JPS60253201A - 感温抵抗材料 - Google Patents
感温抵抗材料Info
- Publication number
- JPS60253201A JPS60253201A JP10834484A JP10834484A JPS60253201A JP S60253201 A JPS60253201 A JP S60253201A JP 10834484 A JP10834484 A JP 10834484A JP 10834484 A JP10834484 A JP 10834484A JP S60253201 A JPS60253201 A JP S60253201A
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- JP
- Japan
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- temperature
- resistance
- resistance value
- change
- hysteresis
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は温度に対して抵抗値が大きく変化す゛る感温抵
抗素子に係り、特に抵抗急変領域でのμ″ヒステリシス
小さくするに好適な感温抵抗材料に関する。
抗素子に係り、特に抵抗急変領域でのμ″ヒステリシス
小さくするに好適な感温抵抗材料に関する。
温度に対して抵抗値が変化する感温素子はサーミスタと
称せられ、サーミスタ定数は通常 1・4000に以下
であり、例えば68°Cにおける抵抗値の温度係数は約
−3%/°cである0また、ある所定温度で抵抗値が急
激に変化する特殊な感温・素子がある0このうち、よく
知られているのはバナジウムの酸化物であり、 VO,
(又はVe 04 ) ’・・は約68°C付近で抵抗
値が3〜4桁の大きな変化を示す◎この変化を利用し、
所定温度でスイッチングする素子として各種の簡易型温
度制御器゛の検知素子として活用されていた。
称せられ、サーミスタ定数は通常 1・4000に以下
であり、例えば68°Cにおける抵抗値の温度係数は約
−3%/°cである0また、ある所定温度で抵抗値が急
激に変化する特殊な感温・素子がある0このうち、よく
知られているのはバナジウムの酸化物であり、 VO,
(又はVe 04 ) ’・・は約68°C付近で抵抗
値が3〜4桁の大きな変化を示す◎この変化を利用し、
所定温度でスイッチングする素子として各種の簡易型温
度制御器゛の検知素子として活用されていた。
第2図に、VO7単結晶の温度−抵抗特性を示5す。こ
の抵抗値の急激な変化は、vOtの結晶構造が低温相の
単斜晶系から高温相の正方晶系に゛変化し、この相転移
によって電気伝導機構が高。
の抵抗値の急激な変化は、vOtの結晶構造が低温相の
単斜晶系から高温相の正方晶系に゛変化し、この相転移
によって電気伝導機構が高。
抵抗の半導体性から低抵抗の金属性に変わるためと言わ
れている・このような結晶構造の変化p+即ち、原子の
移動を伴なう変化には、温度の過度状態において必然的
に遅れを生じ易く、第2図に示すように、低温から高温
への温度変化と、高温から低温への温度変化に対してそ
の急変温度領域では大きく異なる2つの抵抗値をもつ@
1)即ち、ヒステリシスとして、所定の抵抗値に対する
温度差は通常2°C程度あり、逆にこの領域での所定の
温度に対する抵抗値の差は101〜102・に及ぶ場合
がある。
れている・このような結晶構造の変化p+即ち、原子の
移動を伴なう変化には、温度の過度状態において必然的
に遅れを生じ易く、第2図に示すように、低温から高温
への温度変化と、高温から低温への温度変化に対してそ
の急変温度領域では大きく異なる2つの抵抗値をもつ@
1)即ち、ヒステリシスとして、所定の抵抗値に対する
温度差は通常2°C程度あり、逆にこの領域での所定の
温度に対する抵抗値の差は101〜102・に及ぶ場合
がある。
このヒステリシスを解消するため、特公昭46.!“1
−8547では、VO,粒子を50μm以下とすること
、並びバリウム、ストロンチウム、アルミニウム、ニオ
ブ、鉄及びリン等の酸化物と上記力。
−8547では、VO,粒子を50μm以下とすること
、並びバリウム、ストロンチウム、アルミニウム、ニオ
ブ、鉄及びリン等の酸化物と上記力。
とを混合してなる急変型感温素子材料について開示され
ている(特公昭46−8547)。
ている(特公昭46−8547)。
しかし、これらを高抵抗値と低抵抗値の急変領域での高
い温度依存性を利用した高精度温度検知器あるいは微少
温度変動を活用する高周波発振器へ適用するには、前記
したヒステリシスを更に小さく抑えなければならず、急
変領域にIllおける所定温度に対する2つの抵抗値の
差を5%以内にすることが必要であった〇 〔考案の目的〕 本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を改善し、温
度−抵抗特性のヒステリシスの小さ1へい急変型感温素
子材料を提供することにある〇〔発明の概要〕 本発明は、■Otの相転移によって生じる電気伝導機構
の変化、即ち抵抗値の急激な変化が、温度に対して小さ
なヒステリシスとなるよう、′・νVO8の結晶構造に
予め歪を与えておくことにある。この結果、低温度ある
いは高温度から抵抗急変領域の所定温度への温度変化に
対し、歪んだVO□の結晶構造部分から徐々に原子の移
動が始まり、これに伴なって抵抗値も徐々に変化す一□
る・この時、抵抗値が大幅に変化する領域の温度幅が広
がり、また抵抗値変化の量、即ち飛びもやや小さくなる
が、温度−抵抗特性のヒステ。
い温度依存性を利用した高精度温度検知器あるいは微少
温度変動を活用する高周波発振器へ適用するには、前記
したヒステリシスを更に小さく抑えなければならず、急
変領域にIllおける所定温度に対する2つの抵抗値の
差を5%以内にすることが必要であった〇 〔考案の目的〕 本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を改善し、温
度−抵抗特性のヒステリシスの小さ1へい急変型感温素
子材料を提供することにある〇〔発明の概要〕 本発明は、■Otの相転移によって生じる電気伝導機構
の変化、即ち抵抗値の急激な変化が、温度に対して小さ
なヒステリシスとなるよう、′・νVO8の結晶構造に
予め歪を与えておくことにある。この結果、低温度ある
いは高温度から抵抗急変領域の所定温度への温度変化に
対し、歪んだVO□の結晶構造部分から徐々に原子の移
動が始まり、これに伴なって抵抗値も徐々に変化す一□
る・この時、抵抗値が大幅に変化する領域の温度幅が広
がり、また抵抗値変化の量、即ち飛びもやや小さくなる
が、温度−抵抗特性のヒステ。
リシスは小さくなり、温度に対して、急変領域において
も抵抗値がほぼ一餡的に決まるため実1″用上の問題は
ない。
も抵抗値がほぼ一餡的に決まるため実1″用上の問題は
ない。
このような観点からVO□に各種材料の添加を。
検討した結果、VO,にRh O,を加えたバナジウム
系酸化物が好適であることを見出した。
系酸化物が好適であることを見出した。
〔発明の実施例〕15
実施例
平均粒径2μmの■0!粉末と平均粒径2μmの・R,
h O2粉末とを表に示す所定の配合比で混合し、・プ
レス成型により5 III″X 111@ の圧粉体を
作成した0これを1000°C−2時間の最高温度で熱
処理した。この熱処理は・基本的にはvO□の酸化を抑
えるため非酸化雰囲気で行なうことが必要であるが、反
応を伴なう本実施例ではO8を30ppn含有するN2
中で行なった。この焼結体の両面にAgペーストを塗布
して電極とし、その温度−抵゛抗特性を測定した。
h O2粉末とを表に示す所定の配合比で混合し、・プ
レス成型により5 III″X 111@ の圧粉体を
作成した0これを1000°C−2時間の最高温度で熱
処理した。この熱処理は・基本的にはvO□の酸化を抑
えるため非酸化雰囲気で行なうことが必要であるが、反
応を伴なう本実施例ではO8を30ppn含有するN2
中で行なった。この焼結体の両面にAgペーストを塗布
して電極とし、その温度−抵゛抗特性を測定した。
表の特性項目として、50℃の抵抗値、100’Cの抵
抗値、50”Cの抵抗値と100℃の抵抗値の比゛そし
て、ヒステリシスにおける2つの抵抗値の最大比を示す
。 1(1 従来の一般サーミスタ素子以上の抵抗値の温度変化を得
るためには、50°Cと100°Cの抵抗値比は10以
上が必要である◎また、実用回路素子として用いられる
には、50℃で100にΩ以下の゛抵抗値が望まれる。
抗値、50”Cの抵抗値と100℃の抵抗値の比゛そし
て、ヒステリシスにおける2つの抵抗値の最大比を示す
。 1(1 従来の一般サーミスタ素子以上の抵抗値の温度変化を得
るためには、50°Cと100°Cの抵抗値比は10以
上が必要である◎また、実用回路素子として用いられる
には、50℃で100にΩ以下の゛抵抗値が望まれる。
そして、ヒステリシスにお15ける最大抵抗値比として
は、2つの抵抗値の差・を5%以下とするため、1.0
5以下が必要である6表から明らかなように、Rh O
!含量として10・〜40wt%の範囲においてすべて
所望の特性を得・たO20 ・ 4 第1図には温度−抵抗特性の例を示す。
は、2つの抵抗値の差・を5%以下とするため、1.0
5以下が必要である6表から明らかなように、Rh O
!含量として10・〜40wt%の範囲においてすべて
所望の特性を得・たO20 ・ 4 第1図には温度−抵抗特性の例を示す。
Rho、量が10wt%より少ないとRho!の効果が
少なく、68°C付近での大きな抵抗値変化を示すが、
そのヒステリシスが大きく、抵抗値比は1.05を越え
る(第1図B)。また、Rho、量が540wt% を
越えると感温抵抗素子としての抵抗値変化が小さく、5
0℃と100℃の抵抗値比が10 ’より小さくなる(
第1図137)o第1図Aは好適。
少なく、68°C付近での大きな抵抗値変化を示すが、
そのヒステリシスが大きく、抵抗値比は1.05を越え
る(第1図B)。また、Rho、量が540wt% を
越えると感温抵抗素子としての抵抗値変化が小さく、5
0℃と100℃の抵抗値比が10 ’より小さくなる(
第1図137)o第1図Aは好適。
例として表410の例を示した。
以下余白 。
0
〔発明の効果〕
本発明により、温度−抵抗特性において、温度ヒステリ
シスを極めて小さく抑えた抵抗急変型感温素子材料が出
来、高精度の温度計測・制・、 御あるいは微小温度変
動による高周波発振が可5能となった。
シスを極めて小さく抑えた抵抗急変型感温素子材料が出
来、高精度の温度計測・制・、 御あるいは微小温度変
動による高周波発振が可5能となった。
第1図は本発明の実施例の温度−抵抗特性を示す図、第
2図はVO3単結晶の温度−抵抗特性・を示す図である
0 目) A 、 B 、 B/・・・抵抗値の温度特性〇篤 1
図 逼1(t) 第2 N So l;Q りθ 60 ?0 10゜溝層(°0)
2図はVO3単結晶の温度−抵抗特性・を示す図である
0 目) A 、 B 、 B/・・・抵抗値の温度特性〇篤 1
図 逼1(t) 第2 N So l;Q りθ 60 ?0 10゜溝層(°0)
Claims (1)
- ■0.とRho2とからなる反応焼結体において、VO
,が90〜60wt%、 Rho、が10〜4owt%
の範゛囲にあることを特徴とする感温抵抗材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10834484A JPS60253201A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 感温抵抗材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10834484A JPS60253201A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 感温抵抗材料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60253201A true JPS60253201A (ja) | 1985-12-13 |
Family
ID=14482313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10834484A Pending JPS60253201A (ja) | 1984-05-30 | 1984-05-30 | 感温抵抗材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60253201A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04320301A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-11-11 | Murata Mfg Co Ltd | 急変サーミスタおよびその製造方法 |
US6127914A (en) * | 1997-05-19 | 2000-10-03 | Nec Corporation | Thin-film temperature-sensitive resistor material and production process thereof |
-
1984
- 1984-05-30 JP JP10834484A patent/JPS60253201A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04320301A (ja) * | 1991-04-19 | 1992-11-11 | Murata Mfg Co Ltd | 急変サーミスタおよびその製造方法 |
US6127914A (en) * | 1997-05-19 | 2000-10-03 | Nec Corporation | Thin-film temperature-sensitive resistor material and production process thereof |
US6413385B1 (en) | 1997-05-19 | 2002-07-02 | Nec Corporation | Thin-film temperature-sensitive resistor material and production process thereof |
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