JPS6024679Y2 - 回転弁式動力舵取装置 - Google Patents

回転弁式動力舵取装置

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JPS6024679Y2
JPS6024679Y2 JP17628479U JP17628479U JPS6024679Y2 JP S6024679 Y2 JPS6024679 Y2 JP S6024679Y2 JP 17628479 U JP17628479 U JP 17628479U JP 17628479 U JP17628479 U JP 17628479U JP S6024679 Y2 JPS6024679 Y2 JP S6024679Y2
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JP
Japan
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torsion bar
shaft
worm shaft
rotary valve
worm
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JP17628479U
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JPS5695972U (ja
Inventor
純二郎 木崎
利弘 山田
Original Assignee
自動車機器株式会社
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【考案の詳細な説明】 本考案はトーションバーをウオームシャフトにセレーシ
ョン結合するに際し圧入力のバラツキが少なく、シかも
回転子−メントに対して十分に耐え得る結合強度を得る
ことができるようにした回転弁式動力舵取装置に関する
ものである。
従来、この種の回転弁式動力舵取装置においては、トー
ションバーの両端をピンによってスタフシャフトおよび
ウオームシャフトにそれぞね連結固定している。
これを第1図において説明すると、符号1はスタブシャ
フトで、このスタブシャフト1の図において右端は図示
しないバンドルに連結され、このバンドル操作によって
回転されるようになっている。
2はスタブシャフト1の左端に同軸配置されたウオーム
シャフトで、このウオームシャフト2とスタブシャフト
1とは所定角度範囲内においては互いに独立して回転し
、この角度を超えると一体に回転するように構成されて
いる。
前記ウオームシャフト2の内部には同軸的にトーション
バー3が嵌挿されており、このトーションバー3の左右
両端の大径部はそれぞれ前記ウオームシャフト2の左端
内周面およびスタブシャフト1の内周面に嵌合され、ピ
ン4,5により固定されている。
前記スタブシャフト1の外周には円筒状のロータ8が配
設されており、このロータ8はスタブシャフト1に植設
されたピン9によって該スタブシャフトと一体に回転さ
れるようになっている。
また、ロータ8の外周には前記ウオームシャフト2にピ
ン11によって固定された円筒状のスリーブ10が同軸
的に嵌挿されている。
このスリーブ10と前記ロータ8とは従来周知の回転弁
を構成するもので、このためその内部および外周面には
それぞれ作動油を通すための流路12〜15が形成され
ている。
前記ウオームシャフト2の外周面にはネジ溝2Aが形成
されており、このウオームシャフト2の外周にピストン
16が同軸的に嵌装配置されている。
前記ピストン16の内周面にはネジ116aが形成され
ており、このネジ溝16aと前記ネジ溝2Aとの間に複
数個のボール17が配設されている。
このため、ウオームシャフト2が回転すると、この回転
がボール17を介してピストン16に伝達され、これに
よってピストン16がシリンダ本体18内を軸方向に移
動する。
また、ピストン16の外周の一部にはラック19が形成
されており、このラック19にピットマンアーム(図示
せず)と連結するセクタシャフト20のセクタギヤ20
aが常時噛合されている。
前記シリンダ本体18の内部には前記ピストン16の配
設に伴って2つの室、左シリンダ室21と右シリンダ室
22とが形成されている。
前記左シリンダ室21はピストン16の内部に形成され
た流路24および外周面に前記通路24と連通ずる如く
形成された環状の流路23と介してセクタシャフト室2
5に連通されている。
このセクタシャフト室25は前記セクタシャフト20を
収容しており、かつシリンダ本体18内に形成された通
路26、弁箱6内に形成された通路27を介して前記ス
リーブ10の通路15に連通されている。
一方、前記右シリンダ室22は弁箱6内に形成された流
路28を介して前記スリーブ10の流路14に連通され
ている。
なお、図中29はスリーブ10の流路13に連通する流
出口29aは作動油の流入口である。
このような構成において、ハンドルが中中立位置にある
ときはオイルポンプからの圧力油は流入口29aから入
って流路12を通り、流路14゜15に導かれると同時
に流路13から流出口29を通って図示しないオイルタ
ンクに戻される。
流路14に入った圧力油は流路28を経て右シリンダ室
22に導かれ、また流路15に入った圧力油は流路27
−26−セクタシャフト室25−流路23−24を経て
左シリンダ室21に導かれる。
すなわち、流路14と流路15とは連通されているので
、左シリンダ室21と右シリンダ室22とは同圧となり
、両室21.22の間には圧力差が生じない。
したがって、ピストン16は軸方向の作動力を何ら受け
ず中立位置に保持される。
次に、例えばハンドルを右に廻した場合、スタブシャフ
ト1はこれと同方向に回転されるが、ウオームシャフト
2にはタイヤの接地抵抗の負荷が作用するため直ちには
回転されず、停止している。
このため、トーションバー3はスタブシャフト1の回転
に伴って捩られる。
一方、スタブシャフト1の回転により回転弁を構成する
ロータ8が一体に回転して流路12〜15を切換えると
、流入口29aから入った圧力油は流路12−15−2
7−26−セクタシャフト室25−流路23−24を経
て左シリンダ室21に導かれ、また右シリンダ室22内
の圧力油は流路28−14−13を経て流出口29から
オイルタンクへと戻される。
このため、左シリンダ室21と右シリンダ室22との間
に圧力差が生じる。
したがって、ピストン16はこの圧力差に応じた右方向
の作動圧を受ケ、ヒストン16を右方向に移動させる。
このため、ピストン16のラック19と噛合しているセ
クタシャフト20は図において時計方向に回転される。
このようにピストン16には上述した圧力差に伴う作動
力が付与されているので、軽い操作力でハンドルの蛇取
りがなされる。
次に、ハンドルを中立位置から左に廻した場合には、ス
タブシャフト1はこれと同方向に回転するが、ウオーム
シャフト2の負荷は前記と同様型いため、トーションバ
ー3が捩られる。
また、スタブシャフト1が回転すると、ロータ8が前記
とは逆の方向に一体に回転して流路12〜15を切換え
る。
したがって、今度は圧力油を右シリンダ室22に供給し
、左シリンダ室21内の圧力油をオイルタンクへ戻す。
この結果、右シリンダ室22と左シリンダ室21との間
に圧力差が生じ、この圧力差に伴う左方向の作動力がピ
ストン16に作用する。
そして、上記と同様にピストン16が左方向に移動する
ことにより軽い操作力で蛇取りがなされる。
このように、左右方向のハンドル操作の度にトーション
バー3とウオームシャフト2との間には頻繁に捩りモー
メントが加えられるので、トーションバー3とウオーム
シャフト2の固定部には頻繁に回転応力がかかる。
そのため、従来の動力蚊取装置においては、この固定部
が回転応力によって滑りを起さないように、トーション
バー3をピン4,5でウオームシャフト2とスタブシャ
フト1に連結固定しているわけであるが、このようなピ
ン結合構造にあっては、これらの部材にピン挿入用の孔
を形成する必要があり、その加工が面倒であるばかりか
、組立作業が面倒でしかも部品点数が増加するなどの不
都合があった。
そこで、最近ではトーションバー3の一端をスタブシャ
フト1にピンで連結し、他端をセレーション結合によっ
てウオームシャフト2に連結することが提案(実公昭4
9−8171号)されている。
しかし、このような固定構造においても圧入力がばらつ
くため、良好なセレーション結合が得られなかった。
すなわち、第2図a、 bに示すようにウオームシャフ
ト2のトーションバー固定端部2aの内周面2bを成形
具(図示せず)で切削して該シャフト2の軸方向に沿っ
た略■字状のセレーション30を複数本形成し、該セレ
ーション30周縁の肉を盛上げた際、特に終端Aの形状
が安定した形状とならず、このため第3図に示すように
トーションバー3の左端、すなわちウオームシャフト側
固定端部3aをこのセレーション30が形成されている
トーションバー固定端部内周面2bに圧入した時、この
圧入力が前記終端Aのためばらつき安定した圧入力を得
ることができない。
したがって、当該部の安定した固定力かえられない。
本考案は上述したような欠点を解消すべくなされたもの
で、ウオームシャフトの固定端部内周面に軸方向のセレ
ーションを複数本形成すると共にこの内周面の奥に環状
の逃げ溝を前記セレーションの終端が連通ずる如く形成
りでトーションバーのウオームシャフト側固定端部を圧
入するという極めて簡単な構成により、安定した圧入力
で良好なセレーション結合が得られるようにした回転弁
式動力舵取装置を提供するものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第4図は本考案に係る回転弁式動力舵取装置の一実施例
を示す断面図、第5図はウオームシャフトのトーション
バー固定端部の断面図である。
なお、図中第1図〜第3図と同一符号で以って示すもの
は同−構成部材を示すため、その説明を省略する。
これらの図において、ウオームシャフト2のトーション
バー固定端部2aの内周面2bには該シャフト2の軸方
向に沿って複数本のセレーション30が略等分に割振っ
て圧造されると共にこれらセレーション30の終端と連
通ずる環状の逃げ溝31が形成されている。
すなわち、この逃げ溝31はトーションバー固定端部内
周面2bの奥側に形成されて第2図aに示したセレーシ
ョン30の終端A部分を除去するものである。
このためセレーション30はその全長に亘って同一の溝
幅を有している。
前記スタブシャフト1、ウオームシャフト2およびトー
ションバー3の組立ては次の手順によって行なわれる。
すなわち、第6図aに示すようにトーションバー3のウ
オームシャフト側固定端部3aをウオームシャフト2の
トーションバー固定部2aの内周面2bに圧入し、これ
によってウオームシャフト2とトーションバー3とをセ
レーション結合させる。
次にスタブシャフト1をトーションバー3b側より第6
図すの如く挿入し、スタブシャフト1とスリーブ10す
なわちバルブの周方向相対中立位置を得られるよう周方
向の位置を決定し、スタブシャフト1とトーションバー
3を第6図Cの如く同時に貫通孔7をあけ、該孔に第6
図dの如くピン5を圧入する事により固定する。
かくしてこのようなトーションバー3の固定構造によれ
ば、各セレーション30の形状が不揃いとなる終端部分
を逃げ溝31によって取除いているので、トーションバ
ー3のウオームシャフト側固定端部3aをウオームシャ
フト2に圧入する際、圧入開始時から終了時まで均一な
圧入力を得ることができる。
したがって均一な固定力かえられる。
また、セレーション結合に際しては、トーションバー固
定端部内周面2bのセレーション30による盛上り部分
P(第2図す参照)がトーションバー3のウオームシャ
フト側固定端部3aの局面に喰い込んで歯車のように噛
合うため、回転方向の力をトーションバー3が受けても
十分に耐え得る強度が得られ、ウオームシャフト2と一
体に回転することができる。
したがって、バンドル操作に伴ってトーションバー3が
捩られ、上述したと同様に軽い操舵力でバンドルの舵取
りが行なわれる。
なお、上記実施例においてはスタブシャフト1とトーシ
ョンバー3をピン結合させた場合について説明したが、
本考案はこれに何ら限定されるものではなく、スタブシ
ャフト1のトーションバー固定端部内周面1bにセレー
ションと逃げ溝を形成して、ウオームシャフト2とトー
ションバー3の結合と同様、セレーション結合させるこ
とによって固定してもよい。
また、上記実施例はセレーション30を4個所に設けた
場合を示したが、この数に何ら特定されるものではなく
、要は2個所以上であれば何個所でもよく、またウオー
ムシャフトのトーションバー固定端部内周面2bの全周
に亘って形成されるものでもよい。
以上説明したように、本考案に係る回転弁式動力舵取装
置によれば、ウオームシャフトのトーションバー固定端
部内周面に軸方向のセレーションを複数本形成すると共
にこれらセレーションの終端部と連通ずる環状の逃げ溝
を形成し、この内周面にトーションバーの一端を圧入し
てセレーション結合させたので、安定した圧入力で良好
なセレーション結合を得ることができる。
このため、セレーションはトーションバーの外周面に良
好に喰い込むので、捩りモーメントに対して十分耐え得
る安定した固定強度を得ることができる。
また、セレーションは加工性に優れ、コスト的にも安価
であるほかピン等による従来の固定構造における不都合
を解消できるため、操舵性能を向上させ得るなど、多く
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転弁式動力舵取装置の一例を示す断面
図、第2図はウオームシャフトのトーションバー固定端
部内周面にセレーションを形成したもので、aはその断
面図、bはa図のI−I線断面図、第3図はウオームシ
ャフトにトーションバーをセレーション結合させた要部
断面図、第4図は本考案に係る回転弁式動力舵取装置の
一実施例を示す断面図、第5図はウオームシャフトのト
ーションバー固定端部の断面図、第6図a、 b。 C,dはスタブシャフト、ウオームシャフトおよびトー
ションバーの組立てを説明するための図である。 1・・・・・・スタブシャフト、2・・・・・・ウオー
ムシャフト、2a・・・・・・トーションバー固定端部
、2b・・・・・・トーションバー固定端部内周面、3
・・・・・・トーションバー、3a・・・・・・ウオー
ムシャフト側固定端部、訃・・・・・ロータ、10・・
・・・・スリーブ、16・・・・・ゼストン、18・・
・・・・シリンダ本体、20・・・・・・セクタシャフ
ト、30・・・・・・セレーション、31・・・・・・
逃げ溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンドル操作により回転するスタブシャフトと、このス
    タブシャフトに同軸的に設けられた円筒状のウオームシ
    ャフトと、一端が前記ウオームシャフトの内周に固定さ
    れ、他端が前記スタブシャフトに固定されたトーション
    バーと、前記スタブシャフトに設けられたロータおよび
    前記ウオームシャフトに設けられたスリーブとから構成
    される回転弁と、前記ウオームシャフトの外周にウオー
    ム結合し、該ウオームシャフトの回転によりシリンダ本
    体内を軸方向に移動するピストンと、このピストンの移
    動により回転するセクタシャフトとを具備してなる回転
    弁式動力舵取装置において、前記トーションバーのウオ
    ームシャフト側固定端部を前記ウオームシャフトのトー
    ションバー固定端部内周面に圧入固定するに際し、前記
    トーションバー固定端部内周面に軸方向のセレーション
    を複数本形成すると共に環状の逃げ溝を前記セレーショ
    ンの終端と連通ずる如く形成したことを特徴とする回転
    弁式動力舵取装置。
JP17628479U 1979-12-21 1979-12-21 回転弁式動力舵取装置 Expired JPS6024679Y2 (ja)

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JP17628479U JPS6024679Y2 (ja) 1979-12-21 1979-12-21 回転弁式動力舵取装置

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Publication Number Publication Date
JPS5695972U JPS5695972U (ja) 1981-07-30
JPS6024679Y2 true JPS6024679Y2 (ja) 1985-07-24

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ID=29686923

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JP17628479U Expired JPS6024679Y2 (ja) 1979-12-21 1979-12-21 回転弁式動力舵取装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH072355Y2 (ja) * 1987-12-28 1995-01-25 リズム自動車部品製造株式会社 動力操舵装置

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JPS5695972U (ja) 1981-07-30

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