JPS6024717Y2 - 多機種機関推進プラントの2速切換装置 - Google Patents
多機種機関推進プラントの2速切換装置Info
- Publication number
- JPS6024717Y2 JPS6024717Y2 JP9187278U JP9187278U JPS6024717Y2 JP S6024717 Y2 JPS6024717 Y2 JP S6024717Y2 JP 9187278 U JP9187278 U JP 9187278U JP 9187278 U JP9187278 U JP 9187278U JP S6024717 Y2 JPS6024717 Y2 JP S6024717Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- cruise
- gear
- speed
- clutch
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、プロペラ軸を低速域では巡航エンジンで高速
域では巡航エンジンとブーストエンジンで駆動する形式
の多機種機関推進プラントにおける2速切換装置に関す
る。
域では巡航エンジンとブーストエンジンで駆動する形式
の多機種機関推進プラントにおける2速切換装置に関す
る。
対象なる機関方式は、例えば巡航エンジンとして小容量
のガスタービンまたはディーゼルエンジンのいずれか一
つとフ゛−ストエンジンとしての大容量のガスタービン
との組合わせである。
のガスタービンまたはディーゼルエンジンのいずれか一
つとフ゛−ストエンジンとしての大容量のガスタービン
との組合わせである。
この種多機種機関推進プラントの減速装置においては、
一般に巡航エンジンの動力伝達経路は1経路で、その減
速比は巡航エンジンとブーストエンジンの同時駆動とな
る高速比での巡航エンジンの最高回転数がプロペラ軸回
転数で100%になるように設定されており、このため
第1図すおよび第2図すに示す如く、巡航エンジン出力
は主軸回転数の低下と共に略直線的に逓減して低速域上
限でのエンジン出力は最大出力よりかなり低下し、巡航
エンジン出力を低速域で有効に活用できない欠点があっ
た。
一般に巡航エンジンの動力伝達経路は1経路で、その減
速比は巡航エンジンとブーストエンジンの同時駆動とな
る高速比での巡航エンジンの最高回転数がプロペラ軸回
転数で100%になるように設定されており、このため
第1図すおよび第2図すに示す如く、巡航エンジン出力
は主軸回転数の低下と共に略直線的に逓減して低速域上
限でのエンジン出力は最大出力よりかなり低下し、巡航
エンジン出力を低速域で有効に活用できない欠点があっ
た。
そこで、巡航エンジン動力伝達機構を低速側と高速側に
分け、それぞれの動力伝達経路に切換え用としての摩擦
クラッチを配して低速域のエンジン出力を高めるように
したものが一部提案された。
分け、それぞれの動力伝達経路に切換え用としての摩擦
クラッチを配して低速域のエンジン出力を高めるように
したものが一部提案された。
しかしこのものは第3図に示す如く、巡航エンジン動力
伝達機構は巡航エンジン1の出力軸2からギヤー3.4
.5を経てプロペラ軸6に至る高速側動力伝達経路と、
出力軸2からギヤー7.8、中間軸9、ギヤー4,5を
経てプロペラ軸6に至る低速側動力伝達経路に分け、出
力軸2にはギ・ヤー3を出力軸に連結するための摩擦ク
ラッチ10を、中間軸9にはギヤー8を中間軸に連結す
るための摩擦クラッチ11を備え、2速切換えは、プロ
ペラ軸6の回転数と巡航エンジン1の回転数を入力信号
にとるクラッタ操作用自動・手動回路12の切換信号に
より動作する方向切換弁13を介してポンプ14からの
圧液を摩擦クラッチ10または11に選択的に導くこと
で行っておリ、されに、摩擦クラッチに接続する油路1
5゜16にはそれぞれ摩擦クラッチの嵌から脱への急激
な切換えによるショックをさけるために、アキュムレー
タ17.18、絞り弁19,20.逆止弁21,22を
介装していたから、複雑な油圧制御装置を必要とした。
伝達機構は巡航エンジン1の出力軸2からギヤー3.4
.5を経てプロペラ軸6に至る高速側動力伝達経路と、
出力軸2からギヤー7.8、中間軸9、ギヤー4,5を
経てプロペラ軸6に至る低速側動力伝達経路に分け、出
力軸2にはギ・ヤー3を出力軸に連結するための摩擦ク
ラッチ10を、中間軸9にはギヤー8を中間軸に連結す
るための摩擦クラッチ11を備え、2速切換えは、プロ
ペラ軸6の回転数と巡航エンジン1の回転数を入力信号
にとるクラッタ操作用自動・手動回路12の切換信号に
より動作する方向切換弁13を介してポンプ14からの
圧液を摩擦クラッチ10または11に選択的に導くこと
で行っておリ、されに、摩擦クラッチに接続する油路1
5゜16にはそれぞれ摩擦クラッチの嵌から脱への急激
な切換えによるショックをさけるために、アキュムレー
タ17.18、絞り弁19,20.逆止弁21,22を
介装していたから、複雑な油圧制御装置を必要とした。
本考案は、前記の実情に鑑み、巡航エンジンの2速切換
えを1個の被制御クラッチと入出力軸の相対回転数差を
利用して機械的にクラッチ嵌脱をなす1個の自己周期自
動嵌脱クラッチにて行わしめることにより、この種多機
種機関推進プラントの油圧制御装置の簡素化ならびにコ
スト低減を図ったものである。
えを1個の被制御クラッチと入出力軸の相対回転数差を
利用して機械的にクラッチ嵌脱をなす1個の自己周期自
動嵌脱クラッチにて行わしめることにより、この種多機
種機関推進プラントの油圧制御装置の簡素化ならびにコ
スト低減を図ったものである。
以下本考案の実施例を図面について説明すると、第4図
において、25は巡航エンジンたる小容量のガスタービ
ン、26はブーストエンジンたる大容量のガスタービン
、27はプロペラ軸である。
において、25は巡航エンジンたる小容量のガスタービ
ン、26はブーストエンジンたる大容量のガスタービン
、27はプロペラ軸である。
巡航エンジン25の出力軸28にはピニオン29が軸着
され、このピニオン29に第1中間軸30に軸着された
ギヤー31と第2中間軸32に軸着されたギヤー33が
噛合せしめられている。
され、このピニオン29に第1中間軸30に軸着された
ギヤー31と第2中間軸32に軸着されたギヤー33が
噛合せしめられている。
第1中間軸30は、プロペラ軸27に軸着された主ギヤ
ー34と噛合するピニオン35およびこのピニオン35
を第1中間軸に着脱するための公知の前記自己周期自動
嵌脱クラッチ36を備え、ギヤー31、クラッチ36、
ピニオン35、主ギヤー34とで低速側動力伝達機構を
構威し、第2中間軸32は、主ギヤー34と噛合するピ
ニオン37およびこのピニオン37を第2中間軸に着脱
するための被制御クラッチ例えば摩擦クラッチ38を備
え、ギヤー33、クラッチ38、ピニオン37、主ギヤ
ー34とで高速側動力伝達機構を構成する。
ー34と噛合するピニオン35およびこのピニオン35
を第1中間軸に着脱するための公知の前記自己周期自動
嵌脱クラッチ36を備え、ギヤー31、クラッチ36、
ピニオン35、主ギヤー34とで低速側動力伝達機構を
構威し、第2中間軸32は、主ギヤー34と噛合するピ
ニオン37およびこのピニオン37を第2中間軸に着脱
するための被制御クラッチ例えば摩擦クラッチ38を備
え、ギヤー33、クラッチ38、ピニオン37、主ギヤ
ー34とで高速側動力伝達機構を構成する。
ブーストエンジン26の出力軸39には自己周期自動嵌
脱クラッチ40とこれにより出力軸39に着脱されるピ
ニオン41を備え、このピニオン41とプロペラ軸27
の主ギヤー34は2個のギヤー42.45および2個の
ピニオン43゜44て連結しである。
脱クラッチ40とこれにより出力軸39に着脱されるピ
ニオン41を備え、このピニオン41とプロペラ軸27
の主ギヤー34は2個のギヤー42.45および2個の
ピニオン43゜44て連結しである。
本実施例は前記するような構成であるから、巡航エンジ
ン25の単独運転となる低速域では、摩擦クラッチ38
は脱、自己周期自動嵌脱クラッチ36は嵌の状態にある
。
ン25の単独運転となる低速域では、摩擦クラッチ38
は脱、自己周期自動嵌脱クラッチ36は嵌の状態にある
。
即ち、巡航エンジン25の単独運転で摩擦クラッチ38
が脱では、自己周期自動嵌脱クラッチ36の入側となる
ギヤー31は駆動され出側となる主ギヤー34は停止し
ているので入側回転数が出側より大となり、クラッチ3
6は自動的に嵌となる。
が脱では、自己周期自動嵌脱クラッチ36の入側となる
ギヤー31は駆動され出側となる主ギヤー34は停止し
ているので入側回転数が出側より大となり、クラッチ3
6は自動的に嵌となる。
従って、低速域での巡航エンジントルクはギヤー31、
第1中間軸30、クラッチ36、ピニオン35、ギヤー
34を経てプロペラ軸27に伝達される。
第1中間軸30、クラッチ36、ピニオン35、ギヤー
34を経てプロペラ軸27に伝達される。
巡航エンジン25とブーストエンジン26の並列運転と
なる高速域では、摩擦クラッチ38の嵌で主ギヤー34
は駆動され、この主ギヤー34と噛合するピニオン35
はギヤー31より高速となるために、自己周期自動嵌脱
クラッチ36は自動的に脱となる。
なる高速域では、摩擦クラッチ38の嵌で主ギヤー34
は駆動され、この主ギヤー34と噛合するピニオン35
はギヤー31より高速となるために、自己周期自動嵌脱
クラッチ36は自動的に脱となる。
かくて高速域での巡航エンジントルクはギヤー33、第
2中間軸32、摩擦クラッチ38、ピニオン37、主ギ
ヤー34を経てプロペラ軸27に伝達される。
2中間軸32、摩擦クラッチ38、ピニオン37、主ギ
ヤー34を経てプロペラ軸27に伝達される。
以上説明した如く本考案によれば、巡航エンジン動力伝
達機構は低速側と高速側に分かれていて低速域の上限お
よび高速域の上限では巡航エンジンは最大回転数で駆動
して最大出力が得られ、第1図aおよび第2図aに示す
如く、巡航エンジン出力を低速域でも最大限に活用でき
る。
達機構は低速側と高速側に分かれていて低速域の上限お
よび高速域の上限では巡航エンジンは最大回転数で駆動
して最大出力が得られ、第1図aおよび第2図aに示す
如く、巡航エンジン出力を低速域でも最大限に活用でき
る。
しかも、低速側動力伝達機構に自己周期自動嵌脱クラッ
チが配されていることによって巡航エンジンの2速切換
えが1個の摩擦クラッチの切換操作のみで行えるために
、第3図に示す方向切換弁13以降の2系統の油圧制御
回路のうち1系統を省略でき、油圧制御装置が簡単とな
ってこの種多機種機関推進プラントのコスト低減を図り
得る優れた効果を奏する。
チが配されていることによって巡航エンジンの2速切換
えが1個の摩擦クラッチの切換操作のみで行えるために
、第3図に示す方向切換弁13以降の2系統の油圧制御
回路のうち1系統を省略でき、油圧制御装置が簡単とな
ってこの種多機種機関推進プラントのコスト低減を図り
得る優れた効果を奏する。
なお、前記の如き図面および記載は本考案の好適な実施
例に過ぎず、固より本考案はこの実施例のみに限定され
るものではない。
例に過ぎず、固より本考案はこの実施例のみに限定され
るものではない。
本実施例の構造は本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
の改変を加え得るものであり、例えば第5図に示すよう
に、第4図の主ギヤー34と噛合するピニオン35と4
3、ピニオン37と44を一つにして、この1組のピニ
オンを巡航エンジン25とブーストエンジン26で共用
するようにしてもよい。
の改変を加え得るものであり、例えば第5図に示すよう
に、第4図の主ギヤー34と噛合するピニオン35と4
3、ピニオン37と44を一つにして、この1組のピニ
オンを巡航エンジン25とブーストエンジン26で共用
するようにしてもよい。
第1図および第2図はそれぞれ多機種機関推進プラント
における巡航エンジンのa2連切換えとb切換えなしの
場合の推進性能特性線図、第3図は従来装置の巡航エン
ジンギヤートレンと油圧回路図、第4図および第5図は
それぞれ本考案の実施例を示す2速切換減速装置のギヤ
ートレン図である。 25・・・・・・巡航エンジン、26・・・・・・ブー
ストエンジン、27・・・・・・プロペラ軸、28.3
9・・・・・・出力軸、29,35,41,43,44
・・・・・ゼニオン、30・・・・・・第1中間軸、3
1,33,42.45・・・・・・ギヤー 32・・・
・・・第2中間軸、34・・旧主ギヤー、36,40・
・間自己周期自動嵌脱クラッチ、38・・・・・・摩擦
クラッチ。
における巡航エンジンのa2連切換えとb切換えなしの
場合の推進性能特性線図、第3図は従来装置の巡航エン
ジンギヤートレンと油圧回路図、第4図および第5図は
それぞれ本考案の実施例を示す2速切換減速装置のギヤ
ートレン図である。 25・・・・・・巡航エンジン、26・・・・・・ブー
ストエンジン、27・・・・・・プロペラ軸、28.3
9・・・・・・出力軸、29,35,41,43,44
・・・・・ゼニオン、30・・・・・・第1中間軸、3
1,33,42.45・・・・・・ギヤー 32・・・
・・・第2中間軸、34・・旧主ギヤー、36,40・
・間自己周期自動嵌脱クラッチ、38・・・・・・摩擦
クラッチ。
Claims (1)
- プロペラ軸を低速域では巡航エンジンで高速域では巡航
エンジンとブーストエンジンで駆動する形式の多機種機
関推進プラントにおいて、巡航エンジン動力伝達機構を
低速と高速の2系統に分けて間隔をおいて配設し、低速
側動力伝達機構の入力側ギヤーと出力側ギヤーとの間に
自己周期自動嵌脱クラッチを設け、高速側動力伝達機構
の入力側ギヤーと出力側ギヤーとの間に被制御クラッチ
を設けたことを特徴とする多機種機関推進プラントの2
速切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187278U JPS6024717Y2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 多機種機関推進プラントの2速切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9187278U JPS6024717Y2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 多機種機関推進プラントの2速切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS558086U JPS558086U (ja) | 1980-01-19 |
JPS6024717Y2 true JPS6024717Y2 (ja) | 1985-07-24 |
Family
ID=29021531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9187278U Expired JPS6024717Y2 (ja) | 1978-07-03 | 1978-07-03 | 多機種機関推進プラントの2速切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024717Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4323354A (en) * | 1979-02-15 | 1982-04-06 | Outboard Marine Corporation | Two-speed automatic transmission for a marine propulsion device |
WO2003026957A1 (fr) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Yanmar Co.,Ltd. | Mecanisme de propulsion hybride de navire |
-
1978
- 1978-07-03 JP JP9187278U patent/JPS6024717Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS558086U (ja) | 1980-01-19 |
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