date: 1984-05-26
Publication date: 1985-12-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の技術分野］本発明は電動機（以下、モータと称する）に速度センサ
ーがなくとも高精度のモータ速度が得られるようにした
セルビウスシステムに関する。

［発明の技術的背景とその問題点］一般にセルビウスシステムを構成するときは、巻線形モ
ータにパルス・ジェネレータやタコジェネレータ等のモ
ータ速度センサを必要とするが、設置スペースが狭くて
速度センサーを取付けられない場合には、便宜上巻線形
モータの２次すべり周波数をモータの速度信号として使
用するようにしている。しかしこの場合、電源の周波数
が変動してモータの速度が変わってもモータのすべり周
波数は変化せず、モータの実際の速度とあらかじめ設定
された速度との間に差が生じるという不具合がある。

以下、かかる従来の速度センサなしのセルビウスシステ
ムについて第１図を用いて詳述する。本セルビウスシス
テムは、電源系統１と巻線形モータ２とを切離すしゃ断
器３と、巻線形モータ２の２次すべり電力を制御して速
度制御を行なうセルビウス装置４と、すべり電力を電源
系統１へ戻すインバータトランス５と、このインバータ
トランス５と電源系統１とを切離すしゃ断器６とから構
成される。また、セルビウス装置４は次のように構成さ
れる。つまり、巻線形モータ２の２次すべり電力は、コ
ンタクタ７を介して交流電力を直流電力に変換する整流
器８に与えられ、その出力は平滑化する直流リアクトル
９を介して直流電力を交流電力に変換するインバータ１
０に入力され、さらにそのインバータ１０出力は電源系
統電圧に変換するインバータ・トランス５およびしゃ断
器６を介して電源系統１に与えられる。一方、巻線形モ
ータ２の２次すべり周波数はすべり周波数検出器１１に
て検出され、速度設定器１２からの設定速度信号と共に
速度制御回路１３に入力され、その速度制御回路１３の
出力は電流制御回路１４に入力され、さらに位相制御回
路１５に入力され、その出力は上記インバータ１０に入
力されて位相制御を行なう。なお、このセルビウス装置
４の制御電源は、電源系統１からしゃ断器１６を介して
制御トランス１７に入力され、その制御トランス１７の
出力が使用される。

かかる構成において、速度設定器１２にて設定されたモ
ータ速度を満たすべく、巻線形モータ２の２次すべり周
波数ｆｓが速度設定器１２からの設定速度信号と共に速
度制御回路１３に入力され、速度設定器１２の設定信号
とすべり周波数信号との比較を行ない、その速度制御回
路１３の出力が速度信号として使用され、電流制御回路
１４および位相制御回路１５を介してインバータ１０の
位相制御を行なうことにより、所定の巻線形モータ２の
速度が得られる。

しかし、このような従来のセルビウスシステムにおいて
は、電源系統１の周波数が過負荷による発電機出力周波
数の低下等によって変動すると実際のモータ速度は変化
するが、すべり周波数にて速度制御しているためにすべ
り周波数は変化せず、セルビウス装置４は同一出力を送
出し巻線形モータ２の速度が変わったことを感知せず、
速度設定器１２による設定速度と巻線形モータ２の実際
の速度との差が大きくなり、所定のモータ速度が得られ
ないというような不具合がある。

［発明の目的コ本発明は上述したような不具合を解消するために成され
たもので、その目的は電源系°統の周波数が変動した場
合にもモータ速度を一定に保つことが可能なセルビウス
システムを提供することにある。

［発明の概要コ上記目的を達成するために本発明では、電源系統の周波
数が変動した場合にもモータの速度を所定の速度とする
ように、電源周波数とモータのすへり周波数との周波数
差をとり、これを速度設定器の設定速度信号と比較する
速度信号として与えてインバータを制御し、モータ速度
を補正するようにしたことを特徴とする。

［発明の実施例コ以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。第２図は、本発明によるセルビウスシステムの構成
例を示すもので、第１図と同一部分に同一符号を付して
その説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ述
べる。つまり第２図は第１図に電源系統１の周波数ｆｃ
を検出する電源周波数検出器１８と、当該検出器１８そ
の出力と前記すべり周波数検出器１１との出力ｆｓとを
加算してその出力差ｉｃ　−ｆｓ　）を得る加算器１９
とを付加し、この出力信号＜１ａ−ｆｓ）を前記速度制
御回路１３へ設定速度信号と比較する速度信号として与
えるようにしたものである。

かかるシステムにお′いては、電源周波数検出器１８に
よって電源系統１の周波数（Ｃが、またすべり周波数検
出器１１によって巻線形モータ２の２次すべり周波数Ｊ
ｓが夫々検出され、これらすべり周波数信号ｉｓと電源
周波数信号ｆｃとを加算器１９で加算して周波数差信号
＜ｆｃ　−１ｓ　＞を得、その出力が速度設定器１２の
設定速度信号と共に速度制御回路１３へ速度信号として
与えられ、その出力によりインバータ１０が制御される
ことにより、電源周波数変動が発生しても速度設定器１
２にて設定された速度に自動的に追従することが可能と
なる。

上述したように本実施例によれば、＊ｍ周波数が変動し
てモータ速度が変化し、速度設定器１２による設定速度
とかけ離れることなく、巻線形モータ２の速度を一定に
保つことが可能なセルビウスシステムを得ることができ
る。

尚、本発明は上記実施例に限定されものではなく、例え
ば第３図に示すように電源周波数が異なる（ＪＣｔ　、
ｆｃ２）２系統の電１ｔ！１．１’から給電してモータ
２を運転し、その２次すべり電力をセルビウス装置４Ａ
により制御し、各電源系統１．１′にすべり電力を戻す
セルビウスシステムにおいて、電源周波数がｆｃ　１　
＝ｓｏ＋−＋ｚ　、　ＪＣ２＝６０Ｈｚでも、本発明を
適用することによりモータ速度を一定に保つことが可能
である。なお、図におパいて２１〜２４はコンタクタで
ある。

［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、電源系統の周波数
が変動した場合にもモータ速度を一定に保つことが可能
な高精度のセルビウスシステムが提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のセルビウスシステムを示す構成図、第２
図は本発明の一実施例を示す構成図、第３図は本発明の
他の実施例を示す構成図である。１．１′・・・′Ｒ電源系統２・・・巻線形モータ、３
・・・しゃ断器、４，４Ａ・・・セルビウス装置、５・
・・インバータトランス、６・・・しゃ断器、７．２１
〜２４・・・コンタクタ、８・・・整流器、９・・・直
流リアクトル、１０・・・インバータ、１１・・・すべ
り周波数検出器、１２・・・速度設定器、１３・・・速
度制御回路、１４・・・電流制御回路、１５・・・位相
制御回路、１６・・・しゃ断器、１７・・・制御トラン
ス、１８・・・電源周波数検出器、１９・・・加算器。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦第１図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

電源系統に接続された巻線形電動機の２次すべり周波数
を速度信号とし、この速度信号を設定速度信号と比較し
てその比較結果に基づいて前記巻線形電動機の２次すべ
り電力を制御して速度制御を行ない、且つ前記すべり電
力を電源系統へ戻すようにしたセルビウスシステムにお
いて、前記電源系統の周波数を検出する電源周波数検出
手段と、この電源周波数検出手段にて検出される電源周
波数と前記巻線形電動機の２次すべり周波数との差を算
出する演算手段とを備え、前記演算手段の出力である周
波数差信号を前記速度信号とするようにしたことを特徴
とするセルビウスシステム。